全部脱いで仰向けになってと言われて、座ったまま素直に服を脱ごうとしたら留美に止められた。
「私が、ぬ……脱がせ……る……から……っ」
「……あ、お、おう……」
こちらに手を翳して凛とした振る舞いをしようとしたようだが、言葉半ばにして赤面して俯いてしまった。激しく和む。
待つこと十数秒、沈黙の間に恥ずかしくなったので、一度イチモツをしまうことにする。赤面した女の子をじっと見つめる、アレを晒した高校生男子という構図がやばすぎる。
留美が顔を上げた。
「…………」
何故か睨んでくる。君が自爆したんですやん……。
「八幡、お手。間違った、バンザイして」
「それ間違えるとこか?」
明確な悪意を感じながらバンザイをすると、Tシャツの裾を掴まれた。留美は目を閉じてすーはーと呼吸を2往復させると、Tシャツを一気にずり上げた。視界が一瞬白で覆われ、すぐさま留美の紅潮した顔が現れる。上半身裸になると、留美は驚いたように俺の裸体を見つめた。
「…………」
「……留美? どうした? 今お前が目にしてるのは極めて一般的な体格の野郎の裸だぞ」
「ちょっと静かにして」
「あ、はい」
俺が悪いことをしてるかのような扱いだ。
「…………」
留美は尚もじっと俺の身体を見つめ続ける。一体この後どうするのかと思いながら見守っていると、俺の胸にそっと手を触れた。熱を纏った雪のような手にしゅるしゅると胸板を撫でられると、くすぐったさとぞわぞわとした官能が身体の芯から湧き出てくる。
「……下も、脱がないと」
惚けた表情で俺の胸板を見つめたまま、留美が呟く。下は自分で脱げば良いかと思ったが、留美に仰向けになってと言われた。まだ全部脱いでないのになと思いながら仰向けになると、留美はベルトをかちゃかちゃと外してジーンズの腰の部分を掴んだ。意図を察して留美の動きに合わせて腰を浮かせると、ジーンズが一気に脱がされた。ボクサーパンツのみの姿になると、留美は今度は太ももを物珍しそうにすりすりと撫でてきた。くすぐったく感じつつも、留美の振る舞いを見て思ったことをそのまま口にする。
「なあ、留美」
「……なに?」
「俺の身体をそんだけ撫で回してると、なんか変態みたいだな」
「…………」
耳に息を吹きかけられた。
びくっと反応してテントの硬度が増すと、留美は勝ち誇った顔で笑った。何なのこの子、可愛い……。
「んっ」
「んっ?」
和んでいたら更にキスもされた。 ……口封じの吐息とキスって何なの?
「……これも、脱がせるから」
パンツを留美が掴む。さっきも同じことをしたが、二度目でも若干緊張しているようだ。
腰を浮かせると、パンツが一気に引き下ろされた。
ぶるん、と肉棒が勢いよく、天を突くようにいきり立つ。
「……っ」
留美は肉竿を凝視したまま吸い寄せられるように顔を近付けてきたが、唇が触れる寸前のところでぴたりと止まり、いけないと自分に言い聞かせるように頭をぶんぶんと振った。じっくり責めるにはいきなりここを責める訳にはいかないと判断したのだろうか。かと思えば顔を離す寸前に匂いだけは嗅いでいった。ううん、やっぱりこの子は変態かもしれない……。
「八幡……」
「え……っ」
蕩けるような甘さの声が耳朶を犯す。驚いて顔を上げると、留美の表情は色香に塗れていた。
今さっきまでの、和やかなやりとりの時間は終わったのだと知る。
留美が俺の腰を跨ぎ、腰の横に膝を付いて俺を見下ろす。透き通るような白さの肌に纏われた黒の下着は、留美の魅力を何倍にも跳ね上げていた。足を開くことで肉丘が見えそうになっていて慌てる。
「お、おい、留美、見えちまうぞ、良いのか……っ?」
さっきは見られるのを物凄く恥ずかしがっていたのに……と思いながら尋ねると、留美はくりんと首を傾げて、俺の言葉の意味を探ろうと視線を降ろした。
「……見ちゃ、だめ」
「え……うおっ!?」
てっきり顔を真っ赤にするのかと思っていたら、口を端を微かに上げて妖しく微笑んだ。身体を折り曲げて覆いかぶさってくると、恐ろしい程の昂揚感が湧く。俺の顔の横に手を付いて四つん這いになると、無垢で妖艶という矛盾した魅力を備えた留美の匂いに頭がくらくらとする。
「これなら、見えないでしょ?」
鼻先が触れ合う程の距離で、留美がうっとりと目を細める。余りの艶っぽさに目を見開き、シーツを強く掴んだ。このままこの子の柔らかい尻を掴んで、己の欲望をねじ込んでこの子の全てを自分のものにしたい、という欲求が湧いて出て来る。しかしそんな欲求も、己が律する前に留美が身体を重ねてきたことであやふやになってしまった。
「……んむっ」
留美の身体と唇が重なった瞬間、甘美な電流が全身を余すことなく貫いた。柔らかくて、汗によりしっとりと湿っていて、凶悪な程牝の匂いを漂わせる留美の身体は、触れ合っただけで射精してしまいそうな程気持ち良かった。
「んっ、ふぅんっ、ちゅる、れろっ、ぴちゃぴちゃ、れるっ、んくぅ……んっ、んん……っ」
留美が淫猥に舌を絡め、唾液を流し込んでくる。俺の舌を咥え込むと唾液を蓄えた口内でじゅるじゅると扱き、俺の舌に己の体液を擦り付けた。留美の手は俺の耳を撫でさすり、耳に指が入ると、ぞくぞくとした異物感に襲われた。
留美が口を離す。口を半開きにして、可愛らしい舌を出したままだ。たまらなくなって唇に吸い付くと、今度は俺の首に腕を回して甘えてきた。
「ん……っ、んはぁっ、ちゅるっ、れろっ、はぁっ、はっ、はぁぁ……っ」
舌をしゃぶられながら、留美は恍惚とした表情で俺を見つめ続ける。留美の口の甘さが増している気がしてどんどん興奮していく。留美の舌に乗った唾液を万遍無く舐めとると、留美は口を離して俺の首にキスを始めた。
ちゅっ、ちゅるっ、と音を立てて、お返しと言わんばかりに吸い立ててくる。続いて耳に口付けして、舌先で耳の中を犯す。いやらしく立てた水音は大音量で脳内に染み込み、夢と現実の境が曖昧になる。
散々舐めしゃぶった後、ようやく耳から唇を離すかと思った時、
「私は八幡のもの。……八幡も、私のもの……」
ぽそりと強烈なことを呟かれて、益々官能が昂ぶった。
留美の舌が首より下に伸びてくる。胸はまるで汗を全て舐めとるが如く丁寧に舐め取ってきた。
「……れろっ」
「うぁっ!? そこは……っ」
乳首をぺろりと舐められて、思い切り反応してしまう。俺の表情を少し驚いた顔で見ていた留美は、悪戯っぽい笑みを浮かべて乳首を執拗に舐め始めた。もう片方の乳首を空いた手の指の腹でこねくり回されて、身体がびくびくと跳ねてしまう。
「こ、こら、やめ……っ」
俺の懇願も、留美の嗜虐心を煽るだけのようだ。留美は更にねっとりと乳首を舐め回す。
これ以上されたらどうなるか分からない――と思い、抵抗の為に留美の下腹部に手を伸ばした。
――ずぬり。
「あっ――」
右手中指がいとも簡単に留美の淫裂に呑み込まれると、留美は糸が切れたように覆いかぶさってきた。俺の頭を掴んでびくびくと震えている。
「だめ、今、そこ、だめ、今したら、すぐ、イっちゃ、……っ」
留美の声が不安げに揺れている。中指の先にこつんと当たる存在に気付き胸が高鳴る。
「ん、どうした、今したらどうなるんだ?」
「いや、恥ずかし……あぁぁぁっ!?」
左腕で留美の背中を拘束して、中指を伸ばしたまま何度も抜き差しして留美の大事な入口を小突くと、留美はおとがいを上げて激しく喘いだ。
「だめだめだめだめイクイクイっちゃう……っ」
抱き付かれ耳元で甘ったるい嬌声を上げられ、嗜虐心が最高にくすぐられる。
指を折り曲げて膣肉をにゅぐりと抉ると、
「んんっ……うぅぅぅぅ……っ!」
俺の耳に唇を押し付けて、全身を激しく痙攣させた。手首まで温かい液体に浸される。
息を荒げた留美が、拗ねた顔で見つめてきた。
「……ばか」
「……留美が可愛い上にエロすぎるのが悪い」
「やっ、ちょ、今指動かしたらだめ、お願い、抜いて……っ」
「……しゃあねえなぁ」
ゆっくりと中指を引き抜くと、留美はおでこ同士をこつんとぶつけて、再び「……ばか」と呟いて唇を重ねてきた。
「……私も、八幡のこと、気持ちよくしてあげる……」
留美は力の抜けた笑みを浮かべると身体を離し、ずるずると身体を後退させ、俺の足の間に座った。
留美の手が足の付け根に添えられる。
留美が口を開けてゆっくり顔を下ろしてくると、ほんの数秒後に訪れる快感を思ってぶるりと震えた。
続く。
ルミルミでした。
昨日はお休みしたので、代わりに本来定休日である今日投稿しました。
それでは、また明日ここでお会いしましょう(^^)!
今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!