※この作品はR-18です。

俺ガイル 日常の何気ないエロス。   作:高橋徹

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 疲れ果てて眠る、という状況は経験したことが無かった。

 普段寝る前に勉強や読書、ゲームをしている時なら、もう眠いと思った時点で布団を被る。何度目かの心地良い眠気の波が来たら、それに逆らうことなく眠りに就いていた。

 

 けれど、今日は。

 今日は違った。

 

 疲労による眠気の波が来ようとも、それを上回る快楽に溺れて、どれだけ疲れていると分かっても眠ることがなかった。

 そして、あるラインを越えた時、ふっと意識が途切れたのだ。

 それは、俺だけでなく、

 

「……ん……っ」

 

 隣で小さく縮こまっている、留美も同じだったようだ。俺の意識が飛ぶ寸前、留美も静かに目を閉じたのが見えたから。

 

――一度射精をした後、留美はどんどん貪欲になっていった。

 硬いままだった肉棒をしゃぶり、俺も責めたいと言うと横向きの69の体勢で互いを責め合った。ショーツの割れ目から指は入れて良いのに、見るのはだめという留美の謎のこだわりにより、小ぶりなお尻をひたすら凝視しながら指で弄るという不思議なことをしていた。今の状況と同様で見ようと思えば見られたのだけれど、不思議とそういう気にはならなかった。

 

 留美の舌遣いや唇の締め付けは回を追うごとに上達していき、こちらの射精体力が無くなっていくのと反比例して、肉棒に与えられる快感が増していった。互いの顔が見えない体勢でもどこが気持ち良いか、どんな風に舐めるのが気持ち良いのかと幾度となく聞かれて舐められ続けて、肉棒は意識を失う直前まで硬度を失うことは無かった。

 

 お互い眠る直前は、一回目の時と同様に俺が仰向けになって、留美は四つん這いで口淫をしていた。俺の反応を窺いながらも頬をすぼめて顔を艶めかしくスライドさせる光景は目に焼き付いている。

 俺は仰向けでそのまま寝ていたようだが、留美は俺にくっついて寝ていた。寝る直前に移動したんだろうか。

 

「…………」

 

 状況を整理する。

 今日は休日。

 小町は気を遣って出かけている。

 留美は現在勝負下着(可愛い)。

 俺、全裸。

 本番一歩手前の行為に溺れる。

 ものすごく溺れる。

 それはそれはもう、溺れる。

 

「……うわぁ……っ」

 

 思い出したら、一気に恥ずかしくなった。

 留美の誘惑に、いとも簡単に屈している。

 もう少しすれば流石に小町も帰ってくるだろう。取り敢えず起きて片付けを――と思い、身体の向きを変えて留美を起こすことにする。

 

「おーい、留美、起きろー」

 

 横向きで留美と向き合い、抱きしめながら頭をぽんぽんと撫でる。

 

「んん……っ」

 

 留美が俺の胸におでこをくしくしとこすり付ける。激しく和むが、起きない。

 

「おーい、留美―、留美さーん」

 

 今度は耳を撫でてみる。

 

「ん……っ、あっ、んぁ……ふっ、んんん……っ」

「…………」

 

 悩ましい声に、あっと言う間に勃ってしまった。留美のへそにぐりぐりと切っ先が押し付けられている。

 

「留美―、起きろー。俺もやばいー」

 

 割と切実に訴えかけるが、留美は一向に起きない。よっぽど疲れているのか、寝起きが悪いのか。

 

「ん……っ」

「え……うぉっ!?」

 

 不意に、留美の手が肉棒を掴んだ。

 

「んー……」

「お、おい、留美?」

 

 留美は目を閉じたまま、機嫌を損ねた子供のような唸り声を上げて――肉棒を、自身の太ももで挟んだ。淫裂に触れそうで触れない、ぎりぎりの位置で。

 

「うぐぅ……っ!」

 

 へそに当たるのは睡眠の邪魔になると判断したのはまだ分かるが、だからってなぜ太ももの間に……!? 何これ、癖なの? 挟むのが癖なの? 普段ぬいぐるみとか挟んじゃってるの?

 留美の太ももはすべすべとしていて、女の子特有の柔らかさがある。留美が身を僅かに捩るだけでも肉竿がきゅむきゅむと締め付けられ、あっと言う間に硬度が増してゆく。

 

「ん……っ」

 

 留美は気持ち良さそうに寝息を立てて俺に密着してくる。柔らかな肌とレースの下着の感触が興奮を高めて、鈴口から先走りの汁が滲み出るのを感じる。

 

「や……ばい……っ」

 

 無理に引き離すのも……と思い、目を閉じて震えながら我慢していると。

 

「……八幡」

「……え?」

 

 留美が目を覚まして、不思議そうにこちらを見ていた。

 俺の顔を見て、そして自身の足に目をやる。

 

「……八幡、貪欲」

「いや、留美がやったんだぞ」

 

 ナチュラルに罪を着せられた。

 俺のツッコミを意に介さず、留美は仄かに頬を赤らめながら太ももの間の肉棒の感触を確かめている。もぞもぞと足が動く度に快感で腰が引けてしまう。

 

「……これ、気持ち良いの?」

「……ああ、正直かなりやばい」

 

 俺の言葉に、留美は小さく笑みを浮かべる。そして徐に俺の乳首に吸い付いた。

 

「うぁ……っ!」

 

 瑞々しい唇に乳首を挟まれ、留美の太ももがもぞもぞと動く。先走りの汁が溢れ出して潤滑油となり、一気に官能が高まる。

 

「お、おい、留美……っ!」

 

 せめてもの抵抗で留美の尻を掴む。手をいっぱいに広げて揉みしだくが、留美は艶めかしい吐息を漏らすもののまるで止まらない。そもそもこの体勢を維持すること自体がきついので、中々頭が回らない。

 

「んふぅぅ……ちゅぴ、ちゅっ、ちゅぴっ、ちゅる、ちゅくく……っ」

 

 水を飲む猫のように一心不乱に留美が乳首を舐め回す。行為に興奮しているのか、留美の下腹部がしとどに濡れてきた。横向きでも肉棒まで熱い淫液が伝わり、身体の内側が焼け付くような感覚を覚える。

 

 ずちゅっ、ぐちゅっ、にちゅ、くちゅくちゅ。

 

「あっ、やっ、ば……留美、もう、……っ」

「……っ」

 

 留美が小さく息を呑む音が聞こえると、留美は口を離して太ももをこすり合わせる速度を一気に上げた。加えて腰をぐりぐりと動かして締め付けを強める。

 

 ぐちゅにちゅにちゃちゅくちゅくく……っ。

 

「うぁぁぁ……っ! も、もう、出る出る出る出る……っ」

 

 下半身が決壊する瞬間、留美の唇が乳首を強く吸い立てた。気をやられそうな快感に撃ち抜かれて、

 

――ごびゅっ、ぶびゅるっ、びゅぶぶっ、びゅっ、びゅる……っ。

 

「あっ、うぁっ、あっ、あっ、あっ、あ……っ」

 

 留美を抱きしめたまま、太ももの間に大量の白濁をぶちまけた。

 虚脱感に襲われていると、留美が頭を撫でてきた。

 

「……ん、よく頑張りました」

「……すげえ恥ずかしいんだけど」

 

 元はと言えば君の寝相から始まったんだけどね?

 留美の下半身が誇張無しで凄いことになったので、流石にもうシャワーを浴びないといけない。

 

「留美、身体洗った方が良いぞ。あ、でも下着……」

「大丈夫、替えは持ってきたから」

「え」

 

 何その準備の良さ。

 

「……じゃ、じゃあ、その……一緒に入るか」

「それは今度のお楽しみ」

 

 鼻の先をつんと突かれた。恥ずかしくて死にそう。あ、留美の顔も赤い。相変わらず自爆攻撃が得意ですこと……。

 起き上がって、取り敢えず留美の太ももをティッシュで拭きとる。留美は起き上がって、足をV字に広げた。

 

「うわぁ……今日あんだけ出しといて、まだこんなに出すのか……」

 

 留美の内ももを拭き取るという何とも背徳的な匂いのする行為にどきどきしながら呟くと、留美が舌をちろりと出した。

 

「八幡の、すごく濃くて……飲み込むの大変だった」

「……そ、そうか……」

 

 そういやこの子、結局全部残さず飲んでたな……。よくもまあこれだけエロい台詞を平然と……と思ったが、顔を見るとやっぱり赤い。

 

「なあ、留美」

「ん」

「俺としては嬉しいけど、あんまり恥ずかしいなら、その、なんだ、あんまエロい台詞を頑張って言わなくてもいいぞ」

「……こういうのが好きかと思ったんだけど……」

 

 俺ただのエロガッパじゃねえか。間違ってねえけど。

 

「いや、実際嬉しいけどな。もっと言うと頑張ってそういう言葉を言った後に後毎回恥ずかしがってる留美が可愛くて仕方ない」

「……っ、……次から、絶対赤くならないで言うから」

「……それは楽しみだ」

 

 どうやら続ける方針のようだ。

 耳まで真っ赤にしてそんな宣言をされても、こちらとしては和むばかりなんだけど。

 この後は結局、留美の後に俺という順番で別々にシャワーを浴びた。留美がワンピースに着替えた時、今はどんな下着を……と変態丸出しの考察をしそうになって頭をぶんぶん振っていると、

 

「八幡」

「ん」

「私、今は普通の下着だから」

「お、おお、そうか」

「想像してたでしょ」

「してないしてない。何のことだ? 全然してない。まーったくしてないぞ」

「……変態」

「うぐ……」

 

 見透かされて、えらく恥ずかしい目に遭った。

 

 

 その後はしばらく取り留めも無い話をして、日も暮れたので家まで送った。

 

「八幡」

「ん」

「明日はどうする?」

 

 言われて、改めて考える。

 

「……二日連続で今日みたいなことをすると、正直抑制が利かなくなりそうなんだよな……」

「……うん」

 

 留美が俯いて頷く。どうやら今日一日を思い出しているようだ。

 

「明日はLINEか電話くらいにしておいて、また明後日以降、放課後に会うか」

「……うん」

 

 小さな声で答えて、留美が顔を上げる。俺の胸に手を置いて背伸びをすると、目を閉じて唇を向けた。

 

「……ん……っ」

 

 数秒だけ唇を重ねると、眠りから覚めた姫のようにゆっくりと目を開けた。

 

「……送ってくれてありがと。じゃあ、また月曜日に」

「おう」

 

 笑みを交わして、留美が家に入るのを見届ける。

 踵を返して歩き始めると、ぶはっと大きく息を吐いた。

 

「……今日のは……反則だろう……」

 

 口を右手で覆って呟く。顔がひどく熱い。きっと傍から見れば真っ赤なんだろう。

 日に日に、目が眩む程増していく留美の魅力。

 

 俺たちはこれから、一体どこまで行くのか――と、少し怖くなる。

 けれど、それ以上に……二人の関係が確実に深まっていることが、嬉しくてしょうがなかった。

 

 

 

 続く。

 

 

 




 ルミルミでした。エロシーンは一旦終わり(多分)で、もう一度日常シーンに戻ります。

 明日は定休日です!週休二日制に皆さんにも慣れて頂いたのか、お休みの日のUAも安定してきました。今後ともよろしくお願いします(^^)!

 それでは、また【明後日】ここでお会いしましょう(^^)!
 今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!
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