幼さの残る魅惑的な身体の、一番大事な場所に手を伸ばす。手のひらを上にして中指をスリットに沿わせると、指の腹が心地良く沈み込んでいく。指の体積分だけ溢れ出した蜜が、幼い容姿と矛盾したいやらしい牝の匂いを漂わせる。
指先で小さな穴の入口を感じ取り、つぷりと挿入する。
「んぁ……っ」
留美の声音が妖しさを帯びた。
――今までも、指を挿入させるという行為は幾度となく行ってきたけれども。
目の前でひくつく性器を見ながらするのとそうでないのとでは、とてつもない隔たりがあることに気付いた。
じっくり責めるつもりでいたのに。優しくするつもりでいたのに。
気が付けば、中指を躊躇することなく折り曲げていた。
ぐにゅりぐちぐちゅじゅぽじゅぽじゅぽじゅぽ……っ。
下品なまでに激しく水音を立てると、留美が目を見開いて綺麗な顔をくしゃりと歪ませた。
「っ!? やっ、そんないきなり激しく……あぁぁぁぁっ!!」
留美がシーツを掴みながら、あっと言う間に絶頂に達する。
「やっ、だめ、止めて、死んじゃう、死んじゃうって言ったのに……んはぁぅっ!」
留美が二度目の絶頂に達した時、一際反応が大きい場所を見つける。そこを入念に押し込むと、留美はまるで何かに憑りつかれたかのように身体を弓なりに反らせて痙攣する。
「あっ、うぁっ、あっ、あぁぁ……っ」
尚も敏感な場所を指の腹で抉り続けると、留美は涙を流しながら愛液を噴き出していく。あれほど恥じらっていた足がだらしなく開かれ、羞恥を感じる余裕さえないのだと分かった。
留美の耳元に唇を寄せる。
「留美、綺麗だ」
言いながら、中指で膣肉をめいっぱい押し込む。
「や……んあぁぁぁぁっ!!」
普段の凛としたお嬢様然としたイメージを吹き飛ばして、獣のような声で留美が喘ぐ。綺麗だと言ってから、膣肉の締め付けが明らかに増した。
「留美、綺麗だ。本当に綺麗だ。もっと見たい」
「やめっ、だめ、今それ、ほんとに……あぁぁぁっ!!」
絶頂に達する閾値がどんどん下がっているのか、イクまでの時間間隔がどんどん狭まっていく。心配になるくらいのイキように、指を離した。
「あっ、うぁっ、あっ、うぅっ、ばかぁ……っ」
度重なる絶頂の余韻で、断続的に身体を跳ねさせながら、留美が涙目で俺を睨む。可愛らしい顔で睨まれてもこちらは和むばかりなのだけど、それは言わないでおこう。
半開きになった留美の口を見て、ごくりと喉を鳴らす。
「留美、お互い脱ぐか。俺もしてもらいたい」
言うと、留美は気だるげに身体を起こして、俺の頬をぷにっと指で突いて「わかった」と答えた。仕返しがささやかすぎて和む。
留美に膝立ちしてもらい、汗と愛液ですっかり色合いが変わってしまったワンピースの裾を掴み、一気に剥ぎ取る。
「…………」
全体像を露わにした留美の裸体を見て、ただただ見惚れる。
さっきまでの流れで唯一目にしていなかった、可愛らしいへそに目が行く。
…………。
「……綺麗だな」
「変態」
視線がバレバレだったようで、顔を赤らめた留美に再び頬をつつかれた。念入りにぐりぐりしてくる。
「いや、今のは留美の顔も身体も綺麗だって意味で」
「おへそ見ながら言う言葉じゃないでしょ」
「へそも綺麗だぞ」
「…………」
「いででででで」
両頬を指でぐりぐりされる。眉を八の字にして片頬を膨らませている留美の表情が強烈に可愛い。
「八幡の、脱がせるから」
ぷりぷり怒ったままの留美が、俺のTシャツの裾を掴む。「ほら、万歳して」とまるで母親の口調で言われて、思わず笑いながら両手を上げた。
ぺろんと捲られて、一瞬だけ視界が白く覆われた後、真っ白な留美の身体が再び目に飛び込む。
「…………」
留美が真剣な表情で俺の身体を見ている。
「留美」
「なに」
「変態」
「…………」
膝に手を付いて、留美が俯く。顔が真っ赤だ。
髪をくしゃくしゃと撫でると、上目遣いで睨まれた。更に撫でてやった。
「じゃあ、こっちも頼む」
言いながら、ベッドの上に立つ。寝転がって中身を晒すよりも、こちらの方が嗜虐心がそそると思っての行動だ。
「……っ、わ、わかった……っ」
留美が緊張しているのを見て、思惑通りだと内心笑う。
ベルトを緩め、ジーンズを脱がせ、パンツに手を掛ける。留美が下腹部に顔を近付けて、すんすんと鼻を鳴らしているのは見なかったことにした。
ひと息にパンツを下ろされると、滾った肉棒がぶるんと飛び跳ねた。留美の鼻先を掠めて上向きにそそり立ち、先走りの汁をぷっくりと滲ませている。
留美の細い喉が、小さく鳴った。
「……八幡、の……気持ち、良く、しないと……っ」
たどたどしい口調でうわ言のように呟き、口を開けて顔を震わせながら近付けてくる。慌てて留美の顔を押さえると、「なんで邪魔するの……?」と言わんばかりに首を傾げられた。
「お互いに、な?」
言うと、留美は更に首を傾げた。何だかシュール。
「……あれだけめちゃくちゃにしておいて、まだするの?」
正論だった。
「今度は口でするから、さっきよりも冷静に出来るぞ」
俺の言葉で、これから何をしようとしているのかが分かったのだろう、留美が顔を真っ赤にする。
「……変態。あと、口だから冷静に出来るって言う理由がわかんない」
「…………」
それもそうだった。
さっきだって、指を挿れる直前まではじっくり責める気満々だったしな……と思い返す。
しかし。
「いいからするぞ。大丈夫、留美の口があまりにも気持ち良かったら俺は責める余裕が無くなるから。な?」
強引に押し切ろうとすると、留美は口を尖らせた。
「……それ、逆も有り得るんだけど……」
その通りだった。
どう論破したら良いか……と考えていると、留美の最後の言葉は抗議ではなく愚痴だったようで、諦めて仰向けに寝転がった。よしよし、これで69を存分に……って、んん?
「留美。俺が下になるつもりだったんだけど……」
俺の言葉に、留美がぴくりと反応する。しかしそっぽを向いて何も言ってこない。
「……なに、俺に一方的に責められたいのか?」
俺が上に乗れば、体重的に留美はかなり苦しくなる。留美の口をオナホのように扱って腰を突き立てて、淫裂を口と指で好き放題するという図が目に浮かぶ。
「……鬼畜な八幡なら、これくらいしてくると思ったんだけど」
留美がそう言いながら起き上がる。この子の中で俺は一体どんな悪辣非道な男に……と思ったけど、ついさっきまで好き放題指で嬲ってたな俺。今日に至るまでを思い返しても、身に覚えしかない。
「流石に俺が上になるのは、留美が本気でやばいと思う。だからな、ほら」
言いながら、仰向けになって両手でちょいちょいと手招きをする。
「遠慮せず、俺の顔に跨れよ」
「……………………………………………」
留美の目が、それはそれは細くなった。
微笑む時の目の細め方ではない。
何ていうか、殻が取れた蝸牛を見るような目だ。
出会ってから今までで、一番冷たい目だった。
ちょっとぞくぞくするけど、ここで新たな性癖に目覚めてもしょうがない。
仕切り直すように、起き上がってあぐらをかいて留美を抱き寄せる。間髪入れずに留美の唇を奪い、背中をぎちぎちと抱きしめて舌を絡める。
「んむっ、んぶっ、んちゅるっ、んっ、ぢゅるっ、んんん……っ、ごく、ごく、ごく……っ」
唾液を入念に流し込み、背中と尻をぐにぐにと揉みしだく。留美の表情は見る間に蕩けて従順になっていった。
数分間舌を絡め合うと、口を離す頃には留美の顔は完全に出来上がっていた。
「よし、跨れ」
「…………」
さっきの態度とは一変して、惚けた表情で俺を見つめたままこくんと頷く。
留美の身体を離して、再び仰向けに寝転がると、留美は立ち上がって恥ずかしそうに俺を見つめた。
続く。
ルミルミでした。お久しぶり。薬屋のひとりごとが好きです。
明日は都合によりお休みします!
今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!