※この作品はR-18です。

俺ガイル 日常の何気ないエロス。   作:高橋徹

370 / 700
 冬コミと夏コミ、それぞれの宣伝を後書きに書いています。ぜひご覧下さい(^^)!


(69)

 映画は続く。最初の方をちゃんと見ていなかったが、それとなく展開は掴みながら漫然と鑑賞を続ける。

 

「……ん……う……ぁ……っ」

 

 右の乳房のローターを弱に設定してから5分程。留美は時折こちらをちらちらと見ては、悩ましい吐息を漏らしている。歳に比べて随分と大人びた顔つきは妖しさを帯びて、スクリーンの光を浴びた横顔は見惚れてしまう程艶めかしい。

 右の乳房に付けたもう一つのローターを作動させて、留美の右肩に手を添えて抱き寄せる。右腕の下に腕を滑り込ませ、慎ましい胸を鷲掴みにした。

 

「……ぁ……っ!? ……ぅ……ぁ……っ」

 

 言葉にならない嬌声を上げて、留美が泣きそうな瞳をこちらに向ける。じっと見つめ返しながら、成長途中の乳房を揉みしだく。5本の指の動きに呼応して、華奢な肢体がびくびくと跳ね回る。

 スイッチを止めると、「……え……ぁ……っ?」と留美が惚けた声を漏らし、とろんとした瞳で見つめてきた。嗜虐のざわめきが背中を駆け抜けて、溢れ出す本能を抑えるのに必死になる。

 

「しばらく休むか」

「……しばらく……って……どれくらい……?」

「さあてな、どれくらいだろう」

「……そんな……んうぅっ!?」

 

 留美が綺麗に整えられた眉を不安げににひそませた瞬間、クリトリスを挟んだ2つのローターのスイッチを一気に入れた。しかも弱ではなく中に設定する。ぶぃぃぃ……と振動する音が、俺にだけ微かに聞こえてきた。静音設計なんて書かれていたけれど、思っていた以上に音が小さいらしい。映画は静かなシーンが続いているが、誰も怪しむ人は居なかった。

 

「だめ……だめ……だめ……っ」

 

 留美が目に涙を溜めて首を振り、胸元に抱き付いてきた。こちらの首に唇を押し付けて「うぅ……うぅぅ……っ」と涙混じりの甘美な嬌声を漏らす。前の座席から見れば、足を流した留美が俺にしっかり抱き付いているのが見えるだろう。留美の余裕が削り取られているのが明白だった。

 

「いいのか、タオルから腰を浮かせて。下、ぐしょぐしょになるぞ」

 

 俺が放つ意地悪な言葉にも、留美は「だめ……だめ……っ」と首を振るばかりだ。留美が子供っぽい振る舞いをしながらも、牝の匂いをどんどん濃くしていく様に、悪戯心と嗜虐心が途方も無く増して行く。

 

「しょうがねえな……」

 

 芝居がかった口調で言って、ローターのスイッチを切る。先程スイッチを切った時よりもぼうっとした表情で俺を見つめる留美の両肩を掴む。

 

「ここに座るんだ」

 

 言って、股座をくいくいと指差す。カップルシートの仕様なのか、他の場所に比べて座席の奥行きがある。線の細い留美一人を座らせるくらいは何ともなかった。

 留美は俺の指示に目を見開くも、特に抵抗することもせず腰を上げる。薄闇の中、留美が上げた腰とタオルの間に滴る何かが見えた。留美のタオルを持つと股座に置き、来い来いと手招きをする。留美は俺の前に来ると恐る恐る前を向いて、ワンピースの裾を捲ってそっと腰を下ろした。

 留美のお腹に腕を回し、きゅっと抱きしめる。

 

「あ……っ」

 

 ローターのスイッチは入れていないが、留美の身体がぶるりと震えた。艶やかな黒髪を横に流して、耳元に口を寄せる。

 

「映画、まだ30分くらいしか経ってないな」

「……さんじゅっ……ぷん……」

「ああ、まだまだ続くぞ」

「まだ……まだ……っ」

 

 まるで催眠術にかけられたかのように、留美が俺の言葉を呆然と繰り返す。

 留美が俺の手をそっと握り返し、振り返った。期待、不安、興奮、恐れ、、喜び、躊躇……様々な感情が入り混じった瞳は頼りなげに揺れている。

 留美が唇を震わせ、何かを言おうとする。けれど、すぐに口を閉じて止めてしまった。

 

「……今、何て言おうとしたんだ? 『お好きなように』でも『もう出たい、こんなのやだ』でも、どっちでも良いんだぞ」

「……自分でも、何で言おうとしたのか分かんない……」

 

 けど……、と少し逡巡した後、留美は振り向いた。

 

「やめてほしくは……ない、かも……」

「……っ、……ん、そうか」

 

 興奮が頭の中を掻きむしり、目の前の愛しい女の子をどうにかしてしまいそうになる。手の震えを誤魔化そうとしたが、俺の手を握る留美にはすぐに伝わってしまった。俺の感情の機微が分かったのか、留美は俯いて俺の手を強く握り、小さく喉を鳴らした。

 映画は、まだまだ続く。

 

       ×  ×  ×

 

 映画館の情報では、この作品の上映時間は100分とのことだった。留美を股座に座らせてからおよそ50分の間――つまり映画が残り20分になるまで――、留美の身体を抱き締めながら、様々なやり方で幼くも妖しい肢体を嬲った。

 左の乳房に付いた2つのローターをずっと強にして、その間右の乳房を手でたっぷりと愛撫したり。

 クリトリスを挟んだ2つのローターの内片方を弱、もう片方を強にして戸惑いながらも絶頂する留美を眺めたり。

 膣内に入れたローターを弱にして、お腹の上から優しく撫で続けたり。

 どの場所を動かしても、あまりの興奮により全身性感帯と化した留美は容易く絶頂した。どれだけ激しく達しても声を潜めることを覚えた留美の表情は途方も無くいやらしく、俺の手を握って指を絡める時の動きまで艶めかしくなっていた。

 ここまで、ローターを同時に作動させるのは多くても最大3つまでだった。

 そろそろ、全てを同時に使ってみたい――。

 留美が一体どうなってしまうか分からないが、それでも、この好奇心は止められなかった、止めたくなかった。

 

「留美、全部点けるぞ、いいか?」

「……っ」

 

 振り返った留美が、はっきりと目を見開いた。やがて迷うように視線を彷徨わせて、どこか拗ねたような、それでいて甘えたような声を漏らす。

 

「……どうせ、だめって言ったってやるんでしょ」

「……ん、よく分かってらっしゃる」

「……ばか」

 

 もう、好きにして……と言った留美が、その直後に「あ」と何か思い出したような声を上げた。

 

「口は八幡が塞いでて。……多分、我慢出来ないから」

「……わ、わかった」

 

 留美の言葉に従い、右手でそっと留美の口を塞ぐ。留美が悪戯っぽく指にキスをしてきて、どうしようもなく興奮してしまう。

 ぐっ、と口を塞ぐ手に力を込めると、腕の中で留美がびくりと震えた。

 空いた左手で、次々とローターのスイッチを入れていく。スイッチは漏れなく強にして、7つ全てを点けていく。

 

「……んんんんんんん……っ!!」

 

 留美の身体が弾けるように震え出した。腕の中で華奢な肢体ががくがくと暴れまわり、まるで無理矢理襲っているかのように両腕で取り押さえる。口とお腹をがっちり手で押さえ付けた。

 

「うんんん……うんんん……っ!!」

 

 留美の身体が不規則に痙攣して、電気でも流しているかのように跳ねまわる。全身の毛穴から溢れ出す汗とタオルを浸していく愛液に匂いが入り混じり、発狂しそうな程いやらしい匂いになる。

 

「う……んんんんっ!!」

 

 留美がおとがいを上げて反り返り、前の座席の背に勢い良く透明な液体を噴きかけた。それでも痙攣は収まらず、留美の嬌声は苦悶と獣性が混じり、おぞましく卑猥なものになっていく。

 このままでは周りの人に気付かれるか……と思い、2つ分の座席が繋がっていることを利用して、留美を下にして身を縮めたまま四つん這いになった。猛り切った股間が留美の尻肉に押し当てられ、ローターの振動が胸や腹にまで伝わってくる。

 

「ぅ……ぅぅぅぅ……っ」

 

 同じく四つん這いになった留美が、がちがちに拘束されたまま泣き声を上げる。うっすらと涙を流しながら痙攣を繰り返すが、それでも抵抗はしてこない。

 

 何度も、何度も、何度も、華奢な肢体を反らせて。

 何度も、何度も、何度も、熱い液体が噴き出して。

 何度も、何度も、何度も、絶頂を迎える身体を。

 

 俺は、ずっと押さえつけたまま、じっと見つめていた。

 

       ×  ×  ×

 

 映画が終わる寸前になって、ようやく全てのローターを止める。

 

「……ぁ……ぁ……っ」

「……全部、抜くぞ」

 

 俺の言葉を理解する余裕さえ無いのか、留美は虚ろな目で不思議そうに小首を傾げる。ワンピースを捲って上半身から順にローターを外していくと、汗と愛液でぬらぬらといやらしく光っていた。ごくりと息を呑みながら、ローターの全てをビニール袋にしまい込んで行く。続いて、自分用として持ってきたがまだ使っていなかったタオルを取り出して、留美の全身を拭いていく。顔や首を拭いている時は心地よさそうに目を細め、ワンピースを捲って胸やお腹、更に足や下腹部まで丁寧に拭うと、その度に「……あ……んぁ……っ」と甘い声が漏れた。最後に前の椅子の背や下の床を拭き取り、ぐっしょりと濡れたタオルをビニール袋にしまい込む。留美をそっと抱き寄せると、甘えるように頬を摺り寄せてきた。艶やかな黒髪を撫でると、シャンプーと汗が入り混じった匂いが鼻腔を擽り、未だに勃起が収まってくれない。

 映画のエンドロールを眺めながら、ぽつりぽつりと会話をする。

 

「……次、どこに行くか。カフェにでも行って休むか」

 

 俺の言葉に、留美は「……ん、もういい」と答えた。え、と驚いて視線を下ろすと、こちらを見上げていた留美とぱっちり視線が合う。

 

「八幡の家に行きたい。……もう、これ以上は……っ」

 

 言葉は最後まで続かず、恥ずかし気に唇が閉じられる。

濡れた瞳と、艶っぽい声音。どくりと跳ねた心臓の音が、はっきりと聞こえる。

 館内が明るくなる前に、唇を重ねた。くちゅりと舌を絡ませて、すぐに離す。

 

「……分かった。……行くか」

 

 俺の言葉に、留美は言葉も無く、小さく頷いた。

 

 

 

 続く。

 

 

 

 




 ルミルミでした。いよいよ。

<夏コミ本DL販売開始、冬コミ当選のお知らせ>
〇前回も宣伝しましたが、夏コミで出した本のDL販売を開始しました!!詳しくは活動報告をご覧ください(^^)!
〇冬コミに当選しました。12月30日(2日目)東ア-50bで出品します。
 サークル名「やせん」名義で、俺ガイルSS本を複数名で2冊出します。
 全年齢向けとR-18を1冊ずつ出す予定で、僕はR-18本を担当します。
 表紙及び挿絵は稲鳴四季先生に依頼しています。楽しみ過ぎて……!
 大学生になった八幡と雪乃が温泉旅行に出かけるお話にします。何気ないやりとりも官能シーンもしっとりめです。夏コミにいろはす本との違いも楽しんで頂けたらと思います。

 以上です!仕事が忙しく更新が遅くなっていて申し訳ありません。引き続き程好く頑張ります!

 それでは、今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!
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