※この作品はR-18です。

俺ガイル 日常の何気ないエロス。   作:高橋徹

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(9)

 夢の中でも先輩と重なっていた。

 寝る直前まで先輩とずっとそういうことをしていて、お互い裸のままくっついて寝たら、まるでその続きをしているかのような夢を見た。体力の制限が無くなったかのように先輩が腰を振り続けて、わたしは何度も泣きながらイく。潮を吹いてもお漏らししても気絶しても、先輩は腰を振るのをやめない。先輩が切なそうに眉をひそめると、愛おしくなって唇を重ねる。お互いの汗と汗で身体がぴったりと貼り付いて、本当に気持ち良かった。先輩が射精すると、お腹の中が熱いどろどろしたもので満たされる。射精しても、まだ先輩の腰は止まらない。気持ち良すぎておかしくなってしまいそうで、首をぶんぶんと横に振ると、先輩はわたしをぎちぎちと抱きしめて逃げられなくした。身体の密着度が増して、逃げられないと分かった途端に更に感じやすくなって、もうまともな言葉なんか喋れなくなった。先輩がまた射精する。わたしの奥にたくさん熱いのを注いで、また腰を振る。わたしと唇を重ねる。舌を絡められて頭がぽーっとする。また射精される。もう、幸せすぎて何も考えられない。

 ああ、ずっと続いたら良いな――そんな風に思ったとき。

 

「……ん……」

 

 ふっと、目が覚めた。

 なんだ、夢だったのか……と名残惜しく思ったけど、先輩がいつの間にか腕枕をしてくれていたから、またすぐに幸せな気持ちで心が満たされた。そう言えば前読んだ夢占いの本で、「恋人とエッチをする夢はもっと愛情が欲しいと感じている証!」なんていうのを読んだ気がするけど……何だろう、わたし、もっと先輩とエッチしたいのかな。体力の限界までしてるつもりなんだけど。この休みにまたいっぱいいじめてもらおっと。

 

 一人ドМ計画を立てていると(結構楽しい)、先輩の手がわたしの胸に触れた。優しく探るような手つきで、わたしの肌に先輩の指が食い込む度に吐息が漏れる。先輩の右手はいつの間にかわたしが握っていたんだけど、その右手もゆっくりと動き始めた。するするとわたしのお尻に伸びていく。ふふん、おサルさんめ。朝から盛ってるな。でも、繋いだ手が離れるのが思いの外寂しかったので、名残惜しんで先輩の手首を掴む。先輩はぴくんと反応したけれど、そのままお尻に手を着地させた。

 

「はぁん……あっ、んぅっ、んんん……」

 

 我ながら恥ずかしくなるくらい、朝からとろっとろの声を漏らしてしまう。先輩はきっとわたしが起きてるかどうか判断しかねてるはず。もう起きてることを伝えても良いだろうけど、この曖昧な状態を楽しんでみたい。何だか夜這いをかけられてるみたいですごくどきどきする。

 

 先輩の手つきがどんどん荒々しくなっていく。身悶えすると、先輩が腕枕をした上でわたしの胸を揉んでいるから、前後から挟まれてまるで動けないことに気付いた。そっか、今わたしは先輩のなすがままなんだ……と思っただけで、身体の奥がきゅんと疼く。

先輩の吐息が荒い。先輩はわたしの身体をしょっちゅう「良い匂いがする」と褒めてくれるけど、先輩だって自分が気付かないだけで結構良い匂いがしてるんだけどな。男の子の匂い、って感じ。それを一番強く感じるのは先輩のあそこなんだけど、口でする時に匂いを嗅ぐとうっとりしちゃって、いつもそれを伝えるどころじゃなくなるんだよなぁ……って、今はそうじゃなくて。

 

 先輩とわたしの間に、男と女じゃなくて牡と牝の空気感が作られていく。毛布を剥がされた。どうしたら良いか分からなくなって、腕枕をされたまま先輩に身体を向ける。先輩が一瞬びくりとしたけど、それ以上にわたしは先輩のあそこの硬さにびっくりした。目を伏せてバレないように目を開けた時、反り返った先輩のものがわたしのお腹に食い込んでいるのが見えてしまった。あー、だめだ、わたしもう、めちゃくちゃにされるんだ。される。されちゃう。してほしい。

 

 もうわたしが起きてるのなんて分かってるとは思うけど、それでもこの夜這いの感覚をもう少し楽しみたい。先輩もそう思ってるのか、話しかけてこようとしない。わたしの背中に腕を回してぎゅっと抱き寄せると、わたしの足の根元に手を滑り込ませた。ぬちゃりという生々しい音が聞こえて、恥ずかしさで身体が熱くなる。今わたしの顔が真っ赤なのが、先輩にバレませんように……。

 

「はひぃん……っ、ひっ、ひぅぅ、ひぁっ、ひっ、ひぃん……」

「ひぃんっ! ひっ、はっ、はぁっ、あぁぁ……ひぅぅぅ……っ」

 

 先輩がわたしのあそこを、いやらしい音を立てながらなぞり続ける。先輩の胸板におでこをこすりつけて、先輩の胸の先っぽを吸ってささやかな抵抗を試みるけど、まるで意味を成さない。先輩のあそこを両手で触ると、本当に熱くて、硬くて。触っただけで興奮して、また更に感じやすくなってしまった。

 眠気とはまた違った意味で、意識が朦朧とする。気付けば先輩の腕の中で我慢することなく身体が跳ねて、吐息が漏れていた。

 

「……足、開いてくれ」

 

 先輩の声が頭上から降ってくる。起きてるのがバレてた。そりゃそうだし、別にやましいことなんて何もしてないんだけど、なんだかすごくどきどきする。横向きで先輩とくっついたままだから……と考えて、左足だけベッドに垂直になるように立てる。どんな光景なのか見ていないから分からないけど、きっといやらしいんだろうなと思った。

 

 先輩の指が入る。一本じゃない。二本だ。責め好きだけどいつだって優しくて、わたしのことを気遣ってくれる先輩。その先輩が、いきなり指を二本入れても痛くないだろうと判断するくらいわたしは濡れているんだと、先輩の行動で気付いて恥ずかしくなる。実際、わたしのあそこは、まるで抵抗することなく先輩の指を迎え入れていた。先輩がわたしの中に入ってきた瞬間、何も考えられなくなる程の幸福感が身体に押し寄せる。

 

 先輩が指を動かし始めた瞬間、遠くで小さなさざ波が集まって、段々大きな波になっていくのが感じられた。そしてまとまった大きな波がこっちに迫ってきて、わたしの理性の皮をあっと言う間に剥ぎ取っていく。

 

「あっ、あっ、あっ、……んんんっ!」

 

 全身を電気が駆け抜けて頭の中が真っ白になり、びくびくと痙攣した。先輩のあそこを握り締めたまま、そこに大事な部分をこすりつけるようにしてぶるぶると震える。先輩が戸惑う声が聞こえる。それもそうだよね、いつもよりもずっと、イクのが早いんだもの。

 

「……顔、上げてくれ」

 

 先輩の声が、さっきよりもねっとりとしている。先輩もかなり興奮してるんだ。この後わたし、立てるかな……お手洗い行ってないんだけどな……。色々考えながらも、顔を上げる。口は開いているけど、言葉が出てこない。言葉を紡ぐ代わりに、先輩の唇に犯されたかった。

 先輩がわたしを見て目を見開く。荒げていた呼吸が一瞬止まる。あ、先輩、今わたしに見惚れたな。やったー……なんて思っている余裕はない。きっとすぐに――

 

「あ、うそ……やんっ、ひっ、ひぅぅぅぅ……っ」

 

 先輩が指でわたしの中を強烈にかき回し始める。いつもより感じやすくなっていて、正直怖さもある。だから少しでもその意思表示をしようと首を横に振るけれど、足を閉じることが出来ない。敏感になっていて怖くても、それ以上にわたしの身体が先輩を求めてるんだ。

 ぴちゃぴちゃ、くちゅくちゅ、ぬちゅぬちゅ……。

 先輩はわたしの羞恥を煽ろうとしているのか、わたしの中から溢れ出す水をかき出すようにして激しく音を立てる。その音を聞いてわたしは恥ずかしくなり、実際いつもより感じてしまう。興奮で頭がどうにかなりそうだった。

 

「だめだめだめだめそんなのすぐイっちゃ……んんんっ!」

 

 波があっと言う間にわたしの心と身体を呑み込んで、先輩に抱きしめられたまま身体が跳ねた。先輩の熱とわたしの熱が混じり合って、もうどこが境界線なのか分からなくなっている。先輩の胸板に顔をうずめて、むせるような男の匂い――先輩の匂いを貪る。嗅いだだけで頭がくらくらして、またイっちゃいそうだ。

 

「うつ伏せになって、枕に顎乗せてくれ」

 

 きゅっとわたしを抱きしめながら、先輩が囁く。声音はどこまでも優しいけど、この声のトーンはわたしに決して反対意見を許さない時の声だ。逆らうともっとめちゃくちゃにされて、何時間も泣きじゃくりながら何回も気絶させられるんだ。それも良いかもと思っちゃうけど、ここは素直に従っておこう。

 

「……は、い……っ」

 

 頷いて、返事をする。声が思ったよりも掠れていて、身体からだいぶ水分が抜けているのだと気付く。汗でびっしょりだし、あそこももうぐしょぐしょだ。後で水を飲もう。でもその前に、先輩にとろっとろにしてもらうんだ。

 うつ伏せで、枕に顎を乗せる。

 ……あー、そっか。これならいつでも、わたしは枕で声を押し殺せるな。さっきは先輩の胸に顔を押し付けてたけど、枕ならもっと激しいことをされても大丈夫か。

 時計は見えないけど、きっと朝のそんなに遅くない時間帯なのかな。

 よし、今日はここからスタートだ。

 先輩に、いっぱいいじめてもらおう。

 うっとりと先輩を見つめると、先輩がわたしを見つめ返しながら、ごくりと息を呑んだ。

 

 

 

 続く。

 

 

 




 いろはすでした。とろっとろ。
 いろはす以外でのヒロイン視点も書いてみたいですが、未だに足踏みしてます。機を見てやってみます。

 それでは、また明日ここでお会いしましょう(^^)!
 今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!
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