翌週の月曜日。
いつもよりも早めに学校へ行くと、川崎が既に登校していた。教室を見渡すとまだ誰も来ていない。示し合わせたかのように2人きりになっているこの状況に、何だか笑いそうになってしまった。
ちなみに昨日は川崎と連絡を取っていなかった。土曜日に自宅へ帰った時に川崎からメッセージが届いて、「思い出したら恥ずかしくて死にそうだから、明日は連絡出来ないかも、ごめん」と言われたのだ。連絡が取れないのは残念だったが、一人で悶えている川崎の姿を想像したらとても楽しかった。
川崎が俺に気付いて、仄かに頬を緩ませる。
「おはよう」
「うっす。もう大丈夫か」
「ああ、おかげさま……で……っ」
挨拶を交わすと、一昨日の土曜日のことを思い出したのか、小さく手を上げた川崎の頬が見る見る内に朱に染まる。そんな反応をされると、こっちもどうしたら良いか分からなくなってしまうんだけど……。
川崎の隣、窓際の席に座る。他に誰も居ない教室の端っこに2人隣り合って座るのは、何だか妙な気分だった。
勉強する程集中出来る気分でも無いので、軽く楽しめる本を鞄から取り出す。ぱらぱらと読み始めると、隣の川崎が何もしていないことに気付く。膝の上に手を乗せて、もじもじとしている。机の上には何も乗っていなかった。
「どうした」
尋ねると、川崎がぴくりと反応して、小動物のような目でこちらをちらりと見る。土曜の雰囲気を思い出して、心臓がどくんと跳ねた。
「……な、なんであんたは……そんな、いつも通りに出来るの……?」
こちらの耳に届くのが精一杯の、あまりにもか細い声で川崎が聞く。声よりも、目で訴えかける力の方が強かった。本当に、本当に小さな声だったにも関わらず、まるで神経毒のように身体に染み渡り、川崎の艶めかしい肢体のラインに急に注意が行ってしまう。
「……別に、俺だって平気なフリしているだけだって」
さらりと答えたつもりの自分の声が震えていることに気付く。2人の間の空間が、ぐにゃりと歪んだ。窓から外を見て、まだ誰も登校してきていないことを確認する。教室の前後のドアを見て、廊下にも誰も居ないことを確認する。
「……そ、そっか……ひゃっ!?」
川崎の左手を握ると、可愛らしい悲鳴が上がった。どうしたら良いのかがまるで分からないのか、俺が華奢な指の感触を楽しんでいる間、ずっとおろおろとしている。
ちょっとだけ……と自分に言い聞かせて、繋いでいた手を離して川崎の肩を抱き寄せ、唇を奪った。
「んむ……っ!? ……んっ、ちゅるっ……んふぅぅ……っ」
舌を絡めると、緊張で固まっていた川崎の表情筋があっと言う間に蕩けた。力無く差し出された舌をぱくりと咥えて啜ると、目に涙を浮かべてくぐもった喘ぎ声を漏らす。
川崎の口内を舐りながら辺りの様子を窺う。これくらいが限度だな……と判断して、唇を離した。何事の無かったかのように読書を再開すると、未だに呆けた様子の川崎が「あ……え……?」と戸惑いを見せた。
「あ、え? その……」
不安に怯える子供のように手を震わせて、川崎が俺の手を握る。こちらの右手に両手を添える仕草に、嗜虐心が身体を駆け抜けてぞわりと背中が粟立った。
「……なんだ、もっとしたいのか」
本を閉じて尋ねると、川崎は途端に慌て始めた。
「あ、い、いや、そんなこと……は……っ!?」
右手を伸ばして柔らかな太ももに触れると、川崎は耳まで真っ赤にして固まった。スカートの裾に触れるか触れないかの位置でゆっくりと手を往復させ、内ももまで丁寧に撫でて感触を楽しむ。
「あ、え、え……っ? あ、あの、ちょっと……っ」
いつもの気の強い表情や喋りは鳴りを潜め、身体をふるふると震わせながら、弱々しい視線がこちらの手と顔の間をせわしなく往復する。本当にどうしたら良いのかが分からないようで、俺にされるがままになっていた。
「……嫌なのか?」
「それ……は……っ!?」
言いながら、スカートの中に手を入れていく。川崎は目を見開いて、口をぱくぱくとさせた。ここからどうするのだろうと思ったが、川崎は目をきょろきょろとさせて、誰かが来ないかどうか心配している。やはり止める気は無いらしい。
「んあぁんっ!」
恥丘を中指でぐにりと押し込むと、発情のスイッチが入った悩ましい声が響いた。爽やかな空気が漂う朝の教室に不似合いな、艶っぽい声が周りに染み渡る。
「足、開いてくれるか」
「んっ、んっく、ふぅ……っ、……そ、そんな……っ」
「いいから」
「……っ、……ぅ……ぁ……っ」
語調を強めると、目にうっすらと涙を浮かべてきつく目を瞑り、椅子に手を置いてゆっくりと足を開いていく。ひとりでに開くかのような足の動きにひどく興奮した。ショーツの上からクリトリスをかりかりと擦ると、川崎の背中が小刻みに脈打った。
「あっ、うぁっ、んっ、ふぅんっ、うぅっ、ひっ、うぁぁぁ……っ!」
うっすらと目を開けて、おとがいを上げてなされるがままになっている。
「思った以上に言うことを聞いてくれるな……。じゃあ、上半身裸になるか」
「っ!? な、何言って……ひあぁぁっ!?」
ショーツの中に手を突っ込んで中指を膣口にねじ込むと、川崎の中は既に煮え滾った蜜壺と化していた。愛液をじゅぶじゅぶとかき分けながら、川崎の心を言葉で蹂躙していく。
「冗談だって。まあ、本気で押したらお前は本当に脱ぎそうだけどな。……変態だな、お前は」
「うぅぅぅ……そんなこと、ない……うあぁんっ!?」
大きな声で喘いでしまった自分が恥ずかしくなり、川崎は両手で口を覆う。口では俺の言葉を否定しながらも、直接指で愛撫を始めるとすらりと伸びた足がぱっくりと開いた。
膣内のざらざらとした部分を中指の腹で擦り上げると、川崎は腰をがくがくと揺らして淫蜜を溢れ出させた。椅子に溢れた愛液は雨漏りのように床に滴っている。
「今、お前、自分は変態じゃないって言ったか?」
蜜壺をぐちゅぐちゅと掻き回しながら、川崎の耳元で囁く。吐息がかかった瞬間、淫肉がぎゅっと締め付けてきた。
「……い、言った……っ、あたし、は、変態、なんかじゃ……な、い……っ!」
そう言って、川崎がこちらに顔を向ける。もしかしたら本人は、こちらに屈していないと言う気丈な意思表示をしようとしていたのかもしれないが――現実は、汗を滲ませて瞳は涙ぐんで蕩けていて、口は半開きになっている、発情しきった牝の顔をしていた。
「そうか、そうか、変態じゃないのか」
言いながら、川崎の耳に唇をぴとりと付ける。細い喉がこくりと鳴った音がした。
「朝からキスをしただけで物足りなくて、太ももを触られても止めようとせず、大事な所をいやらしい音を立ててかき回されてとろっとろに蕩けた顔をしているけど、変態じゃあないんだな?」
「……っ!!」
川崎が目を見開いた瞬間、川崎の両手を左手一本で押さえて、右手中指を抜き挿ししながらも折り曲げて、膣肉を一気にかき回した。川崎の膣肉と思考をごりごりと抉る。
「うあぁぁぁぁっ!? いっ、ひぐっ、うぐぅぅ……っ!!」
「ほら、イけよ、朝の教室で、もうすぐ誰かが来るかもしれない教室で、みっともなくエロい声で叫んで下半身ぐっしょぐしょにしてイけよ、ほら、ほら、ほら」
「ひぃぃぃっ!? 言わないで……んはぁっ!! それ以上言わないで……お願い……んあぁうぅぅっ!!」
「どんだけ濡らしてんだよお前は。下見たか? お前が出した汁でぐっしょぐしょだぞ、恥ずかしいと思わないのか?」
「やぁぁぁぁ……言わないでぇ……っ」
ぐすぐすと泣きながらも、合間合間に牝の声でたっぷりと泣く。膣口からは断続的にぶしゅっ、ぶしゅっと淫液が溢れ出ていて、ショーツはまるで水に浸したかのように全体がぐしょぐしょになっていた。
「ほら、もうじき人が来るぞ、どうするんだ? イクのか? それとも我慢するのか?」
俺の問いに、子どものような泣き顔を浮かべた川崎は口を小さく小さく開いた。
「イ……き、たい……っ」
「……っ、この、変態が……っ!!」
「んぅあぁぁぁっ!?」
指の動きを強めると、川崎の声が獣性を纏った。互いにスイッチが入った状態と言うのは恐いもので、川崎は首を横に振りながらも腰を突き出して俺の指を味わい、俺は手首を駆使してなるべく卑猥な音を立てながら淫肉を蹂躙した。互いに協力して、意識を刈り取る程の強烈な絶頂へと導いていく。
「ほら、イけ、イけ、イ……むぐっ!?」
川崎が突然振り向いて俺の唇を奪った瞬間、匂い立つ肢体が激しく痙攣した。
「んむぅぅぅうぅぅうぅぅうぅぅぅうぅぅぅぅ……っ!!」
悲鳴混じりの嬌声が口内から直接体内に染み渡り、川崎の声と唇の感触だけで射精しそうになる。陰部からは火傷しそうな程熱い淫蜜が噴き出した。
「んふぅぅ……んっ、んっく、ちゅるるっ、ちゅぷりゅっ、んふぁぁぁ……っ」
絶頂の直前までの羞恥心はどこへ行ったのか、川崎は虚ろな瞳で夢中で舌を絡めてくる。熱く茹だった膣肉をゆっくりとほじくる、ちょっとした動きにも反応して艶めかしい肢体が震えた。口付けをしながら下を見ると、失禁したかのような惨状が広がっていた。川崎の身体からも牝の匂いがもわもわと煙っていて、この匂いを嗅いでいる限り勃起は収まりそうになかった。
本人はきっと後で死ぬ程恥ずかしがると思うのだけれど。
川崎沙希という女性は、思っていた以上にマゾで。
思っていた以上に、これから更にマゾになっていくかもしれない。
続く。
サキサキでした。物凄い勢いでドМになってるのはこのすばを読んでる影響かもしれないですが真相は定かではありません。
<お知らせ>
遠出をするため、こちらは2連休にします。申し訳ありません!
それでは、今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!