早朝から川崎に対して盛大なイタズラをしでかした後。
川崎は一度教室を出ると、5分程で戻ってきた。手にはビニール袋とタオルが握られていて、はてと首を傾げる。川崎は俺の視線を躱すようにしてビニール袋をロッカーにしまい、タオルを椅子の上に敷いた。
「どうしたんだ」
尋ねると、川崎は顔を真っ赤にして睨んできた。可愛げがあるが、いつもよりちょっとだけ怖い。
「……あんたがびしょ濡れにしたから、履けなくなったの……っ!」
2人きりの教室でわざわざひそひそ声で川崎が喋る。秘密であることを強調するような声音はひどく興奮してしまった。
「……あー、悪い。反応があまりにも可愛くてな、つい」
頬をぽりぽりと掻きながら言うと、川崎は耳まで赤くして口をぱくぱくとさせた。
「んな……っ!? ……ほんと、バカ……っ」
最後の方は消え入るような声でぽしょぽしょと呟き、静かに俯く。俺が再び読書を始めると、川崎はちらちらとこちらを窺うのが分かった。俺がこれ以上ちょっかいを出してこないと思ったのか、勉強道具を取り出した。数学の予習を始めたようで、今日の授業でやる範囲の問題を解いている。さして苦労することも無く解いて行く姿に、数学を切り離していた俺は感動さえ覚えた。
「……すげえな」
「ぇあっ!? い、いや、別に、そんなこと……っ」
俺がぽそりと言った言葉に対して、川崎は過剰に反応した。足をもじもじとくねらせ、困ったように俺をちらりちらりと何度も見てくる。
……どんだけ可愛いんだ、お前は。
青みがかった黒髪をくしゃりと撫でると、「な、なに、なに……?」とあわあわした反応が返ってきた。
校門を見ると、徐々に人の通りが増してくる。見慣れた学校の風景を、上から見下ろすと何だか新鮮に見えた。
× × ×
「……それでね。鬱陶しく絡んでくるおっさんの酔っ払いに私は言ってやったわけ。『すごく偉そうですけど、あなたみたいな人って大体短小包茎だし女性のことを全く考えないエッチをしそうですよね』って。相手の沈みっぷりったら無かったわねー」
『…………』
2限目。
日本史の先生(26歳、美人、恋人有り。なんかムチムチしてる。平塚先生の愚痴に時折出てくる)の下ネタ丸出しの雑談が随分と長いこと続いている。今回の授業で進めたかった範囲がするすると終わった為に、時間を持て余した先生は「話したくてしょうがなかった」と言う先日起きた出来事を語っていた。話し方はおっとりしているのに内容が極めてエグい。そんなことを女性に面と向かって言われたら生きていける自信が無い……。
「…………」
授業が終わるまであと15分ある。受験生なんだから自習にすれば良いのに……と思いつつも、先生の話に顔を赤らめている川崎を見てふと悪戯心が湧いた。
「……っ?」
川崎の太ももにそっと手を触れると、声は出さないまでも僅かに表情が揺れた。すべすべした太ももを撫でながら、川崎の左手を掴み、こちらの股間の上に乗せる。川崎は目を見開いて驚いたが、声を出す訳にもいかないので視線だけで咎めてくる。俺が平然と前を見ていると、川崎は抵抗するのを諦めてなされるがままになった。左手をやわやわと動かして股間を揉まれると、あっと言う間に膨らんでくる。隣で小さく喉が鳴る音がした。
「みんな、いーい? 酔ってる時にやると引かれる行為を男女別で説明してあげるわ。受験が終わったらそこからまた新しい生活が待ってるんだから、この学校を卒業した後の予習もきちんとしておきなさい」
先生が微妙に説得力のあることを話しているのを聞きながら、太ももを撫でていた手を滑らせて豊満な尻肉に触れる。この動きは予想していなかったのか、川崎は「んん……っ!?」と悩ましい声を小さく小さく漏らした。椅子と尻肉の間に手を滑り込ませ、むにゅむにゅと揉みしだく。川崎は下半身だけ絶妙にくねらせて回避しようとするが、俺はもちもちした肌から手を離しはしない。
「うんん……っ!?」
手を更に移動させて、豊満な尻肉の谷間に手を埋める。指を慎重にずらしていくと、菊穴のすぼまりを発見した。中指の先でくにくにと押してやると、川崎は目に見えて狼狽えだした。
「(だめ……だめ……っ!)」
小声で必死に懇願してくる川崎に応じず、ゆっくりと中指を挿入させてゆく。膣肉のうねる締め付けとは違って、穴の中全体が一様に万力のように締め付けてくる。それでいて挿入を決して拒むことも無く、ゆっくり奥に受け入れてくれる。川崎の顔を見ると、艶めかしい唇が震えて、口がぱくぱくと開け閉めされていた。
中指の第一関節、第二関節と埋まり、根本まで埋まる。
「……う……ぁ……っ」
上下の唇がだらしなく開きっぱなしになり、口の端には唾液が光って見えた。気付いた川崎は慌てて口を拭き取るが、またすぐ口の端が濡れてしまう。アナルの中は徐々にぬめりが増して、中指が動かしやすくなっていく。指を折り曲げながら残りの4本指で尻肉全体をぐにぐにと揉み解していくと、川崎の表情もどんどん蕩けていく。普通の授業中なら絶対気付かれるであろう反応も、先生の熱い雑談によりクラス中の注目が教壇に集まっているため、まるで気付かれる気配が無い。
「(……だ、め……おかしくなる……っ)」
消え入りそうな声で川崎が呟く。菊壺に埋まった指を締め付ける強さはどんどん増していき、愛液が溢れ出してタオルがぐっしょりと濡れていく。こちらの股間を触る手はいつの間にかズボンのチャックを開けてパンツをかき分け、肉竿を直にまさぐっていた。
時計を見る。あと1分もすればチャイムが鳴るだろう。
中指で積極的にアナルを掻き乱す。中指を折り曲げて少しでも反応が良い所を徹底的にぐにぐにと押す。
「……ぁ……ぁ……あぁぁ……っ」
川崎が顔を真っ赤にして、僅かに前屈みになりながら小さく喘ぐ。確実に限界が近付いていた。
俺は先生に見えないように机の下でスマホを取り出す。今しか使わないので許して……と心の中で呟きながら、慣れない左手で操作をしながらLINEを起動して、川崎とのトーク画面を開き、メッセージを作成する。送信し終えると、川崎が確認する余裕は無いので自分のスマホの画面を見せた。
『授業中に尻に指を挿れられてイクのか。とんだ変態だな』
「~~~~っ!?」
俺のメッセージを見た瞬間、川崎はくしゃりと泣きそうに表情を歪めた。その瞬間にチャイムが鳴り、先生が残念そうな顔をして――俺が悪戯し続けた少女は、前屈みになって小さく、けれど激しく痙攣した。
「あー、もっと話したかったのになー。あ、やば! ちょっと移動がぎりぎりだから、号令はいいや! それじゃお疲れー」
自由極まりない先生の指示により、最後に立つ事も無く授業が終わった。雑談とは言え授業は授業だったので、先生が教室を去ると一気に空気が弛緩する。素早く中指を抜くと、俯いた川崎が「んん……っ」と艶めかしい声を漏らした。
「……大丈夫か」
尋ねると、川崎は上気した顔をこちらに向けた。あれだけのことをされたにも関わらず、表情に怒りは無く、どこか疲れたような顔をしている。
「……タオル替えてくる。あんたも手は洗いなよ」
「あ、ああ、分かった」
思いの外冷静な言葉に、俺が面食らう。
川崎は立ち上がると、教室の出入り口に向かってよろよろと歩き出す。手にしたタオルはぐっしょりと濡れていた。俺も後に続き、トイレの前で別れた。まるで汚れていない中指を洗っていると、LINEの新着メッセージ通知が届く。
『ばか』
『変態』
「…………」
このメッセージを打っている時、川崎は一体どんな表情をしていたのか……。
考えるだけで、口元がふっと緩んだ。
続く。
サキサキでした。もうしばらく続きます。
500話のお祝いコメント、本当に沢山頂きました。ありがとうございます!! ゆっくり返信して行けたらと思います……!
「感想と評価を下さい!」と堂々と言って本当に下さる皆さんはとても良い人だなーと連載開始数ヶ月の時点からずっと思っていますw
俺ガイルのゲームの限定版OVA、いろはすですやん……めっちゃ素敵な回ですやん……。
それでは、今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!