※この作品はR-18です。

俺ガイル 日常の何気ないエロス。   作:高橋徹

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 仰向けになった川崎に覆いかぶさり、ぐっしょりと濡れそぼった淫裂に肉槍の切っ先を宛がう。

 

「うあ……っ」

 

 柔らかな割れ目の肉に裏筋を擦り付けると、川崎は上気した色っぽい顔をして喘いだ。

 

「……入れるぞ。言って簡単に出来るとは思わないが……それでも、力は抜いてくれ」

「……ん、わかった」

 

 川崎が不安げながらも頷くのを見届けて、肉竿の根本を持って、ゆっくりと亀頭を埋め込んでいく。

 

「うあぁ……っ」

 

 赤い亀頭が朱い媚肉に食べられると、俺と川崎の呻きが混ざり合った。極上の柔らかさと心地よい締め付けに、これからの行為に対する恐ろしいほどの期待が湧く。

 川崎の反応を窺いながら、ゆっくり、ゆっくりと腰を進めていく。

 

「はぁぁ……あぁぁぁ……っ」

 

 川崎が頭の横のシーツを掴み、顔を真っ赤にして悩ましい息を吐き出す。俺は深度を増すに連れて苛烈に強まる快感に打ち震えていた。一方川崎は、予想していたよりも痛がることなく、それどころか……静かに、けれど確かに、快感を覚えているようだった。

 

「川崎……大丈夫か?」

「ん、うんん……っ、ま、まだ、大丈夫……っ」

 

 全身にじっとりと汗を浮かべ、苦悶と喜悦の混じった表情を浮かべる川崎がひどく色っぽくて。思わずこの子の身を省みずに欲望のまま突き入れてしまいそうになる。必死で本能を自制しながら、ゆっくりと腰を進めた。

 途中で、腰の進みが止まる場所があった。ここがもしかして……と思っていると、川崎の顔が不安で塗りつぶされていることに気が付いた。少しでも憂いを和らげようと青みがかった黒髪をくしりと撫でると、川崎は小さく息を吐いて猫のように愛らしく目を細めた。

 

「……行くぞ」

「……うん……っ」

 

 ぐっ、と腰を押し進めて、強い抵抗に構わず腰を突き出すと――不意に、中の狭い空間が急速に開けた。

 

「うあぁぁぁ……っ!?」

 

 川崎の身体がびくりと跳ね、すらりと伸びた足がぎゅっと閉じられた。先程までの快感の伴ったきつさとは別の、純粋な強張りによる万力のような締め付けが肉竿を襲う。川崎はきつく目を瞑り、長い睫毛を震わせて涙をぽろぽろとこぼしている。

 

「川崎、痛いよな? 抜くか? 大丈夫か?」

 

 我ながら情けない声だと自覚していても、何か言葉を掛けずにはいられなかった。今、俺が味わっているきつい締め付けは、そのまま川崎の痛みの度合いを示している気がする。川崎の痛みを分けてもらえるなら、本当にそうしてほしかった。

 

「だい……じょうぶ……抜かないで……いいから……っ」

 

 掠れた声で、汗だくになった顔で川崎が無理に微笑む。肉竿がなるべく動かぬように前屈みになり顔を近づけると、川崎が救いを求めるように目を細めて唇を近づけてきた。

 

「ん……んむっ、ふぅっ、ちゅるっ、んふぅぅ……っ」

 

 唇をついばむような口付けをして舌を絡めると、川崎の顔と身体から少しだけ強張りが抜けた。もっと楽になってもらいたくて、慎重に、けれど濃厚に何度も舌を絡める。そっと乳房に手をやると、川崎の目がとろんと細められた。

 

「んっ、ふぅっ、んっく、ふうぅっ、んぅっ、んふぅん……っ」

「ん……んむ……っ?」

 

 しばらくの間ゆったりと互いの身体を交わらせていると、川崎の様子に変化が生じてきた。舌を積極的に交わらせ、俺の首に両腕を回し、足を悩ましげにくねらせている。肉竿の深度が変わらぬように慎重に腰の位置を調整していたが、川崎の淫猥な腰つきによって徐々に肉槍が蜜壷の中に埋もれていく。不安の黒に塗りつぶされていた二人の空気が、妖しく淫らな薄桜色に変化し始めた。

 それでも心配なものは心配だ。大丈夫なのか……と聞こうとして唇を離そうとしたが、

 

「ん……っ、やぁっ、んっ、んむぅぅ……んふぅぅん……っ」

「……っ」

 

 一瞬唇が離れただけで、川崎は今まで見たことがないくらい可愛らしく甘えた声を出して、更に情熱的に舌を絡めてきた。あまりにも淫靡な豹変に思考が混線するが、歯列の上下表裏や内頬、上顎を余すことなく舐られることで、こんがらがった思考が快楽の波に呑み込まれて行く。

 あまりに情熱的な口づけに酸素が不足し始めたところで――肉槍の亀頭が、最奥にこつりと当たった。

 

「んふぅぅぅ……っ!」

 

 長い睫毛が儚げに揺れて、くぐもった喘ぎ声が頭蓋に直接響く。幾百もの襞が蠢いて肉竿を締めつけてきて、気が狂いそうなほどの快感をもたらした。思わず腰を引こうとしたが、すらりとした脚が腰に巻き付いてぎゅっと締め付けてくる。更に増した快楽に悶絶し、身動き一つ取れなくなった。

 

「ん……うぅ……ちゅるっ、ちゅぴっ、ちゅぷりゅ……んふぅぅ……っ」

 

 俺が全く動いていないのとは対照的に、川崎の手は愛おしげに俺の背中を撫で、絡まった脚は妖艶に蠢く。一挙手一投足が男の情欲を駆り立てる、淫らそのものの動きだった。

 

「んぐ……っ?」

 

 ふと下腹部に意識を集中させると、柔らかな膣内がゆっくりと波打ち、肉竿にぴったりと合うように形を変えていくのに気付いた。二人の身体の相性がぐいぐいと良くなっていき、川崎も激しく感じているのか身体をくねくねとよじらせる。

 

「……ぷはっ。川崎、お前の中、なんでこんな……っ」

「わかん、ない……あぁっ、あぁぁぁぁ……っ」

 

 ようやく唇を離すと、川崎は泣きそうな顔をして蕩けた嬌声を漏らした。身体を起こしてゆっくりと腰を引くと、雁首が膣肉をぐりぐりと抉る。艶めかしい肢体が何度も跳ねて、その度に膣肉がきゅむきゅむと締め付けてきた。

 

「川崎……っ」

 

 ほっそりとした腰を両手でくいと持ち上げて、抜けかかっていた肉竿を再び挿入する。

 

「んはぁぁぁっ!?」

 

 クリトリスの裏側、隘路のざらざらとした部分に亀頭がこすれると、川崎は悲鳴じみた嬌声を上げた。

 

「……ここ、気持ち良いのか?」

 

 腰を持ち上げたまま、角度を探るようにして何度も亀頭で小突く。

 

「あっ、だめ、そこ、うぁっ、んはぁぁっ!!」

 

 殊更反応が大きい角度を探り当てて集中的に何度も突くと、川崎は両手で顔を覆い、獣性を帯びた声で幾度となく喘いだ。透明な液体がぷしゅっぷしゅっと断続的に噴き出し、こちらの下腹部がぐしょぐしょになる。

 もっと他の部分を触りたいが、腕で支えていないとこの角度で責めるのは難しいな……と思っていると、川崎の頭の下にある枕がふと目に入った。

 

「川崎、わりい。使うぞ」

「え、あ、あぁ……っ?」

 

 川崎の頭を持ち上げ枕を取り外すと、腰を持ち上げてベッドと腰との間に枕を滑り込ませた。角度がつきすぎたら意味がないので少し心配だったが、枕を挟んだ状態で肉槍を突き入れると、ざらついた弱点を綺麗に突くことが出来た。

 

「んくぅぅぅ……っ!」

 

 たった一突きで、川崎の身体がぶるぶると痙攣して硬直した。一瞬射精しそうになったが、もう少し我慢してこの時間を楽しみたい。括約筋にきゅっと力を込めて、込み上がる射精衝動を堪えた。

 枕のおかげで腰に回していた両手が空いたので、左手で豊満な乳房に指を沈み込ませ、右手はぷっくりと膨れた肉芽をくりくりとこすりながらゆっくりと抽送を始めた。

 

「あふぁぁっ!? だめっ、こんな……あぁぁぁっ!! だめ……だめ、だめ、イ……っ、あぁぁぁあぁぁぁっ!!」

 

 タガが外れたように川崎が泣き叫ぶ。苦悶に満ちた声からは同時に深い快感も滲み出ていて、くしゃくしゃに歪んだ顔はどこまでも嗜虐心を高めてくれる。

 

「あぐっ、だめ、そこ、何回も突かないで……んはぁぁっ!?」

 

 ざらついた部分や子宮口を小突く度に、乳頭を摘む度に、肉芽を親指で擦る度に、川崎は下弦の月のような美しい曲線を描いて絶頂に達する。

 

「はぁ……はぁ……ひぐっ、うぐぅっ、もう、だめ、息、出来な……あぁぁぁっ!」

 

 結合部には白く濁った愛液が大量に溢れ、生々しい牝の匂いがベッドの上に溢れて更なる官能の波を作っていた。

 

「川崎……川崎……っ!」

 

 熱に浮かされたように、夢見心地で、俺は川崎の名を呼びながら一心不乱に腰を突き立てる。膣肉は一様に締め付けてきたり波打つように締め付けてきたりして、自身が何度も絶頂に達しながらも確実に俺を限界へと追い込んでいく。

 

「う……ぐぅ……っ、川崎、もう、出る……うぐっ、だ、出すぞ……っ!」

 

 尿道をせり上がろうとするマグマの奔流に身体が疼き、一気に抽送の速度を上げる。川崎の両の乳房を掴んで、ぐにゅぐにゅと形を変えながら勃起しきった肉槍を突き立てた。

 

「いっ、あぐっ、比企谷……比企谷ぁ……うあぁぁっ!」

 

 川崎の腕がこちらに伸びてきて、首筋に腕を巻き付けてくる。背筋を弓なりに反らせたまま腕を伸ばす様は川崎のスタイルの良さと艶を一層引き立てて、愛おしさと情欲が限界の天井を突き破った。

 

「イクぞ、もう、出る……っ」

「あっ、うぁっ、あぁ――――」

 

 白濁が尿道を伝う感触がした瞬間、ぴんと張りつめた桜色の乳頭を天井に向かってきゅっと引っ張り上げた。射精をすると同時に膣肉が最大限に締まり、下腹部が砕けるように爆ぜて決壊する。

 

「――――あぁぁぁぁっ!? あつっ、うっ、あぁぁぁっ! ぅあぁぁぁああぁぁぁぁぁっ!!」

 

 川崎の理性の壁が砕け散って、快楽に染まりきった牝の喘ぎ声が耳朶に叩き付けられた。ゼリーのように濃厚な白濁が、命を削るような脈動の度に川崎の子宮へと叩きつけられ注がれる。射精の衝撃が膣肉のざわめきを強め、それが更なる射精を促す。天国と地獄が混ざり合ったような濃厚な時間は、実際は数秒程度のはずなのにまるで永遠のように思われた。

 

「……はぁ……はぁ……はぁ……っ」

 

 繋がったまま、二人とも激しく息を荒げる。俺は川崎がM字に広げた脚とベッドとの間に自分の脚を滑り込ませ、両手を後ろについて天を仰いでいた。凄まじい絶頂を経て二人の身体はひどく敏感になっているにも関わらず、二人して結合を解こうとはしなかった。

 気だるい身体を起こして、川崎の腰の下にある枕を取り除く。そしてほっそりした腰に手を回して川崎の身体を起こし、長い脚をこちらの腰に巻き付けるように促した。

 

「あ……ひき、がや……っ? なんで……んん……っ」

 

 されるがままになっていた川崎も、密着度を思い切り高められた状態ではたまらなかったのか、か細い声で疑問を投げかけてきた。

 

「……川崎、お前はどうしたい?」

「……え?」

「休むか、それとも続けるか。俺は正直続けたい。お前はどうだ? 無理ならちゃんと休むから」

 

 俺の言葉に川崎は逡巡する。視線を泳がせ、時折ちらりとこちらを流し見る仕草がとても可愛らしい。しばらく待っていると、頬がほんのりと桜色に染まった。返事の言葉を紡ごうとしたのだろうが、唇が震えて言葉が上手く出ないようだった。

 

「……たい」

「ん、なんて?」

「……したい」

「もっとはっきりと」

 

 顔を逸らしてぽしょぽしょと呟く川崎を追い込むように、柔らかな頬を押さえて向かい合わせ、おでこ同士をこつんとぶつける。目と鼻の先で整った顔立ちが羞恥でくしゃりと歪んでいた。

 

「……続き、したい……っ」

 

 甘やかな吐息と共に囁かれた言葉が、耳朶を心地良く犯した。

 

「……わかった。……じゃあ、続けるぞ」

「う、うん……んっ、んぅっ、はぁぁぁ……っ」

 

 尻肉を掴んで揺すり始めると、川崎は眉を艶めかしくひそめた。

 ふと視線を下ろすと、二人の身体が深く、生々しく繋がっている。望んでいた関係に辿り着けたのは、心底嬉しかった。

 

「ひきがやぁ……んんん……っ」

 

 きっと川崎は、朝になったら顔を真っ赤にして自分が口にしていた言葉や行為を恥ずかしがるのだろう。今の姿も可愛いし、朝になって悶える姿もきっと可愛い。今までも色々な場面で見てきたこの子の振り幅のある一面が、俺を魅了し続けてきたんだな……と気付き、何だか妙に嬉しくなる。

 ほっそりした腰を抱き寄せると、俺の腰に巻き付いた両脚が愛おし気に締めつけてくる。これから、もっとこの子を乱れさせよう。どうしようもないほど可愛らしくて、いやらしい顔を沢山見よう。

溢れ出す期待に身体がぶるりと震えて思わず腰を突き上げると、川崎がおとがいを上げて甘い声で鳴いた。

 

 この夜は、お互いに汗だくになりながら、一晩中繋がっていた。

 

 

 

 続く。

 

 

 

 




 サキサキでした。
 長かったサキサキ編も!!あと1話です!!


 それでは、今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!
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