「お兄ちゃん、最近学校はどう? 3年生になってクラス替えもしたし、何か変わったことはある?」
留美、川崎、折本がリビングを出てから、小町が何気ない会話を始める。家でもあまりしないような他愛も無い会話に、戸惑いつつも返事を考える。
「ん……まあ、特に変わったことは無いな。新しく話をする相手が出来た訳じゃない……し……っ」
小町とやりとりをしていると、不意に――右側から雪乃、左側から結衣が寄ってきた。それもただ近付くだけではなく、明らかに俺に何かをする雰囲気を湛えている。
「まったく……お兄ちゃんは相変わらずですなぁ。まあお兄ちゃんらしいっちゃらしいんだけど」
「あはは……小町ちゃん、ヒッキーはマイペースで良いと思うよ」
結衣の手が、あぐらをかいた俺の太ももをゆっくりと這う。関節一つ一つを悩ましく曲げて、生地越しに淫靡な緊張を与えてくる。
「や、マイペースって言葉に括られるのも癪なんだけど。大体だな……っ」
喋りながら反論を考えていたら、雪乃の手も太ももを撫で始めて思考が止まる。気付けば、2人とも空いた手で俺の腕を抱きしめていた。慌てて視線を巡らせると、「何で急にこっちを見たの?」と言わんばかりの、きょとんとした顔をしてくる。まるで俺だけが間違っているかのような、違う世界線に紛れ込んでしまったような感覚に陥る。
「小町さん。比企谷くんにまともなコミュニケーション能力を求めても無駄というものよ。あなたはずっと見てきたのだから分かっていると思うけれど」
「そうなんですけどねぇ……」
何気ない会話を続けながら、雪乃と結衣が身体の密着度を高める。豊かな柔肉の感触と甘ったるい匂いが左側から、ほんのりと柔らかな双丘の感触と、涼やかでいて甘美な香りが右側から俺の感覚器官を侵食してくる。温度の違う吐息が耳朶を犯して、あれやこれやと話しながらも焦らすように唇を近付けてくる。2人の手は、まるで1人の人が両手を使って行っているかのように息を合わせて股間に近付いていき、ズボンの上から愛おしむように肉棒をさする。
魅惑的な2人の身体の感触にたまらなくなり、俺も2人の太ももに手を乗せる。華奢な柔らかさと、沈み込む柔らかさ。
「んはぁぁ……っ」
「やぁ……っ」
「……っ」
両耳から流れ込んだ2つの艶声が、頭の中心で混ざり合って媚薬のごとく官能を高める。
「小町も総武高に入ったとは言え……(ちゅく、ちゅく)……基本的に1年生と3年(ちゅく)ってほとんど交流する機会(ちゅく)ないですもんね~。小町と(ちゅく)はもっと雪乃さんや結衣さん、あとついでにお兄ちゃんと遊びたいんですが」
小町が喋っている間、2人の舌がずっと俺の耳を舐り回している。両側の太ももに指を這わせながら、意識朦朧とした状態で耳と肉棒に注がれる快楽に身を委ねる。
ぼーっとして下を見やると、結衣の指がチャックを開け、雪乃の白魚のような指がするりとズボンの中に入り込んだ。ぎちぎちにそそり立った肉棒を掴まれると、まるで心臓を掴まれたような気がした。男にとっての肉棒は命も同然と思えば、この感覚もあながち間違いではないのかもしれない。
雪乃が喋っている間は、結衣が。
結衣が喋っている間は、雪乃が。
小町が喋っている間は、雪乃と結衣が。
俺の耳を犯し続け、尚且つ手の動きは一切止まることがない。
淫猥な行為をよそに、一切滞ることなく続く日常会話に、俺は乗るしかなかった。
2人の指がパンツの上から肉棒を撫で回す。ボクサーパンツの生地は伸びきっていて、どちらかが竿をぎゅっと掴むと、先端にじわりと先走りの汁が滲んだ。
「そうそう、お兄ちゃん。この間お母さんがね……」
小町が急に、家に2人でいるときのような話題を出した。瞬間的に、雪乃と結衣に喋らせるのを止めたのが分かった。
ということは――と、あることに気付いた瞬間。
2人の手がパンツの縁を掴み、肉棒を外気の下へと引きずり出す。反動の付いた肉竿は、俺の腹にびたりと当たった後、尚も青筋を立てて反り返っていた。
「すごい……」
両側から、消え入るような微かで、それでいて昂揚した声が聞こえた。2人の紅潮した頬を見てごくりと喉を鳴らすと、雪乃が艶っぽい手つきで髪をかき上げ、足を横に流して顔を肉棒に近付けた。
「ね、ヒッキー。あたしの背中に、腕回して?」
亀頭に感じる雪乃の吐息に腰をひくつかせていると、耳元で結衣が囁いた。顔を見るとどこか楽しそうで、この状況を心底楽しんでいるように思える。言われた通り左腕を背中に回すと、結衣は俺の手を掴み、そのまま自分の柔肉へと導いた。服の上からでも指がむにゅりと沈み込み、それと同時に発せられる結衣の甘美な喘ぎ声がたまらない。
「ん……っ」
雪乃は肉棒の匂いを嗅いでうっとりと目を細めると、そのまま小さな口を開けて亀頭を咥え込んだ。横になって俺に密着した身体は温かく、さっき嗅いだ匂いを確認するかのように鼻を引くつかせ、雁首に舌を這わせると、甘美な悦楽が下腹部を包み込んだ。何時間でも咥えていてほしいと思う程の、緩やかな快楽の波。
「ヒッキー……ん……っ」
結衣が幸せそうに目を細め、俺と唇を重ねる。互いの舌を味わうように絡め合っていると、結衣の手が陰嚢に伸びた。亀頭を雪乃の舌が緩やかに舐り回し、口と陰嚢を結衣に愛撫される。多方向から官能の波が押し寄せて、身体の中心にどんどん欲情の念がたまっていく。
気付けば会話はやんでいた。
会話はやんだけれど、ずっと視線は感じている。
ずっと会話をしていた小町はもちろん、俺の身体に触れている2人以外からも、熱のこもった視線が送られ続けている。何も声を発しないのは、自分たちがする時に他の人に邪魔をさせないためだろうか。
「んふぅ……っ、れろ、くちゅ、じゅるっ……じゅぷぷぷ……っ」
雪乃が一気に顔を沈め込んで、淫靡な熱と湿り気を帯びた空間に肉棒が丸呑みにされる。
「お……おぉぉ……っ」
快楽に圧倒される俺の声は結衣の口内で反響し、消化され、口内粘膜に溶けていく。俺が声を上げれば上げるほど、結衣は嬉しそうに目を細め、陰嚢をまさぐる手つきをより一層いやらしいものにした。
ふと、雪乃の顔が上がって、亀頭だけ咥えた状態に戻る。そして結衣が陰嚢を撫でていた手を竿に添えたかと思うと、強烈にしごき始めた。
「んぶぅぅぅ……っ!?」
人差し指と親指で輪を作り、力強くしごき上げてくる。くぐもった声を漏らしてしまう。雪乃は髪をかき上げて、「じゅろろろ……じゅぷ、じゅぷりゅ、ぢゅるるるる……」と卑猥な音を立てながら亀頭を吸い上げている。
ついさっきまでの静かな責めであっても、もう間もなく絶頂に達していたのに。
ここに来てこれほどまでの強烈な責めを受けては……もはや1分とて耐えられるものではなかった。
死なばもろとも――と思い、結衣の開いた胸元から手を滑り込ませ、柔肉を直接手で包み込み、乳頭を強めに摘まむ。そして雪乃のロングスカートを捲り上げ、後ろ側からショーツに手を侵入させ、既にぐっしょりと濡れた淫裂に中指と薬指を躊躇なく挿入して抽送を始めた。
『んふぅぅんっ!?』
2人がくぐもった喘ぎ声を上げて、手と口それぞれの動きを加速させる。負けじと牝肉を手で貪ると――間も無く下半身に限界が訪れた。2人の身体を強く抱き寄せて、下腹部から湧き上がる絶頂の奔流に身を委ねる。
――どくんっ、びくっ、びゅくるるるっ、びゅるっ、びゅくびゅく……っ。
幾度と無く肉棒が脈打ち、粘度の高い精の飛沫が雪乃の喉奥に叩き付けられる。
「んふぅぅぅ……っ、んっ、ごくっ、んっく、んぅぅぅ……っ」
自身も絶頂に達したのか、身体全体をびくつかせながら、雪乃が俺の白濁を呑み込んで行く。
「んふぅぅ……ふぁっ、んはぁっ、んふぅぅぅ……っ」
結衣も限界を迎えたようで、唇を啄むような優しいキスを繰り返しながら竿をしごき上げ、余す事無く精液を雪乃の口内へと送り込む。がっしり掴んだ乳房はじっとりと汗ばんでいて、しっとりと指に貼り付く。2人の汗と淫液の匂いで、部屋の空気はがらりと変わっていた。
ようやく絡み合った粘膜を離すと、それぞれの結合部からは糸が垂れ下がっていた。
息を荒げて、周りを見やる。
皆の視線は、先程よりも熱を帯びている。ひりつくような緊張感に、肉棒は硬度を失うことなく天を仰いだままだった。
続く。
今回はゆきのん&ガハマさんでした。この感じ、新鮮。
次回以降も誰かしらが組んで八幡を襲います。エロ漫画を読んでるような感覚でお楽しみください(^^)
それでは、また明日ここでお会いしましょう(^^)!
今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!