「いろは。ソファに座ってくれ。そんで、目を閉じてくれるか」
「……? は、はい……」
先輩の言葉に、わたしは尋常じゃない程の不安を覚えながらも従う。周りから感じていた視線は、目を閉じるとより一層強く感じた。視覚が封じられて、他の感覚が鋭敏になったんだと思う。
「じゃあ、まずは……」
先輩の声が近くで聞こえて、ほっと安心する。右手が持ち上げられると、それは先輩の手だとすぐに分かった。
不意に、右手の甲に柔らかい感触がした。先輩がキスしたんだと分かるまでには、数秒もかからなかった。
「はぅ……っ」
目を閉じたまま、思わず頬を緩めてしまう。目を閉じて先輩に触れられると、まるで今この場所にわたしたちしかいないように思えた。……まあ、実際は他に7人ほどいるんだけど。冷静になったら負けだぞ、わたし。
「こら、比企谷。見せつけるんじゃない。吸うぞ」
「何を!?」
平塚先生の脅し文句に、先輩が激しくツッコんだ。やだ、吸うんだ……。
「では、今度こそ……」
先輩の声で、今のキスは寄り道だったのだと知る。何だか嬉しくなった。
「んふぅぅ……っ?」
両胸を大きな手で包み込まれて、甘い声が漏れてしまった。わたしの身体は、結衣先輩と雪乃先輩のご奉仕を見て、そして自分でもたっぷりと先輩のものを舐めたことですっかり過敏になっていた。その上で、小町ちゃんがめちゃくちゃにされるのを目の前で見ていたから……もう、先輩にめちゃくちゃにされる以外の選択肢なんて残されていない。
「ふぁ……っ?」
服をたくし上げられ、下着もずらされる。完全に脱がせる訳でも無い、不思議な感じ。
スカートにも手が伸びて、こっちはショーツを完全に脱がされた。うう……恥ずかしいよぉ……っ。下半身がすーすーしてもぞもぞと足をすり合わせていると――
「……ひゃっ!?」
――突然、胸の先端に何かが取り付けられた。そしてすぐさまもう片方にも何かが取り付けられる。感触的に、恐らく同じもの。
なに? なに? なんなの?
混乱していると、先輩がわたしの唇を奪った。優しく舌を絡めながら、わたしの胸を下から掬い上げるようにして揉んでくれる。
「んふぅん……っ」
柔らかな快感が身体の中を巡って、幸せのため息が漏れ出た。
「あら~……ヒッキーくんったら、あれだけ激しく責めることも出来るのに、こんなに優しくも出来るのね~……これはみんな、とろとろに蕩けちゃうわね~」
結衣先輩のお母さんの言葉で、一気に顔が熱くなった。部屋の温度が上がった気がしたから、多分顔を真っ赤にした人は沢山いるんだろうな。うん、すごく恥ずかしい。
唇を離すと、先輩はわたしの両腕を持ち上げて、頭のすぐ後ろで重ねさせた。いやな予感がした直後、重なった手首がロープのようなもので縛られる。
続けざまに、今度は足を開かれた。恥ずかしいところが丸見えになって声が出そうになったら、先輩に口を塞がれた。先輩の竿があそこをぐりぐりとこすって、それだけで軽くイキそうになる。口付けを終えると、今度は足を曲げた状態で膝の部分を縛られた。足はしっかりとソファの上に上がっていて――今のわたしは、脇を見せるようにして腕を縛られ、М字に足を開いた状態で足を縛られているということに気付く。火が出る程の羞恥を覚えた。
「せ、せんぱい、まだ……目、開けちゃだめですか……っ?」
目を開けるのは恐いけど、何も見えない状態でおしおきされるよりはまだ安心出来る気がした。
わたしの問いかけに対して先輩は、
「ちょっと待っててくれるか。えーっと……」
何かをごそごそと持ち出して、わたしにかぶせてくる。
「もう開けて大丈夫だぞ」
なんかさっきよりも暗くなったな、と思いながらも、
「あ……はい」
許可を貰えたからと、やっとのことで目を開けると――
「……へ?」
真っ暗のままだった。
× × ×
「……せ、せんぱい……? これは……」
目の前で、身体を縛られあられもない格好をしたいろはが不安げな声を漏らす。上半身も下半身も恥ずかしい所を綺麗に晒して、目にはアイマスクが着けられている。
由比ヶ浜マ――彼女に目配せをして、手元の桃色の小さなリモコンのスイッチを入れる。
「ひぃんっ!? やぁっ、これ、なんなのぉ……っ」
いろはの乳頭に固定されたローターがぶぶぶぶと小刻みに振動し、それに合わせていろはの身体ががくがくと震える。ローターの強弱をゆっくり弱め、かと思えば急に強める
。
「ひぃんっ!? やっ、せんぱい、これっ、何なんですかぁっ!? ひぁぁんっ!」
慣れない快感に身悶えしながら、細身ながらも女らしい肉付きになりつつある身体を悩ましく捩らせる。ソファには既に、淫裂から零れ落ちた愛液が水溜りを作っていた。
さて、ここからが本番だ。
「先生。これ、ありがたく使わせてもらいます」
「ああ。……あまり、やりすぎるなよ」
先生が若干心配したトーンで話す。
彼女には拘束用のバンドとアイマスク、そしてローターを。
そして平塚先生には――電マを借りていた。
いろはの耳元に電マを寄せて、手始めに「弱」のスイッチを入れる。ローターよりも凶悪な振動音に、いろはは「ひ……っ!?」と怯えた声を出した。
「せんぱい、それ、何ですか? 何なんですか? 絶対やばいやつじゃないですかぁ……っ」
いろはが涙声を漏らして、口元を不安で歪める。
「そうだな、たしかにやばいだろうな……ほら」
手始めに、振動させたままでいろはの柔肉に着地させた。振動が下乳から全体に伝わり、乳房全体がぶるぶると卑猥に波打つ。
「ひぃぃんっ!? やっ、何これ……んはぁぁぁっ!」
乳頭を刺激している訳では無いが、それでもいろははびくびくと震え続ける。空いた手でいろはの腰を抱いて後ろにずらし、ソファの背もたれに身体を密着させた。もちろん、快楽の波から逃げられないようにするためだ。
電マをずらして、乳房と乳房の間に置く。快感が和らいでほっとした様子を見せたいろはだったが、ゆっくりと下半身に向けて滑らせていくと、途端に全身が強張った。
「や、うそ、うそ、うそ……っ!」
「なあ、いろは。何でお前を縛ったか、分かるか? ……これの快感から、逃げられないようにするためだよ」
「……っ」
いろはの口元が緊張で固く引き結ばれて――やがて、ほんの微かに、口の端が吊り上がった。歪で、心底被虐的な笑みに心が震える。電マを滑らせる途中で「中」にして、続けざまにローターの振動を最大にした。
「ひ……っ」
電マが局部に触れる直前、いろはがひゅっと息を吸い込んだ。
――ぐじゅっ。
「んはぁぁああぁぁぁああぁぁぁぁぁっ!」
一瞬で絶頂に達したいろはが、全身を狂ったように痙攣させて身体が跳ねる。全身から生々しい汗が噴き出すと、扇情的な牝の匂いが立ち込めた。
「あが……いっ……んぎ……っ」
いろはが歯をかちかちと鳴らしている。大量に噴き出した液体はソファから零れ落ちて、小さな川を作っていた。
「ほら、どうだいろは。これはおしおきだぞ。ちゃんと反省してるんだろうな?」
時折「強」に切り替えながら、柔らかな淫肉に灰色の球体をぐりぐりと押し付ける。
「ひっ、ひぎっ、……おひお、き……あっ、うぁっ、ひぃん、はい、反省、ひてます……っ」
歯をしきりに鳴らしながら、ひどく卑猥な笑みを浮かべる。嗜虐心を煽られて、身体の位置を変えていろはの顔に肉棒を近付けた。いろはは匂いに気付き、顔を横に向けて肉棒と正面から向かい合う。
「反省してるんなら、その証に俺のを……っ!?」
俺が言葉を言い終えるより先に、亀頭がいろはの口の中に呑み込まれた。淡い薄紅色の唇が卑猥に歪み、美味しそうに肉竿を咥え込む。
「おぶっ、ごぶっ、おごぉぉ……っ」
まだ何も言っていないのに、自分から喉奥まで咥え込んで苦しそうに喘ぐ。あまりの淫猥さに、本当にこの子は俺の知っているいろはなのだろうかと疑ってしまう。
「こら、俺が指示を出す前に咥えるんじゃない……っ!」
電マを「強」に固定して、いろはの肉芽に押し付ける。まるでお湯をためた洗面器に突っ込んでいるかのような、ぶじゅぶじゅという卑猥な水音。いろはの身体が痙攣を重ねてがちがちに強張るのを見ながら、空いた手でいろはの頭を押さえ込んだ。
「俺をイカせるまで、これは離してやらないからな。ほれ、頑張れ」
言いながら、いろはのアイマスクを外す。
虚ろな瞳からは、幾筋もの涙が流れていた。
「おご……おぶぅっ、んちゅっ、れろっ、れるれる……んむちゅぅぅ……っ」
焦点の定まらない目で俺を見つめながら、喉奥まで咥え込み、内頬で歯磨きのようにこすり、意思を持った生き物のようにうねる舌が雁首と裏筋を淫靡に舐り回す。
異常な程に昂ぶっていた下半身に、間もなくして限界が訪れる。
「いろは、出る、出るぞ……っ」
「んむぅぅぅ……っ」
射精の瞬間、力いっぱいいろはの喉奥に突き入れる。
いろはの身体に大量の白濁を流し込むと、脱力感が一気に込み上げる。それと同時に、理性がどうにかなってしまいそうな程の征服感に満たされた。
「……んっ……んっ、んっ……」
いろははほとんど表情を動かさぬまま、丹念に白濁を呑み込む。汗と愛液を噴き出し続けて不足した水分を補っているかのようだった。
電マを離し、ローターも外す。
縛られたままのいろはを見て、まだ肉欲が治まらない。
ソファにもたれかかったいろはの正面に立ち、いろはの頭を掴んで肉棒を口内に挿入した。
「……っ」
いろはは何も言わず、ただ目を細めた。喜んでいるようにしか見えないその表情は、どこまでも淫猥で、どこまでも美しい。
夢中で腰を打ち付けて、何度目か分からない射精をした。
「……はっ、はぁっ、はっ……」
拘束用のバンドを外すと、いろはがうっとりとした目で俺を見つめているのに気付いた。髪の毛をくしゃりと撫でる。髪の毛先から汗が滴る程、いろはは汗だくになっていた。女の人の汗は何故こうも甘い匂いが立ち込めるのか。タオルで身体を拭くと、くすぐったそうに身を捩る。おでこにキスすると、いろはは口元を緩めてあどけなく笑った。
――あと、4人。
続く。
☆☆☆祝・感想3000件突破☆☆☆
感想が3000件て一体どういう領域ですか!本当にありがとうございます!!
疲れてる時やこういうお祝いのタイミングで「感想が欲しいです!」と堂々とねだってきた訳ですがw、その度に沢山の方からご感想を頂いてきました。もちろんそれ以外の時も。
あー、皆さん良い人なんだなぁと思いました。心の底から思います。
これからもよろしくお願いします(^^)!
最後が突然のホラー風味な文でした。
ああ、八幡が鬼畜……。平塚先生と由比ヶ浜マは、こういうエロのくだりだと心底活躍させやすいなと思いました。もっと膨らませたいけど、何十話とかになってしまうので抑えておきます。
メタネタの途中でいろは視点を入れたのは、何だか新鮮でした。
それでは、また明日ここでお会いしましょう(^^)!
今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!