折本の膣内に、我慢汁が溢れた亀頭を埋める。愛液でたっぷりと満たされたぷりぷりの膣肉がぱんぱんに膨れ上がった亀頭を締めつけて、背筋がぶるりと震える。異次元のような気持ち良さに全身の肌がぞくぞくと粟立った。
「あ……あぁぁ……っ」
折本がベッドのシーツをぎゅっと掴み、結合部をじっと見つめながら悩ましい声を漏らす。苦しさと少しの快感が入り混じったこの声は、きっと今しか聞くことが出来ない。何時間にも及んだ愛撫でたっぷりほぐされた身体も、今は初めて男性器を迎え入れるために緊張している。この身体の強張りも、泣きそうな表情も、きっと今しか見ることが出来ない。それがたまらなく切なくて、嬉しい。
「ひきが……やぁ……っ」
「うっ……ぐぁっ、折本……っ」
折本は涙目で俺の名を呼び、俺は掠れた声で折本の名を呼ぶ。色んな感情が混ざってくしゃくしゃになった折本の顔は普段とはかけ離れたものになっていて、それがたまらなく愛おしい。
ずぐ、ずぐぐ……っ。
「はぁぁ……んぅっ、はぁぁぁ……っ」
ゆっくりと腰を押し進めていくと、折本の悩ましい声が耳朶を犯してきて、魂が抜けてしまいそうなほどの快楽が下腹部を貫き焼き焦がす。膣内は灼熱を帯びていて、肉竿を痛いくらいの快感で締め上げて淫液漬けにしてくる。命を削るような初めての性行為は、油断をすれば一瞬で射精してしまいそうで緊張しっぱなしだ。しかし同時に、折本への愛おしさが加速度的に増していく。折本の腰に触れると優しい肌の温もりが伝わって、折本の中も外も愛せている気になる。
「う……あ……うぁぁぁぁ……っ!」
たった十数センチの旅が、不意に終わった。亀頭がこつんと最奥に当たり、折本の全身がぶるぶると震えた。最初のゴールに辿り着けて安心すると同時に、もっと苦労するものだと思っていたがためにちょっと呆気にとられてしまう。
「……折本、大丈夫か? 痛くないか?」
「ん……このままじっとしてくれてれば大丈夫。……あれ、血は出てない?」
「……みたいだな」
折本が口にしてくれたことで、俺も気を楽にして同意することが出来た。先入観で、初めてのときは必ず血が出ると思っていた。そう覚悟していたものの折本の膣からは現実として血は滲んでいない。2人揃って釈然としない顔をしていると、折本が迷った表情を浮かべ、気まずそうに見つめてきた。
「……比企谷、念のために言っとくけど……あたし、本当に初め……っ?」
覆いかぶさって、折本の唇を塞いだ。
折本は必死で気を遣ってくれたのだろうが、今の言葉は口にしない方が良かった。
穏やかに舌を絡めってから唇を離すと、折本はとろんとした顔で俺を見上げた。
「……そこを疑うわけねえだろ」
「……ごめん」
頭をくしくしと撫でながら言うと、折本は目を細めながらシュンとした。なんだか子どもを叱ったときの反応のようでとても可愛らしい。
「……バイブ使いすぎたかな……」
「そういうのも言わんでいいっての」
「ごめ……ん……んぅ……っ?」
今度は両手で髪をわしわしと撫でて、悪戯で耳に触れる。耳たぶを撫で、人差し指で耳の中をこしょこしょとまさぐる。折本はくすぐったそうにしながら、汗がたっぷりと滲んだ身体をひくひくと揺らした。
「あっ……やっ……こら……っ」
「…………」
なんだか楽しくなってきて、思わず抱きつく。耳に舌を挿し込みちゅぷちゅぷと音を立てて愛撫をして、両手で耳や首筋、乳房をやわやわと撫でていく。折本はもぞもぞと身体を動かすが、逃げ出そうとはしない。猫同士がじゃれついているような、単純で幼くて、けれどとても淫猥な遊び。
「あっ、あっ、あ……っ? んっ、ふぅんっ、んっ、うぅぅ……っ」
乳房に口付けしてこりこりに張り詰めた乳首をゆっくりと舐めると、人差し指を唇で挟んだ折本が頬を赤らめながら艶っぽい声を漏らした。声を抑えていても、快感を覚える度に膣肉が正直に締め付けてくる。
「ひきがや……ひきがやぁ……っ」
幼子のように甘えた声音で俺を呼び、ぎゅっと抱きしめてくる。首筋に顔をうずめると、すんすんと鼻を鳴らし、ちろちろと舌を這わせ始めた。呼応して俺も折本を抱きしめて首筋に顔をうずめ、甘ったるくて瑞々しい汗の匂いに溺れながら柔肌に舌先を這わせる。折本は「はぁんっ、やっ、うんん……うんんん……っ」と淫靡な嬌声を漏らして、こちらの腰に両足を巻き付けてきた。
ふと顔を上げる。折本と目が合った。ごく自然に唇を重ねる。二人同時に舌を出したら舌先同士がてしっと当たって、お互い目をぱちくりとさせた後くすりと笑った。互いの口内を行き来しながら、時間を追うごとに益々きつく抱きしめ合う。折本の身体を余すことなく愛することが出来て、信じられないほどの幸福感に包まれている。
「うぁ……っ?」
膣内にふと変化が起きて、反射的に唇を離して呻いた。
「あっ、えっ、うそっ、あたしの中……あっ、うんん……っ」
2人とも全く動いていないのに、膣肉がゆっくりと、けれど確実に蠢いていた。それもランダムなうねりではなく、まるで膣が肉竿に形を合わせるために意思を持って動いているかのようだ。
「あっ、うぐっ、折本、これ、やば……っ」
「うぁっ、はぁっ、あたし、も、これ……うぅぅ……っ」
静かに自分を追いつめてくる快楽に耐え兼ねて身をよじると、摩擦が生じた膣内は更に活発に蠢く。きゅむきゅむと心地良く締めつけられ、膣内には愛液が洪水のように氾濫している。今にも精液が暴発しそうで、必死で括約筋に力を入れて耐えた。
「ね、比企谷……」
「ん、どうした」
両手両足を余すことなく俺の身体に絡めた折本が、悪戯っぽく笑って頬を赤らめる。
「ちょっとだけ恥ずかしいこと言ってもいい?」
「……ん」
突然の質問にろくに言葉を発することも出来ず、何とか首肯で同意を示す。すると折本は俺の耳に唇を近付け、たっぷりと息が混じった声で囁いた。
「比企谷とするの、気持ち良い……っ」
ごくごく短い言葉が、全身の産毛が逆立つような昂揚を運んできた。目を見開いて折本を見ると、恥ずかしそうに顔を逸らしてこちらに流し目を送ってくる。悪戯をした子どものようでいて、たまらない艶を含んだ瞳。喉が大きく鳴った。
「……お前な……っ」
可愛すぎるだろう、とか。
エロすぎるだろう、とか。
言いたい言葉が一度に浮かびすぎて、何も言えなかった。溢れ返った思いを一遍に吐き出すには、この口は狭すぎる。
もう、我慢出来ない。
劣情の赴くままに折本の手を掴んで、ベッドに押し付けた。
「きゃ……うあぁぁっ!? あっ、んはぁっ! んっく、ひっ、んあぁっ!」
ぐちゅっ、どちゅっ、ばちゅっ、じゅぶじゅぐっ。
一気に抽送の速度を上げると、折本の背筋が反り返った。雁首が襞を抉る感触に歯を食いしばるほどの快感を覚えながら、手加減無しで折本の膣を蹂躙する。
「だっ、だめっ、いっ、うぁぁっ!? いっ、うぐっ、はぁぁぁっ!」
ろくな言葉も口に出来ないままに、折本の身体が壊れたように跳ねまわる。結合部から溢れた愛液と先走りの汁が、腰を打ち付ける度にひどく淫猥な音を鳴らす。
気持ち良い。
気持ち良い。
気持ち良い。
愛おしく思う女の子と繋がって、泣きながら喘ぐ姿を見ながら一心不乱に腰を振る。繋いで手に指を絡めると、ぎゅっと握り返してきた。それが嬉しくなって、腰を打ち付ける速度が更に上がる。
じゅっ、じゅぶっ、じゅぶぐっ。
ぐじゅっじゅばっじゅぶりゅっ。
じゅぶぢゅぶじゅぐじゅぼじゅぼじゅぼじゅぼじゅぼ……っ。
「いっ、ひぅっ、うぁっ、やっ、うあっ、うあぁっ、うあぁぁぁぁっ!!」
折本が悲鳴のような嬌声と共におとがいを上げて、竿全体を強烈に締め上げてきた。結合部から大量の愛液が溢れて、白くて細いお腹がぶるぶると戦慄く。痙攣が終わると、折本の全身から力が抜けた。
「折本……イったのか?」
「聞かないでよ……ばか……っ」
涙声で言われては、可愛いとしか思えなかった。繋いでいた手を離すと、折本は両腕を広げた。無言のリクエストに応えて抱きしめると、再び両足が腰に絡み付いてきた。
「……気持ち良かったけど、ちょっと痛い」
「……マジか。すまん、夢中になりすぎた。気を付ける。……今日はもうやめとくか?」
「……ん、いいよ、続けて。まだ比企谷が楽になってないでしょ? ……ゆっくりなら大丈夫だから」
「……そうか」
折本の言葉に、それなら……と呟いて、一度肉竿を抜く。折本が小刻みに震える様子に息を呑みながら胡坐をかくと、自分の太ももをぺちぺちと叩いて誘いかけた。
「……自分から、出来るか?」
「……ん」
俺が何を望んでいるかに気付くと、折本は頬を赤らめた。
続く。
折本でした。折本編もあと2話くらいです!
それでは、今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!