※この作品はR-18です。

俺ガイル 日常の何気ないエロス。   作:高橋徹

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(8)

 公園を出て、帰り道をぽてぽてと歩く。立て続けに癒されたため足取りは軽く、道行く人の表情もいつもより明るく見えた。

 正直今日は出来すぎだった。

 朝から美女・美少女と立て続けに接触して、あれやこれやあれやこれや。こんなに幸せで良いのだろうか。人生における運に総量があるなら、俺はこれからどれだけ不幸な人生を歩むことになるんだろう。今の寿命をお金にしても1年につき1万円くらいにしかならなそうだ。

 そんな危惧を抱きつつも、今日これまでのことを反芻して頬を緩めていると――

 

「あれ、比企谷くん?」

 

 聞き慣れた穏やかな声が聞こえて、反射的に振り向いた。

 全身から余すことなく漂う、ほわほわとした空気感。

 服装はもう制服ではなく、夏によく合うノースリーブにカーディガンを羽織った姿。

 シンボルマークであるおさげを最近やめて真っ直ぐに髪を流した姿は、すれ違う人が皆二度見するような大人びた可憐さを湛えている。

 我らが女神こと、めぐり先輩だ。

 多分、地の文では一番扱いが良いと思う。地の文って言っちゃったよ。

 

「やっぱり比企谷くんだ。どうしたの、こんなところで?」

 

 めぐり先輩が耳の上に髪をかき上げて、にこやかに微笑む。大学の帰りだろうか、トートバッグからは分厚い教科書がちらりと覗いている。俺は女神に対して後ろめたさを持ってしまい、何気ない質問に対して不自然に言い淀んだ。

 

「……ちょ、ちょっと寄り道してまして」

「ふうん……?」

 

 どこか納得していない様子でめぐり先輩が呟き、俺にするりと歩み寄って、上目遣いで俺の瞳をまじまじと見つめる。うぐ……と変な声を漏らして顔を逸らすと、顎のすぐ下でくすりと笑う声がした。

 

「比企谷くんはモテモテだね」

「え……」

「一緒に帰ろう?」

「あ、はい、えっと……今のは……」

「ん?」

「な、何でもないです……」

 

 何だろう、この気持ちは何だろう。

 何て言うか、めぐり先輩の笑顔が怖い。

 女神そのものな笑顔はそのままに、背中から黒い翼が生えているような気さえする。

 何でその曲を選んだの? と毎回疑問に思うような鼻歌を口ずさみながら歩いてゆくめぐり先輩の後を、俺は慌てて付いていった。

 

       ×  ×  ×

 

 めぐり先輩の横に並んで、ゆっくりと歩を進める。美少女然としていた彼女だが、大学生になって大人の女性の魅力も纏うようになった。会う頻度は減っているが、会う度に素敵になってゆく彼女を見ていると、毎回鼓動が落ち着かなくてしんどいくらいだ。

 めぐり先輩が歩きながら、何気なく後ろの髪を横に流した。その瞬間に垣間見えたうなじの白さにどきりとして、つい大きな音で喉を鳴らしてしまう。

 

「……ふふ、どうしたの?」

 

 めぐり先輩がからかうように言って、恥ずかしさの余り視線を逸らす。すると以前より膨らみの増した胸に視線が吸い寄せられてしまい、俺の挙動に気が付いためぐり先輩は恥ずかしそうに胸の上で両手を重ねた。

 

「……その、最近おっきくなってるから、そんなにまじまじと見られるのは、ちょっと……っ」

「ご、ごめんなさい、マジでごめんなさい」

 

 嫌がる訳でもなく、ただただ恥じらいながら、俺のことをちらちら見る様は……一生見飽きることが無いだろうと思う程に素敵だった。

 しかし、これだけ可憐な彼女を見ていても、俺は満足出来ずにいた。良いじゃないか、癒しの3連続だぞ、これ以上何を望む……と頭の中で声が響くが、俺はさっきから漂う甘い匂いと白いうなじ、そしてめぐり先輩が色っぽく恥ずかしがる様子に、確実にむらむらとしていた。

 

「あ……」

 

 そんな時、通りかかった別の公園の、入口近くにある多目的トイレが目に入る。人けの無いトイレを目にして間抜けな声を漏らして立ち止まった俺を、めぐり先輩は不思議そうに見つめた。

 

「比企谷くん、どうしたの……あ」

 

 俺との付き合いがすっかり長くなったせいだろうか。

 めぐり先輩は俺の意図を察して、整った顔立ちを一気に朱に染めた。

 

「ひ、比企谷くん、君は……もう……っ」

 

 俺の手をきゅっと握り、林檎のように頬を染めたまま上目遣いで呟く。

 戸惑いはしても、嫌がらないし断らないこの先輩は、優しいのだけどそれ以上に性欲が旺盛なのではなかろうか……と最近思うようになっていた。

 

       ×  ×  ×

 

「ふっ、んん……っ、ちゅぴ、ぴちゃ、ちゅく、ちゅぷちゅぷ……ふぅん……っ」

 

 腰が言う事を聞かない。

 めぐり先輩は口と舌と両手を目一杯使った奉仕に夢中になっていて、どこまでが自分の身体なのかが分からなくなる程どろどろに溶かされていた。油断すればあっと言う間に射精してししまいそうな舌遣いを続けながらも、めぐり先輩はドアをちらちらと見ては顔を真っ赤にしている。凶悪なまでのギャップが、たまらない程快感をかき立てていた。

 俺はトイレの手すりに背を向けて腰を付け、両手を手すりに乗せて快感に溺れていた。横を見ると、めぐり先輩が服を着たまま外した上下の下着が銀色の手すりに乗せられている。ライトグリーンの下着が何だか生々しかった。めぐり先輩は猛った肉棒を唾液で浸しながら、足はぱっくりと開いてつま先立ちになっている。時折喉奥まで咥えこむ時は、俺の太ももに両手を置いて、頬をすぼめたいやらしい顔で味わっている。この人に似つかわしくない筈の下品な表情は、目が釘付けになる程の魅力を溢れさせていた。

 

「んちゅっ……れろっ、ぴちゃ……んっ、んふぅ……っ、気持ち、良い……っ?」

「めちゃくちゃ……気持ち、良いです……っ」

 

 俺の言葉に、めぐり先輩は肉棒を咥えたまま嬉しそうに目を細める。再び喉奥まで咥え込まれると、身体の奥底から白濁が強烈な引力で吸い寄せられそうになった。

 

「先輩……そろそろ俺が……っ」

「ん……っ」

 

 艶やかな黒髪を撫でながら囁くと、めぐり先輩は少し残念そうに口を離して立ち上がった。俺と入れ替わり、手すりを掴んでこちらに尻を突き出してくる。

 

「じゃあ、触りますよ」

「ん……その、多分、大丈夫……だと思う」

 

 めぐり先輩の掠れた声に、ごくりと息を呑む。

 薄手のロングスカートを捲ると、小ぶりな双丘の谷間は既にびっしょりと濡れていて、透明な淫液が内股を伝って膝まで達していた。舐めていただけでこんなになったのか……と思うと、身体の奥底から官能がざわめいた。

 

「エロ……っ」

「やぁん……っ」

 

 俺の呟きに、めぐり先輩は顔を伏せてしまう。しかし俯いた分だけ腰が突き出され、牝の下腹部から零れ出す熱気が肉竿を浸した。そこからは無言になり、淡々とめぐり先輩の尻肉を掴み、濡れそぼった淫裂に肉槍を突き刺した。

 

 

 

 続く。

 

 

 

 




 未だに続く八幡誕生日企画。今回はめぐりんでした……と言おうとしたんですが、ながくなりそうなので分けました。次はめぐりんの続き及びラストスパートへの入口です。

 「君の名は。」を観てきました。色々なことを考えました。

 それでは、今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!
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