※この作品はR-18です。

俺ガイル 日常の何気ないエロス。   作:高橋徹

545 / 700
(12)

 ゆっくりしていて良い――と言う雪乃の言葉に従い、ソファに深くもたれかかる。雪乃はこちらの足元にゆったりと膝を付き、両膝を掴んでかぱりと広げた。雪乃の顔が近付くだけで股間がむくむくと膨らみ、こちらの変化に気付いた雪乃がふっと笑みを漏らす。

 濡れ羽色の美しい髪をそっと掻き上げ、猫の様に目を細める。

 そして、ぺろりと舌なめずり。

 連続した僅かな挙動の組み合わせが、まるでこちらの鼓動を操っているかのように一気に心臓の動きを速める。

 雪乃がこちらの下腹部に顔を寄せ、薄い唇を上下に割り開いた。雪乃がチャックを噛むと、かちりと金属音がした。白い歯を覗かせながら、上目遣いをしてチャックを下ろして行く。チャックを一番下まで下ろすと、今度はその隙間に顔を割り込ませた。ボクサーパンツの生地をみちみちと引き伸ばした勃起の先端をぱくりと咥え込み、ジーンズの中から引きずり出す。かぱりと開いた唇に膨らみをもごもごと味わわれ、張り詰めた先端が当たっている生地は先走りの汁と唾液でべとべとになった。

 

「ふー……っ、ふー……っ」

 

 まるで三日ぶりの食料にありついた猫のように息を荒げて、ボクサーパンツごと肉棒を咥えた雪乃が赤らめた頬を左右に振る。生地が擦れるだけで痺れるような甘い快感が身体に染み渡った。

 雪乃が口を離し、こちらに晒すようにてろりと紅い舌を出す。舌の先から垂らされた唾液は細い糸となり、肉竿の先端と繋がっていた。

 ジーンズのチャックと同様に、ボクサーパンツに付いている割れ目を雪乃がこじ開けると、焦れったい快感でいきり立った肉竿が血管を浮き上がらせて震えている。

 

「ふふ……なあに、これ……。まるで何日も我慢してたみたいじゃないの……とんだ変態ね、あなたは」

「……っ」

 

 雪乃は悪戯っぽい笑みを浮かべて、赤く膨らんだ亀頭をぺろぺろと美味しそうに舐める。言葉を紡ぐごとに、自分自身が興奮して行っているように見えた。

 雪乃が喉奥まで晒すように口を開ける。上品な美しさを湛える彼女から信じれられない程淫らな匂いが醸し出され、口から沸き立つ蒸気さえ見えた気がした。

 

「……んふぅぅぅぅ……っ」

「ぅあ……っ」

 

 艶かしい口がずぶりと肉竿を咥え込むと、先走りの汁がとぷりと溢れ出た。

 

       ×  ×  ×

 

「……お、おい、そろそろ……っ」

「んふぅぅ……っ」

 

 俺の懇願の声に対して、雪乃は妖しく目を細めるばかり。

――雪乃が肉竿を咥え込んでから、1時間以上経過していた。

 初めはてっきり、お仕置きだと言って何回も搾り取られるものかと思っていたが……予想が外れた。初めは亀頭に触れるざらついた喉奥の感触を堪能していて、ちろちろと竿を撫でる舌の愛撫に陶然としていたが……この口淫が、射精に達しないように絶妙にコントロールされている事に途中で気付いた。どれだけ艶かしい口淫に及んでいても、射精に達する寸前まで追い込むと唇の窄まりを緩め、舌の愛撫も止めてこちらの反応をじっと窺うのだ。

 これはこれでお仕置きとしてはきついな……と思うと同時に、ねっとりとした口内愛撫を延々と味わうことも出来るのだから、ご褒美でもあるよなぁ……とも思った。雪乃の口内は熱くぬめっていて気持ちが良く、下手をしたら何時間でも入れていられる。

 雪乃の顔を見ると、口淫に一向に飽きた様子が無い。このままでは何時間でも続きそうだ。

 ……どうしよう。

 

       ×  ×  ×

 

「ゆ、雪乃、もう……っ」

「んふぅぅ……んっ、仕方無いわね」

 

 更に1時間後、合計2時間も射精しないまましゃぶられ続けてようやく解放された肉竿は、雪乃の唾液が亀頭から玉までぬらぬらといやらしく塗りたくられていた。

 雪乃の顔をそっと撫でて囁く。

 

「……お前の中に、挿れたい」

「……っ」

 

 ストレートな俺の言葉に雪乃は目を見開いて、間もなく、小さく頷いた。

 

「ここで良いか?」

「……寝室の方が良いわ。……私も我慢してたから……」

「……っ」

 

 続きを呑み込んだ言葉に、ごくりと喉を鳴らした。

 雪乃が立ち上がり、その後に続いて肉竿を晒したまま立ち上がると、まるで犬のリードを握るかのように、雪乃が勃起した肉竿を掴んだ。びくりと身体を震わせると、雪乃が妖艶な微笑みを浮かべた。

 

「この方が、興奮を維持出来るでしょう?」

「……っ、おま、え……っ」

 

 耳元で囁かれて、出尽くしたと思っていた先走りの汁が再び噴き出た。

 

「それじゃ行くか……って、……ん?」

「どうしたの?」

「いや、……何でもない」

「? 分かったわ。……早く、行きましょう」

 

 しっかり防音されていて、俺と雪乃が発する音以外は冷蔵庫の音くらいしか聞こえない筈なのに、今何か音が聞こえたような気がした。しかし耳を凝らしても既に音は聞こえず、雪乃もすぐにでも交わりたいのか袖をくいくいと引っ張ってきた。

 

「……まあいいか」

 

 小さく独り言ちて、先程聞こえた音は気のせいだと思ってリビングを出た。

 

       ×  ×  ×

 

 寝室に入ってドアを閉めた瞬間、雪乃が抱き付いてきた。

 

「ふぅぅ……っ、んっ、ちゅるっ、ちゅぴっ、れるっ、んんんん……っ」

 

 首に腕を絡めて身体を密着させて、艶めかしい肢体をこすりつけてくる。いきり立った肉槍が雪乃の腹にぐいぐいと押し付けられて、雪乃は苦しそうに、けれどどこか嬉しそうに呻いた。

 互いの舌を交わらせながら、雪乃の乳房を揉む。

 

「んふぅぅぅ……っ!」

 

 掬い上げるようにして軽く揉んだだけで、雪乃の身体がぶるぶると震える。膝ががくんと崩れ落ち、首に絡めた腕だけで身体を支える体勢になる。

 

「んふぁぁ……んん……っ、脱がせてあげる……んむぅぅん……っ」

 

 とろとろになった表情で優しい笑みを浮かべて、雪乃がこちらの上着のボタンを外し始める。ボタンを全て外されてその後は自分で脱ぐと、雪乃がTシャツの裾に手を掛けた。万歳をすると、雪乃にひと息にTシャツをたくし上げられ脱がされた。上半身裸になると雪乃はうっとりとした顔を胸板に近付けて、乳首に吸い付いてくる。ぴりぴりとした甘い快感電流に身体を震わせていると、雪乃は乳首に吸い付きながらジーンズのベルトを外してずり下ろし、パンツも同様に下ろした。

 お返しに全く同じことをしてやることにする。キスだけでも足をがくつかせていた雪乃の上着を脱がせてブラを外す。何度見ても見飽きるどころかもっと見ていたくなる身体に見惚れながら、乳首に吸い付いてスカートを脱がし、ショーツをずり下ろす。淫裂とショーツの間に透明な糸が伸びていて、ごくりと息を呑んだ。

 寝室のフローリングの上に互いの衣服を乱雑に脱ぎ散らかして、相手の身体を懸命に貪る。

 

「んふぅぅ……んんっ! ちゅるっ、ちゅぴ……はぁぁぁ……っ」

 

 雪乃は肉棒を両手で掴んで、さすり、しごき上げる。

 俺は妖精のごとき美しい形をした乳房の頂を指で摘まむ。

 雪乃は立っているのが厳しい程に身体をがくつかせるが、肉棒を強く掴むことで何とか支えにしていた。細い指に強く握りしめられたことで強烈な快感が下腹部を貫いて、俺自身立っているのがやっとだった。

 

「……ベッド、行くか」

「……ええ、……ぅんあぁぁ……っ」

 

 触り心地の良い尻を揉みながらベッドに進むと、雪乃は震えながら付いてきた。

 

『ちょっ~! いろ~さん、~~ないでくださ~~っ! バレ~~っ!』

「……っ!?」

 

 何だか聞き慣れた声が、ひどくくぐもった音で聞こえた気がした。驚いて振り向いたが、当然ながら部屋には誰もいない。

 

「……どうしたの? ……はやく……っ」

「……あ、ああ、そうだな。わるい」

 

 発情した牝の顔をした雪乃に急かされて、その表情に益々勃起しながらベッドに上がる。さっき聞こえた声は気のせいだと思うことにした。

 雪乃がベッドの上にころりと寝転がる。耳の横に手を置いてシーツを掴み、足は僅かに開いた扇情的なポーズ。どうにでもしてくれと言っているようなものだった。

 ここはいきなり挿入して、たっぷりといじめ抜いてやろう……と、雪乃の上に覆いかぶさる。

 雪乃と目が合い、細い喉がこくりと鳴るのを聞いた――その時。

 

『ちょっ、ほんとにやば――』

 

 どこかで何かが開いた音がして。

 

『わーーっ!!』

『っ!?』

 

 部屋のクローゼットが突然開き、俺と雪乃が高速で顔を向けた。

 そこには、尻もちをついて痛そうにしている小町といろはの姿。

 

『…………………………………………』

 

 地獄のような沈黙が流れる。

 

「ええっと……」

 

 いろはが気まずげに顔を逸らし、小町がたははと苦笑いしながら俺と雪乃を交互に見ている。雪乃をちらりと見てみると、ものの見事に固まっている。本当にぴたりと時が止まっている。

 

『失礼しました』

 

 小町といろはがぺこりとお辞儀をして、何事も無かったかのようにクローゼットに戻った。

 

「待てこら」

 

 すかさず開けた。

 

「にゃーっ!! お兄ちゃん、この状況下でも勃ってるなんて変態!」

「そうですよ先輩! 大変いかがわしいですとても良いと思います!」

「ひ、ヒッキー……っ」

「お前らに変態呼ばわりされたくないしいろはの台詞よく聞いたらおかし……って結衣もいる!? あれ!?」

 

 クローゼットの中に、結衣もいた。3人も入っていると中々きついようで、3人ともよく見ればじっとりと汗ばんでいる。

 うんうん。

 エロいエロい。

 いや、そうじゃなくて。

 

「一から説明しなさい。じゃないと怒るぞ」

「お、お兄ちゃんが怒ると本気でエゲツないから勘弁してほしいです……」

 

 3人が引き攣り、何故か部屋のあちらこちらにそれぞれが視線を巡らせる。

 

「? どうした? まるで他にも隠れてる人がいるみたいに見えるが」

「あ~、いや~、その……」

 

 結衣が気まずそうに笑い。

 

「せ、先輩……すごいですね! 超能力者みたいです!」

 

 いろはが恐らく彼女の人生史上最も下手な褒め文句を言って、胸の前で両手をぐっと握った。

 ……え、なに。

 他にも居んの?

 部屋を見回すと、未だに綺麗に時が止まっている雪乃が目に入った。

 

 

 

 続く。

 

 

 

 




 ゆきのんでした。ゆるエロ。

 次で!!! 500話です!!!
 明日はお休みして、明後日更新します!!!
 気合の入ったお祝いコメントお待ちしてます!!! 
 賛美の言葉プリーズ(ど直球な承認欲求)!!!

 それでは、今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。