※この作品はR-18です。

俺ガイル 日常の何気ないエロス。   作:高橋徹

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 メタネタ編最終回です。


(4)

「あー、ちょっと眠くなってきちゃったなー」

 

 小町がわざとらしく眠気を訴え、腕を枕にしてころんと仰向けになる。のんびりとした上半身とは裏腹に、こたつに隠れた足は俺の下腹部をつんつんと突いてくる。時折目が合った時に目を細めてくる仕草はひどく艶っぽい。

 

「……ん、寝とけ寝とけ。休日はだらだらするためにあるもんだ」

「ん~……っ、……それもそうだね~……」

 

 右手で小町の足首を掴み、左手で太ももをまさぐる。やる気の無い会話を続けながら、すべすべの肌の感触を楽しむ。ぞくぞくとするやりとりに楽しんでいると、いろはがこたつを抜け出し、俺の肩に身体を預けて頬をすり寄せてきた。ぞくぞくするわドキドキするわでちょっと死にそう。向かいの陽乃さんを見ると、嗜虐的な笑みを浮かべただけで何もしてこなかった。嵐の前の静けさにしか思えない。

 

「ん……ふぅ……っ」

 

 目を閉じた小町が艶めかしい吐息を漏らす。太ももをさすっていた手を内ももへ滑らせ、入念に何度もさすり、足の根本へと手を移動させる。柔らかなショーツの布地の感触に行き着くと、既にしっとりと濡れていた。小町の両足はいつの間にかぱっくりと開いていて、抵抗することなく俺の手を受け入れている。薄い布地越しに割れ目をこすると、細い肢体が淫猥にくねった。

 

「マジで雪すげえな……。これって、明日もしかして雪かきしないといけないのか……?スコップなんてあったっけ……」

「ひっ、んん……っ、……はにゃ? スコップ……? 雪かき……あんっ、あ、そっか、雪かき、雪かきね……はひゃんっ、んくっ……スコップ、どこにあったっけ……後で聞いてみよっか……くひぃん……っ」

 

 日常会話を振って反応を見てみたが、既に蕩けきった表情になっていた小町は軽い会話で精一杯といった状態だった。会話をしながらも顔はぼうっと天井を見つめるばかりで、手はこたつの毛布を掴んで小さく震えている。

 

「あっ、あぁぁ……っ、あぁぁぁぁ……っ」

 

 ショーツの布地を淫裂にぐにぐにとめり込ませると、小町の喘ぎ声に徐々に抑制が利かなくなり、獣性が混じってきた。指を押し込む度に、より気持ちの良い場所を探すように腰をくねらせる様は淫らそのもので、こたつを僅かにめくるだけで、むっとするほどの牝の匂いが立ち込めてくる。既に2人分の性臭が混じった匂いは、思考がどろどろに溶けてしまうほどいやらしい。

 ショーツを捲って直接指を挿入すると、小町は「んにぃぃ……っ!」と可愛らしくうねり、僅かに身を反らせた。

 

「先輩……っ」

「ん、いろは、どうし……っ」

 

 左手の愛撫に集中していると、不意に耳元で甘ったるい声がした。振り向くと、既に完全にスイッチの入ったいろはがふやけた笑みを浮かべていて、俺の反応を待つことなく唇を重ねてきた。

 滑らかに俺の口内に舌を挿し込んできたかと思うと、いろはの瞳の中に、強い淫欲の炎が灯った。

 

「んむぅ……ちゅっ、ふぅんっ、ちゅるっ、れるっ、ちゅぴっ、ちゅぐっ、ちゅぷりゅっ、はむぅ……んふぅっ、ふっく、んふぅぅ……ちゅるっ、れろっ、んくぅっ、ふむぅっ、ちゅぷちゅぷ、ちゅろろろ……ごくっ、ごくっ、ごくっ、ぢゅぷ、ぢゅぷりゅっ、ちゅくくく……っ」

「……ぉ……ご……っ」

 

 あまりに情熱的で激しいキスに、酸素と理性が一気に削り取られる。散々身体を重ねてきたのに、キスだけで射精してしまいそうなほどの激しい舌遣い。歯列を上下表裏くまなく何往復もされ、舌を吸われ、唾液を美味しそうに飲み込まれ、甘ったるい唾液を流し込んでくる。お互いの気持ち良いところを知り尽くした口付けは、もはや挿入行為と大差ないように思えた。

 キスに溺れるいろはが、俺の股間を撫でて嬉しそうに目を細める。すりすりとこすった後、チャックを開けてパンツを下ろし、こたつの中に勃起した肉棒を晒した。てっきりしごいてくるかと思ったが、玉や根元を撫でるだけでそれ以上のことはしてこない。左手に感じる膣肉の感触と、脳内まで犯すようなキスの感触に溺れていると――快楽の刷け口を求めている肉棒を、2つの足が挟んできた。驚いて顔を上げると、陽乃さんが楽しそうに笑っている。

 

 視線を巡らせると、3人それぞれと目が合った。

 陰部への愛撫で蕩けた顔。

 口付けに溺れた顔。

 嗜虐の笑みを浮かべた顔。

 まるで違う3つの表情の中に共通して、どこか悪戯心があるような気がした。

 

 そう思った瞬間、あれ、これってやばいんじゃ……? と気付く。

 次の瞬間――

 

「んぐぅぅ……っ!?」

 

 いろはの舌のうねりが更に激しくなり、小町は愛撫している俺の手を掴んで遠慮なく嬌声を上げながら淫靡に腰をくねらせ、陽乃さんは生足で器用に肉竿をしごきたててきた。

 口を犯され、責めているつもりだった行為が更なる興奮を呼び込み、全ての快感が集約する場所を遠慮なくしごかれる。

 

「んぐ……んぐぅ……っ!!」

 

 身を捩るが、陽乃さんの足はさり気なく俺の下半身を器用に押さえこみ、いろははねっとりと口付けをしながら右腕を拘束し、小町も左腕をがっちり掴んで離してくれない。何もせずとも気が狂いそうなほどの快感が全身に染み渡ってくる上に、それから逃れようと抵抗すればあらゆる場所がこすれて更に気持ち良くなってしまう。

 

「比企谷くん……苦しそうだね?」

「……ぐ……ぅぅ……っ」

 

 陽乃さんの極上の美貌が喜悦で歪む。何か言葉を発したくても口が塞がっているし、思い付く言葉の悉くがいろはの唾液の中に溶けていってしまう。

 

「しかたないなぁ。……楽にしてあげる」

 

 陽乃さんの言葉は、前半分が優しいお姉さんのような口調で、もう半分は……声こそ優しいものの、底冷えのする怖さを纏っていた。身構えようにも、左手の指は常に蜜壺の熱さとぬめりに溢れていて、口の中は甘ったるい口内粘膜に蹂躙されている。心身共に完全なる無防備だった。

 陽乃さんが俺に見えるようにしてこたつのスイッチを切る。何のつもりかと思ったら、陽乃さんは悪戯っぽく微笑むと、頭からこたつの中に入った。

 次に何が起こるかが頭の中を過ぎった瞬間――肉竿が、根本まで飲み込まれた。

 

「んぐぅぅぅ……っ!?」

 

 食べられた。食べられた。食べられた。

 飲み込まれた瞬間、肉棒が溶けて消えてしまった。

 そんな錯覚に陥るほどの熱とぬめり。気が狂うほどの快感。

 

 今、自分の両手が塞がっているのは幸いだった。

 だって、どちらか片方でも手が空いていたら、きっとこたつを捲ってしまう。自分の一部を貪っている顔をきっと見てしまう。どれだけ淫らな表情をしているのかなんて、想像さえ出来ない。見たらきっと、何かが終わってしまう。

 

 不幸中の更に不幸中に辛うじて見付けたような幸いに、僅かながら安心していると――いろはが俺の右腕を掴んだまま、空いた右手をこたつに伸ばした。やめてくれ、と言いたくても、口は依然としてまぐわいを続けたままだ。いろはが何をするつもりかなんて分かっていた。それでも、キスをしていて顔は右側を向いていても、俺の両眼はこたつの中――己の下腹部を貪る人に釘づけになっていた。

 

 いろはが、こたつを捲る。

 

「…………っ」

 

 陽乃さんが、俺の内ももを両手で押さえ、淫らに、みっともなく頬を窄めて肉竿をしゃぶり、上目遣いで俺を見つめていた。どこまでも嬉しそうな表情で。本当に、嬉しそうな表情で。

 なんでこの人は、はしたない表情がこんなにも美しいんだ――?

 ごくりと喉を鳴らすと、いろはの甘い唾液が喉に絡まった。俺の視線は陽乃さんの顔に固定されている。

 陽乃さんが俺に見せつけるように根本まで肉竿を咥え、荒い鼻息で陰毛を揺らす。顔を引いていくとぷりぷりとした唇が竿をきゅむきゅむと締め付け、鈴口に何度も口付けをして、また根本まで咥える。一つ一つの動作は焦れったいほどに緩慢で、けれどそのどれもが脳神経を引きちぎらんばかりの快感をもたらす。

 気が付くと、舌と左手の指が勝手に動いていた。

 

「んふぅぅ……ひぇんぱい……ちゅぷっ、んふぅぅ……っ」

「おにい、ひゃん……ひゃぅぅ……ひぐぅぅ……っ」

 

――自分が射精に至るまで、恐らく1分も持たない。下手をすれば数秒後には白濁をぶちまけているかもしれない。それなら、みんな道連れにしたかった。右手でいろはの肩を抱き寄せ、ぎゅっと身体を密着させて小さな口内を貪る。口の中が第二の性感帯と化しているいろはは、積極的に責められるとあっと言う間に全身を戦慄かせ始めた。左手の中指で小町の隘路のざらついた部分を徹底的にこする。びくりびくりと身体を跳ねさせて悶える2人の反応が嬉しくて、口内愛撫と指による愛撫を一気に加速させる。

 

「んふぅっ、じゅぷっ、ぢゅぷりゅっ、ちゅぷぷ……ぐぽっ、がっぽ、がっぽ、じゅぶじゅぶじゅぶ……っ」

 

 陽乃さんの口淫も激しさを増す。この中の誰よりも嗜虐的でありながら誰よりも敏感な陽乃さんは、俺を絶頂に追いやる口淫が自らをも絶頂に追い込むと分かっている。それでも、俺を限界に追い詰めるのに躊躇しない。顔に喜悦をいっぱいに浮かべて、はしたなく頬をすぼめて肉竿をしゃぶり続ける。

 

「ひゃうぅぅ……っ」

 

 いろはが可愛らしく震えた。

 

「ひゃあぁぁ……っ」

 

 小町が力無く喘いだ。

 

「んっ、じゅぶっ、んふぅぅぅ……っ」

 

 陽乃さんが切なげに目を細めた。

 

「イ……っ」

 

――俺が、言葉にならない声を上げた、次の瞬間。

 

 

『んくぅぅぅ…………っっっ!!!!』

 

 

 下半身が爆ぜて、陽乃さんの口の中に白濁をぶちまけて。

 いろはが目を剥いて、涙ぐみながら愛液を噴き出して。

 小町が口を半開きにして、背筋を弓なりに反り返らせて。

 そして、陽乃さんがうっとりとした顔で、静かに絶頂に達した。

 

「……ぁ……ぁぁ……っ」

 

 漏れ出た呻き声が誰のものなのかさえ分からない状態で、ぐったりと仰向けになる。いろはは俺の右隣りにぴったりと添い寝をしてきて、小町もこたつから抜け出して左隣に添い寝をしてくる。陽乃さんは身体をぶるぶると震わせながらも、白濁の残り汁を余すことなく嚥下していた。

 

 …………。

 ……死ぬ……。

 

 このままちょっと、出来れば一晩くらい休ませてくれないかな……と思っていると。

 

「……誰から行きます?」

「……いろはさんからどうぞ。小町はお兄ちゃんの耳を責めますので」

「……ぷはっ。じゃあわたしは比企谷くんのお尻を責めちゃおっかな」

 

 …………。

 ……休憩ゼロで、2回戦に突入するようです。

 

 そんなことする元気ないですと言おうにも、陽乃さんが雁首に優しく舌を這わせてるせいで全く勃起が収まらないし。詰んでる。

 

「比企谷くん、頑張ってわたしたちを満足させてね」

「……はい……」

 

 なんて言うか、うん。

 くっ、殺せ……!

 って感じだ。

 

 陽乃さんがこたつから這い出てきて、仰向けの俺に覆いかぶさる。服の上から乳首を楽しそうにしばらく弄ったかと思うと、「じゃあ、さっき話し合った通りにね」と職場の上司みたいな口調で小町といろはに指示を出した。

 

 ああ……あゝ……。

 比喩抜きで、冗談抜きで、誇張抜きで。

 搾り取られる……。

 

       ×  ×  ×

 

 翌朝。

 すっかり干からびた俺は、キッチンでかしましく朝食を作る3人を眺めながらこたつに入っていた。一晩中3人を相手取って精力的にも睡眠時間的にも死にかけの俺に対し、同じく睡眠不足のはずの3人はやたらとツヤツヤしている。

 

「はるさん先輩、ただでさえ綺麗なのに今日は一段と綺麗です……」

「えー、そうかなー? 比企谷くんのおかげかな?」

「いろはさんもですよー!」

「え、そ、そう? ……小町ちゃんもすっごく可愛いよ?」

「そ、そうですか? えへへへ……」

 

 ……会話は可愛らしいけど……人身御供になった俺のことももうちょっと労わってください……。

 右耳を下にしてこたつに突っ伏していると、スマホが着信を告げた。何ぞやと思って画面を見ると、画面には「由比ヶ浜結衣」の文字が。スマホを持つ気力さえ無いので、通話ボタンを押してスピーカーモードに切り替える。

 

『ヒッキー、やっはろー!』

『おぅ……やっはろー……』

『……昨日は大丈夫だったか聞こうとしたんだけど……大変だったみたいだね……』

 

 え、なにこの子、優しい。

 あかん、ちょっと涙が出そう。

 

『……結衣さんマジ女神……』

『ひ、ヒッキー? 何かいつもとキャラ違うよ? ほんとに大丈夫? 今からそっち行こっか?』

 

 甘い誘惑に、思わず「それなら俺の気が済むまで膝枕させてくれ」と言いそうになったが、流石にキモいと言われそうで止めた。

 

『ん……大丈夫だ、ありがとな。そっちは楽しかったか?』

『あ、お泊まり会のこと? うん、楽しかったよ! ゆきのんはまだ寝てるけど』

『隣でか?』

『うん』

『え』

『あ』

 

 冗談で聞いたのに、何か変なことになった。

 

『お前らって本当にそういう関係だったの……?』

『ち、ちがうし! ただ昨日は本当に寒かったし、ゆきのんの身体、あったたかったから……その、一緒に寝てもらっただけだし……』

『後半どもるのやめろ、マジ感が出るから』

『……うぅ……』

『……まあ、その、なんだ。元気出たわ、ありがとな』

『え、ほんと? よかったー』

『ああ、ほんのちょっとだけだけどな』

『ほんのちょっとなんだ!?』

『バカ言うなよ、搾り切られて引きちぎれる寸前まで行った雑巾みたいな状態なんだぞ今は、そう簡単に回復するかっての』

『す、すごい例えだ……』

『……そんでも、ちょっと癒されたわ』

『あ、そ、そう? えへへへ……』

 

 ……あかん、やっぱり涙が出そう。

 

『あ、ゆきのんが起きたみたい。じゃ、またね?』

『なんか浮気相手との電話みたいだな』

『変な冗談言うなし! ……ん、じゃね』

『……おう』

 

 最後の優し気な声にまたしても癒されながら通話を切る。俺が指を動かす気力が無いため、結衣がタイミングに迷いながら通話を切るのを辛抱強く待った。たっぷり10秒ほど待ってようやく通話が切れると、不意に目の前にスプーンが差し出された。

 

「はい、先輩。あーん」

「……あーん」

 

 逆らう気力もないため、緩慢な動作でスプーンに乗せられたものを確かめもせずに口を開ける。「なんだか餌づけしてるみたい」といういろはの失礼な言葉をスルーしてもぐもぐと咀嚼すると、どうやら玉子焼きのようだった。俺好みの甘い味付けに頬が緩む。

 

「ん、旨い」

「よかった。それじゃあ、今日もよろしくお願いしますね?」

 

 はい?

 

「何をどう繋いだら『それじゃあ』になるんだ?」

「比企谷くん。今日も明日も休みなんだから固いこと言わないでよ~」

「いや、俺が死ぬんですが」

「お兄ちゃん、諦めが肝心だよ?」

「なんで俺が駄々こねてるみたいになってんの? おかしくない?」

「先輩、空気読みましょう?」

「やめて、ちょっと過去のトラウマを思い出してしんどいから」

「…………」

「やめてやめて、涙目で俺の頭を撫でるのやめて」

「比企谷くん。付き合ってもらう代わりに一つだけ要求を呑んであげる。何がいい?」

「……めぐり先輩と結衣と留美を呼んでもらえますか。癒し要員が欲しいです」

『ほほう……?』

「あ、ウソです、ごめんなさい、殺さないで」

「わたしは静ちゃんを呼ぶねー」

「小町、結衣先輩のお母さんの連絡先知ってますよー」

「小町ちゃんナイス! じゃあお2人を呼んじゃいましょう!」

「待って待って待って、本格的に死ぬから、マジで」

 

――こうして、本来なら寒さに震えるはずの大寒の時期が、それどころじゃない事態に翻弄されながら過ぎてゆく。

 

 

 

「あ、ゆきのん、起きた?」

「おはよう、由比ヶ浜さん。…………」

「? ゆきのん、どうしたの?」

「なんで私の服がはだけているのかしら? まさか……」

「それただの寝相だから! うぅ……なんでヒッキーだけじゃなくてゆきのんまで……」

 

 

 

 お終い。

 

 

 

 




 メタネタハーレム編の最終回でした。百合百合しいところをちょっと膨らましたら、最後はまさかのガハマさん締めでした。楽しかったです(^^)

 活動報告で夏コミ&冬コミの委託&DL販売のお知らせをしています。よろしければぜひ(^^)!

 それでは、今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!
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