※この作品はR-18です。

俺ガイル 日常の何気ないエロス。   作:高橋徹

59 / 700
(20)

 そんな訳で。どんな訳だよ。

 どきどき☆雪ノ下雪乃のご奉仕タイムスタート! 言ってて自分で震えた。寒さで。

 俺は椅子にタオルを敷いて、胸の高鳴りに顔がにやけるのを抑えながら(何故ならキモいから。ふひっとか言っちゃうし)いちもつをギンギンにして待っていた。なんだこいつ。

 雪ノ下はお返しのことなどすっかり忘れているのか、ローションを物珍しそうにまじまじと眺めている。それ使い始めたら、そんな可愛い仕草も出来なくなるんだよ……。

「……これの使い方も気になるけれど……まずは身体を洗った方が良いわよね?」

 雪ノ下の発言に、それもそうかと冷静になる。

「ああ、そうだな。最初に『お背中……お流ししますね』って言ってくれたら最高だ」

「え……」

「あ」

 全然冷静じゃなかった。

 やっべ俺何言っちゃってんだ分際を弁えろよ取り敢えず生まれ変わろうそしたら私は貝になりたいなどと激しく自己嫌悪に陥っていると、雪ノ下は顔を真っ赤にしながらも何かに迷うように視線を泳がせた

 何事かと様子を見ていると、やがて俺の正面に膝立ちして、そろりと目を合わせた。

「……お、お背中、お流ししますね」

「…………っ」

 あ。

 死ぬ。

 あ、そうか、俺昨日ドラゴンボール7つ集めたんだった。それでそん時雪ノ下にこの夢の台詞を言ってもらうようお願いしたんだった。そっかー忘れてたよー参ったなーあはは。

 死ぬ。

「ゆ、ゆゆゆ、雪ノ下さん? なななななんでまた……」

 思わず敬語になってしまった。

 雪ノ下は俺の問いに、恥ずかしげに顔を逸らす。

「……こ、これから、毎日一緒に入るのだし、い、色々試してみるべきだと思うのよ。……そ、それに……」

「それに?」

 まだ追撃があるのん? 八幡のライフはとっくに0よ?

 覚悟を決めて、雪ノ下の言葉に耳を澄ます。

「……そんなに、……悪い気はしなかったわ」

「………………………………そ、そうか」

 オーケー。

 死ぬ。

 内心悶えてのたうち回った。

 俺がふるふる震えているのを不思議そうに眺めて、雪ノ下はボディソープを手に取った。

「それじゃ、どこから洗い……あ」

「あ」

 雪ノ下は俺の股座に座る形になっていた為、目の前のぎんぎんになった肉棒に今更ではあるが目が釘づけになってしまった。

 ……どうしよう。

 …………。

「……背中から、お願いします」

「は、はい……」

 俺の無意味な敬語に、雪ノ下まで釣られて敬語になっていた。

 うるせえ、チキンとか言うな(幻聴)。物事には順番があるんだよ順番がー!

 ……どうでも良いけど、雪ノ下が旅館の女将とかやったら死ぬ程似合いそう。

 

       ×  ×  ×

 

「お湯、かけるわね」

 雪ノ下がシャワーヘッドを持って、律儀に断りを入れる。

「ああ、頼む」

 答えると、きゅっと蛇口をひねる音がして、背中に温かい圧が掛かる。

 雪ノ下の手が小さな滝の中をしゃぱしゃぱと動き、背中を丁寧に撫でてくれる。

 ……既に天国なんですけど。

 つい先程の自分が雪ノ下にやっていた責めを思い出して、笑える程自己嫌悪に陥った。次やる時はちゃんとしよう……。ちゃんと洗おうって意味だよ? ほんとだよ?

 ……ん、あれ? 次って……明日? あ、そうか、毎日って……うわわわわ。それはやばい、やばいぞ。

 最初は週3くらいから始めた方が良いかもしれない。身体も心も休まるけど、それ以上に興奮しすぎて身も心も持たなそうだ。

 明日以降の事に悶々と思いを馳せていると、雪ノ下が手の中でボディソープを泡立てる音がして、そこで音が止まった。

「……?」

 何が起きたのかと振り返ると、雪ノ下はむむむと眉をひそめて考え事をしている。

「どうした」

「あ……普通に洗うだけで良いのかなと思ったのだけれど、その、何か……するべきかしら?」

「…………え」

 え、なに? 雪ノ下さん、がっつりリクエストに応えてくれる流れなの? え、本当に?

 内心狂喜乱舞しながら(脳内リオのカーニバル状態)、何をしてもらうか考える。

 そして振り向いて雪ノ下を見ると、

「……そう、だな、雪ノ下の身体で洗ってほしい。背中には胸を当てて洗って、腕なんかは股間に挟んで洗ってもらいたいな」

「な……っ」

 雪ノ下が戦慄の表情を浮かべた。そして一気に顔が真っ赤になる。

 ……流石に厳しいかなあ。やってもらえたら天国なんだけど。

 無理すんなよと言って、視線を前方の鏡に戻すと、信じられないものを見た。

 なんと、俺の姿が映っていなかったのだ。

 ごめん、うそ。ほんとごめん。

 ――と。

「んっ……あふあっ、くふぅっ……」

「……え?」

 背後から聞こえる甘い声に、心臓が跳ね上がる。

 ――まさか、雪ノ下、本当に……?

「え、え、え……」

 まさかの天国発生の予感に心の底から動揺していると。

 ――くちゅ。

「~~~~~~~~~~っ」

 背中に柔らかいものが着地した。2つの突起の感覚が、強制的に現状を認識させる。

 あまりの事態に口をぱくぱくさせていると、突起が上下左右に動き出す。

「んっ、んっ、ふうっ……こ、こう、かしら……? ……あふあっ」

「あ、ああ、すげえ、良い、感じ……だぞ」

 あまりの心地良さに、スムーズに言葉を紡ぐことが出来ない。

「んっく、あう……そ、そう、良かった……あああ……っ、んんっ、んっ、んあ……っ」

 雪ノ下はこの行為で自らもかなりの快感を感じているが、それでも健気に洗ってくれる。

 鏡越しに見える雪ノ下の顔が艶っぽく紅潮していて、あまりの美しさに見惚れてしまう。

 俺はその夢のような光景に、背中の極楽とは対照的に、膝に置いた拳は固く握っていた。

 動揺が収まらない内に雪ノ下は背中を洗い終え、快感の余韻からか震えながら立ち上がり、俺の斜め前に立つ。

「腕……上げてちょうだい?」

 顔を真っ赤にしながら、雪ノ下が告げる。

「あ……じゃあ……」

 震えながら右腕を少し上げて、雪ノ下に指示を出す。

「――あう、あああ……こ、こんな感じでいい……?」

 雪ノ下は自分の股間と俺の腕にボディソープを塗り、俺の腕をゆっくりと股間に挟むと、右手で俺の手首を掴み、左手を俺の肩に添えた。

 整った美しい顔が真っ赤になりすぎて、このままのぼせてしまうではと不安になる。

 微かな声で「これ……あう、擦れて……ひあっ」と鳴いていて、なんかもう僕は死にそうです。

「じゃあ、洗うから……んくう……っ」

 雪ノ下が腰を前方にスライドさせると、間延びした喘ぎ声を上げた。

 そのまま、ゆっくりと腰を前後させる。

 にちゅ、くちゅ、にちゅ、にちゅ、くちゅ……。

「あふっ、んんっ、ひあっ、ああ、あああ……ふああっ、んんっ、んくっ、んはあっ……」

「…………っ」

 目の前で繰り広げられる痴態に、思わず呼吸を忘れる。

 白く泡立つ雪ノ下の秘部が前に後ろにと擦れて、甘美な肢体の艶めかしい動きに見惚れる。

 雪ノ下以外の視界のものが、深い霧に包まれたようにぼんやりとして、その分彼女の一挙手一投足が極めてクリアに見えた。

 雪ノ下はびくびくと震えながらも、必死で俺を見つめて「どう……?」と何度も目で問うてくる。や、もう、最高としか言いようが無いんですけど。

 放心状態でいると、右腕を洗い終えた雪ノ下がふらりと左腕の前に立つ。

「じゃ、今度は……」

「……あ、ああ……」

 2人ともとろんとしたまま、左腕も同様に洗ってもらった。

 ……これは……なんという至福……。

 

 

 

続く。

 




八幡の誕生日ですやん!!感想で教えて頂いて時間差で気付きました!いつもありがとう!!これからもSっ気とMっ気を存分に発揮してくださいな!!
追記終了。

ゆきのんでした。最近エロ濃度が薄くなっていたので、休日に一回エンジンかけたいと思います。

前回のメタネタ、反響の大きさに驚きましたwww応援やお祝いメッセージの場合を除くと、何気に感想数が今までで最多っぽいです。半端ねえ。
「8月7日時点」と書いたように、次がいつになるかは分かりませんがそのうちまた書いてみようと思います。益々カオスに……! 超不意打ちネタだと思って頂ければ!w

ちなみに連続更新の記録なんですが、親切な方に数えて頂いた所、およそ138日ということでした。うん、頑張った俺!

注文してまだ届いていないけれど発送はされている状態の官能小説の内の1冊をブックオフで見つけて「ぬぐああああ……!」となりました。最近官能小説をあんまり読んでいないので、もう一度修行し直そうと思います。

掟上今日子の推薦状が月マガで連載開始になっていて、発見した瞬間に手に取り読みました。コミカライズされたものの原作を既に読んでいるというパターンは初めてだったので何やらむずむずしました。絵が良い味を出していて、全体的に程好かったです。今日子さん可愛いな……。

平日も終わりですねお疲れ様でした!
来週はお盆!休みに乗じて益々書くぞ!!

それではまた明日お会いしましょう(^^)!
今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。