後書きでしみじみしていますのでw、ぜひ読んでいただけると嬉しいです(^^)!!
デビュー作が発売開始しました!
活動報告にタイトル等の情報を載せておりますので、ぜひご覧ください(^^)!!
放課後に三浦を家に連れて行くことになったので、小町に連絡した。
『うっす』
『ちーっす』
『(女の子が「あたい……ゆるせへん!」と言っているスタンプ)』
『なんでだ』
『なんとなくー。で、本題は?』
『放課後、三浦を家に連れていきます』
『ちらしずしでいい?』
『お前、毎日三浦を連れていこうもんなら連日パーティーを開きそうだな』
『その可能性は否めない』
『否めよ』
『絶妙な日本語。どうする? 食べてくならほんとに作るけど。お兄ちゃんは納豆でいいよね?』
『明確なイジメやめてくれない? ちょっと待った、聞いてみる』
『隣にいる状態で小町に連絡するとは! ラブラブかよぉ!』
『小町がよかったら、ぜひとのこと』
『華麗にスルーしたのはとっても腹立たしいけど、優美子さんが可愛いからよしとします。絶対照れながら言ってたでしょ』
『当たり』
『可愛すぎかよぉ!』
『それな』
『ほんじゃ、夕ご飯まで部屋でまあ、うん、ガンバ!』
『言葉の濁し方下手すぎない?』
『ほんじゃねー』
『(女の子が「うぁぁぁぁっ!」と泣き叫んでダッシュし、壁に体当たりして破壊しているスタンプ)』
『だからなんでだ』
こんな具合。ちなみに最後は既読スルーだったが、兄妹のやりとりはいつもこんな温度感である。小町の機嫌が悪いうえに俺がつまらん話題を振ると、ジャンプで言うと3話くらいの尺で話が打ち切りになる。この例え超怖いな。単行本も出せないし。
あれだな、次回作とかで人気が出たら『〇〇(作者名)短編集』とかってタイトルでその中に収録すれば……って、なんでこんなに現実的なプランを考えてるんだ俺は。
そんなこんなで放課後を迎え、三浦を部屋に連れてきた。小町はもう少ししたら帰ってくるようだが、挨拶はごはんを食べる時にするようだ。どこまでも気の利いた妹である。
「お邪魔します……」
ぽしょぽしょと呟き、俺の部屋に三浦が入る。自分の部屋に女の子がいるという、夢のような状況。前回三浦が来たのがつい一昨日だと言うのに、会えずにいた時間も会ってからの時間も濃密すぎて、やけに遠い日のことのように感じた。それに今の三浦は制服姿なので、前回とはまた違ったドキドキがある。
「…………」
そろりそろりと辺りを見回して、鼻をすんすんと控えめに鳴らしたかと思うと。
「…………」
とろん、と気持ちよさそうに目を細めた。可愛すぎて失神しそう。特にツッコまずに眺めているに限る。
普段ならまず勉強するところだが、今日は誘った流れが流れなので……座る場所をどうするか大いに悩む。三浦が鼻をすんすん鳴らしている間に覚悟を決めると、華奢な肩をぽんぽんと撫でてベッドに促した。
「あ……っ」
三浦の瞳が揺れ、唇が微かに震える。目が一瞬泳いだが、それでも俺に促されるままにカバンをカーペットの上に置き、ベッドに上がった。
「…………」
ぺたんと女の子座りになった三浦の向かいにあぐらをかいて座る。三浦の雰囲気が一瞬で濡れたものに変わっていた。目の下が薄い朱色に染まり、頬もほんのりと紅潮している。整った綺麗な顔が俺をじっと見つめ、何かを期待している目をする。昼休みに蓄えていた興奮をスイッチ一つで丸々呼び戻したような、そんな雰囲気。
三浦の小さな手をそっと握る。自分の指よりもずっとすべすべして細い指が、すがるようにしゅるしゅると絡まってくる。きゅっと握ってはほどき、ほどいてはきゅっと握る。握るのもほどくのも、どちらからともなく行なわれる。
手を見つめ、目を見つめ、2人の喉が何度も鳴る。三浦はこくりと、俺がごくりと。2人の距離は数十センチ程度だろうか。そのわずかな空間が、粘度を帯びた湿った空間に変貌していく。訳が分からないほどに興奮していた。
「ヒキオ……」
三浦が俺を呼ぶ。今の三浦の声は聞いただけで幸せになったが、それ以上になにか質量をまとっているように感じた。呼ばれただけでその場から動けなくなり、目を離せなくなり、虜になるような。肌に傷を残さないが決して逃がしてくれない鎖が巻きついてくるような、そんな感覚。
手を伸ばし、三浦の髪を撫でた。いつもよりもずっと優しく、すべすべした金の髪の厚みを確かめるように、そっと。
「ん……っ」
三浦の唇から甘い声が漏れる。細指が俺の膝にそっと置かれ、もじもじともどかしそうに動いている。髪の毛にそっと手の重みをかけ、するすると、しゅるしゅると、上等な織物を触るかのように慎重に、丁寧に撫でていく。
「ぁ……んん……っ」
いつもならば気持ちよさそうに目を細めるところだが、三浦の反応はなんだかいつもと違う。目を細めているのに変わりはないが、まるでねっとりとキスをした時のような表情をしている。
髪の毛を撫でるだけでも、感じるものなのか……?
女性の身体は全身性感帯――というフレーズが書かれた記事をいつかどこかで聞いたことを思い出す。女性が縁遠い存在であった頃でも、その言葉はやけに記憶に残っていた。
男が感じやすい場所は下腹部に集中しているが、女性は全身が性的快感を覚えることができるのだという。詳しく調べたりはしなかったが、今の三浦の反応を見ているとやけにすんなりと納得することができる。
その記事の内容はほとんど覚えていないが、他にもう一つだけ覚えていることがあった。
『女の子に触れる時は、徹底して優しく。そちらの方が女の子は気持ちいいんです』
といった言葉だ。たしかに、ここで劣情のままに三浦を押し倒しても、三浦の気持ちも身体も強ばって気持ちよさを感じるどころではないだろう。
慎重に、優しく、丁寧に……。
目の前で絶えず溢れ出る三浦の艶めかしい吐息に劣情を催しながらも、脳内で何度も何度もブレーキをかけながらさらさらの髪を撫で、すべすべの頬にそっと触れる。
「ん……っ、ぁ……っ、ぅんん……っ」
普通に撫でるよりも、触れるか触れないかという程度で撫でた方が三浦の表情が艶っぽくなる。同じ人間なのかと疑ってしまうほどなめらかで弾力のある頬を、微妙に力加減を変えながら何度も撫でていると。
「…………?」
俺の行為に疑問を抱いたのか、三浦がこてんと首を傾げる。とろとろに蕩けた表情でちょっとだけ口を開き、俺の膝をきゅっとつかみながら。あまりの可愛さに脳がぐらりと揺れた。下半身に血液の流れが集中していく。
「……三浦。ボタン、一つだけいいか?」
頬を撫で、耳を撫でていた手を首にまで移動させようとしていた。俺の言葉に三浦はほんのりと頬を赤らめたが、こくんと頷いてくれた。ほんの一部とはいえ、生まれて初めて女性の服を脱がすため激しく緊張する。三浦のブラウスのボタンを一つだけ外し、その中にするりと指を滑りこませた。
「ぅんん……っ、あっ、うぁっ、んんんん……っ」
自分の服の内側に男の手が入ってきたからだろうか、三浦の反応は羞恥も混ざり合って格段と艶めかしいものになった。白くほっそりとした首をそっと撫で、あごの下をしゅるしゅると撫でていく。
「う……っ?」
俺の膝に添えられていた三浦の手が、ゆっくりと太ももへと滑っていく。どこかで止まるかと思いきやどんどん内側へ入りこんでいき、鼠径部にまで達したところでようやく止まった。10本の細指のほんの数センチ先では、スラックスを突き破らんばかりに下腹部が膨らんでいた。三浦の視線もいつの間にか肉茎に釘付けになっている。
三浦の首を撫でていた指を離し、三浦の手首を掴む。
「え……あ、やぁ……っ」
その手を徐々に内側に滑りこませていく。三浦は耳まで真っ赤にしているが、抵抗してこようとはしてこない。あと少しで肉幹に触れるというところで手をパッと離した。
女の子座りをしている三浦が前屈みになる。猫背の姿がやけに可愛らしい。けれどその表情は好奇心と劣情に染まっていて、ぞくりとするほど艶っぽい。
上目遣いで俺を見つめ、膨らんだ股間を見つめ、もう一度俺を見つめ、また視線を下ろすと――
「うぉ……っ」
三浦の右手が、膨らんだ肉幹をそっと掴んだ。
「うわ……っ、えっ、おっきい……それに、硬い……っ」
熱情に浮かされたかのようなふわふわした声で三浦が次々と感想を漏らす。普段自慰をする際の自分とはまるで違う、繊細で優しい手つき。焦れったいにも程があるのに、ぞくぞくと下腹部を駆け抜ける快感が身体の奥底へ澱のようにたまっていく。
三浦はよほど興奮しているのか、膨らんだ股間をじっと見つめながらふにふに、くにくにと揉んでいく。柔らかな細指に触られて反応しないわけもなく、何度もぴくりぴくりと震えてしまう。そのたびに三浦は俺以上に身体をびくつかせ、それまで以上に熱心に触ってくる。
「三浦……うっ、くぁ……っ」
三浦が両手で肉幹を触り出す。痛いほどに張りつめた股間を、先から根本まで何度も丁寧になぞってくる。徐々に加速していく快感に、腰ががくがくと震えてしまう。
「ヒキオ……気持ちいいの?」
俺の反応をじっと見つめていた三浦が尋ねてくる。俺が震えながらこくりとうなずくと、瞳を細めてふわりと笑みを浮かべた。
「ん……っ」
顔を寄せると、ごく自然に唇が重なった。唇を重ねるだけの軽いキスをして、互いの上唇、下唇、唇の端を咥えてなぞり、もう一度深く唇を重ね、ちろちろと舌を絡ませる。三浦の唾液が甘ったるい。発情して匂いもなにもかも甘くなったかのようだ。
唇を離して下を見る。三浦は10本の細指で絶え間なく股間を撫で続けていた。
「……チャック、開けるか?」
その手つきがなんだかもどかしそうに見えたのと、俺自身焦れったいにも程がある快感に身悶えしていたので試しに提案してみた。三浦は目を見開いて驚いたものの、
「……うん」
短く答えてうなずいた。チャックを開け、三浦の手をスラックスの中へすべり込ませる。
「うぁ……っ」
三浦の声が上ずる。ボクサーパンツ越しだと指に伝わる熱量や硬さも違うだろう。細指がしゅるしゅると這うと、つい先程までとは比べ物にならないほどぞくぞくする。三浦は片手でしばらく撫でていたが、肉幹を掴んでチャックの外側へと引きずり出し、両手でさすり始めた。
「う……お……っ」
三浦が夢中で肉幹をさする。跳ね上がった快感に悶絶していると、三浦が前屈みになってすんすんと鼻を鳴らし、身体をぶるりと震わせた。
「ここ、すっごく濃い匂いがする……」
「……っ!?」
三浦はいま、自分がどれだけいやらしいことを言っているか分かっているのだろうか。きっと分かっていないだろう。三浦の言葉によりビクンと跳ねた肉幹に驚いているくらいだから、おそらく無意識に言ったにちがいない。
背すじをぞくぞくとさせながら、三浦のあごに指を添えて顔を上げ、唇を重ねる。
「ふっ、んんっ……ちゅっ、ちゅぴっ、んふぅぅぅ……っ」
とろっとろに蕩けた瞳を細め、うっとりと俺を見つめてくる様がたまらない。両手は相変わらずがちがちに張りつめた肉幹を撫でている。
たまらなくなり、三浦の胸にそっと両手を伸ばした。
指先に極上の柔らかな感触を感じた瞬間――
「や……っ」
三浦が弾けるように身体を離した。
「……わるい」
予想よりも大きな、それもネガティブな反応に呆然としながら謝ると、三浦が慌てて首をぶんぶんと横に振った。
「こ、こっちこそごめん、びっくりしちゃったから……」
謝りながらも身体を寄せ、俺の首にそっと両腕を回す。俺を少しでも安心させようとする仕草に心が癒される。
「それじゃあ……改めて、いいか?」
「ん……」
三浦がうなずくのを確認して、改めて両手をそっと伸ばした。
続く。
あーしさんのエロさが加速していく……。
☆☆☆祝・3周年☆☆☆
3月21日で連載3周年を迎えました。
「いつか、私を助けてね」というゆきのんの台詞をきっかけに心の中で色々あり、もやもやを解消すべく書き始めた作品です。
沢山の方に読んでいただいて調子に乗り、オリジナル作品も書いていき、少しずつ力をつけ、書籍化まですることができました。
本当に、本当にありがとうございます。
「せっかく沢山の方に読んでいただいているんだから、ちゃんと本を読んで勉強しよう。3年間で500冊を目標に。Excelで読んだ本を記録しよう」と考えて読書を初め、3年間で小説以外も合わせて459冊読みました。若干届かず。
それまでの人生で小説を10冊も読んでいなかったので、結構頑張りました。
感想があと少しで4000件に達します。4000件て! 凄まじい数字です。たくさんの常連さんと交流してきました。最近の常連さんはアニメで言うと第11期くらいだと思います。たまに書かれていた方も1回だけ書かれた方もありがとうございます。かつての常連さん、また感想欄に現れてくださいませ。
感想投稿心待ち、略して小町!
小説を書き始めてから3年3ヶ月。やっと見えてきた部分も沢山あるので、まだまだ進化していきたいと思います。読んでくださった皆さんがニヤケてしょうがなくなり、幸せいっぱいな気持ちで眠ることができるように。
と言っておきながら、興奮して寝られなくなるようにもできるように頑張ります!!!
※余談
連載開始から4ヶ月くらい経った頃、目に見えて感想の数が減ってUAが落ちた時期がありまして。相当凹んでいて「1日当たりのUAが5000を切ったら、キリの良いところでやめちゃおうかな」と本気で考えていました。その頃にはるのん編を始めたところ、UAが一気に3000ほど伸びた記憶が。
未だに扱いきれない感のある強敵ヒロインですが、はるのんのおかげでモチベーションが復活どころかさらにパワーアップしました。本当に感謝しています。
てか皆はるのん好きすぎかよぉ!! って思ってました。強い。
これからですが、あーしさん編がまだまだ続きますし、あーしさん編が終わった後も誰かしらのお話を書くかと思います。何気ないエロスを週1で書くのが完全に日常になっているので、まだまだお付き合いいただけたら嬉しいです(^^)
これからもよろしくお願いいたします!!
それでは、今回もお読みいただきありがとうございました(^^)!!