両腕を雪ノ下の股座で洗ってもらい、なんかもはや息も絶え絶え。あのなんともこそばゆくて、滑らかな感触がああ……うおああああ……!
雪ノ下も似たような心境なのか顔が真っ赤なのだけれど、それでも彼女は真面目に次の行動へ移ろうとする。
「……次は、何をすれば良いかしら?」
俺の腕をシャワーで洗い流した後、ぺたんと女の子座りをして、どこか惚けた顔で首を傾げながら、俺の膝にそっと手を置く。写真撮りたい。
「あ、ええと……」
次は……とは言いつつも、頭が回らない。そもそもそんなに一つ一つの行為を丹念に記憶しながら見ていた訳ではないし、今のこの状況が異様すぎて、思考回路が完全に吹き飛んでいる。
俺が答えあぐねているのを見て、雪ノ下は決して急かさず穏やかな表情で見守りながら、手の中でボディソープをしゃぷしゃぷと泡立てている。お嫁さんに欲しい。
あ、と雪ノ下が小さく声を上げると、音の波がゆっくりと彼女の手の中の泡に溶けていった。
「……あ」
雪ノ下の視線を辿り、俺も小さく声を上げた。
超びんびんやないですか。そりゃそうだって話だけど。
雪ノ下が下腹部をぽーっと見つめて、一度手のボディソープを洗い流すと、両膝に手を置いてすすすと中心に滑らせていく。
「お、ちょ、こら……っ」
俺の戸惑いの声を気にせず、雪ノ下の絹糸のような指が玉に触れ、愛おしそうに撫でる。その心地良さとくすぐったさに、下腹部がまた反応した。
「……ここ、洗う?」
「はいもうぜひ」
「早いわね……」
即答したら呆れられた。
だって、ねえ。湯気がしっとりと肌に貼り付いて艶めかしい雰囲気を帯びた雪ノ下が、頬を紅潮させながら、俺の大事な所を触って「……ここ、洗う?」とか言ってくるんですよ。そんなの即答に決まってるじゃないですか!
× ×
「それじゃあ洗うわね」
雪ノ下が俺の股間を目の前にして、内腿に手を当てながら告げる。なんかエサの皿をじっと見つめる猫みたい。
もうこの時点で得も言われぬ期待感で心臓が爆発しそうなのに、唐突に、更なる追い打ちをかけてきた。
「匂い……濃い……」
「え、ちょ、え? え?」
ボディソープを手に取るのかと思いきや、顔を脚の根元に顔を近付けて、隆起して反り返った肉棒の匂いを嗅ぎ始めた。
「~~~~っ」
すんすんと鼻を鳴らし、玉から裏筋、雁首、尿道口と順を追って匂いを嗅いで行く。
わ、わ、わ、うわわ。
マジでこの子、猫だ。
おかしい、口でしてもらうのも、身体を交わわらせるのも、沢山やっているのに……やたらと興奮する。
「んっ……」
雪ノ下は亀頭の匂いが特に気になったのか、しきりに匂いを嗅ぐ。やめてー! 恥ずかしい! 恥ずかしいから!
どこを見るのが正解なんだよと視線をせわしなく動かす俺をよそに、尿道口をすんすんと嗅いだ後、目を弓なりに細めた。
「ここ……ちろっ」
「!?」
亀頭の先をちろりと一舐めされた瞬間、身体に電気が走り抜けて、肉棒がびんと反り返った。
雪ノ下は一瞬驚いたようにその様子を見たが、すぐに目を細める。
「……ここ、すごく濃い匂いがするわ……本当に、すごく……んっ」
はむっ、と。
雪ノ下の薄めの色っぽい唇が、充血しきった亀頭を咥え込んだ。
「んむ、んむ、ちゅる、ちゅぴっ、ちゅぱっ、んむっ、はむっ、はむっ、はむ……」
「~~~~~~~~~~っ」
頭の中にアラームが鳴り響いて、反射的に雪ノ下のこめかみを掴んだ。
だめだ、これは、だめだ。
この状況による興奮と、いつもと違う雪ノ下の可愛さと色気とが相俟って……亀頭を咥えられただけで、すぐにイってしまいそうだ。
だがそんな俺の抵抗も虚しく、
「んっ……? ……んっ、んっ、くぷぷ、ちゅろろ、ちゅぴっ、ちゅぴっ……」
「お、あ、かはっ、うあ……」
雪ノ下は顔を掴まれて一瞬きょとんとしたものの、顔を引き離された訳では無かったために、そのまま亀頭を味わい続けた。美しい顔立ちが、口淫によって卑猥に頬をすぼめる痴態を見せてくることで、更に興奮が跳ね上がる。
「うう……うぐ、雪ノ下、雪ノ下ぁ……っ」
快感に喘ぐ情けない声が、浴室の蒸気に溶け消えていく。
今日は既に何度も出しているのに(本当に何度も)、凝りもせずまたくつくつと射精の衝動が湧いてくる。
俺が頼りない声で名前を呼んだのに反応して、雪ノ下がゆっくり上を向いた。
「……んっ」
「え……うおあっ!?」
雪ノ下は目を細めて優しげな笑みを浮かべたかと思うと、内腿に添えていた手を腰に回して、一気に肉棒を喉奥まで咥え込んだ。
突然の快感の濁流にいとも容易く呑み込まれ、椅子の上で腰ががくがくと前後する。
「んっく、じゅぷっ、じゅるっ、じゅぷじゅぷ、じゅるる、がちゅ、ごぷ、じゅる、じゅぴ、じゅるるるるる……」
「あっ、あっ、あっ……」
格段に卑猥さを増した水音に、張り詰めていた糸がぷつぷつと音を立てて切れていく。
白濁した欲求が、精嚢から一気に上ってくる。
「雪ノ下……雪ノ下、出る、出る、出る……」
力無い声で雪ノ下の頭を撫でると、結えた艶やかな黒髪がぴょこんと揺れた。
「ん……」
雪ノ下は全てを受け入れるような、優しく包容力のある目の光を湛えて、最後に一気に口の動きを速める。
じゅぽじゅぽじゅぽ、じゅぐ、じゅぐぐぐ、じゅるるるる……。
「あ~っ、あ~っ、あ~っ」
あの雪ノ下がこんな淫猥な行為に及んでいるという改めての実感が、浴室に響く音によってふつふつと湧く。
――きゅっ、と雪ノ下の後頭部を抱いて、確認するように喉奥まで咥え込ませる。
そして、
「……出……る……っ」
短く言葉を告げると。
「……んぐっ! ……んぐっ、んむっ、ごく、ごく、ごきゅ、んっ、んっ、んふう……ごきゅ、ごきゅ、ごっく……っ、……んっ、んっ、んっ……」
鉄砲水のごとき射精の奔流を、雪ノ下が躊躇なく飲み込んだ。
うっとりとした表情で肉棒から口を離すと、口から僅かにこぼれた精液を指で掬い取り、指ごとはぷっと咥えて舐めとる。
「……ふふ、たくさん出たわね。そんなに気持ち良かった?」
「…………」
得意気に笑う彼女は、どうしようもないほどに可愛い。
あんまり可愛いもんで……またすぐ勃ってしまった。どうなってんだよもう……!
雪ノ下の頭をくしゅくしゅと撫でながら、ふへーと息を吐く。
「……お前、エロすぎ。あと、匂い嗅ぐのは反則だぞ。可愛すぎて訳分からん」
「…………っ」
何気なく言った言葉で、雪ノ下の顔が真っ赤になった。
あ、そういやこいつ、ストレートな褒め言葉に弱いんだよな。反撃のチャーンス。ヤマピカリャー! ……目が腐っているとあまり光らないことに気付いた。
褒め言葉であわあわとしている雪ノ下に、容赦無い追撃を浴びせる。
「あ、や、う、そんなこと」
「猫みたいですげー可愛かったぞ。恥ずかしかったけど正直また見たい」
「え、そ、そんな、でも」
「普段だってやたらめったら可愛いのに、猫っぽくなったときはまた一段と可愛くなるんだよな。本当どこまで可愛くなれば気が済むんだ?」
「や、ちょ、ちょっと、そんなに言わないでちょうだい……」
「なんでだ? お前だって自分で自分の事可愛いって言ってたじゃねえか。まあ、お前が自分で思ってる以上に可愛いけどな。自分の可愛さ舐めんなよ? 俺悶え死にそうになってんだからな」
「あ…………う…………」
ぷしゅーと音を立てて、茹でノ下さんの完成。あっと言う間だね!
よし、勝った。何にだ。
まあ俺も歯が浮き過ぎて総入れ歯になる勢いで褒めたから、割と相打ちに近いかもだけど。雪ノ下の反応が死ぬ程可愛いので良しとする。
「――ん?」
雪ノ下が俯きながら、自分の頭に乗せられた俺の手に自分の手を重ねた。
何事……? と思っていると、雪ノ下が上目遣いで一言。
「……悶え、死ぬの? ……だから、死んでもらっては……困るって、言ったでしょう?」
「ぐほあっ」
「比企谷くん!?」
相打ちくらいかと思ったら違った。圧倒的KO負けだった。
「ぐふ……だ、大丈夫だ……」
「そ、そう? なら良いのだけど……」
頭に「??」の文字が浮かんだ状態で、雪ノ下が俺の手をくすぐったそうに、愛おしそうに握り返す。
この子は何回俺を悶え死にさせれば気が済むのだろうか……。
続く。
何ヶ月も前から目標にしていた数字に明日到達しそうです。
閑話休題。
ちょっと動物っぽいゆきのんを書いてみたら丸々1話使うという。
一通りご覧になっている方はお気付きかと思われますが、まあ口の描写が多いですよね。好きなんだからしょうがない!Fue先生万歳!
お風呂のシーンが思いの外長い。4ヶ月かけて一日の朝から夜にかけてのお話を書き続けてまだ終わらないという。
ゆきのんに関してはこの後のシーンも、更にその後のエピソード(タイトルを変えて独立させます)も書くのが楽しみで、ああ。
はるのん人気ありすぎて笑いました!wありがとうございます!自分なりの落としどころ(エロに持ち込む流れ)は妄想出来たので、後はゆっくり書いていくだけですね。っっっ超ゆっくりになります。
今のクオリティからもう一段階上げるには……もうしばらく必要かなあ……こんなことばっか書いている後書き。
近くの書店にGJ部の2巻だけが悉く置いていなくていやがらせかと思いました。やむなく注文して明日届きます。何のいじめですかい……!
こちらは涼しいです、皆さんがお住まいの所はいかがですか(^^)
それではまた明日ここでお会いしましょう(^^)!
今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!