日が暮れて宵闇が辺りを包みこみ、公園内の街灯がぽつりぽつりと灯っていく。俺は三浦の腰を抱きしめ、三浦は俺の股間をすがるようにこすりながら歩いていた。急げるような体勢ではないのだけれど、それでも自然と2人の足取りは速まる。
公園の通りに面している林に着いた。街灯の光も届かない、一人でなら絶対に行く気にもならないような不気味な雰囲気。けれど今は、誰の目も届かない安心できる場所としか思わなかった。
「奥まで行くか」
「……ん」
三浦の腰をきゅっと抱き寄せると、華奢な身体がぶるりと震えた。吐息が首にかかる。ぞくりとして振り向くと、三浦が唇を重ねてきた。まだ林に入ってさえいないのに、まるでごく自然な挨拶であるかのように舌を挿しこんでくる。じゃれつくように舌先を絡み合わせた。
「ん……んむ……んふぅぅ……っ」
うっすらと届く街灯が、とろりと蕩けた三浦の表情を映しこむ。溢れる発情を抑えきれないような、そんな表情。甘ったるい猫撫で声に背すじが痺れる。このまま何時間でもキスをしていたくなるが、今はそうもいかない。
「……三浦、まずは奥に行くぞ。ここじゃ色々と……まずいだろ」
「……うん」
ちょっと拗ねた子どものような顔をして頷く。頭をくしくしと撫でると、金の髪はしっとりと汗ばんでいた。上目遣いで見つめてくる三浦の瞳が濡れている。下腹部がぞわぞわとする。今すぐ、この瑞々しい唇を肉竿で割って開いてねじ込みたい……という欲求を必死に押さえこみながら、林の奥へと入っていく。
林の規模はさほど広くないようで、目を凝らすと向こうの通りの街灯が見える。それでも一歩一歩進むごとに、微かな光や音が遠のき、俗世から離れていくような感覚を覚える。若々しい葉を踏む音がする。どこからか虫が鳴く声がする。月の光が申し訳程度に木々を染めている。心安らぐ森の匂いに混じって、三浦の甘やかな匂いが香ってくる。この場には俺と三浦しかいないのだという事実が、身体の奥底まで染み渡ってゆく。
「……よし、この辺で」
唇が塞がれた。
「んっ……ふっ、んっく、んふぅぅ……っ」
首に細腕が巻きつき、柔らかな身体がきゅっと吸いついてくる。舌がにゅるりと口内に入りこみ、俺の舌を探すようにうねうねと動き回る。舌と舌が触れ合うと、昼間の三浦からは考えられないほど大胆に、卑猥に、貪るように舌を這わせてくる。まるで蛇のように、舌先も、舌の腹も、根本近くまでねっとりと重ねてくる。絡まる唾液が熱い。三浦が顔を傾け、唇と唇がむにりと重なった柔らかくひしゃげる。
「ん……ぐ……っ」
三浦は股間をさする代わりに、自分の腰を艶めかしく揺らして押しつけてきた。膨らんで反り返った勃起肉の裏スジが柔肉に触れあい、ますます硬度を増していく。お返しに、三浦の脚と脚の間にひざをすべりこませた。同時に後ろからスカートの中に手を突っ込み、瑞々しい尻たぶを揉みしだく。
「んふぅぅ……っ!? んっ、んむっ、やっ、そこ、はぁぁぁ……んっ、ちゅっ、あむっ、れるっ、ふっ、くぅぅ……っ」
唇を離した三浦が身をよじり逃げようとする。唇を塞ぎ、尻をぐっと引き寄せて決して逃がさぬようにする。俺から舌を積極的に絡め、唇を咥え、唾液を流しこむ。ショーツのさらさらした感触の上から尻をそっと撫で、時に強く揉む。三浦は可愛らしく内股になってかくかくと震えるが、腰の位置が低くなると俺の太ももに淫部がこすれる。スラックスの膝頭がしっとりと温かく湿っていた。
「はっ、んふぁぁ……っ、ふっ、んっ、んくぅっ、んふぁぁぁ……っ」
三浦の声が発情していく。俺の太ももに陰部がこすられることもいとわず、ぐいぐいと身体を密着させてくる。尻たぶの部分のショーツをTバックのように食い込ませると三浦は背すじを反り返らせてくぐもった声で喘いだ。
引き絞られたショーツをぐいぐいと引っ張り、前にせり出してきた三浦の下腹部に太ももをこすりつける。スラックスの染みが広がっていく。三浦は泣きそうな表情を浮かべているのに、首に回した腕に力を込めたままでキスをやめようとしない。
暗い林の中で、時間感覚も忘れて三浦の柔らかさを味わった。味わい続けた。貪り続けた。
「……はっ、はぁっ、はっ、んっ、はぁぁ……っ」
唇を離すと、2人の間に伸びた糸がかすかに光った。たらりと垂れ落ち、足元の葉にぽとりと滴る音がする。
三浦の手首を掴む。膨らんだ股間に引っ張っていくと、細指がそっと肉竿を舐めていく。微かに震えているのは、あまりに興奮しているためなのだろうか。
三浦の肩をぐっと下に押しこむと、蹲踞のようにして脚を開いた。ミニスカートを穿いているのに躊躇しないことに驚いていると、月の光が差して朱色が刷かれた頬が見えた。
「硬い……」
ぽそりとつぶやかれた声が下腹部に染み渡る。三浦の手がチャックを開け、中のパンツを下げた。肉幹と玉袋をチャックの中から引きずり出すと、惚けたように口を開けた。
「んっ、はぁっ、匂い、すごい……っ」
「……そりゃ、一日外にいたんだしな」
夏が過ぎたとはいえ、それなりに歩き回りもしたり、股間は蒸れているだろう。しかし三浦のこの言葉はなじるための言葉でないことも充分知っている。
「ぐ……っ」
両手がそっと肉幹を撫でてくる。腰を引くと、細指がきゅっと竿を握って止めてきた。
さわさわ、そろりそろりと撫でながら、三浦が熱に浮かされたような表情で見つめてくる。指の腹や爪で、亀頭を、カリのくびれを、竿を、裏スジを、根本を、玉袋を、会陰を、しゅるしゅる、かりかりと舐るように撫でていく。
「お……ぁ……っ」
とぷっ、ぴゅるっ、とカウパー液が溢れでてくる。三浦は指に透明な液体を絡ませ、片方の手は玉袋に先走り汁を塗りたくり、もう片方の手で竿をしごき始めた。
卑猥極まる手の愛撫に腰が抜けそうになっていると――不意に、月が雲に隠れて、辺りが真っ暗になった。
「ぐぅ……っ」
三浦の表情も手の動きも何も見えなくなると、亀頭がぬむりと生温かい感触に包まれた。睾丸を撫で、竿の根本をにちゅにちゅとしごきながら、カリのくびれを瑞々しい唇できゅっと締めつけて、べろりと出した舌の腹でえぐるかのように亀頭を舐めていく。
三浦が何をしているかは暗くてまったく見えないのに、三浦の唇が、舌が、内頬が、細指が、いま俺にどんな愛撫をしているのかを強烈に伝えてくる。
「んふぅぅ……ちゅっ、れるっ、はぷっ、んっ、ふぅぅぅ……っ」
三浦が発する声が、先走りの滴る肉竿をしごく音が、決して大きくないはずなのに脳内で反芻されて苛烈に響き渡る。
亀頭の裏側にべったりと舌の腹を当てられ、左右に揺すられる。腰を引くと竿の根本をしごく細指に力が入り、決して逃がしてくれない。敏感な場所を舐めしゃぶられ、根本をしごかれ、玉袋をやわやわと優しく揉まれる。触感と圧の異なる快感が同時に下腹部を包みこみ、脳を焼く。
「み、三浦、それ、やば、出る……っ」
自分の発する声が情けないくらい上ずり、震えている。内ももがつりそうなくらい力が入り、下半身全体がぶるぶると震える。今日一日たっぷりと精子を蓄えてきた睾丸がせり上がってくる。もう少し楽しみたいという意図を込めた俺の言葉に、三浦は手をゆるめるどころかさらに愛撫を強めてきた。
「んふぅぅ……ちゅっ、んむ
っ、ちゅむ……っ」
「う……ぁぁぁ……っ」
頬と唇をきゅっとすぼめてカリ首を締めつけ、首をぐりぐりと回してくる。その上で固めた舌先を鈴口に押し込み、尿道口をほじくる。敏感な部分を苛烈に責められて悶絶しているところで、竿をにぎる手に力が入り、強烈にしごき始めた。
にちゅにちゅにゅこねりゅぐちゅにゅくにゅこにゅこ……っ。
真っ暗な中で、卑猥な音が耳朶を焼いた。
「――――ぐぅぅぅ……っ!!」
強烈な快感に抗うすべもなく、小さな頭をがしりと掴み絶頂の感覚に目をきつく瞑る。精巣にたまった大量の白濁が、尿道を突き破らんばかりの勢いで駆け抜ける。何十人もの手にぐいと押されたかのように腰が跳ね、三浦のざらついた喉奥に亀頭が当たる。鈍い感触がすると同時に苦しそうに呻いた三浦の喉に、大量の精液を噴き出した。
「んっ、ぐっ、んくっ、んっ、んぶ……ふっ、んふぅぅ……ふっ、んっ、んっ、んっ……」
くぐもった、それでいて蕩けた声を漏らしながら三浦が精液を飲みこんでいく。魂が抜け落ちていくような怠惰な感覚。直前までの激しい愛撫とは対照的に、三浦の唇と舌がにゅるにゅると緩慢に動き、優しく精子を搾りとっていく。小さな脈動を何度かすると、ようやく最後の一滴まで出しきった。
「……んっく、ぷはっ」
三浦が口を離すと、月の光がふたたび差し込んだ。三浦はとろんと夢見心地の表情で、精液をたっぷりと呑みこんだ自分の喉をさすり、唇に付いていた精液をぺろりと舐めとった。艶美な仕草にぞくりとして、下半身に血液が流れこむ。
「……ヒキオ、濃すぎだってば」
硬度がまるで衰えない肉竿に目を見開き、いたずらっぽく笑いながら髪をかき上げる仕草が可愛らしくも色っぽい。愛らしい声音で囁き、亀頭にちろちろと舌を這わせ、上目遣いで見つめてくる。一挙一動が余すことなく俺の興奮を煽り立ててくる。いったいどこまでが素で、どこからが計算なのか……決してわかることはないだろうし、わからなくていいだろうとは思う。
「……めちゃくちゃ気持ち良かった。ありがとうな」
頭をくしくしと撫でると、ちょっと拗ねた顔になった。なんでですのん? 頬がほんのりと赤いけれど、そこに触れると怒られそうなのでやめておく。
「……ヒキオ、あと何回してほしい?」
亀頭をつんつんと指でつっつきながら尋ねてくる。三浦がここまでエロく可愛くなるのは嬉しい想定外だ。ちょっと脳内処理が追いついておらず、質問をガン無視して「抱きしめていいか」などと言いたくなる。
脳内の混乱を収めて、今の状況を考えてみる。もう1回出せば……収まるか……?
…………。
「……できれば、あと2回ほど……」
俺の言葉に三浦が目をぱちくりとさせ、くすくすと笑った。
「ヒキオってほんと、ドスケベだよね。……なんで反応したし」
三浦の罵りに下腹部がちょっと反応してしまい、ジト目で見られてしまった。
この後、俺も三浦の胸を愛撫しながら舐めてもらい、お願いした通りもう2回、三浦の口の中にたっぷりと出した。全て律儀に呑みこんだ三浦が、帰り道に「なんか水飲みすぎた時みたいなんだけど……」と恨みがましい目を向けてきた。100%俺が原因なので「その、なんだ……すまん」としか言いようがなかった。
続く。
林の中って初めて書くような……(もはや記憶が曖昧)。「前に〇〇と行ってたよ」という情報があればぜひ!w
林の描写だとか月の描写だとか、今まで書いたことがない部分を書けて楽しかったです。思考が広がる感じ。
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それでは、今回もお読みいただきありがとうございました(^^)!!