※この作品はR-18です。

俺ガイル 日常の何気ないエロス。   作:高橋徹

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 何度も絶頂を繰り返し、くたくたになった三浦がぼんやりと見つめてくる。両脚を広げ、今にも重力に負けそうな速度で両手を下腹部に伸ばし、ぐっしょりと濡れそぼった女性器を広げる。出会った頃よりもぐっと大人っぽく、綺麗になった顔が仄かに羞恥に染まる。金の髪が汗で額や頬に貼り付いている。その目は虚ろで、けれど強い意志を持って俺を見つめている。

 

 にじり寄り、淫裂に肉槍の切っ先をあてがう。陰部の周りに生えた恥毛は余すことなく肌に貼り付き、いったいどれほどの汗と愛液にまみれているのかを物語っている。濃厚な甘酸っぱい匂いは絶えず鼻腔を浸していて、今という時間を日常から完全に切り離していた。

 

「ぅあ……っ」

 

 腰をわずかに押し進めると、薄桜色の小陰唇に亀頭がめり込んだ。三浦が艶っぽく喘ぎ、ぬち……っという感触とともに熱い潤みに包まれる。これから訪れる快感への期待をいやがうえにも高めてくれる。膣口は小さく、ひくひくと震えていた。

 

「行くぞ」

「うん……はっ、んんん……っ、んはぁぁぁぁ……っ」

 

 腰をぐっと突き出し、亀頭を膣口にめり込ませる。

 

 ……あっつ……っ!?

 

 二本指での愛撫を何度もやっていたためか、思っていたよりもスムーズに挿入することができた。しかし、それ以上に膣肉の熱さに驚く。ついさっきまで手の指で感じていた熱さも、性器で感じるとまるで違うものに思える。亀頭だけめり込んだ結合部を見る。朱い亀頭が薄桜色の粘膜の中に呑みこまれ、俺も三浦も震えている。

 

「三浦、大丈夫か?」

 

 頭の脇のシーツを掴んで唇を引き結ぶ三浦に尋ねる。長い金の髪は海のように広がっていて、ぞっとするほど美しい。

 

「だい、じょうぶ……っていうか……っ」

「うお……っ?」

 

 どこか逼迫した声音の三浦が、シーツを掴んでいた手を離して自分の内ももに手を添える。結合部を見つめてこくりと細喉を鳴らし、腰をくい、と動かした。

 

「もっと……奥まで挿れて……っ」

「……っ、わかった」

 

 挿入は初めてだが、あくまで挿入『は』初めてというだけの話で。

 俺も三浦も、奥まで繋がるという行為への期待感はどこまでも高かった。

 

 腰を突き出す。身体を前傾させ、ゆっくりと体重をかけていく。決して逃がすことのないように。俺自身が決して逃げないように。

 

「んんんん……あっ、あっ、はぁっ、はぁぁぁぁ……っ」

 

 ずぶっ、ずじゅっ、にゅぐ……っと肉槍が膣内にめり込んでいくと、三浦の声がより切なげに、熱く潤んでいく。竿の部分をにぢにぢと締め付けられる感触に悶絶する。膣内の熱と同様に、指で感じていた締めつけの感触とはまるで次元が違った。柔らかなうねりで根元がにぢ……っと締め付けてくることもあれば、慣れない行為による力みで急に竿全体がぎゅっと食い締められることもある。慣れと不慣れが混ざり合った感触はあまりにも気持ちが良くて、思わず腰を引いてしまいそうになる。それでも体重をかけ、逃げるなと自分に言い聞かせる。

 

「お……っ?」

「あ……っ」

 

 肉槍をずぶずぶと埋め込んでいくと、こつんと奥に当たる感触があった。処女膜……というわけではなく、どうやら子宮口に亀頭が当たったようだ。処女膜を破って出血した形跡もない。俺と三浦はちょっとぽかんとした顔で見つめ合い、それから少しだけ表情を和らげた。

 

「奥まで入ったみたいだな」

「うん……ヒキオの、あーしの奥に当たってる……」

「…………」

 

 お腹をさすりながら腰をひくひくと動かす仕草が、尋常でないほどにエロい。正直今すぐにでも激しく腰を振りたくなったが、さすがにこらえた。

 

「すぐに動かないほうがいいか?」

「ん、そのほうがいいかも。……ヒキオの、すっごいおっきいし」

「あの……三浦さん、さっきからものすごくエロいんですけど……」

「……言わなくていいから、そういうの」

 

 本音をつぶやくと、ぷいと可愛らしく顔を逸らしてしまった。

 

 しかし、たしかに時間は必要なようだ。挿入してすぐに動かすのは女性の負担になる、という情報を聞いたこともあるので、しばらくのあいだは腰を止めておくことにする。

 

「あ……っ、やっ、んん……っ」

 

 形の整った乳房にそろりと手を伸ばすと、三浦が可愛らしく喘いだ。

 

「リラックスできるように触ってるだけだから」

「んん……触りかた、やらしっ、すぎるからぁ……っ」

 

 乳房の外縁をそっとなぞり、かろうじて乳頭に触れないように撫でていると、案の定ツッコミを受けた。しかし膣内の力みが少しばかり取れたようなので、引き続き愛撫を行なう。

 

「あっ、やっ、あっ、あぁっ、はっ、はぁぁぁ……っ」

 

 三浦の声から徐々に緊張が抜け、代わりに糖度が満ちていく。とろんと蕩けた目に見つめられ、膣内で肉幹がむくむくと膨らむ。

 

「やぁ……ヒキオの、おっきくなったぁ……っ」

「…………っ」

 

 甘ったるい声でつぶやき、腰をくねらせてお腹をさする。恐ろしいほどに蠱惑的な仕草に背すじがざわつく。

 

 不意打ちでぷっくりと膨らんだ乳頭をつまむと、三浦の腰が糸で吊り上げられたかのように跳ね上がった。

 

「んくぅぅ……うあぁぁぁっ!」

「ぐぁ……っ」

 

 おとがいも上がり、膣肉が強烈に締め付けてくる。思わず射精しそうになるほどの快感に歯を食いしばってこらえる。

 

「はぁ、はぁぁ、はぁぁぁぁ……っ」

 

 三浦の吐息が震えている。膣肉は締めつけが増したが、決して力みは伴っていない。明らかにリラックスして、牡性器の感触を楽しんでいる。三浦の瞳がじっとりと湿り、くねくねと腰を揺らすのがたまらない。

 

「そろそろ動くぞ」

「きて、もう、やだ、がまん、できない……っ」

 

 三浦の言葉に心が激しく波打ち、膣肉が風に吹かれた夜の森のようにざわめく。腰骨を掴んでゆっくりと腰を引くと、去っていくのを惜しむように膣肉に貪られる。ふたたびずぶずぶと押し込んでいくと、今度は決して逃がさないとでもいうかのように奥へ奥へと引きずり込んでいく。

 

「あっ、ぅあっ、やぁぁ……っ、な、に、これ、こんなの、……んあぁぁっ!?」

 ずぶり、ずぶりと数回抽送を繰り返すと、三浦が汗ばむ身体を大きく波打たせた。今度は膣内だけでイったのだと分かると、嬉しさと同時に征服欲や嗜虐心が湧き上がる。

「三浦、ちょっと速度上げるぞ」

「え……っ」

 

 三浦の腰を掴み、少しだけ持ち上げる。突き入れる角度を変えると――腰を振る速度を一気に上げた。

 

「うあぁぁっ!? あぐっ、ひっ、んくぅぅ……っ、やっ、だめっ、だめ、これ、またすぐ……うあぁぁっ!!」

 

 へそ裏を亀頭でぐりぐりと圧迫された三浦の嬌声に、かすかな獣性が混じる。無我夢中で腰を振れば、性感の高まりきった三浦はたやすく果てる。イってもイっても止まらず、連続した波が三浦の身体を、脳を犯す。三浦が泣きじゃくりながら顔をぶんぶんと振る。頭をかきむしり、俺を止めようと両手を伸ばす。けれど俺は三浦の腰を持ち上げたまま激しい抽送をやめることなく続ける。結合部はいつの間にか白く泡立っていた。三浦が本気で、狂おしいほどに感じてくれていることが嬉しい。

 

「うぁうぅ……だめ、だめ、だめ、また、イク、イク、イク、イっ……ぅあぁぁ!!」

 

 俺の手を掴んだ状態で三浦の全身にさざなみが走る。だめ、という言葉を何度も口にしているのに、イク前も、イっている最中も、ぐいぐいと恥骨をせり出してえげつないほどに密着してくる。三浦が何度も絶頂する姿があまりに色っぽく、綺麗で。いつ射精してもおかしくない逼迫した状況でも思わず見惚れてしまった。

 

 抽送を止めて三浦の腰から手を離すと、三浦はまだ俺に持ち上げられているかのように腰をぐぐっとせり上げ、急に重力を思い出したかのようにベッドに沈んだ。ベッドのシーツにはいつのまにか大量の汗が染み込んでいた。三浦が魂の抜けたような顔で俺を見つめ、俺の脇腹からへそにかけてそっと撫でてくる。滑らかな指に俺の汗がまとわりつく。今が真冬だということが信じられないほど、ふたりとも汗をかいていた。

 

「ヒキオ……っ」

 

 三浦が両手を伸ばしてくる。まるで幼子が甘えるように。無性に愛おしくなり、上から覆いかぶさってきつく抱きしめた。唇を重ね、舌でじゃれつき、互いの性器を貪ろうと腰を揺らす。にゅち、にゅこ、にゅぐ……と卑猥な感触が下腹部から全身に伝わり、心地良い怖気が何度も走る。

 

 唇を離し、おでこをこつんと合わせると、自然と口が開いた。

 

「優美子」

「…………っ」

 

 ずっと呼んできた苗字とまるで同じ感覚で口にしたため、初め自分が何を言ったのか気付かなかった。目をぱちくりとさせている三浦を見て、初めて自分が発した言葉に気付く。

 

「あー、……気に入らなかったら苗字に戻すけど」

「べつにいいって。それより、もう一回呼んで?」

 

 恥ずかしいイベントが発生してしまった。

 

「優美子」

「もう一回」

「優美子」

「もう一回」

「……優美子」

「もう一回」

「……勘弁してくれ」

 

 くたくたになってしまった俺とは対照的に、優美子は上機嫌でにこにこと笑っている。ある意味色っぽい表情よりもレアかもしれない表情。とんでもなく可愛い。

 

「……ヒキオ」

「え、三浦は変えてくれないの?」

「優美子」

「……優美子」

「よし」

「……いや、だから」

「……あーしはヒキオって呼びたいの」

「……了解」

 

 恥ずかしげにささやかれ、あっさりと屈してしまった。可愛いのだからしょうがない。

 

「ん……っ、あっ、あっ、あっ、あ……っ」

 

 自然と会話が途切れ、抱き合ったままで腰を振る。優美子は俺のゆったりとした抽送に合わせて腰を振り、快感を高めてくれる。キスをして、唇を離して見つめ合って、またキスをする。優美子の身体が何度も小刻みに強張り、軽めに達していることを示していた。無我夢中で腰を振り立てるのも楽しいが、こうやって抱き合って交わるのもすごく楽しい。

 

「ヒキオ……なんか、中でぴくぴくしてる。それにさっきより熱い……出そう?」

 

 優美子がうっとりと目を細めながらささやく。俺の背中を優しくさすり、慈母のような表情とは対照的にその腰はうねうねと妖しくくねる。表情や声、身体のすべてを使って射精を促していた。

 

「……ああ、もう出そうだ」

「ん、わかった。……いっぱい出して」

 

 耳にぴったりと唇を付け、どこかいたずらっぽい声音でささやく。ぞくぞくとした快感が尿道を突き抜け、いよいよ射精欲求が膨らんでくる。抽送を小刻みで単調なものに変え、何度も何度も優美子の最奥を、子宮口を小突く。

 

「あっ、ぅあっ、んんん……きもち、いい……っ、ヒキオ……ヒキオ……っ」

 

優美子は短く切られた甘ったるい嬌声を漏らし、すらりとした両脚を俺の腰に巻き付け、愛おしげに締め付けてくる。逃がさない、ぜったい中に出してねという色っぽくも可愛らしい意思表示。睾丸がキュッとせり上がり、強烈な射精衝動が肉竿の根元まで込み上げてくる。

 

「優美子……もう、出る、出る、出すぞ……っ」

「ヒキオ……きて、きて、きて……ぅあぁぁぁぁぁぁ……っ」

 

 どぶっ、びゅぶっ、びゅぶるるるる……っ。

 

 狭い尿道で圧を高められた大量の白濁が、優美子の膣内にどぶどぶと溢れ出す。尿道をえぐるような濃度の精液。優美子は目を見開き、切なげな瞳で俺を見つめてくる。唇を重ね、きつく抱きしめあい、強烈な絶頂をふたりで味わう。ふたりとも身体が狂ったように震えた。互いの愛情を、快感を伝え合い、循環させ、さらに増幅させる。

 

 激しい抽送の末の射精というわけではないが、高めに高められた性感により、睾丸から引きずり出される精液の射出はいっこうに止まらない。どくっ、どぐどぐ……という濃密な痙攣とともに、強烈な快感が頭蓋を浸す。射精の波が収まってからも、膣肉の締めつけで何度か精液が噴き出した。時間にすれば数分程度の時間。けれどこの時間は、今までの人生で一番濃厚なものだった。

 

「……ぷはっ。……はっ、はっ、はっ……」

 

 唇を離し、ふたりとも激しく息を切らす。優美子の手はすがるように俺の背中をさすり続けていた。

 

「なか……すっごいあったかい……」

「……だな」

 

 膣肉も、肉槍も、精液も、愛液も、たっぷりと熱をまとっている。それらすべてが今、とろとろに、どろどろに混ざり合っている。感慨深さとともに、結構な疲労感が襲ってきた。

 

「……いったん抜くか……って、うお……っ?」

 

 さすがにいちど休憩を……と思って腰を引こうとすると、腰に巻き付いた優美子の脚にぎゅっと締めつけられた。

 

「……だめ、まだ抜くなし……っ」

 

 可愛すぎか。

 

 優美子がどこか拗ねた顔でささやくのがあまりにも可愛かったので、「はいよ」と答えてきつく抱きしめた。優美子は上機嫌そうに笑い、俺の背中をぺちぺちと叩いた。うーん、気絶しそうなくらい可愛い。

 

 夜は長い。ちょっとくつろぎづらい体勢ではあるけれど、まずはゆっくり休むとしよう。

 

 

 

 続く。

 

 

 

 

 

 




 連載を開始してから1年半、ようやく繋がりました。長かったな……と感慨深い気持ちでいっぱいです、本当に。1年半かかってようやく名前で呼ぶことができました。名前で呼び始めた直後は地の文で『三浦』と『優美子』が混在していて、修正するのが大変でしたw

 夜のシーンはもう少し続きまして、なおかつあーしさん編はもうしばらく書きます。今までのヒロインとはちょっと話の作りが違う感じにしようかなと(^^)もう少し、ごゆるりとお付き合いくださいませ(^^)!

 俺ガイル13巻、10月に出るのかなー、渡先生に無理はしていただきたくないなー、とのんびりした感じで見守っています。

 それでは、今回もお読みいただきありがとうございました(^^)!!
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