服を脱ごうとすると、ヒキオがびっくりするくらいジッと見つめてきた。
「……見すぎだし」
「ああ、すまんすまん」
「…………」
ぴくりとも動かないまま謝られた。
「……ドスケベ」
言いながらヒキオのほっぺをむにむにとつまむ。
「むおおお……」
変な声でうなりながらも、ヒキオは決して動こうとしない。強情なところも含めて好きになったつもりだけど、こういう強情さはどうなんだろ……。キライではないんだけど。
「……べつにいいけど」
ぽそりとつぶやき、ヒキオに見つめられたままそっと服を脱ぐ。制服を脱いで下着姿になると、ヒキオがごくりと息を呑んだ。何回も見てるはずなのになぁ……と、ちょっと微笑ましくなってしまう。
下着を脱ぐと、一気に顔が熱くなった。乳首がぷっくり膨らんで、アソコは身じろぎしたらエッチな音が鳴っちゃいそうなくらい濡れてる。
「……ヒキオも、早く脱いで」
べつにまだ脱がなくてもいいんだけど、何か言わないと気がどうにかなりそうだった。ヒキオは「ん」と答えてためらいなく服を脱いでいく。男の人は裸になるのは恥ずかしくないんだろうか。ヒキオだけ?
立ったまま向かい合うと、ヒキオのほうが背が高くて、がっしりしてることがよくわかる。
「ぅあ……っ」
ヒキオが一歩近付くと、出したばっかりのはずのものがガチガチになっていた。お腹にぐいぐいと刺さってきて、腰が勝手にひくひくと揺れてしまう。
「優美子、ベッドに寝てくれるか」
あーしがどうしようもないくらいに興奮していることについては触れず、静かに囁いてくる。耳に当たる吐息が熱くて、それだけで腰が抜けそうになる。
「……うん」
答えた声は、自分でもびっくりするくらいしおらしくなってしまった。あ、ヒキオのがピクンッて動いた。ほんとわかりやすい。
何回寝たかわからないベッドに仰向けになる。胸の上に手を重ね、脚はぴったりと閉じた。ヒキオがあーしの足をそっと掴む。指先が触れただけで、下半身がじんと甘く痺れた。
「優美子」
名前を呼ばれただけで、口の中につばが溢れた。こくりと呑み込み、そっと脚を開く。
「……ぐしょぐしょだな」
「い、言わなくていいからぁ……っ」
アソコに顔を寄せたヒキオがぽつりと呟く。恥ずかしさで頭がどうにかなってしまいそう。ヒキオの言うとおり、あーしのアソコはどうしようもないくらいぐっしょりと濡れていた。エッチな匂いがしているのもわかってる。わかっていても、恥ずかしいものは恥ずかしい。
「はっ、ふぁっ、あっ、はぁぁ……っ」
ヒキオの手が内ももをさわさわとまさぐる。優しくて、すごくエッチな触り方。こうすればあーしがリラックスして気持ち良くなるってわかってる。それが嬉しくて、ちょっと腹立たしくて、幸せ。
「うっ、くぅっ、はぅっ、んっ、んはぁぁ……っ」
ヒキオがあーしをじっと見つめながら、ひたすら内ももを撫てる。アソコに触れそうで触れないのがやらしい。ヒキオはほんとにやらしい。
「ね、ねえ、ヒキオ……っ」
掠れた声で囁くと、ヒキオが悪い笑みを浮かべた。
「どうした」
「わ、わかってんでしょ……は、はやく……っ」
自分の声がこんなにとろとろになるなんて、少し前まではまったく知らなかった。
「早く……なんだ?」
「ば、ばかぁ……っ。早く、あーしの」
言葉が途切れ、頭の中がバチバチと白んだ。
「あっ、かはっ……!?」
ヒキオが不意打ちでアソコにキスをして、舌を這わせてた。ずっと期待して、焦らされてたところで急に舐められて、頭の中がぐちゃぐちゃになってしまう。
「ヒ、ヒキオ、だめ、だめ、そんなに、べろべろってすんなし、おっ、お願い、それ以上はだめ、やだ、やだ、やだぁ……っ」
ヒキオの髪を両手でぐしゃぐしゃにしながらお願いしても、ヒキオは止めてくれない。びらびらの部分を舌で丁寧に舐めてたかと思うと、固めた舌先で穴をぐりぐりとほじくってくる。
「んくっ、ふっ、んぅぅぅ……っ!!」
ヒキオの頭を太ももで挟み込み、全身をギュッと縮こまらせてブルブルと震える。たいした時間も経ってないのにもうイカされた。けど、イクまでの時間が数十秒だったのか、数分だったのか、時間感覚がもうあやふやになってる。
「イったのか?」
「う、うんっ、イった、イったからぁ……あっ、あんっ、んくぅぅ……っ!」
ヒキオが顔を上げたからいったんやめるのかと思った。けれど、ヒキオはまたすぐに口をアソコにくっつけて、恥ずかしいくらいに溢れた液体を啜る。
「やぁっ、やだ、今、感じすぎて、だめ、だめだからぁ……っ」
自分でも何を言っているのか分からないままに必死で身をよじると、ヒキオがあーしの太ももを両手でがしりと掴んだ。逃がしてくれないんだと思った瞬間、背筋がぞくりとした。
「んぅぅぅ……っ! だめ、だめだめだめ、イク、イク、イク……っ!」
顔をぶんぶんと振って人差指を咥えると、ヒキオがじっと見つめてきた。獲物の状態を確かめるようなギラついた目。あーしに対して、優しくもぜったい容赦しないときの目。ぞくぞくした瞬間、あーしの身体が重力を忘れたみたいに波打った。
「ぅあぅぅぅぅ……っ!!」
頭が真っ白になって、身体が怖いくらいに痙攣する。ヒキオが押さえてくれてなかったら、ベッドから転げ落ちちゃうんじゃないかってくらい。アソコから溢れた液体をヒキオがためらいなく呑んでいく。
「うぁっ、やぁん、だめ、呑む、なぁ……っ」
恥ずかしくてしょうがないけど、それ以上にちょっと嬉しくなってしまう。あーしがヒキオのものを呑んでいるときも、同じように感じてくれているのかもしれない。
「優美子……っ」
ヒキオが濡れた口をぐいと拭って起き上がる。さっきよりもずっと硬く、長くなったものをアソコに押し当てた。
「あっ、はぁぁ……ヒキオぉ……っ」
ほんとにあーしの声なの? ってびっくりするくらい、さっき以上にとろとろに蕩けていた。ヒキオが腰を突き出すよりも先に、両脚をヒキオの腰に巻き付けてグッと引き寄せる。
「うお……っ?」
間抜けで可愛らしい声が聞こえるのと同時に、硬くて太いものがにゅるりと入り込んできた。
「はぁぁぁぁ……っ」
背中が反り返ったまま、上を向いて深く息をつく。太すぎだし、硬すぎだし、長すぎ。なのに、これでちょうど良い、これがちょうど良いと思ってしまう。
「んんっ……ふぅぅ……っ」
足りない場所を埋められる感覚に、思わず温泉に浸かったときのような声が出てしまう。
「優美子……ちょっと、エロすぎ……っ」
ヒキオが切れ切れにつぶやいて、あーしの肩の横に手をつく。腕立てをするときのような体勢。声も表情も余裕がなくて、なんだか可愛い。
「べつに? そんなことないと思うけど」
「うっ、くぁ……っ?」
からかうように笑いながら、ヒキオの乳首を指でくりくりといじる。ヒキオがしかめっつらになった。ちょっと色っぽくて、すごく好きな表情。ヒキオのものがあーしの中でむくむくと膨らみ、声が出そうになる。
「こ……の……っ!」
ヒキオが目をギラつかせて獰猛に笑う。あ、やば。スイッチ入っちゃったかも。
そう思った瞬間、ヒキオの腰が小刻みに動き始めた。
「あふぁぁ……っ!? あっ、んぐっ、はぅっ、んくぅぅ……っ!」
腕立ての体勢であーしを見下ろしたまま、がちがちのもので中をぐりぐりとこすってくる。一番奥をドスドスと突かれるたびに視界が白む。イキそうなのか、イったのか、ずっとイキっぱなしなのかももうわからない。
「ヒキオぉ……中、にゅるにゅるしてるぅ……っ」
あとで思い出したら死ぬほど恥ずかしいだろうなって言葉が勝手に出てくる。ヒキオのガマン汁があーしの中をぬるぬるにしてるのが、ヒキオが感じてくれてるのが嬉しくてしょうがない。
「……っ、優美子、今日はほんとにどうしたんだ……っ」
「んぁっ、はっ、わっ、わかん、ないぃ……あっ、ふぁっ、あっ、はぁぁぁ……っ」
ヒキオの突きが激しくなって、あーしの声も途切れ途切れになる。本当になんでかは分からない。でも、どうしようもないほどに気持ち良くて、どうしようもないほどに幸せ。
「遠慮なく声を出していいからな」
「え……ぅあぁぁっ!?」
ヒキオが起き上がり、あーしの腰をつかんでがつんがつんと突き上げてきた。腰を振る速度も上がってるのに、一回一回の突きがさらに強烈になる。
「あっ、かはっ……ぅあっ、はぁぁぁ……っ!」
弾けるように息を吐く。顔の横のシーツをつかんで、顔をくしゃりと歪める。ヒキオがあーしの顔を見て、中のものを大きくした。あーしの顔とか声とかにいちいち反応しちゃうのがやらしいけど、それが可愛い。
「優美子、もっと声っ、出して、いいぞ……っ」
「んっく、はっ、ぅはぁうぅっ! はっ、はぁぁぁっ!」
ヒキオが途切れ途切れに囁くあいだも腰の動きは止まらない。ふたりが繋がってる部分ははしたないくらいに濡れて、白く泡立っていた。
「ひっ、ひぐっ、ヒキオっ、だめっ、これ以上はぁ……っ」
「んなこと言いながら脚を巻き付けてくるのはどこの誰なんでしょうねぇ……っ」
ヒキオの余裕のないツッコミで、あーしがヒキオの腰をぐいぐいと引き寄せていたことにようやく気付く。
「ひぁっ、そっ、んなのぉ……からだっ、かってにっ、動いちゃうんだからぁ……わかんないぃ……っ」
言い訳にもなってない言い訳を言いながら、腰を上下に振る。恥骨がこすれ合って、気持ち良さがさらに増す。ヒキオも気持ち良いらしく、眉がぎゅっとひそめられた。
「優美子……そろそろ、出そうだ……っ」
「んっ、あっ、はぁぁ……うん、出して、出しっ、てぇ……あっ、ぅあっ、はぁうぅぅぅ!!」
ぱんぱんぱん、と激しい音が鳴る。ヒキオのものがむくむくと膨らむ。ちょっと痛いくらい大きくなるけど、それがかえって気持ち良い。
「優美子、優美子……っ」
ヒキオが今にも泣きそうな顔をして腰を振る。
「ヒキオ……ヒキオぉ……っ」
あーしの顔も泣きそうになってるかもしれない。
「あっ、あっ、あっ、あっ、あっあっあっあっあっあっあっあっ……」
絶頂に絶頂を重ねて、すごく大きな波が来そうになった瞬間――ヒキオが一番奥まで入れてぴたりと腰を止めた。
「あっ――んくぅぅぅ……んはぁぁっ!! はっ、はぁうぅぅぅ!!」
精液がどぶどぶどぶ……っと溢れ出した瞬間、喉の奥から獣みたいな声が出た。
「ぐ……ぅう……っ!!」
ヒキオは苦しそうにしながら腰を振ってくる。お互い敏感になってるのに、ぐりぐりとこすりつけてくる。
「やっ、やだっ、やだやだ、ヒキオ、それ以上だめ、イってる、イって……あっ、はぁぁぁぁ……っ!!」
怖いくらいの快感に身体中がびりびりと痺れる。顔をぶんぶんと振ってもヒキオは止まらない。精液が一滴も出なくなるまで、ずっと動き続けた。
「ヒキオの、ばかぁ……っ、おかしくなっちゃうってぇ……っ」
「いや、俺をがっつり引き寄せたままで言われても説得力が……」
言われてハッとする。あーしの脚はヒキオの腰に巻き付いたままだった。
「……何のことか、ぜんぜんわかんないんだけど」
「うおぉ……っ!?」
言いながらくいくいと引き寄せると、ちょっと元気がなくなっていたヒキオのものがむくむくと大きくなった。
「……いいのか?」
「……うん」
顔を逸らし、短い言葉を交わし、チラチラと目を合わせる。
「あっ……はぁぁぁ……っ」
ヒキオがゆっくりと腰を振り始めると、簡単に頭の中が蕩けた。
× × ×
たっぷりとしてから一緒にシャワーを浴びて、ベッドで添い寝をしていた。初めの頃はかなり恥ずかしかったけど、最近はすっかり慣れてしまった。
ヒキオに腕枕をしてもらった状態でジッと見つめる。「ん?」とつぶやくヒキオは半目でうとうとしてる。
「……がんばろうね」
「んぉ?」
受験への決意を新たに……という意味で言ってみたら、ヒキオは意外そうに目をぱちくりとさせた。あーしはこういうことを言う柄じゃないとでもいうんだろうか。
「オウ、オウ?」
失礼なやつめーと頬をむにむにしてやると、オットセイみたいな声が出た。ちょっと気持ち悪いけど、可愛い。
「……ん、がんばろうな」
「え……んふぅぅ……っ?」
ヒキオが不意打ちで返事をしたかと思うと、あーしの頭を抱き寄せてキスをしてきた。
「んっ、んちゅっ、れる……あんっ、ふぁ……っ?」
気だるげに舌を絡めていたら、ヒキオの手が胸を触ってきた。軽く触れられただけなのに、身体の奥がきゅんと疼いてしまう。
「あっ、やんっ、んん……っ。……ヒキオ、まだ、したいの……?」
切れ切れに尋ねると、ヒキオがこくんとうなずいた。なんだか子どもみたいで可愛い。
「……ヒキオ、スケベすぎだし」
「……優美子もたいがいだろ」
言って、ヒキオの手が下半身にも伸びてくる。
「あっ、ぅあっ、はぁぁぁ……っ」
あとでもう一回シャワーを浴びなきゃ……と思いつつ、細めた目でヒキオをじっと見つめた。
ヒキオの言うとおり、あーしもだいぶエッチなのかもしれない。
続く。
あーしさん視点でした。なかなか楽しかったです。八幡のことどんだけ好きなんだよーと心の中でツッコんでましたw
あーしさん視点で濡れ場を書くのは初めてでしたっけ……? 1年半も書いているとその辺りの記憶が曖昧に……w
もう少しだけお付き合いくださいませ(^^)
<お知らせ>
①現在DLsiteで夏コミC94で出した由比ヶ浜母娘&サキサキ本の半額セールを実施しています!! 『媚熱書房 dlsite』などで検索していただければ出てきますので、ぜひ!
ページ数の都合上けっこうな値段になってしまったので、「さすがに高いなぁ……」と思っていた方はこの機会にぜひ(^^)! 半額になる前に買っていただいた方は本当にありがとうございます……!! よろしければ感想をお聞かせください!
②来週と再来週ですが、冬コミC95で出します小町本の一部を掲載しようと思います! とらのあな及びDLsiteでの販売も予定していますので、興味を持たれた方はぜひ(^^)!
それでは、今回もお読みいただきありがとうございました(^^)!!