※この作品はR-18です。

俺ガイル 日常の何気ないエロス。   作:高橋徹

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 合格祝いを兼ねた優美子との旅行は、話し合いの結果温泉に行くことになった。お互い貯金を切り崩し、二泊三日のがっつりとした旅行を楽しむことにする。親にも当然ながら旅行のことは伝えたが、いかんせん事情が事情なので、優美子のことも話す必要があった。

 

『あらそう。やるわねぇ、あんた』

 

 どんなリアクションをされるか……と不安だったが、母はニヤニヤと笑って快諾してくれた。親指を立てる必要はなかったと思う。そのうちでいいから紹介してちょうだい、とあっさりした調子で言うと、コーヒーの入ったマグカップを持ってひらひらと手を振り、自室に戻っていった。

 

 優美子にもどうだったかを尋ねると、彼女も母親に事情を話したようだ。快諾はしてもらえたものの、「どんな子なの? 性格は? 顔は?」と根掘り葉掘り聞かれて大変だったらしい。

 

「ちなみにだけど、その質問攻めには何て答えたんだ?」

「……言わない」

 

 気になって尋ねてみたのだが、ぷいと顔をそむけられてしまった。ほんのり顔が赤いんですけど。え、なに、ホントに何て答えたの?

 

 そんなやりとりも挟みつつ、気が付けば総武高の卒業式を終えた。それなりに濃密な日々だったと思う。きっとこれから何度も会う人もいれば、もう会うこともない人もいるだろう。前者が戸塚で後者は戸部かな!

 

 2週間ほどの春休みの初め、冬の乾いた冷気が薄れ、春の温もりを微かに感じる日。

 俺と優美子は、温泉旅行に出かけた。

 

       ×  ×  ×

 

 移動は長距離バスを使うことにした。初めて使ったが、思いのほか快適だ。

 

「人、あんまりいないね」

「だな。時期によるのかも」

 

 最後列の窓際で隣り合って座り、ぽしょぽしょと会話を交わす。今は高速を走っていて、振動もほとんどない。窓を見れば無機質な景色が次々と現われては消えていく。

 

 ちらりと周りの席を見渡す。俺たちの隣はもちろん、前の席にも人がいない。ぽつぽつと乗った他の乗客は、一番近くても2列以上離れていた。

 

「ちょっと暑いな……」

「ん、そうかも」

 

 バス内は暖房が少し強かった。コートを脱ぐと、優美子が受け取って畳んでくれた。

 

「あーしも脱ごっと。んっ……」

 

 優美子の吐息が耳朶に響く。コートを脱いだ優美子は淡いクリーム色のタートルネックを着ていた。

 

「温泉……楽しみ」

「そうだな」

 

 優美子がそっとしなだれかかってくる。肘掛けはどうやら動かせるようだ。優美子との境目を取り払うと、嬉しそうに目を細めるのが可愛らしい。

 

 二の腕がふにりと触れる。安心する感触。幾度となく触れてきた柔らかさ。

 近くに人はいない。その事実に、徐々にむらむらしてくる。

 

「んっ……あっ、んん……っ」

 

 タイツに包まれた優美子の太ももをそっと撫でると、悩ましげに身をよじらせた。優美子が俺を見つめる。咎めるような、それでいて特に止める気のない、複雑な表情。瑞々しい弾力のある太ももに指を滑らせていると、優美子の細いあごがくっと上がり、白い喉仏が覗いた。

 

「ばか。……んっ」

 

 顔をぐっと寄せての可愛らしい罵倒にガマンできなくなり、唇を重ねる。ごぉぉ……と絶えず聞こえるバスの音よりも、口腔に響く優美子の色っぽい吐息のほうが何倍も存在感が大きい。

 

「んっ、ちゅっ、んふぅっ、ヒキオっ、んっ、んふぅぅ……っ」

 

 優美子が身をよじり、首に腕を回してくる。シートの背もたれが高いため、前の席からこちらの様子が見えることはない。小さな密室ができあがっている。

 

 手探りでカーテンを閉めると、優美子の耳と瑞々しい乳房に触れた。

 

「あっ、んんっ、やんっ、だめっ、んっ、ちゅぴっ、れるっ、んふぅぅ……っ」

 

 優美子が悩ましく身をよじらせながら、そっと太ももを撫でてきた。ぽんぽんと優しく触れたかと思うと、指の腹で媚熱を送り込むかのようにツッ、ツツッと緩慢な手つきでまさぐってくる。むくむくと膨らんでくる股間。ジーンズが張り詰め、痛いくらいになる。

 

 優美子の手首を掴み、膨らみに触れさせた。

 

「あっ……ヒキオ、おっきくなってる」

 

 秘め事めいた声にぞくぞくする。細指がゆるく波打ち、ジーンズ越しに焦れったい快感を送り込んでくる。

 

「うっ、お……っ」

 

 優美子の身体をまさぐる手を止め、己の下腹部に添えられた細指の感触に集中する。

 

「ヒキオ、なんでこんなとこでおっきくしてんの?」

 

 耳にぴったりと唇を押し付けて囁いてくる。この子には珍しい言葉責め。ごくりと喉を鳴らすと、優美子の目がいたずらっぽく細められた。

 

 チャックが開けられ、中にすべり込んでくる。ボクサーパンツ越しに肉幹をこすられ、腰ががくがくと揺れてしまう。

 

「ヒキオの先っぽ、濡れてる」

 

 耳の形を舌でなぞりながら囁いてくる。バスの音が徐々に遠のいていき、優美子の声ひとつひとつ、色っぽい仕草のひとつひとつに意識が集中していく。

 

 さわ、さわ、さわ……と、じっくり時間をかけながら撫でられる。柔らかな快感に浸りながらも、バスの中でしてもらう訳にもいかないよなーとちょっと惜しく思ってしまう。休憩を含め、あと数時間はバスの中だ。

 

 向こうに着いたらたっぷりとやることをやるぞ……と意気込んでいると、優美子の手がボクサーパンツをずり下ろした。開いたチャックからみちみちと張り詰めた肉幹を取り出す。

 

「お、おい? さすがに……っ」

「だって……ヒキオ、苦しそうだし」

 

 可愛らしい言い訳をする優美子の瞳は濡れていて、俺と会話をしていても視線は勃起肉に縫い付けられている。

 

 細指が肉槍に巻き付き、静かに上下する。

 

「お……くぁ……っ」

 

 すりすり、すりすり、と。俺がどんな風に触られると感じるのかをよく分かったさすりかた。

 

「ヒキオ、すごい……んっ、ちゅむっ、んふぅぅ……っ」

 

 うっとりとした声音。重ねた唇。舌も吐息もひどく熱い。先走りがとぷとぷと溢れ、細指が肉幹全体に塗り付けていく。

 

 優美子が前髪をかき上げたかと思うと、そっと上体を沈めた。

 

「お、おい……待っ、おぉぉ……っ」

 

 制止の言葉をかけるよりも先に、肉槍の切っ先がぬるりと呑み込まれた。瑞々しい唇にカリ首がぴっちりと締め付けられ、先走りに濡れ光る亀頭がねろねろと舐めまわされる。

 

「んっ、ちゅぴっ、れるっ、こくっ、ちゅっ、ぢゅるっ……んっ、んっ、んっ、んっ……」

 

 玉袋をやわやわとまさぐりながら、ゆっくりと顔を上下に揺らす。頬をすぼめ、綺麗な顔が卑猥に歪む。出会った頃よりもグッと大人っぽくなった美しい顔が、俺だけが見ている状況で淫靡に形を変えている。その事実がたまらない。

 

「……ぷはっ。ヒキオ、気持ち良い?」

「……めちゃくちゃ気持ち良い。でも、無理はするなよ?」

「ん、大丈夫。出したくなったら出して」

「え? いや、待て待て、さすがにそれは……」

 

 バスの中で舐めてもらっている……というだけでも充分すぎるほど刺激的だ。慌てて遠慮すると、優美子は玉袋をふにふにと揉みながら、しっとりとした上目遣いを向けてきた。

 

「大丈夫だって。ぜんぶ呑むから」

 

 息を呑む俺の反応を見ることなく、ふたたび熱く湿った口に肉幹が呑み込まれる。

 

「んふぅっ、んっ、んっ、んっ、んっ……」

 

 夢中で口淫に浸る優美子の横顔に見惚れる。ときおり前髪をかき上げ、横目で俺を見つめてくる。カリ首を唇でにゅむにゅむと締めながら肉竿の裏スジを爪でつつっとなぞってきた。「うぐ……っ」と唸ると、嬉しそうに目を細め、ゆっくりと唇を滑らせていく。仕草がいちいちエロ可愛い。

 

「優美子……っ」

 

 金の髪をそっと撫で、小さな耳の形をなぞる。華奢な背中がひくりと波打つ反応にぞくぞくして、豊満な膨らみに触れる。

 

「……だめ」

「へ?」

 

 指を波打たせて柔らかな肉感を楽しんでいると、不意に手首を掴まれた。目をぱちくりとさせると、優美子が顔を上げ、恥ずかしそうに見つめてきた。

 

「あーしを触るのは、もうだめ」

「だめって……それに、『もう』って?」

 

 首をかしげると、どこか拗ねたような顔で可愛らしく見つめてくる。

 

「……ヒキオの舐めてたら、からだ、熱くなってきたから……今触られたら、声、ガマンできないし」

 

 ぽしょぽしょと言い終えると、俺が言葉を返す前に肉茎をぱくりと咥え込んだ。照れ隠しにさらに恥ずかしいことをやっている気がするんですが……。

 

「んっ、んっ、んっ、んっ……」

 

 優美子の顔が一定のリズムで上下する。根元まで呑み込み、亀頭から竿までねっとり、ぐりぐりと舌を這わせてくる。俺が腰をひくつかせて呻いていると、ふたたび一定のリズムで唇をすべらせていく。いつでも出していいからね、と優しく語りかけるようにちらちらと見つめてくれるのが可愛らしい。

 

「……ヒキオ、ガマンしなくていいからね? 何回出したっていいんだから」

「それは嬉しいんだが……さすがに、向こうに行ったときには空っぽになってました、じゃ困るだろ?」

「……ん、そうかも」

 

 ほんのりと顔を赤らめ、ふたたび肉幹を咥え込む。旅館に行って何をするか、言葉にしなくともふたりとも分かりきっていた。

 

「んふぅぅ……んっ、んむっ、ちゅっ、ぢゅるっ、んふぅぅ……っ」

 

 悩ましい声が耳朶を焼く。バスの音に紛れるかすかな声。内頬がギュッと吸い付き、たっぷりと蓄えられた白濁をずるずると引きずり上げてくる。

 

「優美子……そろ、そろ、出そうだ……」

 

 そっと囁いた声は、自分でも驚くほど切れ切れになっていた。密かに行なわれる卑猥な行為に、思っていた以上に興奮していたようだ。

 

「ん……っ、いっぱい出して……ちゅっ、ぢゅるっ、んっ、んふぅっ、んっ、んっ、んっ、んっ……」

 

 唇の締めつけが強まり、首が上下する速度も増す。金の髪を梳くように撫でながらびくびくと腰を震わせ、射精する瞬間に頭をがしりと掴んだ。

 

「んっ、んふぅぅっ、んっく、んむっ、んふぅぅぅ……っ」

 

 喉奥にびゅるびゅると白濁を叩きつけられながら、優美子が顔を沈めていく。肉幹の根元まで呑み込み、内頬を竿にぴったりと貼り付け、亀頭を舌でぐりぐりと舐り回す。

 

「おっ、おぁっ、うぐぅ……っ」

 

どこまでもねっとりとねちっこく、気付いたら魂まで抜かれてしまうかのような射精。誰に気付かれることもなく、尿道に一滴とて残すことなく、優美子の喉奥に精液が消えていった。

 

「んふぅぅ……っ」

 

 優美子が口を離す。肉幹は唾液で陰毛まで濡れ浸っていた。ウェットティッシュで優美子の口元を拭くと、幼子のように目を細めた。可愛い。

 

「ヒキオも拭かないと……」

 

 優美子がウェットティッシュを何枚か手に取ると、玉袋を包み込んだ。ひんやりとした感触にびくんと震えると、くすくすと可愛らしく笑った。

 

「ヒキオ、気持ち良かった?」

「ああ、うっく、すげえ、んぉっ、気持ち良かっ……あの、優美子さん?」

 

 俺に答えさせておきながら、ウェットティッシュで亀頭をすりすりとまさぐってくる。ジト目で見つめると、優美子がくすくすと笑った。

 

「そ。良かった。……もう1回、する?」

「いや、さすがにやめとく」

「……なんでまたおっきくなってんの?」

「……そんなエロい目で見られたら、勃つに決まってんだろ……」

 

 明らかにまだ舐めたいと訴えるような目。

 

「ぅあ……っ」

 

 そっと太ももの奥に手をすべり込ませると、タイツの内側がじっとりと熱を孕んでいた。

 

「すげえ熱いな。濡れてるのか」

「……うん」

 

 どこか幼い声音で素直に頷く。

 

「……向こうに着いたら、たっぷりお返しするからな」

 

 耳元で囁き、タイツ越しに陰部を爪でかりかりとこする。瑞々しい唇をキュッと引き結び、悩ましく眉根を寄せた。

 

「んくぅ……っ、……ヒキオのドスケベ」

 

 どっちがだよ……と答える前に亀頭にチュッとキスをされた。「ほら、早くしまって」と言われ、いそいそと半勃起した肉幹をしまい込む。

 

 優美子が俺の肩にぽすんと寄りかかり、こめかみをすりすりとこすりつけてきた。

 

「……ほんと、楽しみ」

「……だな」

 

 あらゆる意味を含んだ優美子の言葉に静かに答えて、金の髪をくしくしと撫でた。

 

 

 

 続く。

 

 

 




 笹森トモエ先生の同人作品「サキュバステードライフ」がめちゃくちゃ好きでして。
 中でも特に秋園さんがツボでして、彼女と及んでいた行為を八幡とあーしさんに当てはめて書いてみました(^^)

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 次回の更新は2月17日(日)です!
 それでは、今回もお読みいただきありがとうございました(^^)!!
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