※この作品はR-18です。

俺ガイル 日常の何気ないエロス。   作:高橋徹

633 / 700
(81)

 最寄り駅に着くと、そこからバスに30分ほど乗った。街中はもう雪が解けていたが、山の中はまだたっぷりと積もっていた。見慣れない銀世界に思わずテンションが上がる。隣で控えめにはしゃぐ優美子が可愛かった。

 

 温泉街の前でバスが停まり、そこからさらに5分ほど歩くと目的の宿が見えた。人の寿命など軽く超えるほどの年月を感じさせる重厚な造り。ふたりそろってぽかんと口を開けて見上げてしまった。

 

 女将のとんでもなく丁寧な接客を受けつつチェックインを済ませる。昼ご飯は移動の合間に済ませたので、あとは夕食まで自由時間だ。

 

「当旅館には内風呂がございます。よろしければぜひご利用くださいませ」

 

 女将が最後にそう説明してするりと部屋を出る。風情のある和室にぽつんとふたりきりになると、優美子がもぞもぞと近付き、脚を流してしなだれかかってきた。気絶しそう。

 

「ヒキオ、どうする? 温泉街に行ってみる?」

「んー、移動でけっこう疲れたからな……」

「ん、あーしもちょっと眠いかも」

 

 ぽつぽつと会話しながら、互いの太ももをすりすりとこする。優美子の手首を掴むとぴくりと揺れた。股間に導くと、ジーンズ越しに爪でかりかりとこすってくる。

 

「あーし、内風呂入りたいかも。どんなのか気になる」

「いいかもな。じゃあ入るか」

「……うん」

 

 当然のようにいっしょに入る提案をすると、優美子がほんのりと頬を赤らめてうなずく。ウブな表情にいやらしい手つき。喉を鳴らさないようにするのが精一杯だ。

 

「あ……っ」

 

 スカートの中に手を入れてタイツ越しに下腹部に触れる。じっとりと熱を孕んだ部分にそっと指を這わせると、優美子が色っぽく眉根を寄せた。

 

「うんん……っ、んっ、ふっ、んくぅぅ……っ」

 

 爪でかり、かり、かりとこすると、優美子が人差し指を咥えて声を抑え、そっと脚を開いた。ジーンズのチャックを開け、パンツの中に手をすべり込ませてくる。

 

「あっ、あっ、ぅあっ、あんっ、ヒキオ……やだ、これ、ちゃんと、さわって……っ」

 

 くにくにと指を押し込んでいると、瑞々しい唇を耳に押し当ててじっとりと熱を帯びた声で囁いてくる。タイツとショーツの上からでは焦れったいのだろう。

 

「それもいいけど、先に風呂にするか」

「え……」

「心配すんな、風呂でたっぷりするから」

「……スケベ」

 

 ぽしょりと呟く声はとろとろに甘ったるかった。

 

       ×  ×  ×

 

 内風呂はかなり広く、浴槽も10人は入れるのではというサイズだった。加えて、まるで映画のスクリーンのような巨大な窓からは幽玄な雪景色が見える。浴室の端にスチームが付いていて、裸でも充分に暖かい温度に保たれていた。宿泊料金の手頃さから考えると、これはありがたいなとしみじみした。

 

「お待たせ」

 

 優美子が少し遅れて浴室に足を踏み入れた。入浴のために髪をアップにしている。ふだんは見えないうなじが見えて、いつも以上に大人びていてたまらなく色っぽい。

 

「わぁ……すごい良い景色……って、んん……っ」

 

 雪景色にほわっと表情を開く優美子を抱きしめ、唇を重ねた。たしなめるように眉根をちょっとだけ寄せたものの、すぐに抱きしめ返し、舌を絡ませてくる。

 

「んっ、ちゅっ、ちゅぴっ、れるっ、んっ、んっ……」

 

 唾液が弾ける音が控えめに浴室に響く。温泉の湯気が絡んでしっとりした背中を撫で、きゅっと引き締まった尻肉を揉む。優美子の細指が迷子のように俺の背中をさまよい、それから自分のお腹に押し当てられた肉槍に手を添えた。

 

「はぁっ……へぁ……っ」

 

 唇を離し、てろりと垂らした舌の腹をこすり合わせる。優美子が片手で竿をさすり、もう片方の手で玉袋をふにふにと揉みしだく。豊かな双丘の頂はぷっくりと膨らんでいる。下から掬い上げるように揉むと、優美子が色っぽく眉をひそめた。

 

「あっ……やぁ……っ」

 

 下腹部の茂みに指を這わせると、優美子の身体ががくがくと震えた。

 

「めちゃくちゃ濡れてるな」

「い、言わなくていいから……あっ、ぅあっ、はぁうぅぅ……っ」

 

 指を筋に沿って這わせ、膣口につぷつぷと指先を埋める。柳腰ががくがくと震え、優美子の身体の高度が徐々に下がっていく。

 

「椅子に座ってくれるか」

 

 俺の意図を察したのか、優美子が赤らんだ顔を伏せた。

 

「……ドスケベ」

 

 上目遣いで可愛らしく罵り、風呂椅子に向かう。感じすぎていたのか、ととっとよろけたので慌てて肩を抱いた。

 

 優美子が椅子に腰を下ろすと、俺はひざをついて優美子のひざを掴んだ。

 

「ヒキオ……その、あ、洗わなくていいの?」

 

 脚を開こうとすると、優美子がちょっとだけ力んで抵抗してきた。

 

「問題ない」

「ヒキオには問題なくてもあーしには……って、こら、んんん……っ」

 

 太ももをすりすりと撫で、ふにゃりと脱力した瞬間にすばやく脚を開く。

 

 むわっと蒸気が立ち上る錯覚が見えるほどの熱気。バスにいたときから濡れていて、それがずっとタイツの中に押し込められていたのだから当然か。くらくらするほどの性臭に魅了されていると、優美子がもじもじと恥ずかしそうに身じろぎした。

 

「ば、ばか……ぜったい、変な匂いするし……っ」

「俺は好きだけどな」

 

 優美子の反応を見る前に、くにゃくにゃとした花びらにちゅっと口づけをした。

 

「ぅあ……っ!」

 

 跳ねた嬌声が浴室に響く。何度か口づけをして、花びらに舌を這わせていく。ねろ、ねろ……っと、優美子に舌の感触をつぶさに伝えるように丹念に、ねちっこく。

 

「はぁうぅぅ……っ、やっ、ヒキオ、んくぅぅ……っ!」

 

 切なそうに囁き、太ももで俺の顔を挟んでくる。少しでも息を吸えば濃密な女の匂いが流れ込んでくる。優美子が身じろぎするたびに柔肌が頬を心地良く圧迫する。

 

 花びらにまとわりついた愛液を丁寧に舐め取っていくと、優美子の肌にぶわっと汗が滲んだ。

 

「やっ、やだぁっ、ヒキオ、これ、だ、めっ……んくぅぅ……っ!」

 

 優美子の声が妖しく跳ねる。腰がひくひくと揺れる。

 

「気持ち良いか?」

 

 口を離し、指で膣口をくにくにと触りながら尋ねる。優美子は口元に手を当て、顔を逸らし、小さく頷いた。

 

 ふたたび下腹部に口を付け、舌をねろねろと這わせる。

 

「ぅあ……あっ、あっ、あっ、あっ……」

 

 優美子の声から徐々に羞じらいが薄れ、壊れてしまったかのようにかくかくと揺れる。愛蜜は舐めても舐めても止まることがない。

 

「ヒキオ……ヒキオぉ……っ」

 

 細指が俺の頭を掴み、くしゃくしゃと撫でてくる。頭皮を指が這い回る感覚にぞわぞわする。すがるような、劣情を高めようとするかのような、庇護欲をそそる卑猥な手つき。

 

 淫裂の上にあるクリトリスは皮を被っていた。指でそっと剥き、ちゅっと吸い付く。

 

「はぁうぅぅぅっ!? あっ、やだっ、そこはっ、んはぁぁぁ……っ!」

 

 優美子の声が一段弾む。かすかに残っていた余裕が消え失せ、獣性が混じってくる。

 

「イキたいときにイってくれ」

 

 中指を膣内につぷりと入れ、膣肉をぐにぐにと押し込みながらぷっくりと膨らんだ肉芽に吸い付く。昂ぶりきった女体には強すぎるくらいの刺激。

 

「ひぐっ、あっ、はぁうぅっ、やぁっ、イっ、イク、イク、イク、イク……っ」

 

 優美子の腰ががくがくと震え、溢れ出した愛液が手首まで伝う。あまりにも淫猥な光景に頭がおかしくなりそうだ。

 

 人差し指も同時に挿し込み、根本から曲げて膣肉をぐにぐにと押し込むと同時にクリトリスを強く吸った。

 

「ぅあ……んくぅぅぅぅっ!」

 

 かろうじて抑え込んだような嬌声が弾け、浴室にわんわんと響く。顔を挟む内ももがぶるぶると震え、身体を丸めて俺の頭を抱きしめてくる。どぶっ、どぶどぶどぶっ……と大量に溢れる愛液と甘酸っぱい匂い。暖房のよく効いた浴室は、濃密な性臭をしっかりとこの場に留める。

 

 絶頂で荒らげた息遣いと汗ばんだ肌、そして鼻腔を犯す愛液の匂いにたっぷりと浸った。

 

「……気持ち、良かった」

 

 優美子がぽつりとつぶやき、髪をくしくしと撫でてくる。穏やかな声音だが、ずっぷりと咥え込んだ2本指を膣肉で今もきゅっきゅっと締めつけている。

 

「あっ、あんっ……ヒ、ヒキオ……っ?」

「物足りないみたいだからな。もう1回するぞ」

 

 挿入した指をくにくにと押し込むと、優美子は俺の肩を掴んで身体を起こし、静かに腰を前後にグラインドしはじめた。まるで俺の上に跨っているときのようないやらしい腰遣い。

 

「んっ、ぅあっ、はっ、はぁぁぁ……っ」

 

 控えめな声を発しながら、もっともっととねだるように腰を揺らす仕草がたまらない。

 

 このあと、けっきょくもう2回イカせた。

 

「……あっ、はぁっ、はぁぁぁ……」

 

 3回連続で果てた優美子の声はふわふわしている。可愛らしいしいやらしい。

 

「うぐ……っ?」

 

 するりと伸びた手が肉幹を掴んだ。恋人の艶姿にがちがちに勃起した肉竿。優美子がぼうっとした顔で俺を見つめ、にゅこにゅことしごいてくる。

 

「身体、洗わないと……」

「あ、ああ、いや、その、うぐっ、これ、洗う気っ、あるのか……おぉぉ……っ」

 

 思いっきり射精させようとしてるよね? と見つめると、優美子はくりんと首をかしげ、今度は両手で肉竿をまさぐり出した。可愛らしいのにやっていることはえげつない。出してしまう前になんとか身体を離すと、唇を尖らせて上目遣いで睨んできた。可愛い。

 

 

 

 続く。

 

 

 




 俺ガイル最終14巻が3月19日に発売予定とのことで。8年に渡る長い長い青春が終わるなーとしみじみしています。
 来月の21日は当作品も4周年で、なんだかとても感慨深いです……。

 今後の予定ですが、
①あーしさん編が残り数話ほど
②平塚先生(リライト)
③ルミルミ(アフター)
 を考えていまして。上記でどれくらい連載するかわかりませんが、最後に書くヒロインはゆきのん(リライト版)かなーと考えています。
 いずれにせよ、あと1~3年は続きそうです。
 ごゆるりとお付き合いいただけると嬉しいです(^^)

 次回更新は3月3日(日)です!
 それでは、今回もお読みいただきありがとうございました(^^)!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。