仰向けになると、優美子が俺の腰にひざ立ちで跨った。何度もイったためか、その動きはまるで寝起きのように気だるげで、下がったまぶたが色っぽい。
「ヒキオ、かたい……」
優美子が肉竿を人差指と中指でちょんとつまみ、ぽしょりと呟く。行燈型の照明の控えめな光が、起伏に富んだ身体に艶めいた陰影を生んだ。
「んん……っ」
膣口に肉茎をあてがい、ゆっくりと腰を沈めていく。整った眉が悩ましげに歪む。膣内は柔らかくて熱い。にゅるにゅるとした卑猥な感触に根本まで呑み込まれ、心地良い重みで身体が布団に沈み込む。
「はぁぁ……っ」
俺の腹に手を置いて、優美子が悦楽混じりの息を深々と吐く。ぴったりと密着した下腹部でふたりの陰毛が絡まりあっていた。
「さっきはヒキオにやられっぱなしだったから、今度はあーしの番ね」
「ん、あいよ」
俺の手首を掴んでぷらぷらと揺らす。え、なんですのん?
「手で反撃するのも禁止」
「こういう風にか」
指先で乳頭をそっと撫でると、優美子が唇をきゅっと引き結んで顔を逸らした。膣ヒダがにちりと締まる。
「……すぐそういうことする。ヘンタイ」
「しょうがねぇだろ、優美子がエロすぎるのが悪い」
俺の腰を挟む太ももに力がこもり、肉幹が根元から締めつけられた。「うぐっ」と情けない声が出る。
優美子は俺の手を布団にぺいっと放ると、腰をゆっくりと前後に振りはじめた。
「んっ、んっ、ん……っ」
膣内をぴったりと埋める男性器の感触を確かめるような動き。蜜肉はますます柔らかくほぐれ、角度を変えて抉ってくる肉槍を美味しそうに食い締める。
「ヒキオ、ぴくぴくしてる」
「そりゃあな。反撃もできないし」
「……掴みながら言うなし」
気付いたら優美子の尻を掴んでいた。弾力に飛んだ肌に指が食い込む感触が心地良い。
「ヒキオ、あーしの身体触るの好きだよね」
「ん、優美子も俺の身体よく触るだろ。お互い様だな」
「……べつに、そんなことないし」
会話しているあいだも俺の腹を撫でていることにツッコんでいいんだろうか。
「んっ、あんっ、んっ、んっ……」
会話が途絶え、代わりに優美子の切迫した息遣いが耳朶を打つ。荒々しい打擲音の代わりに鳴る、ぬちゃぬちゃといういやらしい結合音。絡まり合ったふたりの陰毛に白い泡が付着する。
「優美子、俺も猛烈に触りたいんだけど……だめか?」
「……好きにすれば」
呟く優美子の肌は熱くなっている。興奮が高まり、一方的に責めているだけでは我慢できなくなったのかもしれない。
尻肉を指の腹でさわさわとまさぐり、それから乳房に手を滑らせ、下から掬うように揉む。下乳には汗が溜まっていた。
「うんんっ、あっ、あっ、あっ……」
優美子が身体をしなやかに反らす。すがるように俺の手首を掴み、そのまま腰を前後に振る。優美子の顔に苦悶にも似た悦楽の色が浮かぶ。まだかすかに羞恥が混じった控えめな表情に背すじがざわつく。
「優美子、ちょっと強めに行くぞ」
「え……ぅあぅぅっ!?」
乳房を鷲づかみにすると同時に下から強く突き上げた。優美子が白い喉を突き出し、小刻みに痙攣する。こちらまで伝播するような強烈な絶頂の痙攣。陰影の浮き上がった肢体が果てるさまは、純粋に綺麗だなと思った。
「ば、かぁ……動けなくなったし……っ」
泣きそうな表情を浮かべ、俺の手首を甘えるように撫でてくる。指の甲にちゅっとキスをしてくる仕草は、まるで服従を誓っているかのようで嗜虐心をそそられた。
「ちょっと体勢を変えるか」
今にも崩れ落ちそうな優美子の腰を支え、上体を起こす。あぐらをかいて股座に優美子を座らせ、対面座位の形にした。
「んぅ……っ、深い……っ」
ますます密着が強まると、優美子がきゅっと眉間に皺を寄せ、四肢を巻きつけてきた。甘えるような可愛らしさと、牡を貪る牝としての本能が混じりあったような仕草。
「汗かいたな……」
布団の横に置いたペットボトルの水を飲む。優美子は俺の肩にあごを乗せてふにゃりと脱力している。可愛い。
ちょっとしたいたずら心で、水を口に含んで優美子を見つめた。意図を察した優美子は、抵抗する気力もないのかあっさりと唇を重ねてきた。口内の水を流し込むと、優美子がちゅるりと吸い込んで細喉をこくりと鳴らす。
「……足りないんだけど」
まさかの注文だった。しかし乗り気になっているのは嬉しいので、水を口に含んで優美子の喉に流し込む作業を何度も繰り返す。
自分が飲んだ分も合わせて、ペットボトルの水が半分ほどまで減った。ペットボトルを置いても、優美子はもっと飲ませろとせがむように唇をちゅっ、ちゅっと合わせてくる。え、なにこの子、可愛すぎません?
優美子の尻を掴んでゆっくりと前後に揺する。
「んっ、んっ、あっ、ぅんんっ……」
緩やかな刺激。優美子が耳元で吐息混じりの嬌声を漏らす。
「優美子の喘ぎ方って、やたらと可愛いしエロいよな」
「……言わなくていいから、ばか」
耳たぶをあむっと咥えられる。ふたりとも本当にテンションが上がっているなぁ、と思った。
ぬっち、くちゅ、にゅぐ、にゅる。
ふたりの吐息しか聞こえない静かな部屋の中で、いやらしい結合の感触に浸る。
「ね、ヒキオ……」
「ん、どうした」
「イっちゃいそう……」
「そうか」
尻を掴む手に力を込め、前後動を加速する。それに合わせてわずかながら腰を振る。
「あっ、ぅあっ、あっ、あっ、あっ、あっ」
優美子も四肢で俺を強く抱きしめ、腰振りに合わせてぐりぐりと下腹部をこすりつけてくる。
「俺もイキそうだ」
「んっく、あっ、ふぁっ、……じゃあ、いっしょにイこ?」
耳元で囁かれた掠れ声に背すじが甘く痺れる。膣内で肉茎が膨らんだのがわかった。
「あっ、あっ、あっ、あっ」
優美子が同じように喘ぎながらも、少しずつ声が上ずっていく。膣ヒダがぐねぐねと貪欲にうねり、射精欲求がみりみりと湧きあがってくる。
「優美子、出すぞ……っ」
「あーしも……ぅあっ」
ひときわ強く腰を打ちつけると、膣奥にこすりつけた亀頭から勢いよく精液が飛び出した。優美子は俺の背中に指が食い込むほど強く抱きつき、頬を頬をこすりつけて大きく震えた。
絶頂の余韻が収まっても、抱き合ったままだった。
「ヒキオ、出しすぎだから……。底なしなの?」
「いや、もうさすがにしんどいぞ……んむっ?」
優美子が唇を重ねてくる。気だるげに舌を巻きつけ、ゆっくりと唾液の交換をする。
結合を解くと、後ろ手をついて天井を仰ぐ俺の股座に優美子が腹ばいで寝ころんだ。硬度を失っててろんと垂れた肉竿をじーっと見つめている。
「ほんとだ、元気ない」
「今日はもう数えきれないくらい出したからな」
「たしかにそうかも」
淡々と会話を交わしながら、優美子が俺の太ももに両手を添え、ぐったりとした肉竿をぱくりと口に含んだ。
「んふぅぅ……んっ、ちゅっ、れるっ……」
「お……おぉぉ……っ」
ふたりの性液をたっぷりとまとった竿を、色っぽく眉をひそめながらねろねろと舐め上げていく。亀頭と包皮の間に舌を挿し込まれ、甘い快感に腰がかくかくと揺れる。
「んふー?」
温かな口の中で肉幹がむくむくと膨らむと、優美子が可愛らしい声を上げて目をぱちくりとさせた。優美子が俺を見ていたずら成功とでも言わんばかりに目を細め、硬さを取り戻した竿にぬるぬると唇をすべらせる。
舌が亀頭に巻き付き、カリ首を瑞々しい唇がにゅむにゅむと締めつける。
ぬぽんっ、と優美子が口を離すと、しっかり勃起した肉茎は唾液でてろてろと濡れ光っていた。
「……もう1回くらいできそうだけど?」
「誰かさんのおかげでな」
金の髪をくしくしと撫でると、優美子の目元がふにゃりと優しくなった。
「優美子は可愛いな」
「……急に言うなし」
「じゃあ宣言するといいのか」
「それはそれで恥ずかしいから……」
ウブな会話をしているが、優美子はそのあいだも裏スジに根元から先端にかけて丁寧にキスをして、固めた舌先で小突いている。穏やかな刺激に肉槍はますます張り詰めていた。
「それじゃ、もう1回するか」
「うん」
優美子が身体を起こし、ひょいと抱きついてくる。すべすべの背中を撫でながら、愛情をたしかめるようにキスを交わした。
続く。
まさかこの作品で「お久しぶりです」的なあいさつをする日が来ようとは……!
というわけで、引き続きあーしさんでした。
そして、次回があーしさん編の最終回です!! 途中から一気にペースが落ちてしまいましたが、2年4ヶ月の連載を経てようやく一区切りです。
あ、先日18日は誕生日でした! この作品の連載を始めたときは26歳だったのが、今や31歳です!
頭のキレも身体能力もメンタルも何もかもパワーアップしているので良いことづくめ。
引き続きよろしくお願いします!!
ここから怒涛のお知らせに次ぐお知らせです。中々楽しい情報が詰まってますのでぜひ見ていっていただけると嬉しいです(^^)!
まず、何気ないエロス以外について。こちらは詳しいことは活動報告に載せるので、ここでは目次的に軽く載せておきます。
①「ドМでちっこい先輩とお付き合いすることになりました」書籍発売情報
②今までのコミケ本、すべて半額セール中ですよ
③「ぼくたちは勉強ができない」二次創作投稿中!
の3本です! なんかサザエさんチックになった!
次回のあーしさん編最終回の更新は
7月28日(日)です!!
忙しくてWEB更新が滞っていた分、現在進行形で猛烈に書いています! 梅雨の湿気が辛いでほんま!
(7月26日追記)28日の更新ですが、0時ではなく朝に行ないます。よろしくお願いします!
その次は夏コミ本サンプルを投稿します!
そしてその後は平塚先生編(リライト版)の連載を始めます!!
久しぶりすぎてお伝えしたいことが氾濫しましたw
それでは、今回もお読みいただきありがとうございました(^^)!!