※この作品はR-18です。

俺ガイル 日常の何気ないエロス。   作:高橋徹

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(7)

 静さんの黒のキャミソールの裾を掴む。

 

「え、あ……き、君が脱がせてくれるのか?」

「え? あ、すいません、そういう流れかなと」

 

 なんだかわたわたしてしまった。

 

 いかんぞ俺、こんなんでは……とちょっと焦っていると、静さんが唇を重ねてきた。じゃれつくように舌を絡ませ、くちゅくちゅと唾液が弾ける。拙い焦りが穏やかな劣情の波に押し流されていく。

 

「ゆっくり楽しもう。どうせ、その、なんだ、お互い、一人暮らしだし? 誰を気にする必要もないし?」

 

 なんだこの可愛い生き物は。

 

 ほんのりと頬を赤らめる静さんを見て安心する。あらためてキャミソールの袖を掴むと、静さんはもじもじとしながらもそろりと腕を上げた。

 

 するりと脱がせると、一瞬、呼吸のしかたを忘れてしまった。

 

 静さんが着用していたのは、黒のレース地のブラだった。艶やかな刺繍が施されていて、ところどころが透けている。初見でも、これは気合の入った下着だとわかる。

 

「何も言ってくれるな……」

 

 今日どんな心づもりだったのかと考えながら見惚れていると、静さんはぷいと顔を逸らしてぷるぷると震えた。首筋まで赤くなっている。

 

「めちゃくちゃ似合ってます。綺麗だし色っぽいです」

 

 ブラからはみ出た乳肉の量感に魅入られながら告げる。

 

「ほ、本当か……?」

 

 静さんがおずおずと上目遣いで見つめ、俺の股間をそっと握ってくる。ウブな表情といやらしい手つきのギャップに理性がぐらつく。

 

「良かった。萎えていないようだな」

「さっきから勃ちっぱなしですよ」

 

 そうか、と嬉しそうに頷くあいだも静さんは肉竿をにぎにぎとしている。完全に気に入ってらっしゃる。

 

 タイトスカートのホックに手をかけると、静さんの喉がこくりと鳴った。あまり焦らすのは心臓に良くないよなと思い、するりと下ろす。

 

 ブラと同様の、刺繍が施された黒のレース生地のショーツ。一見上品だが、ところどころが透けていてかなり際どい。

 

「あ、あまり、見ないでくれ……」

「すいません、それは断固拒否します」

「うぅ……」

 

 大胆な下着姿になった静さんを遠慮なしに見つめる。こんなに理性の伴わない視線を女性に向けたことなど、今までの人生でただの一度もなかった。

 

 しゃがみこんでじっくり眺めようかしら……と思っていると、にゅっと伸びてきた両手に頭をくしゃくしゃと撫でられた。

 

「き、君のも見せてくれなければ不公平だ……っ」

 

 どうしよう、静さんがいつもの数百倍可愛い。

 

 俺の方が経験が浅い(というかゼロだ)はずだが、静さんがテンパることでかえって冷静になっている。

 

「じゃあ、ささっと脱ぎますね」

 

 野郎の着替えなんて見てもなーと思い、Tシャツを手早く脱ぐ。

 

「わ、わわ……っ」

 

 静さんが豊満な胸の上に手を重ねて可愛らしく慌てる。靴下とジーンズも脱ぐと、あっという間にボクサーパンツ一丁の姿になった。

 

「い、意外と、たくましいんだな……」

 

 静さんが一歩二歩と近付き、そろりと指を伸ばす。水面に雨の滴が落ちる映像をスローで眺めるかのように、すらりと長い指が俺の胸板に触れた。

 

 すり、すり……と未開の地を探検するかのように動く細指が、乳首にちょんと触れた。

 

「うぐ……っ」

 

 覚えのない淡い快感に思わず声を上げてしまうと、静さんが目をぱちくりとさせる。

 

「君はここが弱いのか……?」

「くっ、ぁっ、ひ、人に触られるのが初めてなんで……どうやらそうみたいですね……って、ちょ、静さん……っ」

 

 両手の人差指と親指で挟み、優しくこすってくる。好奇心旺盛な少女のように目をぱちくりとさせていた静さんが、いたずらっぽい笑みを浮かべた。

 

「ふふ、さっきより大きくなってるぞ。……というか、まだ大きくなるんだな……」

 

 静さんが両手を肉竿に添える。パンツの膨らみの頂には先走り汁がじわりと滲んでいた。

 

「俺も、ここまで大きくなったのを見るのは初めてです」

「そう……なのか……?」

 

 静さんが上目遣いでちらちらと見つめながら、竿の根元から先端にかけてさわさわと両手でまさぐってくる。玉袋をいたわるように触り、何度も細喉を鳴らす。

 

「直接触りますか」

「……ああ、たのむ」

 

 ボクサーパンツをずるりと下ろすと、反り返った肉槍が勢いよく下腹を叩いた。

 

「きゃ……っ」

 

 静さんの愛らしい悲鳴にムラムラしつつ、急いでパンツを脱ぎ捨てて裸になる。

 

「こ、こんなにまがまがしいのか……」

 

 血管が浮いた肉茎に目が釘付けになった静さんが掠れた声でつぶやく。

 

「俺もちょっとびっくりしてます。静さんに興奮しすぎみたいですね」

「ふふ、それは嬉しい限りだ」

 

 静さんの手がそろりと伸びてきたところで、細い手首をがしりと掴む。

 

「な、なんだ? せっかくいいところだったのに」

 

 いいところて。

 

「先に静さんも脱いでください。そしたら触り合いしましょう」

「さ、触り合い……とんでもなく卑猥な響きだな」

 

 静さんがきゅっと唇を引き結び、目を逸らし、上目遣いで見つめてくる。なるほど俺を殺す気らしい。

 

「ぬ、脱がせて、くれるか……?」

 

 本当に殺す気らしい。

 

「もちろん」

 

 声が裏返るのを懸命にこらえつつ、静さんのブラのホックに手を伸ばす。フロントホックと呼ばれるタイプのため、比較的わかりやすかった。

 

 ぷちっ、とホックが外れた瞬間、解放された乳房がぶるりと大きく揺れた。

 

「うぉ……っ」

 

 声が漏れるのを我慢できるはずもない。レース生地のブラがぱさりと落ちる音がやけに乾いて聞こえた。

 

 ほんの少しだけ垂れた、量感たっぷりの乳房。乳頭は淡い桜色でぷっくりと大きく、乳輪は乳頭よりもさらに淡い色で、素肌との境界線が曖昧だ。

 

「そ、そんなに見るほどのものか……?」

「見るほどのものです。……先に下も脱がせますね」

 

 このままでは絵画鑑賞のごとく何十分でも眺めてしまいそうだったので、ぶんぶんと頭を振ってひざ立ちになる。大胆なショーツに指をひっかけ、ひと思いにずるりと下ろした。

 

 静さんの局部は生々しかった。

 

 ふっくらとした恥丘には小判型の恥毛が生えていて、大陰唇は肉厚でスリットがぴったりと閉じている。けれどそこから甘酸っぱい匂いがほのかに香る。理性をちりちりと焦がすような女の匂い。

 

「静さん……綺麗です」

「ほ、本当か? みっともなくないか?」

「みっともない要素なんてどこにもないですよ」

 

 本心から出た言葉だった。縦長のへその形さえも綺麗だ。

 

「ベッドに行きませんか?」

「あ、あぁ、そう、だな……」

 

 静さんが俺の髪をくしくしと撫でる。静さんに撫でてもらうと、ふっと眠気が訪れるほどに安らぐ。愛情に満ちたこの人の手がずっと好きだったんだなと思う。

 

 ベッドに向かうあいだのわずかな時間も、俺と静さんはちらちらと視線を向け、何度も目が合った。ふたりとも裸なのに、まるで中学生の恋愛模様を見ているかのようだ。

 

「静さん、どうしました?」

 

 ベッドに上がった俺を見て、静さんが目をぱちくりとさせている。

 

「ああ、その……いつも自分が上がったときより、ベッドが軋む音が大きくてな……君は私より大きいんだなって」

 

 そろりとベッドに上がった静さんの肩を掴む。

 

「静さんの言葉って、ひとつひとつが妙にムラムラするんですよね。わざとやってます?」

「わ、わざとじゃない、ほんとだ……っ」

 

 静さんが泣きそうな、懇願するような目で見つめてくる。わざとでないのにこの破壊力というのは恐ろしいな……。

 

「んむ……っ? はぁっ、んっ、ちゅぴっ、れるっ、んふぅぅ……っ」

 

 唇を重ねると、静さんの舌が流れるように伸びてくる。舌の腹を触れ合わせ、側面や背をこすり合わせる。自分の口内粘膜の形を相手に覚え込ませるように。

 

 静さんの二の腕にそっと触れる。しっとりとして柔らかいのに張りがある。年を重ねた色香と若々しさを半々ずつ持っているような、肉感的な肢体。

 

「んんっ、はっ、あぁ……ひきが、やぁ……っ」

 

 静さんの唇が離れ、俺のあご、首へとゆっくりとすべり、ちろちろと舐めていく。あまりに艶っぽい仕草に固まっていると、静さんの両手が竿に触れた。10本の指が竿に絡まっただけでカウパー液がどぷりと溢れる。

 

「んっ、ふぅっ、君のものはすごいな……熱くて、硬くて、太くて、長い……っ」

 

 肉茎の裏スジを根元から先端にかけてつつっとなぞり、指で作った輪で竿をきゅっきゅっと握り、亀頭を撫でまわして透明な粘液を竿全体に塗りたくっていく。情欲が羞恥を上回っているようで、その表情は酩酊しているようにも見える。

 

「静さん、エロすぎますって……っ」

 

 量感たっぷりの乳房にそっと触れると、

 

「あん……っ」

 

 かすかな、それでいてたしかな質量を持った嬌声が耳朶を浸した。

 

「静さんって敏感ですよね」

 

 優しく撫でたほうが良いという先ほどの言葉を思い出し、乳肌にそっと指を這わせていく。外側から、円を描いて徐々に中心に向かうように。

 

「あっ、ふぁっ、んんっ、そんっ、な、こと、ない……あっ、はぁぁぁ……っ」

 

 静さんはひくひくと震えながら、玉袋を手のひらで包んでもう片方の手で竿をにゅこにゅことしごいてくる。色っぽい表情と声、ひくつく乳房、男性器を愛でる細指。興奮しすぎて頭がおかしくなりそうだ。

 

 ちょん、と指が乳頭に触れる。

 

「ひゃぁんっ!」

 

 少女のような声を上げて、静さんがぷいと顔を逸らした。

 

「いや、ごまかせてませんから。本当に敏感ですね……」

「やっ、こらっ、あっ、そこ、ばっかり、触っちゃ……はっ、あぁぁ……っ」

 

 人差指と親指の腹で乳頭をこすり、くにくにとつまむ。静さんは唇を引き結んではほどき、何度も塊のような吐息をもらした。

 

「ひ、き、がやぁ……だ、め、本当に、そこ、そんなに、いじらないで、くれぇ……っ」

 

 俺の肩にとんとあごを乗せ、途切れ途切れの弱々しい声で囁く。それでいて竿の根元をにゅこにゅことしごきながら、手のひらで亀頭をにゅるにゅると撫でまわしている。栓が壊れたかのように我慢汁が止まらない。

 

「ぜんぜん説得力がないですね……じゃあこっちならいいんですか?」

 

 左手はぷっくりと膨らんだ乳頭をいじったままで、右手を静さんの脚の付け根に滑り込ませた。ぴったりと閉じた肉厚のスリットに中指の腹を沈めると、にゅむ……っとまるで温めたゼリーのような感触がした。

 

「うぁうぅぅ……っ!? はっ、はぁっ、やぁんっ、あっ、あっ、あっ、あ……っ」

 

 中指を沈めては離すのを繰り返す。ちゅぷちゅぷといやらしい水音がして、静さんの腰がかくかくと前後に揺れる。別の行為を想起させる動きがあまりにも卑猥だ。涙目で見つめてくる仕草も嗜虐心をそそる。

 

 指を挿れてみるか、その前にもう少しじっくり責めるか……と考えていると。

 

「ひきがやぁ……これ、舐めても、いいか……?」

 

 がちがちに張り詰めた竿を握りしめた静さんが、震えるように懇願してきた。かすかに開けた口からちらりと覗く紅い舌に鼓動が跳ねる。

 

「……ぜひ。お願いします」

 

 乳頭をつまんでスリットに指を沈めながら答えると、静さんはおとがいを跳ね上げ、「ひぃんっ!」と甲高い嬌声を上げた。

 

 

 

 続く。

 

 

 

 




※ネタバレはしません。
①俺ガイル最終巻を読みました。
 もーーー胸がいっぱいです。この巻は特にどのキャラクターも魅力が全力で溢れていて、それでいて最後のくだりでもーーーー……胸がいっぱいです(リピート)。
 
 友人と感想をがっつり語り合ったりもしました。それでもまだ身体に煮えたぎるものが有り余っているので、残りはすべて創作にぶつけます。

 最終巻については手短に済ませるorネタバレ込みで1万字くらい書くかのどちらかなので、これくらいにしておきます!w

 みなさんもどうぞ、ここの感想欄にネタバレなしで思いをぶつけてみてください……でも最終巻の感想だけだと規約的にアレなので平塚先生編の感想もお待ちしてます……(とつぜんのリアルな話)。


②渡先生のトークショーに行ってきた話
 つい昨日、渡先生のお話を聞いてきました! 何気ないエロスをお読みになっている方でも来られた方っているんですかね……?

 そこでしか聞けないような貴重な話がごりごりに詰まってまして、メモが7枚分すぐに埋まりましたw

 おそらく同じ内容を数年前に聞いていたら「すごいなー」という感想で終わっていたんですが、今はかなり明確に渡先生のすごさが見えた気がします。雲と霧で覆われていた山の全貌が見えた感じです。標高が高すぎて吐血しました。まっだまだ勉強だなーとあらためて思いました。


 今週は何気ないの執筆&投稿に冬コミ本の推敲、さらに俺ガイル最終巻を読んだ2日後にトークショーと、これ以上ないほど俺ガイル尽くしな1週間でした。濃かったぁ……。

 それでは、今回もお読みいただきありがとうございました(^^)!!

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