※この作品はR-18です。

俺ガイル 日常の何気ないエロス。   作:高橋徹

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「ちょっと待っててくださいね」

 

 いったんベッドを下りてバッグの中を探る。万が一のためにと、淡い期待を持っておいて良かった。

 

 俺が長方形の箱の中からひとつのゴムを取り出すと、静さんはくすりと笑った。

 

「ちゃんと準備していたのか、えらいじゃないか」

「……べつに、最低限のマナーじゃないですか」

 

 ちょっと顔が熱い。ついさっき目の前で達する顔を見せてくれたばかりだというのに、今はもういつもの先生としての顔になっている。

 

「着けなくていいぞ。そのままで大丈夫だ」

「へ? ……いいんですか?」

 

 涼しい顔で言われて唖然とすると、静さんはぷいと顔を逸らし、ひらひらと手を振った。

 

「その、なんだ、まあ……備えはしているのは、君だけではないということだ。大丈夫だよ」

「……そういうものなんですか」

「そういうものなんだよ」

 

 ベッドに上がり、座った状態で見つめ合う。静さんがきゅっと竿を握ってきた。いったん落ち着いていた肉茎がゆっくりと大きくなっていく。

 

「それに……君も、生でしたほうが良いだろう?」

 

 静さんが薄い笑みを浮かべる。唇が描く弧にごくりと喉が鳴り、肉幹がみちみちと張り詰めていく。

 

「ん……ぇう……っ」

 

 静さんが長いまつ毛を伏せ、自分の指にたらりと唾液を垂らした。その手で亀頭をにゅりにゅりと撫でまわされ、腰ががくがくと震える。

 

「準備万端、といったところだな」

「……静さんはどうなんですか?」

 

 脚を流して座る静さんの下腹部に手を伸ばす。柔らかな肉に触れると、熱い汁が指を濡らした。指を沈めては離してを繰り返す。ちゅぷちゅぷ、ちゅぷちゅぷといやらしい音が鳴り、静さんが色っぽく眉をひそめる。

 

「準備万端、ですね」

「んっ、はっ、んん……っ、そう、だな……っ」

 

 静さんが顔を寄せてくる。唇を重ねると、甘えるように朱い舌がじゃれついてくる。静さんの空いた手が俺の乳首に触れ、俺もお返しに膨らんだ乳頭を触れるか触れないかのタッチで刺激する。

 

「んんっ、はっ、はぁ……っ。……どうしたものか……」

「ん、どうしたんですか?」

 

 静さんがぽーっとした目つきで勃起肉を見つめながらちゅこちゅことしごく。

 

「君とするのがどうしようもないくらいに気持ち良いし、楽しい……」

「あー……それは、うん、すげぇわかります」

 

 軽口を交わし合いながら互いの身体に触れ、じっくりと味わう。初めての行為とは思えないほど素直に昂揚していた。

 静さんの肩に手を添え、ゆっくりと押し倒す。

 静さんはずっと俺を見つめている。すらりと伸びた脚を開いても、静さんは顔を逸らすだけで隠そうとしなかった。

 

 薄桜色の粘膜は、溢れた愛液でてらてらと濡れ光っていた。肉槍の裏スジで粘膜をゆっくり、にゅり、にゅりとかき分ける。濡れた恥毛がカリ首の裏側をくすぐり、背すじに焼け付くような劣情が走る。静さんが指の甲を噛んでうねうねと腰をくねらせた。興奮しすぎて頭が爆発しそうだ。

 

「静さん、行きますよ」

 

 形よくくびれた腰に手を添える。静さんがこくりとうなずいた。

 

「ああ、来てくれ……っ」

 

 小さな膣口に切っ先をあてがうと、朱く張り詰めた亀頭がにゅむりと呑み込まれた。

 

「おぁ……っ」

 

 こんな小さな穴に入るのかと驚きつつ、ゆっくりと挿れていく。

 

「うっく、はっ、うぅ……っ」

 

 初めて味わう膣内の感触。肉槍が溶けそうなほど熱く、そしてキツい。腰を押し進めるたびに静さんが苦悶とも悦楽ともつかない表情を浮かべる。

 

「静さん、大丈夫ですか?」

 

 肉茎が半分ほど埋まったところで尋ねる。

 

「はっ、んん……っ、き、君のものが思った以上に大きかったようだ。慣れるまで少し時間がかかりそうだ」

「抜かなくて大丈夫ですか?」

 

 静さんは目をぱちくりとさせ、ふっと柔らかな笑みを浮かべた。

 

「大丈夫だよ。あくまでもう少し時間がかかるというだけだから。……ほら、もう少し奥まで、きて?」

 

 静さんが俺の手に自分の手を重ね、三日月のように目を細める。ちろりと舌なめずりをして、肉槍を咥え込んだままゆっくりと腰をくねらせる。あまりに蠱惑的な仕草。

 

「静さんは……本当にエロいですね」

「君としてるときだけだぞ、こんな風になるのは……はぁうぅぅ……っ」

 

 豊満な乳肉を指の腹で撫でながらゆっくりと挿入を進める。ただ進めるだけではなく、少し進めては止まり、引き返し、何度か往復する。静さんがベッドのシーツを強く握りしめた。唇を引き結び、ほどくたびに塊のような吐息を吐き出す。

 

「静さんの中、ほぐれてきましたよ。大丈夫そうですか」

「ふっ、んん……っ、あ、ああ、もう、すごく、気持ちいっ……あっ、あっ、あ……っ」

 

 乳頭をつまみながら、肉茎を根本まで埋める。亀頭が膣奥にとん、と触れた。

 

「奥まで入りましたよ」

「ふふ……そうみたいだな」

 

 静さんが俺の頬を撫で、根本まで埋まっていることを確かめるように俺の恥骨をすりすりと撫でる。

 

「ちょっと、気持ち良すぎて今動くと出そうです……」

「ほう? そうなのか」

 

 静さんはいたずらに笑ったかと思うと、不意に俺の腰に手を回して抱き寄せてきた。柔らかな身体に覆いかぶさって密着する。豊かな乳肉がいやらしくひしゃげた。

 

「君のものは本当に大きいな……。私だって大変なんだぞ?」

 

 耳元で囁かれぞくりとする。

 

「大変……というと?」

 

 静さんの唇がさらに近づき、ぴとりと耳に触れた。

 

「さっきから私の身体がな、『早く動いてもらえ、めちゃくちゃにしてもらえ』ってうるさいんだ」

 

 俺が言葉を返す前に、静さんが両脚を俺の腰に巻き付けた。耳ににゅるりと舌が入り込んでくる。複雑な耳の形をたしかめるように、楽しむようににゅりにゅりと舌が這いまわる。

 

「ちゅぷっ、はっ、んふぅぅ……っ、ほら、勝手に腰まで動いてしまう」

 

 湿り気たっぷりの静さんの声が脳を犯す。巻き付けた両脚に力を込めて腰をうねうねとくねらせ、恥骨をいやらしくこすりつけてくる。

 

「ちょ、ちょっと待ってください、静さん、やばいですって……っ」

 

 この数分でさらに何倍も淫らになったかのように思える仕草と言葉。わずかな摩擦で達してしまうかもという危機感を抱くなか、こんなにねちっこく責められてはたまらない。

 

「ん~……? なにがやばいんだ……?」

 

 静さんが酩酊したようにとろりと目を細め、俺の唇を舌でなぞっていく。全身の血液が沸騰しそうだ。

 

「出そうなんですよ……」

「出したいときに出せばいいじゃないか。それでおしまいではないだろう?」

 

 尻の谷間をつつっと指でなぞられ、情けないくらいに腰が震える。

 

「こんな状態で出そうになったら、抜くヒマがないですよ」

「抜かなくていいぞ。君はそんな心配をしなくていい」

 

 どこか子どもを諭すような口調。ムッとしつつも、欲望に身を任せていいという誘惑はあまりにも強烈で。俺に拒むなどという選択肢はなかった。

 

「それじゃあ……遠慮なしで行きますよ。本当にいいんですね」

 

 上体を起こし、静さんの腰を押さえて尋ねる。

 

「ああ、もう充分にほぐれたからな。……私のことを、好きにしてくれ」

 

 全身の筋肉が発火した。

 

「うはぁうぅぅっ!?」

 

 亀頭が抜ける寸前で一気に押し込むと、静さんはくんと弓なりに反り返って白い喉を突き出した。膣内は熱くどろどろにほぐれていて、素早い抽送もなんら苦にしていない。

 

 しなやかな腰をやや持ち上げる形にして抽送を始める。

 

 どちゅっ、ぐちゅっ、にゅちっ、にちゅっ。

 

「あっ、はぁっ、あぉっ、うっく、はっ、はぁっ、はぁぁ……はぁぁぁ……っ」

 

 静さんが切なげに眉根を寄せる。煮えたぎるような歓喜と劣情が浮かんだ顔。結合部が白濁していく。ふたりの呼吸が乱れていく。

 

「ぅあっ、はぁっ、ひき、がやぁ……これ、すごい、きもちいっ……あっ、あぁうぅぅぅ」

 

 静さんが汗ばんだ前髪をかき上げた瞬間、むっちりした身体に痙攣のさざ波が走った。長い黒髪が扇のように広がり、肉槍を食いちぎらんばかりの締め付けに我慢汁がびゅるりと溢れる。

 

「ぐぅ……静さんの中、めちゃくちゃ気持ち良いです……っ」

「ほんとか……っ? あっ、はぁっ、うっく、ふっ、うんん……っ」

 

 静さんが嬉しそうに目を細め、恥骨をぐりぐりとえげつないくらいにこすりつけてくる。限界に達するまでの時間を楽しもうと腰を止めれば、その分だけ静さんが「なんで休むの?」と急き立てるように激しく腰を振る。

 

「静さん、俺、そろそろ出そうです……」

 

 下腹部の奥底から、ぐつぐつと煮えたぎるような性衝動が湧き起こる。静さんは優しく微笑むと、ふたたび俺の腰に両脚を巻き付けてきた。

 

「いいぞ……たくさん、出してくれ……あっ、はっ、はぁっ、はっ、はぁぁぁ……っ」

 

 静さんの呼吸が荒らぐ。俺の呼吸も短くせわしなくなる。肉と肉がいやらしい汁を挟んでぶつかりあう。甘えるように締め付けてくる膣肉。今にも泣きそうな顔で見つめてくる表情。何もかもがたまらない。

 

「ぐ……ぅ……出る、出る、出る……っ」

 

 膣奥ににゅぐりと押し込んだ瞬間、静さんが抱きしめてきた。いつの間にか汗だくになっていた身体が重なり合う中、狭い尿道を駆け上がった精液が勢いよく噴き出す。

 

「あ……はぁぁ……すご、い……あつっ、はっ、はぁぁぁぁ……っ」

 

 びゅぐっ、びゅるる、ぶびゅるるる……っと、まるで何日も焦らされていたかのような遠慮のない量の白濁が身体から出ていく。静さんはぶるぶると痙攣しながらもきついくらいに俺を抱きしめ、腰をこすりつけ、耳の中をねろねろと舐めまわしてくる。気持ち良すぎて怖い。魂ごと引きずり出されそうな射精。

 

「はぁ、はぁ、はぁ……って、ちょっと、静さん……っ? ぐ、ぁ……っ」

 

 射精の脈動が止まっても、静さんは尿道に一滴とて残すまいとするかのように膣肉をきゅっきゅっと締め付けてくる。

 

「ふふ……一滴たりとて残さないからな」

 

 実際に言ったよこの人。

 

 身体の震えがなくなっても、俺と静さんはずっと抱き合っていた。耳元で聞こえる静さんの呼吸が心地良い。静さんの黒髪を撫で、手をつなぐ。静さんは楽しそうに目を細め、俺の手を握り返した。

 

「比企谷、どうだった?」

「気絶するかと思いましたよ……。初めてするときって、もっとなんかこう……黒歴史になるような失敗をするもんだとばかり思ってましたから」

「君はまたそういう……っと、ああ、まあ……そうだな、そういうものかもしれない」

 

 静さんがくにゅっと眉をひそめる。

 密着したまま、いまだに硬度を保っている肉槍を膣奥にぐりぐりと押し込んだ。

 

「うぁっ、はっ、うくぅ……っ? ひ、ひき、がや……っ? 急に、どうし……あっ、あっ、あ……うんん……っ」

 

 静さんの身体に痙攣のさざ波が走り、俺の腰を両足のかかとでじゃれつくようにこする。

 

「……べつに、なんでもないですよ」

 

 俺の拗ねた声音に静さんが目をぱちくりとさせる。

 

「……ああ、なるほど、そういうことか。……安心したまえ、おそらく、君ともう少しすれば、他の記憶なんてみな遠くへ行ってしまうさ」

 

 静さんが唇を重ねてくる。情けないところを見透かされた恥ずかしさで唇を閉じていたが、静さんが「ほれほれ、開けろ開けろ」と言わんばかりに唇の合わせ目を舌でなぞってきた。この人、いやらしいし可愛すぎるんですけど……。

 

「ん……ちゅぴっ、はっ、んふぅぅ……ぷはっ。……ふふ、君のものは本当にすごいな。ずっと硬いままだぞ?」

 

 静さんが嬉しそうに囁き、俺の首から尻の谷間にかけてつつつっとなぞってくる。

 

「くぁっ、おぁ……っ。静さんの中が気持ち良すぎるんですって。……あと、静さんが仕掛けてきたエロいやり方、ぜんぶやり返しますからね」

「おお? それは楽しみだ」

「なんで目がキラキラしてるんですか……」

 

 呆れていると、静さんがまぶたを半分閉じた。数秒かけてゆっくりと腰で円を描き、じっとりと濡れた目で見つめてくる。

 

「それで、次はどうする? このままもう一度するか?」

 

 ちろりと舌なめずりをして、俺の耳をねろりと舐める。

 

「そうですね……せっかくだから違う体位でもしてみたいかもです」

「ん、そうか。それなら……私が上になってもいいか?」

「いいですけど……ほんと楽しそうですね……」

「君は楽しくないのか? 言葉の割に私の中でぴくぴくしているが」

「うぐ……た、楽しいですよ……」

 

 気恥ずかしさで乗り切れていない俺を、静さんはにまにまと笑って見つめる。

ころころと変わる顔に振り回されるのが、楽しくてしかたがなかった。

 

 

 

 続く。

 

 

 




<前回募集したアンケートについて>
 Twitterともども、ご協力いただきありがとうございました!! 
 アンケートでははるのん優勢で、サキサキ、ガハママ、ガハマさんと続く感じでした(あとの3人はけっこう接戦でした)。

 元々はるのんのネタの方が浮かびそうだなーと思っていたのもあるので、C98ははるのん本を書きます!!
 とりあえず訳がわからんくらいエロくなるのは確実です。はるのん好きの方もそうでない方もみんな鼻血が出るように頑張ります!!


 それでは、今回もお読みいただきありがとうございました(^^)!!


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