雪ノ下に後ろを向かせ、膝立ちになってもらう。緊張しているのか腕で胸を覆っていて、白く透き通るような背中にじんわりと汗が浮かんでいる姿は思わず見惚れて息を呑むほど美しい。
「そ、それじゃあ、脱ぐわよ……?」
「ああ、頼む」
膝立ちで、尻を突き出すようにしてショーツを脱いでもらう――平常時にこんな恥ずかしいお願いをしていたらどれだけ冷たい視線を浴びせられたか分かったもんじゃなかったが、今の雪ノ下は情欲に塗れていて、こういうお願いもかなり聞いてくれる。
雪ノ下の白く細い指がショーツに引っかけられ、「んっ……」と艶っぽい声を小さく漏らすと、身体を屈めてゆっくりショーツを下ろした。
その淫靡な光景に、数瞬、呼吸を忘れる。
ぐしょぐしょに濡れて重みを増したショーツが膝まで引き下ろされると、むわっとした甘酸っぱい香りが、顔を近付けなくても漂ってきた。その香りの中心にある蜜壺は男の欲望を今か今かと待ち焦がれているかのように濡れそぼっていて、こちらに婀娜っぽい流し目を送る雪ノ下の瞳も、下腹部同様に官能の火を灯している。
「ひ、比企谷、くん、も、もう、私、限界なの……っ」
小ぶりで色気をたっぷりと湛えた尻をじっと見つめていると、尻肉が艶めかしく左右に揺れた。たったそれだけの行為で、昂奮が爆発的に高まる。雪ノ下は泣きそうな声で交尾を求める声を上げて、ショーツを膝にかけたまま四つん這いになって熱っぽい視線をこちらに向けた。極上の御馳走を目の前に用意されて、ごくりと喉を鳴らす。
「……ああ、じゃあ……挿れるぞ」
竿に手を添えて、カウパーがじんわりと滲んだ亀頭を、ぴとりと雪ノ下の淫裂にあてがう。
「ひっ……!?」
たったそれだけの行為で、雪ノ下がベッドに顔を突っ伏してぶるぶると震えた。
――ここから一体、どれほどの快感が待ち構えているのか――
期待と緊張を胸に抱きながら、雪ノ下の尻に手を添えて、ずぶりと挿入した。
× × ×
「うおぉ……っ!?」
雪ノ下はいつもよりも更に格段に敏感になっていて、当然挿入時の締め付けもきつくなるはず――そういう想定はしっかりしていて、その心づもりで肉棒を突き入れたのだけど……。
「ひぐぅぅ……っ!」
雪ノ下の獣じみた嬌声と共に膣肉が肉棒を締め付けてくると、その想定は甘かったことに気付いた。まだ亀頭と竿の一部分しか挿入していないというのに、肉襞の中の無数の舌が亀頭や雁首、裏筋を強烈に愛撫してきて、きゅきゅきゅっと締め付けてくる。
我慢していたのもあったし、油断をしていたのもあったが――限界は、あっと言う間に訪れた。
「ゆ、雪ノ下、だ、だめだ、も、出る……っ!」
「えっ……ひあぁぁぁっ!?」
ごぶっ、どぶっ、どぶぶぶっ……。
肉茎の半分程を挿入しただけで、四つん這いの雪ノ下の膣内に大量の熱いマグマを解き放った。膣肉の通路に白濁液が塗されて染み込んで行く。
「んおぁぁぁぁ……っ」
雪ノ下の淫裂から大量の粘液と白濁液がブレンドされたものが溢れ出て、白磁のような肌をした背中がびくんびくんと反り返っては曲がる。
「な、なんだこれ、こんなに締め付けられたら、俺もう……って、うあぁぁ……っ!?」
射精した位置で止めていた肉棒が、突如として更なる奥に入り込んでいく。何故かと思って前を見ると、雪ノ下が顔を突っ伏したまま尻をこちらに突き出していた。
「ちょ、おい、雪ノ下、やばいって、これ、そんな風にされたら……うぐぁっ、また出る……っ!」
強制的に肉襞の蠢く舌に嬲られる部分が増やされて、射精したばかりで敏感になった肉棒に絡み付く快楽が更に倍増する。頭が焼け付くような悦楽と共に、再び肉棒が数回脈打ち、白濁液が雪ノ下の子宮に叩き付けられる。
「あぁっ、あ、熱い、比企谷くんの、熱い……んあぁっ!」
精液を体内に放出されて、雪ノ下の尻が今度は上下左右と回ようにくねり、勃起に更なる刺激を与えてくる。
「ま、待て、待ってくれ……これ……うぐぅ……っ!」
腰を引けばその分雪ノ下も尻を突き出してくる為逃げられずにいると、たまらず3回目の射精をする。この数字ももはや正確ではなく、雪ノ下の快楽の壺の中に肉棒を挿入していると、自分が一体いつ射精をしていて、いつ射精をしていないのかがもはや分からなくなっていた。まるでおもらしをしているかのごとく、欲望の白濁液を垂れ流して漏らし続ける。
「あ~っ……あ~っ……あ~っ」
何か、目覚めたのだろうか。恐らく即座に失神・失禁するだろうと思っていた雪ノ下は、幾度となく絶頂に達して激しく太腿を震わせながらも、目には官能の光を宿らせたまま、いっそう激しく膣肉を蠢かせ、埋没した肉棒にまとわりつかせてくる。ショーツを膝で止めているためにまるで拘束されたように見えて、フリフリと目の前で求愛の踊りを見せる尻の扇情的な姿態と相俟って、いくら射精しても収まらなくなる程の昂ぶりをもたらす。
「くぅぁっ……な、何なんだよ、もう……っ!」
雪ノ下の変貌があまりにも艶めかしく、それに触発されていっそもっと徹底的にやってやろうと思い、雪ノ下のお腹を抱きかかえてこてんと仰向けにする。
「んぁ……?」
色っぽい中にも幼さを残した雪ノ下の顔が何事かと疑問の色を浮かべる中、ショーツをがばっと一気に脱がす。そしてそのまま躊躇無しで、淫液と白濁液で泡立った淫裂に肉棒を挿し込んだ。
× × ×
「んあぁぁぁぁ……っ!」
一気に押し込むと、雪ノ下がベッドのシーツを掴んで白い喉を見せた。絶頂によりびーんとVの字に伸びた足のひざ裏を掴むと、ずるりと肉棒を引き抜いて、再び突き入れる。
「あおぉぉぉぉ……っ」
何度も連続で抽送を繰り返すと、雪ノ下の長い喘ぎ声が部屋に響いた。結合部からは止めどなく淫液と白濁液が溢れてでて、ばちゅんっ、ばちゅんっといやらしい音を立てている。それらと汗の匂いが混じって、この場に居るだけでも興奮のあまり意識が遠のきそうになる程卑猥な空間が醸成されていた。
「はっ、ひぁっ、へひっ、ひき、ひきが、や、くん……ひきがやくん……」
膝立ちで、いくら射精しようが気にせず狂ったように腰を振り続ける俺に、雪ノ下が腕を伸ばしてきた。
「……ん」
肉棒を最奥まで突き入れて、その腕に応えて覆いかぶさって抱きしめる。
「わ、私ね……? もう、本当に限界みたい。多分、次出されたら、もう、その……意識が飛ぶと思うから、だから、その……」
「? なんだよ?」
ここに来て新たなリクエストだなんて、一体どんなエロい要求を――と思っていたら。
雪ノ下が頬を赤らめてもじもじとしたかと思うと、俺の目をじっと見つめた。
「ゆ、雪乃って……呼んで?」
「……っ」
心臓が、どくんと鳴った。
「だ、だめ、かしら……?」
「あ、やぁ、その……」
ここまでやっておいてなんだけど、今更なはずなんだけど、超恥ずかしい。えー、これどういしようかな……と思っていると、雪ノ下が悲し気に眉根を寄せた。
「あ……だ、だめ……かしら……」
「え……」
雪ノ下の目にじんわりと涙が浮かんで、盛大に慌てる。
「ま、待て、待て待て。だめなんてことは全く無いんだ。だから泣くなよ、な?」
「で、でも……」
しまった、いくらフォローしたところで、この場では実際に名前で呼ばなければまず事態は改善しない。
うぐぁ……超恥ずかしい。本当に恥ずかしい。でも、この子を泣かせたくはない。
頭をがしがしと掻いて、覚悟を決める。
「……雪乃」
「え……?」
雪ノ下……いや、雪乃が、きょとんとした顔を見せる。ああもう可愛いなぁ。
「だから……雪乃。ほら、これで良いか?」
言うと、雪乃が目の下を指で拭って、くすりと笑う。
「ふふ……なぁに? その素直じゃない言い方」
「うるせぇよ……」
「じゃあ、最後は……手を繋いでしましょう? 八幡」
「ああ、分かった……って、え?」
聞き慣れない4文字に唖然として雪乃に目をやると、顔がばっちり横を向いていた。平静を装うとしているようだが、耳まで真っ赤になっている。何この可愛すぎる女の子……!
「ほら、手繋ごうぜ、雪乃。ところで俺の名前ってなんだっけか? 雪乃」
雪乃が恥ずかしがっていることで却って冷静になったために試しに煽ってみると、すんごい冷たい目で睨まれた。
「……調子に乗らないの」
「す、すいません……」
俺、弱っ。
しゅんとした俺を見て、雪乃がくすりと笑う。
「ふふ……まったく、あなたといるといまいち締まらないわね、八幡」
「ああ、そうだな」
まだ顔が赤いが、そこはまあ触れないでおこう。
両手を繋ぐと、白く細い指が心地良く包み込んで来た。
「あったかい……」
雪乃の言葉を聞いて、この子も同じことを感じていたのかと思い、むずがゆくなる。
「そうだな。……じゃ、行くぞ」
「ええ。……んふぁぁ……っ!」
肉棒が抜ける寸前まで腰を引くと、雪乃が幸せそうに鳴いた。
続く。
ゆきのんでした。
さあ最終話だと意気込んで書いたら、丸々2話分くらいになりまして。エネルギーを消耗した分、これはもう分けて良いかなと判断しました。なので明日こそ最終回です。
<感想>
たくさんのお祝いコメント、ありがとうございます。後書きを読んで、久しぶりに書いてくださった方もちらほらいらっしゃって嬉しい限りです!お忙しい中本当にありがとうございます。
平日が始まりますね。また、頑張りましょう。
それでは、また明日ここでお会いしましょう(^^)!
今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!