1.
「じゃ、小町。タオル取って足開いて」
「う、うん……」
小町に指示を出すと、おずおずとタオルに手をかける。
横から間接照明の光が入る位置に居るため、妙に味わい深いシルエットが出来ている。
「うぅ……やっぱり恥ずかしいよぉ……」
小町を見ると、タオルは取ったものの足をぴったりと閉じてもじもじさせている。
よほど恥ずかしくなったのか、胸まで腕で隠してしまっている。
「大丈夫だって。なんも恥ずかしくねえよ。さあ」
じりっと寄ったら、仰け反るようにして距離を取られた。
「お、お兄ちゃん、目、目。キモ怖いいよ……」
「キモ怖いい? キモいと怖いと可愛いの略か?」
「ううん、キモいと怖いとキモいの略」
…………。
「なんでキモいって2回言ったんだお前……」
しかも2回目に関しては「い」のみの採用って。絶対わかんねえだろ、それ。
「だってほんとなんだもん!」
恥ずかしさで目を潤ませながら、悲しい事を言ってきた。
うーん。
どう行こうか。
「よし、じゃあ――」
――と。
俺が何かしら時間をかけた策を講じてくれるのかと、小町が油断した瞬間。
「そいっ」
「わきゃあっ!?」
小町の膝に手をかけて、その両足をかぱっと開いた。
本当に急に開くと危ないから、最初の一瞬だけゆっくりと動いて、その後グイーンとややゆっくり開く。
その速度で開いても効果はてきめんだったようで、小町が制止する前に彼女の陰部をまじまじと見ることが出来た。
「おお……」
思わず、感嘆の声が漏れた。
「み、見ないでえ……」
小町はなんだかんだで俺の顔を手で押さえたり陰部を隠したりはせず、ただただ恥ずかしさで、自分の顔を両手で覆っていた。
「いや……すげえ綺麗だぞ、小町」
「ううぅ……そ、そうなの?」
指と指の隙間から、ちらりと顔を窺わせる。その仕草がなんとも可愛らしい。
ってか超可愛い。
「ああ、綺麗だ」
実際、綺麗だった。
毛がまだ生えていないことに少し驚いたけれど、まあそういう人もいるだろうと言う結論にすぐ落ち着く。
俺に何度かイカされたからか、休憩を挟んだ今でもうっすらと濡れ光っている。
そんな小町の局部が、間接照明にうっすらと照らし出されているこの淫靡さに、身体が震えた。
「じゃ……舐めるぞ」
「う、うん……」
小町は腹を括ったのか、自分の顔を覆っていた手を、そっと俺の頬に添えた。
2.
小町の股座に顔を沈め、舌をゆっくりと秘裂に近付ける。
そっ、と舌が触れた瞬間。
「ひゃんっ!」
小町が可愛らしい声を上げた。
そのままゆっくりと、割れ目に沿って舌を這わせる。
「あっ、ひゃん、くすぐった、ひうぅぅぅっ、なんか変、なんか変だよぉぉ……」
今までの責めがみな着衣の上からだったのに加えて、手の指ではなく舌で触れられればこんな反応にもなるのだろう。
頭上から聞こえる小町の可愛らしい声を楽しみながら、引き続き舌を這わせる。
「あっ、あっ……? な、なんか、ぞくぞくする、ひぁっ、あっ、んあぁっ、あうぅぅっ……」
徐々に、緊張がほぐれてきたのか声が甘くなってきた。
直線的に這わせていただけの舌の動きを変え、少しずつ、肉の感触を楽しむようにぐにぐにと同じ場所をつついたり、一定の場所を舌先を固く尖らせて何度もなぞる。
「あっ、やんっ! お兄ちゃん、だめっ、これ、気持ちいっ、気持ちいいよぉ……ひんっ!」
はっきりと声を上げるようになってきた小町の声を聞いて、益々興奮が高まる。
徐々に徐々に、秘裂から愛液が溢れ出してくるのが分かる。
匂いはしない。味は……少ししょっぱいか? しかしそれもほとんど気にならない程度で、全体的には無味無臭と言える気がする。
しかし、それでも……なんだろう。
舌を這わせる肉の感触が。
小町が漏らす甘い声が。
そして秘裂から溢れ出してくる、愛撫に対する反応の証拠となる愛液が。
脳髄を痺れさせ、もっと舐めたい、もっともっとと、身体を急かしてくる。
もっと小町の身体を味わいたいと思い、舌を割れ目の中に入れる。
つぷっ、と言う感触と共に、舌先を僅かばかり挿入する。
――と。
「ひぁぁぁんっ!?」
「うぐっ!?」
小町が急な刺激に耐え切れなくなったのか、太腿をがちっと閉じてきた。ぎゅうぅ。
「こ、こら、小町、放せ! 苦しいから!」
幸い舌を噛んだりはしなかったけど、結構ぎりぎりだった。
呼吸がまともに出来なくなり、必死でじたばたする。
「だ、だって、これ以上されたら、もう……もう……!」
言いながら、足をくねらせて俺の顔を締め付けてくる。恥ずかしがるのはしょうがないし可愛いから良いんだけど、その都度俺の顔を攻撃すんのやめてもらえませんかね……。
いつもみたいに頭をがしがし掻くことは出来ないので代わりに、まるで降参するためのタップの様に小町の太腿をとんとんと叩く。
「じゃあ、しゃーねえ。足を閉じてた方が楽なら、そのまま閉じてろ」
「あ、う、うん……お、お兄ちゃんは大丈夫なの?」
「分かんねえ……まあ、なんとかなるだろ」
「そっか……ありがと」
言って、小町が俺の頭をぽんぽんと撫でた。
……前の行だけ見たら、ただの仲の良い兄妹図で終わるんだけど。
如何せん、この状況だと。
小町からの頭ぽんぽんはシュールすぎた。
3.
「じゃ、行くぞ」
「うん……」
再び、舌を割れ目につぷっと入れる。
「ひぅぅぅぅぅ……!」
小町は声をさっきよりも我慢して、足を閉じる力も入れ過ぎない様に堪えている。健気なやつめ……。
膣の中は、匂いも味もより濃厚な気がした。
と言っても、露骨に匂いがしたりしょっぱかったりする訳ではない。
まあ多少はそんな感じはあるけれど、あくまで多少だ。
何て言うか、本当にただただ、濃い。
部位の様々な呼び名のうち、多くのものに「秘」という漢字が使われるのも分かる気がする。
女が一番、秘する所……か。
などと言うことを頭の中でつらつら考えながら、舌を徐々に押し込んでいく。
「んあっ、はぅっ、あっ、あっ、あっ……」
徐々に快感に慣れてきたのか、小町の声音に滲んでいた緊張がほぐれていく。
肉襞が、俺の舌をきゅうきゅうと心地良く締め付けてきた。
舌をできる限り奥まで挿入して、ゆっくりと上下左右に動かし始める。
「あぅ、なんかこれ、すごっ、いいっ、あっ、あっ、うあっ、あうっ……」
小町の声に色が混じってくるのに合わせて、舌を動かすペースを上げる。
「あっ、おにい、ちゃっ、んあっ、あふっ、すごっ、もっ、もっと……もっと……」
おねだりの言葉さえ交え始めて、俺の頬に手を添えてさわさわと撫でてくる。
受け入れてくれる喜びというものが、身体の奥底にじわじわと芽生え始めた。
膣内で舌を上下左右に動かし、抜き差しも加え、割れ目に沿って舐める。
「あひっ、あっ、ふぅっ、おにいちゃっ、おにいちゃっ、きもひ、いひっ、よぉ……気持ちいいよぉ……小町のここ、どうなっちゃったの……!」
気付けば足をあらん限り広げて、完全に俺を受け入れていた。
大人びて、でもどことなくまだ子供っぽさが残る声と表情に、たまらなくぞくぞくする。
秘裂からは、もう舐めても舐めても追い付かない程の愛液が溢れ出していた。
ふと、ここで。
自分が舐め回している箇所のすぐ上に、豆のようなものがあるのを見付ける。
……これが、陰核――クリトリスってやつか? 皮を被ってるようだけど……。
今なら小町もかなり身を委ねてくれてるし、やってみるか――と思い。
陰核の上にたっぷりと唾液を垂らし、豆を覆った包皮をゆっくりと舌でまくり上げていく。
「あっ、え、えっ、なに? おにいちゃん、なにしてるの? なにっ……」
包皮の中から顔を出した陰核に唇を寄せ、軽く吸い上げる。
――と。
「ふあぁぁぁぁぁぁ!? ひっ、ひんっ! なにこれ、しらな、こんなの小町、しらな……ひぁぁぁぁぁ!」
今までにない反応が返ってきた。
もっと責めたらどうなるのだろうかとぞくぞくしながら、すっかり顔を出した陰核を上下左右に舌で転がす。
「ひあっ、えぐっ、ひんっ、やっ、これだめ、おにいちゃ、訳わかんないよぉ……っ、なんなのこれぇっ……ひんっ! ひあっ!」
俺の頬に手を添えたまま、小町が何度もびくんびくんと背筋を反り返らせる。
顔は見えないが、声が涙声になっていることを考えると、恐らく涙をぽろぽろ流しているんだろう。
そろそろ限界かと思い、陰核をくにっと甘噛みし、逃げられないように小町の尻をがっちり掴んで、舌を左右に動かして陰核を何度も弾いて、ずぞぞっと吸い上げる。
「イっ、イくっ、もう、小町、きちゃ、きちゃう……ああっ」
小町の全身が震え、ぎゅっと目を瞑りながら身体を屈める。
「あっ、ああああっ……」
今度は天を仰ぐように上を向いて、足をばたつかせる。
「ひぐっ、おにいちゃっ、もう、もう……」
一瞬、小町の全身が脱力してふっと緩んだ。
そして、最後にもう一度、陰核を強く吸い上げる。
次の瞬間。
「……ふああああああああぁぁぁぁぁぁ――――――――っ!」
全身を激しく痙攣させ、大きな大きな喘ぎ声を上げ、仰向けにぐったりと倒れた。
俺の顔には、小町が絶頂と同時に大量に噴き出した愛液が、ありったけ浴びせ掛けられた。
4.
再び、俺が壁に背を預けて、股座に小町が座り込む体勢になっていた。
小町の頭を撫でながら、もう片方の手で身体を抱く。
「…………」
小町はまだ余韻が抜けないのか、ぽへっとした顔のまま何も喋らない。
「……大丈夫か?」
聞くと、少しだけ振り向き、流し目を送る。
「だいじょうぶ……ふへへぇ……」
急ににやけたかと思うと、小町を抱いている腕に急に抱き付いてきた。
そしてすりすりと頬ずりをしてくる。すりすり。
すりすり。
……え、なにこれ、超恥ずかしいんだけど。
恥ずかしいとは思うけど、可愛いのには変わりないので引き続き撫でる。
「……入れて、いいか」
囁くように聞くと、小町の動きがぴたっと止まった。
数秒の間を置いて振り向くと、俺に顔を寄せて、軽く口付けをした。
「……ん、いいよ」
目を細めて微笑む顔は、横から照らす間接照明も相俟って、年相応でない艶めかしさを纏っていた。
続く。
じっくりでした。出来れば今後これくらいじっくりエロを書きたいです。
注文した官能小説の1冊を昨日読み終えたので、今夜からもう1冊の本を読もうと思います。ちなみに他に4~5冊程並行して読んでいます。色んなジャンルを読む感覚が心地いいです。
それでは、今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!