1.
どうすると良い? と言って、小首を傾げる由比ヶ浜。
「うーん……」
どの体勢で挟んでもらおうかという、今までの人生でもっとも卑猥な悩みを抱えた訳だけれども。
「……お……」
……ふと。
目の前の光景を改めて見たとき、思わず息を呑んだ。
髪をおろし、身体全体がじっとり汗ばんで、何とも言えない艶っぽさを放つ由比ヶ浜が、上半身裸で四つん這いになって、目の前まで顔を近付けて微笑んでいる。
……うわぁ……。
「……んっ、あっ、ヒッキー……?」
思わず。
ほんと、思わず。
どの体勢で挟んでもらうかを考える顔をしながら、重力により蠱惑的に下に伸びた彼女の乳房を揉んでいた。
や、ほんと。いつの間にか。
無意識って恐いね!
当の彼女はというと、触られて反応しつつも、それ以上に戸惑っている。そりゃそうだよね。
彼女の胸をこの角度で揉んでみて、改めてこの狂気じみた凶器の狂喜すべき魅力に取りつかれる。なんか言葉遊びしちゃうくらいにはテンションが上がっている。
「あー……その、なんだ、やっぱり……もうちょっと、……触って良いか?」
頬をぽりぽりと掻いて、目を逸らしながら伝える。
すると、彼女はくすっと笑い、
「ふふっ……もう。ヒッキーは胸がそんなに好きなんだ」
「ああ、大好きだぞ、牛乳」
「誰が牛だっ!?」
四つん這いで上裸の女の子にツッコミを入れられるという、クールっぷりである。
はあ、と彼女はため息を吐き、
「まったく……。……いいよ。ヒッキーにだったら」
言って優しく微笑むと、再び軽く口付けをしてきた。
2.
「あっ……ひぁっ……ふあぁあんっ……んっ、んちゅるっ、れろっ、ふむぅっ……」
四つん這いのままの由比ヶ浜と舌を絡ませ合って、胸とその突起を自由に弄り回す。
前足……じゃなかった、腕はがくがくと震えて、崩れるのを堪えるので精一杯といった風だ。
彼女がそんな状態でも、口を体重の支えのように扱いながら、まるで乳を搾るかのように彼女の胸をぎゅむぎゅむと絞り上げる。
「んんっ、ひぐっ! んんっ、んんんっ……んあぅっ!」
胸の根本から絞り、最後に突起をきゅっと摘み上げる度に、切なそうに目を細めて喘ぐのがたまらなく可愛い。
突起を集中的にしごき上げると、あまりの快感に耐えられなくなったのか、唇を離して顔を俺の胸元に埋めた。
「ひぃんっ、あんっ、だめっ、ヒッキー、それ、ダメ、だってばぁ……イっ……あぁぁぁぁぁっ!」
とどめに突起を思い切り力を込めて摘まむと、最後は顔を上げて目を見開いて全身を痙攣させた。
「おっ……うおっ……!?」
彼女はそのまま崩れ落ちると、俺の股間の目の前に彼女の顔がくる体勢になった。
くつろぎづらいからと、途中からパンツ姿になっていたのが、ここで仇になった。仇、と言うのが適切な表現なのかどうかは分からないが。
「あっ、かはっ……ひぅっ……あっ……ヒッキーのこれ……すご……匂い……」
角度的に彼女の顔はよく見えないが、微かに見えるだけでも明らかに発情している。
んー。
正直、超舐めてほしいけど。
今はまだ、責めたい。
パンツ越しに、俺の股座の匂いをすんすん嗅いでいる由比ヶ浜の艶姿に頭がくらくらしながらも、彼女の頬に手を添える。
「由比ヶ浜。膝立ちになってくれるか?」
「ふあ……? ……はい」
ぽけっとした顔で、俺の言うがままに目の前で膝立ちになる。ぞくぞくするけど、これはこれで心配になるぞ、お前……。
膝立ちになり、手を俺の肩に置き、胸が目の前に来る。
……うおぉ……。
目の前で見ると、破壊力がやばい。
何これ、国宝?
あまり見惚れていても彼女が戸惑うと思い、早速責めることにする。
――両手は彼女の胸の肉を揉みしだき、同時に彼女の突起に吸い付いて、舌でつつき、舐め回し、時折甘噛みする。
そんな責めを、ものの10秒程度の間に一気に行う。
――と。
「ひあぁぁぁぁっ!? あぐぅぅぅぅ……それ、それすぐイっ……あぁっ!」
悲鳴じみた嬌声を上げ、彼女はあっと言う間に絶頂に達して、前に倒れるかと思いきや後ろに倒れそうになる。
慌てて背中を抱いて支えると、女の子座りでぺたんと腰を下ろして落ち着いた。
「はっ、んあっ、ひぐっ、うっ、うぅっ……」
目は焦点が定まらず、口からは舌がひとりでに出入りしている。
――まだ、まだ。
「ひぎぃっ!?」
唇を戦慄かせている彼女の胸の突起に吸い付くと、そのまま後ろへと押し倒した。
3.
「あひっ、やっ、もうっ、許しっ、んぐぅっ! ……あっ、ひっ、やっ、まだ? まだイカせるの? やら、もうやら……イっ、ひぎっ、……あぅあっ! ……もうやらよぉ……あたしの胸おかひくなっひゃうよぉ……イっ、イく、またイく、イく、イっ……――――――――っ!」
仰向けになった彼女の胸に吸い付き、手で彼女の胸や口、耳を蹂躙し、押さえ付けがてらに自分のモノをパンツ越しに彼女の秘裂にぐいぐいと押し付ける。
パジャマのズボンを履いているとはいえショーツは履いていなかったようで、十分に快感が叩き込まれているのか、腰を押し込む度に彼女は良い声で啼いて、泣いて、鳴いた。
とどめに……と思い、パンツを下ろし、自分のモノを由比ヶ浜の前に晒す。
意識が朦朧としている中でも、俺のモノを見た瞬間に彼女が小さく「うぁっ……おっき……すご……」とか細く呟いたのが聞こえ、背筋がぶるりと震えた。
そして、胸の突起に再び吸い付いて、そのまま亀頭をパジャマ越しに彼女の秘裂へ宛がうと、彼女は小さくひっと悲鳴を上げた。
「由比ヶ浜、行くぞ……」
「あっ、やっ……」
彼女が両手を突き出して交差させて、制止のポーズを取るのも意に介さずに、亀頭を割れ目にパジャマの布地ごと僅かに食い込ませた。それと同時に、胸の突起をまるで持ち上げるかのように2つ同時に摘み上げる。
布ごしに彼女の肉襞の感触を微かに感じると共に、目の前で彼女の顔が、こちらからその綺麗な喉が見える程に反り返ったのが見えた。
「――――――――っ!」
今まででも一番大きな反り返りを見せると、彼女は全身の力をだらりと抜いた。
4.
……さて、ここからどうしようか……と考えていると。
「……あ」
ふと、ある重要なことを忘れていたことに気付く。
なんでこのことを忘れるんだお前意味分かんねえよと言われそうなことだ。
……由比ヶ浜さん、風邪引いてらっしゃいますやん。
「お、おーい……由比ヶ浜、さーん……大丈夫ですかー……?」
思わず敬語になる。
俺の声に反応したのか、虚ろだった彼女の目に光が戻る。
「……うーん……ちょーっと、今日はもう……きついかも……」
困ったように眉を寄せて、たははと笑った。
「ですよねごめんなさい今すぐ身体を拭くセット一式をご用意致します」
「ふえ……?」
惚けている彼女をよそに、敬語全開で謝り、雪ノ下が買ってきていた袋を漁り、厚手のタオルを取り出した。
「ごめん、お風呂場のものちょっと借りるな」
「あ、うん……」
許可を取ると、風呂場にある洗面器にお湯を出した。多分何往復もするだろうけど、今更そんな手間は惜しむまい。
なんか、もう。
性欲に負けて、風邪で弱った彼女をイジめ抜いたことによる罪悪感が半端ない。
「うぅぅぅ……!」
自責の念で変な唸り声を上げながら、冷蔵庫に入れていたスポーツドリンクも持って、急いで彼女の部屋に戻った。
続く。
今日になって、ガハマさん編のこの後の展開が2重3重に思い付いたため、切れ目が不思議な感じになりました。このまま本番だーと期待していた方、申し訳ありません!
ガハマさんだけ、エロに行く前の非エロ・微エロの描写が少ないなーと感じておりまして。
そのため、普通の絡みももっと書きたいなと思い、展開を変えました。話数で言うと、多分一気に5話くらい増えます。
非エロも微エロもエロも中々の増量になります。ガハマさんのツッコミも好きなので活かしたいなぁ……!
なんにせよ、お見守り頂ければと思います!
今日で、初めてハーメルンに投稿してから5ヶ月が経ちました!!!
ニセコイに始まり、ToLOVEるを書き、そして俺ガイルと……私生活も含めて、色々ありましたわー……。
皆さん、引き続き、宜しくお願い致します(^^)!
今連載している4編を全部終わらせるまで、ざっと計算したらあと3週間弱程かかりそうです。なんということでしょう。
慣れるに従って、日常の描写も増えてきました。その辺りも楽しんで頂ければと思います(^^)
それでは、今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!