※この作品はR-18です。

俺ガイル 日常の何気ないエロス。   作:高橋徹

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 由比ヶ浜との一戦を終えて、後片付けを始める。一戦などという言い方はしたけれど、ゴングが鳴った直後から一方的にタコ殴りにされて、マグレで繰り出した弱々しいパンチが一撃当たって相手を更に激昂させてしまい見るも無残な敗北をした感じです。

「…………」

 黙々と、カーペットにぶちまけられた俺のアレをティッシュで拭きとる。

 いちいち水を使うのも面倒なので、消臭スプレーの水気を利用することで、消臭兼拭き掃除をしていたら、由比ヶ浜がしゃがみ込んで俺の掃除する様子を興味深そうに見ていた。

「ほえー……」

 なんだよクジラかよ。潮吹いちゃうの? ……最低だな、俺。

 視線が気になりどうにも集中出来ない。ちらりと見やって何用だと目で尋ねると、由比ヶ浜が首をくりっと傾げた。

「いつもそうやって掃除してるの?」

「うぐ……っ」

 こ、こいつ……。自分がどんだけ恥ずかしいこと聞いてんのか、分かってねえのかよ。

 由比ヶ浜の目は純粋そのもので、自分の発言の恥ずかしさにまるで気付いていない。

 このおバカメロンめ……。

 どう答えたものかと思案していると、ある場所……というか部位に目が行った。

 それは体育祭の準備での一幕をふと思い出す光景だった。

 正確には言えば、あの時はぎりセーフだったのが今回は余裕でアウト! みたいな感じ。

「……見えてんぞ」

 顔を逸らしながら言うと、由比ヶ浜は再びほえ? とおバカっぽいリアクションをして、俺の発言の意味を探る。

 そして何の事を言っていたのか気付いたのか、

「……あ」

 小さい声で呟くと、しゃがんだままで、両手をお尻から回して恥ずかしい場所を隠したのが視界の端で見えた。

「……見ないでよ」

 由比ヶ浜の顔を見ると、頬を膨らませて、顔を赤らめながら俺を見ている。その表情がなんとも可愛らしい。

 見てねえし! とか小学生みたいな事を言おうかと一瞬思ったのだけれど、指摘したのは俺でしたね☆

「……見えたものはしょうがねえだろ」

 首をぐいと逸らしたまま答えると、由比ヶ浜はうーんと唸った後俯いて、しばらくもじもじとしたと思ったら、そろりと顔を上げた。

「……見たい?」

「うん見たい。超見たい」

「早いな!?」

 由比ヶ浜の躊躇した遅れを取り戻すかの如き音速の返しをしてしまった。

 や、だって、ねえ。見たいですやんか!

「そ、そか、男の子って、そういうの興味あるんだもんね……」

「ああ、すげえ興味あるぞ。お前の牛とか」

「牛飼ってるみたいになってる!?」

 うーん。

 どうにも。

 ガハマさん相手だと、ツッコミ欲しさにとんとんとボケてしまう。

 俺の牛発言で再び頬を膨らませる由比ヶ浜を見て、ふっと頬を緩める。

 ……こいつ、ほんとしょっちゅう頬を膨らませるよな。フグかよ。

 ……牛兼フグって、すげえなこいつ。

 ていうかフグにさせてる原因は軒並み俺だった。やべえ、責任を持って食べないと……。

 極めて勝手な妄想に心躍らせていると、由比ヶ浜が上目遣いでこちらに視線を向けた。

「……ほんとに、見たい?」

「……見たい」

 真剣な表情を見て茶化すことなど出来ないと思い、真摯に答えた。

 や。

 真摯な変態になってるな、俺。

 まあいいか。

 由比ヶ浜は俺の返事を聞いて、目をきょろきょろとさせたかと思うと、やがて頬を真っ赤にしながら、俺に視線を向けた。

「…………」

 ふと、由比ヶ浜の身体に視線を向ける。

 スカートから見えている、むっちりとした太腿。

 別に太っている訳ではない。むしろ身体はよく締まっているように見える。

 ただ、部分部分が女性らしいにも程がある、艶めかしい肉付きをしているのだ。

 そんな色っぽさを放つ足の根本、女性の大事な部分への期待が、どんどんと高まっていく。

「……じゃあ、はい」

 か細い声で呟くと、大事な部分が見えないようにしていた手をそっと外す。

「……う……お……」

 言葉を失う。

 見えたのは、真っ白なショーツだった。

 汗でなのか、それとも他の要因に依るものなのか、うっすらと湿っているように見える。

 足を寄せていることによって強調される恥丘の形に、思わず目を奪われた。

「……あ、あんまり、まじまじ見ないで……恥ずかしい、から……」

 顔を背けて、耳まで真っ赤にしながら、由比ヶ浜がこちらを見やる。

 その目がなんとも色っぽくて、益々興奮が高まってしまう。

 由比ヶ浜の手を見ると、所在無げに膝の上に置かれていた。

「や、もっと見たい。もっとこう……エロテロリストみたいに……」

 これなら直接的な表現も避けられると思って言ってみたところ、由比ヶ浜がはてと首を傾げた。

「え、エロテロ……なに?」

 あ、あっれー? おっかしいなー、一時グラビア界を席巻したМ字開脚のあの方を知らないのかなー? これがジェネレーションギャップか……。……俺と由比ヶ浜はタメだった。男女差ですかね。

「いや、分からんならそのままで良い。全力で見るから」

「そんなに!? ……うー……」

 由比ヶ浜は恥ずかしそうにぶつぶつ言いながらも、何だかんだで今の体勢を維持してくれている。

 しゃがんでショーツをスカートから見せる女の子(牛)と。

 膝立ちで、手を膝に置いてそれを凝視するぼっち(妹が可愛い)。

 字面で見ると、ただの悪夢みたいな状態だった。

「…………」

「…………」

 互いに無言。

 俺はショーツを凝視して、由比ヶ浜はしきりに目を泳がせているのが視界に映る。

「あまり動揺するなよ。焦らなくてもショーツは逃げないから大丈夫だ」

「それ誰に何の為に言ってんの!?」

 うん。

 錯乱しちゃった。

 ごめんねメロンパンナちゃん。

 心の中でテヘペロ☆としていると、由比ヶ浜の視線がふと下に移った。

「……あ」

 微かに囁いた声が聞こえて、由比ヶ浜の視線を追う。

 ……ガン勃ちしてらっしゃる☆

 緩いズボンに替えたのが災いしたと言えば良いのか、俺の股間は完全にテント状態になっていて、流石にすぐには……とか言ってたついさっきの俺をぶん殴りたくなった。男って単純だね!

「……あ、あたしの見て、そう、なっちゃったのか……な……?」

 由比ヶ浜が髪をくしくしと撫でながら、照れくさそうに笑う。くっそ、可愛いなこいつ……。

「ああ、ま、そうだな……」

 目をリビング中に不自然に泳がせながら答えると、由比ヶ浜が急に姿勢を解いて、四つん這いで迫ってきた。目がすんごいきらきらしてる。

「ね、ね、ね。……口で、したげよっか?」

「え、や、その……」

 勢いに押されて後ずさると、由比ヶ浜が更に距離を詰めて来て、俺のズボンに手を掛けた。

「ちょ、おい……っ」

 抵抗の言葉も虚しく、ホルスタインメロンパンナちゃん、略してホルスタパンナちゃんの必殺技が繰り出される。なんかジェロムレバンナみたいになった。

「……だめ?」

「……っ」

 だから上目遣いやめろっつうの! 何でもその感じで頼めば通ると思ってんのか! 通るよ! ああ、もう、余裕で通るよ!

「……お好きにどうぞ」

 煮え切らない肯定の返事をすると、由比ヶ浜は一瞬不満げな顔をしたが、すぐに切り替えてにこっと微笑むと、俺のズボンをずるりと下ろした。

 

                ×  ×  ×

 

「うっわ……すごい……がちがちだぁ……」

 俺の肉棒を見て、由比ヶ浜が興奮した声を出す。俺もびっくりだよ。さっきあんだけ出したのに。どんだけパンチラに弱いんだ、俺。

 由比ヶ浜は亀頭をぴとぴとと触り、竿全体を愛おしそうに撫で回し、下からなぞるように匂いを嗅ぐ。や、こいつほんと犬みてえだな……。

 しかしこういうじっくりとした行為が、これからしてもらう行為への期待をどうしようも無い程に高める。

「それじゃ……いただきます」

 わくわくが抑えきれない表情で由比ヶ浜が手短に挨拶すると、竿の根元に手を添えて、口をくぱっと開けた。

「……っ」

 口の奥に見えていた綺麗なピンク色をした舌がてろりと出てきて、由比ヶ浜の目もとろんとしたものになる。

 その扇情的な光景に、思わず息を呑んだ。

 早く、早く、早く……! と待ち焦がれていると、不意にとたとたと聞き慣れた足音がした。

「ただいまー! お兄ちゃん、結衣さん、食材買ってきました……よ……」

「え……」

「あれ……」

 ザ・ワールド。なるほどの方ではない。

 もうしばらくお待ちください。只今テレビ画面には花畑の映像が出ております。

 もうしばらくお待ちください。

 もうしばら――。

「えええええええええええええっ!?」

 小町の盛大な悲鳴が木霊した。

 大声を上げて固まる小町を見て、ようやく声を絞り出す。

「こ、小町、なんでお前、メールは……あ」

 10分程前、一戦終えて手を洗ったタイミングで、丁度良く小町からもう帰っていいかと確認するメールが届いていて、あと10分くらい待ってくれれば大丈夫と送ったんだった……。

 小町からすれば、例え俺たちが何をしていても、小町が帰る頃には綺麗に片付けを終えて何事も無かったかのように振る舞っていて、それを後で追及するのを楽しみにしていたんだろう。何その楽しみ鬼畜すぎる。

「はわわ、えっと、小町ちゃん、これは、その……」

 由比ヶ浜は完全に混乱している。俺の竿を右手でがっちり掴んだままですけど……。

 むずむずするなあ。

 うぐっ、パニくってるからって手をこにょこにょと動かすな……!

「あー……その、なんだ、小町、これにはその、訳が――」

「お兄ちゃん、結衣さん正座」

「え、あの小町」

「いいから、正座」

「あ、その、小町ちゃん」

「結衣さんもです」

 …………。

 有無を言わさぬ圧力。

「はい……」

 2人揃って力なく返事をすると、取り敢えず俺はパンツとズボンを上げた。

 

 

 

 続く。




ガハマさんでした。11巻の影響で!
予定していたシーンの前の部分を何となく書き始めたら、膨らんで膨らんで1話出来上がりました。むん、進まない。まあいいか。ガハマさん編の次話も恐らくここからのくだりでもうちょい膨らみます。進まない。

今日も色々書きます。

まずはお祝いのお言葉の数々、ありがとうございました!!引き続き頑張ります(^^)!

そしてそれとなくなんですが、感想数がR-18作品の中で一番になりました。
今まで1位だった作品の感想数が823で、それをかなり前からマークしていたのですが、その作品は2年半やってその感想数に至ったのに比べて、この作品は3ヶ月強でその記録を越えることが出来ました。
誰のおかげかって、もう皆さんのおかげでしかありません。常連の方も、通りすがりの方も、本当にありがとうございます!!!
もちろんメッセージや評価時のコメントをしてくださった方にも思い切り感謝しております。本当にありがとうございます。
返信は恐らく週末になるかと思いますが、その間もがんがん書いて頂けるとすんごく元気を頂けるので、ぜひお願いします(^^)!!

昨日の後書きではバレンタイン編と称して各ヒロインと結ばれた後のバレンタインについて書こうかという話をしていましたが、その他にも、あまり感情の流れを考えない単純にエロなハーレムエピソードもそのうち書こうかなと思います。どちらの話も書くのはかなり先の話になるので、何ヶ月かして僕が忘れているようであればどなたか言って頂けると助かりますw


以下、11巻のネタバレを含む諸々の話になります。まだ読んでいないと言う方はリターンをお願いします!
由比ヶ浜マ登場!!!
というか、このエピソードの最初に書いた八幡とゆきのんでガハマさん宅を訪れるというくだりが現実化するとは。なんという偶然。いい匂いがするという描写がかぶって、そんな無難なとこくらいでと思われるかもしれないですが、すごく嬉しいです。
一軒家かなーと思ったらマンションでした。ううむ、わざわざ訂正するほどのことでもないかなあ……。
由比ヶ浜マはどこかで登場させたいと思います。母ノ下さんと比べて超書きやすいし良い動きをしてくれそうなので! ぜひ書きたいです。
11巻を読んで改めて、「このめんどくささが良いな~」と思いました。
普通、高校生でこんな複雑怪奇に悩む人なんてそうそう居ないと思うんです。多少は悩むんでしょうけども。
それが恋愛やら過去の事故やら家の事情やらで、散々複雑になって話が膨らんで行くのが本当にすごくて、見入ってしまいます。
この作品では、そんな原作の女の子の可愛さを上手いこと抽出して強調させて行けたらと考えています。もっともっと面白く可愛くエロく……!!!
12巻が楽しみです。11.5巻とかを期待してしまう僕がいます。
あ、今回のツボは「けーちゃんとの頬のぷにり合い」「盟神探湯」「揚げパスタ」でした。今回は奉仕部二人が一部を除いて常にシリアスめだったので、単純に可愛さでいったらいろはすとまさかのけーちゃんが個人的にランクインしました。あと地味に海老名さんと戸部の関係性が好きでした。


それでは、今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!
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