Twins Knight Saga ~双子の勇者の転生戦記~ 作:破戒僧
同じ夜のこと。
アイクは腹ごなしの散歩のため、領主官邸の庭園に来ていた。
イオンはさっそく例の書類に目を通すために部屋にこもっており、ミリスはアリアと久しぶりに友達同士で話すのだ、ということで部屋に遊びに行っている。
ゆえにアイクは今1人。まあそれを気にするわけでもないが、静かな夜の庭をすたすたと散歩している。
やはり領主の屋敷、かなり広い。まあまあ広い方だったミリスの家が比較に心もとないくらいだ。どこぞのセレブの豪邸、といった印象を受ける。家の見取り図を事前に貰っていなかったら、迷ってしまいそうなほどに。
……もっとも、現実世界にいた頃の自分たちの家もこのくらいはあったが。
その探検……もとい、場慣れもかねて、アイクはこのあたりを散策して回っているのだ。
無論、事前にエラから『好きに歩いていい』と許可は受けている。その証拠として、衛兵たちもアイクを見ると職務質問ではなく、ビシッと敬礼で応える。
部屋で一息ついてからであるから、時刻はすでに午後9時を過ぎていた。とっぷりと日が暮れ、月が昇り、あたりを淡く照らしている。
「やれやれ……都会じゃ見れねえ景色だな………………ん?」
と、言っている最中……
……アイクは妙な気配に気づいた。
気配以前に、水音がする。この庭の広さなら、池の1つや2つあってもおかしくはないだろうが……そこに同時に人の気配がすることから、魚や小動物の類ではないとわかった。
庭師の類でもおそらくない。作業のためとはいえ、このような時間にというのはさすがに非常識だ。
まさかとは思うが……アイクは防犯を優先することにした。
音のする方向を耳で再度確かめ、それが何者なのかを確認するため、息をひそめて近づいていく。気づかれないように、細心の注意を払ってだ。
音のする方に、万が一を考え、腰の剣に手をそえてづいていく。もし泥棒か何かの類なら、一閃で斬り伏せるつもりでいた。峰打ちでも、そのくらいアイクには造作もない。
木陰になっている部分に、誰かの気配があることに気付いた。殺気は……感じられない。
気付かれないように、無害なようなら無視して戻ろうと身を乗り出した瞬間、
「誰!?」
「!?」
気配は極力断っていたはずなのに気付かれ、アイクは逆に驚かされた。
音も立てていないはずだし、こっちは風上でもない。においなどで気付かれることもない。月で影が出ているわけでもない。なぜ気付かれたのか、アイクにはわからなかった。
まさかよほどの使い手なのか、とアイクが体を緊張させたその時、声の主が……意外な反応をした。
「あら……? アイクさん……?」
「そっちこそ誰……!? その声……エラさん……っすか?」
帰って来た声は……数時間前まで宴の席で歓談していた、領主・エラの声だったのだ。どういうわけだったのか、あの後彼女はここに来ていたらしい。
目的などはわからないが、一応不審者ではないということで警戒をといたアイク。
すると、その次の瞬間木陰から身を出したエラの姿に、アイクはまたしても驚いた。
「…………!? ちょ、え!?」
「驚かせてしまってすいません……あなただったのですね」
姿を見せたエラは……全裸だったのだ。一糸まとわずの、生まれたままの姿。
「……ああ、すいません、お見苦しいものを……禊(みそぎ)の途中だったものですから」
「み……禊?」
あわてて目をそらしつつ、意外そうに、というか意味のわからない様子でアイクが聞き返す。当然のごとく、その顔は赤い。
エラの言う禊とは、一般的に『汚れや罪を払うために水を浴び、体を清める』ことを言う。修行僧が滝に打たれたりするアレ、といえばわかりやすいだろう。
そして、この場合の意味も……それと同じだった。
「ええ……。今日この日、正式にあなた達が私たちの味方となってくれたのですもの。昨日までの、ブボウにすがってしまっていた……そのために娘をも見殺しにしようとしていた私の、汚れたままの心と体では、明日を迎えられませんわ」
多少の照れは見られるものの、裸を見られたとは思えないくらいに落ちついているエラの態度は、余計にアイクの心拍をパニックにする。この庭(の池)でこんな時間に、しかも裸になっている理由はわかったが、それでもすぐに落ちつけというのはさすがに無理がある。
と、
「……ねえ、アイクさん?」
「はい?」
「もしよろしかったら……ご一緒にいかが?」
「は!?」
エラの予想外の申し出に、アイクは目に見えて動揺した。無理もないだろう。あまりにも唐突な申し出だ。一体なぜここで自分が誘われるのか、アイクにはわからなかった。
実の所、エラがアイクを誘った理由は、禊がしたいからなどではない。もっと……俗物的な理由だ。……1人の女としての。
「いや、ちょ……何でそんないきなり!?」
「だって……心苦しいですもの。私のせいで、ズボンの所がそんなに……」
妖艶なようないたずらなような笑みを浮かべながら、エラはやんわりとアイクの身体的な変化を指示した。その言葉通り……アイクの股間は、窮屈そうに膨れ上がっていた。
言わずもがな、月光の下で水にぬれて煌めくエラの裸体を見て、のことである。
ちゃぷちゃぷと音を立てて、エラは池の中を歩いてアイクに歩み寄る。アイクはわずかに顔を赤くしたが、逃げるようなことはしなかった。
「もしよかったら……お手伝いしましょうか?」
「え……っ?」
「だって……それは、私のせいなのでしょう? それに、今日のことのお礼もしたいですし……」
言いながら、エラはアイクのズボンのファスナーを下ろす。
すると中から、既に勃起し、パンツのトイレ用の穴から顔を出したアイクのペニスが、夜の月明かりの下に姿をあらわした。
「……!? す、すごい……こんなに大きく……!?」
平均サイズよりも明らかに大きく、親指と人差し指が回らないほどの太さ。その欲望に正直に、エラはアイクのペニスをすりすりと愛撫し始めた。
「……っ……」
敏感な部分にエラの愛撫がおよび、アイクはびくっと反応した。
アリアの父(アンプル使用)や、ブボウにも何度も抱かれたことがあるエラだが、今までみたことがあるそれとは明らかに違う。今目の前にあるこれに比べたら、ブボウのそれなど、太さも長さも半分あるかどうかだろう。
その逸物を前に、エラは自分の女としての本能がうずき始めたのを感じていた。
見れば……股間がすでに、池の水とは別の液体によって濡れ始めている。
ブボウのご機嫌を取るためにやってきた、愛のないそれとは全く違う……最初にエラの心の中にあった『こうすれば少しは喜んでくれるかも……』などという打算を忘れてしまうほどの、強烈な女の本能だ。
「あ、アイク……さん……」
「え……?」
「その……もしよかったら……そのペニス、私のここで……処理いたしませんか……?」
言いながら、エラは後ろを向き……アイクによく見えるようにだろうか、少し離れた。そして、自分の恥部がよく見えるような形でその尻を突き出す。とても41歳とは思えない、つやとハリのある肌に見える。
そして、股間に手を当てると、エラは自らの秘裂に指をかけ、それを左右にくぱあっ……と開いた。中から女の蜜があふれ出し、指を、太ももを伝う。
通常、こういった誘いを行うときは、フェラチオなどの前戯から入るものだとエラは心得ていたが……その時のエラには、そんな余裕はなかった。
(私ったら、痴女みたいなまねを……)
夜、いきなり裸で声をかけ……さらにはすぐに、と言ってもいい速さで性交をせまる。女として、しかも『純系』であるアイクに対して、品のない行為であることはエラにもわかっていた。
しかし……彼女には、もうそんなことすらもどうでもよかった。
久々に感じるオスの魅力の前に、できるなら、今すぐにでもアイクの肉棒で秘裂を貫かれたい……という、メスの欲望に頭を支配されていた。
そのひたすらに、純粋なまでに淫靡な姿は……男の理性をとばすのには十分だった。
アイクは服に手をかけ、慣れた様子で脱ぎ捨てる。それを少し離れた草むらに放り、自分もエラと同じく、月明かりの下で生まれたままの姿になった。
全裸になったのは、濡れているエラの体に触れるとき、服がぬれないようにするためだろうが……そのことが、かえって双方を興奮させる。
アイクは池に入ると、わずかな水音を立てながらエラのもとまで歩き、突き出されたその桃尻をつかむ。そして、ペニスの照準をエラの秘裂に定め、挿入した。
「あっ……ふぅ……ん……!」
ずず……じゅ……ずちゅ……
膣の肉壁をいっぱいに広げ、めり込むように自分の中に入ってくるアイクのペニスを感じ、エラは声を漏らした。
ブボウには機会があるごとに抱かれていたが、その時には決して味わうことのできなかったほどの快感だ。若さと、大きさと……いずれも、エラの器に余るほどのそれだった。
根元までそれが埋まった時……こつっ、と、その先端がエラの子宮口を衝いた。
(……っ!? な、何て長さと太さなの……!? こんなの、初めてだわ……)
正直、エラにとっては『世の中にこんな立派なペニスがあったのか』と思えるほどのサイズである。たちまち、その目はただの雌のそれへと変わり、とろんとした。
(こ、こんなにも……気持ちいいなんて……!)
「っ……え、エラさんのあそこ……こんなに、濡れて……気持ちいい……!」
「え、ええ……は、恥ずかしながら……アイクさんに犯していただけてるとおもうと、もう……どうにも、抑えが……ああん!」
ずぷっ、じゅぷっ、ずぷっ、ずっ、ずっ……
あふれるほどの潤滑油をにじませているエラのクレヴァスの中を、アイクはピストン運動によってかき回し始めた。水音を立てて、その肉棒が出入りする。
始めから激しくすることはせず、ゆっくり、と、だ。それでも、その快感はエラにとって巨大なものである。アイクが腰を動かすたびに、エラの体に快感と衝撃が突き抜ける。
(こんなおばさんでも……まだ女だった、ということかしらね……!)
ブボウへの肉体接待を除けば、若いころと比べて随分と御無沙汰になっていたセックス。その喜びに、エラはもう全てをかなぐり捨ててでもアイクの剛直を感じたいという情動にかられ、そしてそれに正直に動いた。
「はぁ……はぁ…………ん?」
(あれ? エラさん……もしかして、自分でも動いてねーか……?)
そのあたりでアイクは、エラの方もわずかに腰を動かしていることに気付いた。
自分の動きに合わせて、より深くペニスが突き刺さるように腰を出してくる。突き上げと同時にエラが響かせる嬌声は、その深いところへの一撃がエラの望みであるということを物語るものだった。
抑えきれずに、最初と比べてだいぶ早くなっているアイクのピストンであるが、どうやらそれでも満足しかねるようだ。
現実世界でのアイクのセックスの訓練の中でも、膣が肥えているために、ちょっとやそっとのピストンでは満足しかねるという娼婦は見てきていたアイクである。
おそらくエラも、それそのものではないものの、それにかなり近いものを感じている、と、セックスの最中がてらに直感した。
「それならそろそろ……遠慮はいらないですかね……」
「え……? アイクさん……あっ……な、何か……?」
「いえ、何でも……よっ!!」
ずちゅ……ずちゅ……ずんっ!!
「はぐっ!?」
何の予告もなく、アイクは今までのとは明らかに違う勢いと強さでエラの膣内を突き上げた。それに驚き、エラはびくん、と体で反応し、その身をのけぞらせる。
直後、一気にその体から力が抜け、エラは池の水の中に崩れ落ちた。
岸に近い場所であるため幸いにも底は浅く、くるぶしほどだ。溺れることはない。
しかし……エラにそれを気にかける余裕はそもそもなかった。
「は、はぁ……はぁ……い、今の、何が……はぁ……はぁ……」
(な、何なの今の……!? 一瞬、意識が飛んだわ……!)
衝撃に脱力した体には未だ力が入らず、エラは池の中で四つん這いがやっとの状態だ。
アイクは自分もしゃがんで、依然として自分の方に突き出されているエラのお尻をつかみ……今抜けてしまったペニスを再び突き刺した。
今度は最初と違い……一気に。
ずちゅ……ずどっ!
「あ……はぁっ!!」
再びの衝撃に、エラは危うく顔を水に沈めそうになる。
「や……ぇあっ!? こ、こん……な……んああ!?」
ずっ! ずっ! ずっ!
今まで経験したセックスの中で、一度も味わったことがないほどの強烈な快感。それを立て続けに叩きこまれ、エラはまともな言葉を発することさえできない状態だ。
若さにまかせた、がっつくようなアイクの腰振りを受けて、エラは半身を池の水にぬらしてよがり狂っていた。
「す、すごい……はぁあっ! ひ、響く……子宮に……赤ちゃんの部屋にィ……っ!」
夜会で、会食で、公の場で見せたりりしさを感じさせない、1人の女としてのエラの姿に、アイクはさらに興奮し、腰の動きを早くした。ペニスは高速で入口と出口を往復し、中にたまっているエラの愛液をかき出していく。
「すご……こんな……っ! 気持ちい……嘘みたいに……っ! アイクさんのチンポ、私のオマンコの中で暴れて……気持ちいいっ!」
体裁を保つことも忘れ、当初『ペニス』と言っていた男性器を『チンポ』と、卑猥な方のいい方で言ってみせるエラの姿は、絶対に見ようと思って見れるものではない。
昼間はあんなにりりしかったエラが自分のペニスでここまで乱れている……アイクはそれに背徳感を覚えると同時に、最後の仕上げにかかった。
「そろそろ……っ!」
スパートとばかりに加速し、エラの子宮口を何度も突き上げる。
フィニッシュが近いことを悟ってだろうか、エラの膣内も一層締まりをきつくしていた。それをほとんど無理やりにこじ開け、アイクのペニスはエラの中で頂点へと登っていく。
ずちゅっ……ごつんっ! ずちゅっ、ずりゅっ、ぐちゅ……ごつっ……!
「はぁっ! はっ……あっ……ああんっ! す、ごい、ですわ……アイクさ、んっ!」
領主という威厳を重んじる立場にいることを忘れ、1人の女としてセックスを喜ぶエラ。その彼女にも、限界が近づいてきていた。
「エラさん……俺、そろそろ……」
「はい、わ、私、も……もう……っ! どうぞ、このまま……中に……っ!!」
「じゃ、じゃあ……遠慮なく……!!」
瞬間、
どぷ……どびゅるるっ!! びゅる……びゅっ! どびゅるるるるっ!!
「はあぁ……ああっ!! で、出てる……アイクさんのが……ああああ――――――!!」
堰を切ったように流れ出てくるアイクの精液の熱い感触……それも、今まで味わったことがないほど大量のそれに、エラは絶頂し、その体を快感によがらせて水面に波を立てた。
一気に快感が体を突きぬけ、疲労感と脱力がエラを襲う。
膣の一番奥の更に奥……子宮の内側から、じんわりと暖かい感触が体に広がっていく中、エラは足腰にも手にも力が入らなくなり、ふらっ……とよろける。
ここでさすがに崩れ落ちそうになったエラだが、アイクが腰から体をささえ、どうにかそれをさせずにとどめた。
どくっ……どくっ……どくっ……
「はぁ……はぁ……はぁ……こんなに、たくさん……」
「ふぅ……気持ち、よかった……」
子宮を満たすアイクの精液の熱を感じながら、エラは体が完全に脱力したのを感じ取る。
ずっ……ずずっ……
「あ、あん……あっ……」
ゆっくりとアイクが腰を引き、同時にエラの中に深々と突き刺さっていた肉棒が抜けて行く。エラの膣は、それを惜しむかのように余力でペニスを締め付けた。
その先端が入口を通過し、空気中に出てくると、それは入り口から糸を引いていた。
エラはペニスが抜き取られると同時に、ぱしゃっと音を立てて池に座り込んだ。
アイクもまた、同様に脱力を感じた。なんとか腰に力を入れればこらえられないこともなかっただろうが、アイクはここは疲労感に正直になることにした。重力に身を任せ、自分も池の底に座りこむ。
「はぁ……はぁ……」
「はーっ……はーっ……よ、よかったですわ……アイク、さん……」
余韻に浸りながらそう話すエラの膣口からは、あふれ、こぼれ出たアイクの精液が流れ出し、池の水の中にとけて出て行っていた。
アイクとエラは、汗と池の水にぬれた裸体で、火照った体に気持ちのいい夜風を感じていた。