Twins Knight Saga ~双子の勇者の転生戦記~ 作:破戒僧
ある日の午前中、
アイクは、ある部屋に入った。石壁に石の床、そこに柔らかめのカーペットを敷いただけの簡素な部屋だ。家具などは特に置かれていないため、殺風景、と言う他ない印象。
部屋には彼の他に、3人の人間がいる。
1人は、スーツ(に似たデザインの服)を着た女性。髪はセミロングで、薄い紫色。クリップボードと数枚の書類を手にし、ペンを動かしてさらさらと何か書きこんでいる。
2人目は白衣の、茶髪にショートカット女性。傍らに金属製のスーツケースのような鞄を携えている。こちらは特に、何かをしている様子はない。
そして3人目はフードをつけた、魔術師のような風貌の女性。カーペットが敷かれた床にひざまずき、合掌して何事か呪文のようなものをブツブツと唱えている。
ひざまずいているその足元に、『魔法陣』が描いてあること、それがわずかに発光していることを踏まえると、この女性は『のような』ではなく本物の『術師』であるということがわかる。
その3人に混じって部屋着姿でたたずむアイクに、スーツの女性が話しかけた。
「それではこれより、アイクさまの『精液採取』を行わせていただきます。アイクさま、準備はよろしいですか?」
「え? あ、はい……まあ……」
ややぎこちない返事を返すアイク。まあ、内容が内容なので無理もないが。
そう、領主官邸に設けられたこの部屋は、純系の『精液の採取』をするための部屋である。今日はアイクらの『首席顧問純系』就任後、初めての精液採取の日なのだ。
「方法及び規則の都合上、1日に1人の精液採取が限度ですので、今日はアイクさまのみとさせていただきます」
「あ、はい、聞いてます。イオンは明日だそうで」
「はい。それと申し遅れました、私、サイミール中央統治局より、本日の立ち会いと記録のために参りました、シェーラと申します」
そして女性……シェーラは一礼。つまり、サイミールの役人で、『採取』の立ち会いのために来た証明係というわけだ。
続けて女性は、簡単に白衣の女性とローブの女性の紹介をする。白衣の方はサイミールの公式研究機関から、精液を持ち帰るために来た研究員。そしてローブの方は、『採取』に必要な術を使える術師だということだ。
「私が立ち会わせていただきますのは、替え玉による偽物の精液の提出の防止や、正しい方法で採取されたかどうかの確認のためです。了承いただけますでしょうか?」
「ああ、はい」
断る理由もなく、アイクは許を返す。
「ありがとうございます。それではこれより、アイクさまの精液採取を始めます。アイクさまは『採取』は初めてとのことですので、手順を説明させていただいても?」
アイクの首肯。
「では。ご覧いただけますように、今、術師の者が魔法陣によって術発動の準備をしておりますが……これは『精霊召喚術』です。呼び出す精霊は女性の姿をした『淫気』の精霊で、アイクさまには、その精霊とセックスをしていただきます。」
そんな精霊がいるのか、とアイクは半分感心し、半分呆れた。
エロゲにしかなさそうな内容はともかく、手段を説明してくれているということであるため、アイクは真面目に聞いていた。
「セックスの終了後、精霊が採取した精液をこちらで回収します。ですのでアイクさま、方法は問いませんが……射精はなるべく精霊の体内にお願いします」
「あー……膣内で、ってことですか?」
「はい。他にも、口淫や肛門性交……常用単語で言うところの、フェラチオやアナルセックスでもかまいません」
真顔のまま恥ずかしげもなく、卑猥な単語を淡々と述べるシェーラ。アイクは軽く尊敬のようなものを抱いていた。
ちょうどその時、ローブの女性が立ち上がり、魔法陣から数歩離れた。どうやら、『術』とやらの準備が整ったらしい。
仕上げとばかりに魔法陣に手をかざし、二言三言唱える。
すると……魔法陣が強く光りだし、その中心に何かが現れ始めた。まるで空間から滲みだすように現れたそれは、ほどなくして人間の女性の形をとり始めた。
恐らく、その『精霊』であろう女性。その目的にそった全裸姿で……その顔は、召喚した『術師』の女性と同じ顔をしている。髪色だけは違い、桃色だ。
「召喚される精霊は、服装と髪色以外の身体的特徴が術者と同じ姿で現れます」
横からシェーラの補足。アイクの予測は当たっていた。
言っている間に魔法陣の光が治まり、その中心には全裸の女性……否、精霊がぺたんと座りこんでいる。
「ではアイクさま、お願いします。そのまま陣の中に入り、精霊とセックスを」
と、シェーラ。
アイクはうなずきかけたが、ふと嫌な予感がよぎり、シェーラを振り返る。
「あのー……あなた方が見てる前で、ですよね……?」
「申し訳ありません。ですが、仕事ですので」
「あ、私たちのことは、空気か何かとでも思っていただいて結構ですので……」
と、シェーラと、白衣の研究員の女性が、微妙なフォロー(?)を返した。
(やっぱりか……)
確かに仕事。彼女たちがここにいる理由は、それ以外の何物でもない。
が……やはり、セックスに慣れているアイクとはいえ、第3者に見られている中で……というやや特殊な状態のプレイはあまり経験がないので、戸惑っていた。
「あ、あのー……アイクさま?」
と、今度はローブの、術師の女性。
「この術なのですが、発動持続に関して時間制限がありまして……なるべく急いでいただけると助かるのですが……」
「あ、そうなんですか、すいません。どのくらいですか?」
「私の魔力が尽きるまでですので、この術だと……保って30分ほどになります」
それなら大丈夫だな、とアイクはうなずく。
とはいえゆっくりもしていられないということで、アイクは羞恥心をこらえ、3人の女性が見ているその場でズボンとパンツを脱いだ。裸の女性を前に、半勃ち状態のアイクのペニスがあらわになる。
「「「…………っ!?」」」
同時に、3人が息をのむ音が聞こえた。
理由は単純明快、ブボウのペニスのサイズを見慣れていた3人にとっては、アイクのそれは半勃ちとまいえ、まさしく規格外の大きさだからだ。
アイクはそんなことは知らず、魔法陣の中に足を踏み入れる。
「あ、アイクさま。その……精霊には前戯はいりませんので、どうぞそのまま……」
「は……はい……」
(あーもう、どうにでもなれ!)
ため息とともにアイクは腹をくくり、ペニスに力を込める。直後、今までセーブしていたその大きさは本来のそれに戻った。
程なくして勃起状態になり、先ほどよりもさらに大きく、太くなったそのペニスを前に、見ている3人はさらに息をのむ。このような大きさは、春画でもそう見ない。
それを精霊の目の前に突き出すと、精霊は無言でそれを加えてしゃぶりだした。
『ん、はぷ……ふぅ……』
さすがというか、いっぱしの娼婦くらいの舌使いのテクニックのようだった。男が感じる部分を的確に、テンポ良くなめあげ、アイクに快感を与える。
か、やや単調だ、という印象もアイクの中にあったが、分身を射精に導く分には問題ない。無理に抗ったり、指図したり、イラマチオのようなことはせず、アイクはそっと頭に手を添える程度にする。
『ん、ふ……んちゅ……』
夢中な表情でペニスをしゃぶる精霊。女の本能にすべてをゆだねて男をむさぼるその姿は、普通の人間の女性と変わりない。
「……っお……け、けっこう……くる……」
単調とはいえ、的確にスポットをつくフェラチオ。それが続けられているという状況に、場慣れしたアイクにも絶頂は近づいてきていた。
それを悟ってか、精霊の舌の動きも早くなる。さらに、なめる範囲も広がった。
やがて、
「―――っ! で、出る……っ!」
どびゅるるっ! びゅるるるるっ!
『……っ、ふぅっ……!?』
快感の蓄積が頂点に達したところで、アイクのペニスは白濁の液を吐き出した。
射精が目的ということで、我慢されることもなく噴き出たそれは、瞬く間に精霊の口の中を満たした。が、アイクの射精はそれでもとまらない。
精霊はそれを飲み干そうとするが、その射精のペースに追い付けず、あふれ出た分の精液が口の端からこぼれおちる。
「あっ、ちょ……精霊! ちゃんとこぼさずに飲みなさい!」
これは、精霊を召喚している当人である術師のセリフ。
『す、すいません……その、お、多すぎて驚いてしまって……飲みきれなくて……』
「お、多すぎて……!?」
ローブの女性の目が大きく見開かれる。
無理もないだろう。性能そのものは術師の技能に左右されるとはいえ、性技に特化した能力を持つ『淫気』の精霊に飲みきれない量……すなわち、普通の男性より、射精量がとてつもなく多いことを意味する。
にも関わらず、むしろその気になっているアイクは、ようやく精液を飲み下したらしい精霊の少女を押し倒す。『淫気』の精霊の性質ゆえか、その恥部はすでに濡れていた。
そこにねらいを定め、アイクは射精したにも関わらず未だに硬いままのペニスをつかみ、その中に挿入する。
そして、さっき言われた通りに、遠慮なく腰を動かし始めた。
ずっ、ずっ、ずっ、ずっ……
『んあっ! あ、あ……あ、あん!! やっ、すご……!』
極太のペニスからもたらされる快感に、精霊とは思えない糾声をもってあえぐ。
先のフェラチオと同様に、下の口もまた、精霊のそれは娼婦のそれにひとしい快感を与えてきた。ペニスに吸いつき、絡みつき、放さんとしてくわえこむ。
ぴったりと密着する肉の壁をかき分けて出入りするその肉棒。そのたびに、あふれ出る精霊の愛液が飛沫となって魔法陣の上に落ちる。
『も、もっと……激しく、して……ああっ! やっ、いい……!』
(……精霊にもコレ、性欲ってあんのか?)
腰を動かしながらも、彼女の声に耳を傾け、望み通りにするアイク。この快感の中できっちりと冷静な思考を保てているあたり、レベルの違いというものか。
その一方で、ギャラリーとして見ている3人の女性は、
「う、うわ……すごいですね……。一回射精した後なのに、まだあんなに……」
「若さ……でしょうか……? 何にしても、前任のあの男とは、格が違う……」
「聞いていた通り……いや、それ以上かも……。」
三者三様にアイクのセックスにくぎ付けになり、当事者でもないのに顔を赤くして息を荒げている。特に、魔法陣のすぐそば……つまり、間近で2人のまぐわいを見ている形のローブの女性は、生唾を飲み下していた。
そうこうしているうちに、アイクの性技は徐々に激しさを増す。どうやらそろそろ、2度目の絶頂が近づいてきているらしい。
それに気のせいか……アイクは、ピストン運動で精霊を突き上げるたびに、その体の質感や、それにともなって自分が受ける快感が増していくような感触を感じていた。
(『淫気』の精霊って言うくらいだしな……もしかしたら、ヤってるうちにだんだん気持ち良くなってくとか、そういうやつなのかも……?)
実際、その予想は間違っていない。
セックス用に限らず、精霊召喚によって呼び出された精霊は、術師の力量によってそのレベルが決まる。しかし精霊は、呼び出されて以降の経験によってそのレベルの変動がありうるのだ。
たとえば戦闘用の精霊を呼び出せば、戦いを重ねて相手を倒すうちに、料理・家事手伝いの精霊なら、それらの仕事をこなすうちに。
そしてこの場合、『淫気』の精霊というだけあって、精霊はセックスの中で、ペニスによる快感を受けて行くうちに、徐々にであるがレベルアップするのだ。アイクに抱かれている精霊にも、それが起こっていた。
ましてや、手馴れているアイクとのセックスである。段階的に気持ち良くなっていくその秘裂に締め付けられ、今や、精霊の恥部は、手練れの娼婦のごとき快感を与えるものになっていた。
そしてそれに伴い……アイクも限界に近付く。
ずっ、ずっ、ずっ、ずっ……
(くぅ……っ! やっぱりこれ、絶対最初より気持ちよくなってる……!)
『あ、あ、あ、あ、あ、あ……だ、め……あっ、や…………』
耳に届く精霊の声に扇情的な響きを感じながら、アイクはふと思いつく。
(採取って言うぐらいだし、こぼれちゃいけねーんだろうな……。だったら……)
アイクの頭の中にあったのは、これから自分が限界にきて出すことになる『精液』のこと。なるべく体内に……というセリフからしても、精液をこぼす量は少ない方がいいはずだ。
ならば……と、アイクは精霊の腰に手を回す。
そして、徐々に湧き上がってくる射精欲よりも先に、
「よっ……と」
『あっ、あ……ぇ?』
言うと同時にアイクは、精霊を押し倒したまま、腰と腰をぴったりと密着させる。そして、小刻みな運動での刺激に転換して責め始めた。
「これで、極力漏れないだろ……っ!!」
『え、ああっ、あっ、あっ、あっ!! す、すごい……あ……!』
ラストスパートも兼ねてペースを最大限にしたアイクのピストンに、精霊は体をがくがくと震わせて快感にあえぐ。そしてその女性器は、全力の締め付けでそれに応えた。
直後、
びゅるるるるるるっ!! びゅる、びゅる……びゅるるるるっ!!
『あ、や、出てます……ぅっ! ああぁあ―――――――――っ!!』
膣内、その一番奥で、アイクの今日2度目の射精がはじけ、精霊の子宮を満たしていった。
漏れないようにと密着させた腰と腰だが、やはりその射精の量。収まりきらなかった精液が、あふれ出てぽたぽたとこぼれおちる。が、アイクにも精霊にも、そっちに気を回すだけの余裕はない。欲望の赴くままに中に注ぎ込み、注ぎ込まれ、それを続けている。
それを見ていた3人の女性は、顔を赤くしたまま唖然としている。
(に、2回目でまだあの量……!?)
とはシェーラの弁。その隣では白衣の女性が『ああ、もったいない……』なんていうことを言ったりしている。
そして1分ほど後、全ての体力(魔力?)を使い果たしたらしい精霊は、くたっと力なく横たわり、アイクは秘裂からペニスを抜きとった。やはり体力を消耗したのか、ペニスもやや萎えてきている。それでもある程度の固さを持たせているところはさすがと言える。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
やや息切れしながら、ふとアイクはギャラリーがいたことを思い出す。そして、今まで一部始終を見られていた……ということを思い返し、さすがに恥ずかしくは思ったものの、ふと同時に思いついたこんなことを尋ねた。
「えっと……あと何回くらいしたらいいんですかね?」
「「「まだできるんですか!?」」」
あの量を出しておきながらまだ出せるのか、と3人とも驚く。
「け、けっこうな量出してましたけど……」
「はあ、その……そうっすね、あと3回くらいなら、なんとか……」
(((ぜ、絶倫……!)))
アイクは知る由もないが、ブボウの場合は一回の射精量も少なかったし、2回以上のセックスなど片手で数えられるくらいしかしなかった(最大2回)。
そんな大量の射精をあと3回も……と、想像しただけで、3人は開いた口がふさがらない。そんな感情を隠しきれない引きつった表情のまま、ローブの『術師』の女性が口を開き、
「お、多ければ多いほどいいのは確かなのですが……その、そろそろ召喚の制限時間が……残り少ないので……」
「あ、なるほど……」
見ると、だんだんと魔法陣の光が薄くなってきている。どうやら、召喚に使う魔力がだんだんとそこをつき始めてきているようだ。
シェーラの指示にしたがってアイクが陣の外に出ると、ローブの女性が呪文のようなものを二言三言つぶやく。するとそれに伴って陣が光り、精霊が起き上がった。
さらにそこに、白衣の女性がカバンから小瓶を出して近寄り、陣の中に置く。すると精霊はそれを手に取ると、もう片方の手の指をその秘裂に滑り込ませた。
その指で何かをつまむようにして外に出すと、アイクが中に出した精液が、まるで水あめのように引っぱられて膣内から出てきた。どうやら、精霊の特殊能力と見てよさそうだ。精霊はそれを、こぼさないように慎重に小瓶の中へ注ぎ込んでいく。
「精霊の体は魔力のみで構成されていますから、あのようにすると、不純物なく精液が手に入るのです」
「ああ……それで精霊とのセックスだったんですね」
「はい。ところでその……もう着ていただいて構いませんよ?」
その言葉に、アイクは未だに自分が下半身裸のままだったことを思い出し、あわててズボンとパンツをはいた。
するとその目の前で、精霊は小瓶に精液を注ぐ作業を中断し、
『入りきらないので、瓶の追加をお願いします』
「「「………………………………」」」
複数回の射精を前提に設計されたはずの瓶に収まりきらないその量。
3人の女性は再び唖然とし、アイクは少々気恥かしい中、まだまだ余っている精液を手元にふわふわと浮遊させながら、精霊は瓶の追加を待っていた。
結局その日、アイクの精液は小瓶2本を満タンにし、精霊が役目をはたして召喚解除で掻き消えたところで、精液の『採取』は終わった。