Twins Knight Saga ~双子の勇者の転生戦記~ 作:破戒僧
時刻は午後9時。当の昔に日は暮れ……あたりは闇一色。
場所は……
「『フィールドトーチ』! っと……おーおー、これはまた派手なことになってんな……」
そこは……アシルスの商隊が盗賊に襲われた、まさにその現場。
アイクの灯火の魔法によって一面が照らされている状況下で……イオンをはじめ、オール、ミリス……その他、連絡を受けて駆けつけた一堂は息を呑んでいた。
そこにあったのは……戦闘の痕跡だ。強力な攻撃系の魔法を使ったのであろう。一部の地面がえぐてしまっている。馬車の一部と思しき木片も落ちていた。
ここで盗賊たちとの戦闘があったのは明らかだが……逃げ延びてきた者の証言から、その戦闘を行ったのは……誰であるかということはわかっている。
震える声で、ミリスは口を開く。
「あ、あの……イオンさん、これって……」
「ええ……。おそらく……ユキかと」
逃げ延びた者の証言によれば……積荷が奪われる直前、颯爽と現れたユキが盗賊たちと戦ってくれたらしい。金色に輝く服を身にまとって、凄まじい強さだったと。
それはユキで間違いないのだろうし、この規模の破壊痕跡も、アイクかイオンを除けば、作れるのはユキくらいのものだ。
が、
……問題は、そのユキがまだ帰ってきていない……という点だ。
「い、いったいここで……何が……」
声も表情も愕然とした様子のオールが、乾いた声音で言ったその時、
「おいイオン、コレ見ろ」
「「「!?」」」
と、何かを見つけたらしいアイクが……地面にしゃがみ、それを拾い上げた。
イオンがその手を覗き込むと……そこには……
「ペンダント……ですね?」
「ああ。覚えてねーか、コレ? 確か……ウルカが首からしてた奴だぜ?」
その言葉に、アイク以外の全員がはっとした。
オールがあわててそれを見に来る。覗き込んだその目には……
「た、たしかに……。鎖は切れているが……これは、私がウルカに……始めて海に出た日の記念に贈ったペンダントだ! 間違いない!」
「へえ……よく覚えて……ってか、よく見てましたね。兄さん」
アイクの観察力と記憶力に、イオンは感心していた。頭脳派はイオンの担当と見られがちだが、アイクも十分にそういう能力には優れているし、時と場合によってはイオン以上の働きをもしてみせるのだ。
アイクは手の中のペンダントをじっと見て、
「これから……何かわかるかも知れねーな」
「? わかる、とは……どういうことです?」
オールが不安げに聞きかえす。無理もない。襲撃現場にウルカのペンダントが落ちていた上に……そのウルカは、ユキと同じくまだ帰ってきていないのだ。
何かあった……と考えないほうが無理と言うものだろう。
が、アイクはオールの質問には答えず……ペンダントをイオンに差し出す。
「イオン、『観れる』か?」
「……やってみます」
双子以外の全員が『?』を頭上に浮かべる中で、イオンはアイクからペンダントを受けとり、握りしめた。そして……その手に意識を集中させると……
「『過去視サイコメトリー』……!」
その瞬間……イオンは超能力によって、そのペンダントに刻まれていた記憶を読んだ。
正確には、ペンダントを持っていた者の記憶だが……その中から……一番新しい『記憶』を選んで、頭の中で映像に変換して、詳しく『視る』。
襲撃を受ける商隊……
盗賊たちと戦い、善戦するユキ……
逃げる途中でつかまってしまい、人質になったウルカ……。
そして……その命を救うために、投稿して捕まった……ユキ。
全てを『視』終わって……イオンは、ふぅ、と息をついた。
そして、開口一番……
「……最悪だ……!」
☆
同時刻、
人目につかない山奥にある……率直に言って、盗賊のアジト。
その地下牢に……ここに居を構える盗賊の男が数人と、盗賊以外の人間が2人……いた。その『2人』の方は……牢屋の内側に入れられる形で。
1人は……色黒の肌を汗で湿らせている、ウルカ。
もう1人は……
(やれやれ……また変なところにつれてこられたわね……)
他でもない、ユキだった。
武装を解除させられた後……ユキは両手に手錠をかけられた。さらに首には鎖つきの首輪をつけられ、その端を牢屋につながれる形で拘束されていた。
向かい側の牢の一室、鉄格子を2つ隔てた向こうには……同じようにして、しかし首輪はつけられていないウルカが入れられている。
その牢の前には番兵がおり、ユキとウルカが妙なまねをしないように監視している。どちらかが何か下手なことをすれば……どちらかが人質になる。そういう仕組みだ。
(今時SMプレイでもこんな無骨な鎖使わないのに……悪趣味)
両手を壁につないでいる重い鎖を見て、ユキはため息。長さはあるため、動かす分には不自由はないし、ストレッチくらいならできる分の広さはあるが……。
と、向かいの牢から……何か聞こえた。
「ごめん、ユキ……ごめん……!」
見ると……膝を抱えるようにして、ウルカがぶつぶつと何かつぶやいていた。どうやら……ユキへの謝罪の言葉のように聞こえる。
「こんなはずじゃなかったのに……ユキ……ごめん……!」
「いや、ウルカ君が誤ることじゃないわよ。だって、こんなことになるなんて……誰にも予想できるはずないじゃない?」
「違うんだ……ユキ、違うんだよ……!」
「…………?」
と、
不意に、地上へと続く扉が開き……その奥から、何人かの男達がぞろぞろと地下牢に入ってきた。反射的に、ユキもウルカもその音のした方を見る。
ほとんどは同じような格好をしており、盗賊と見られたが……2人ほど、明らかに異質な服装の者がいる。2人とも、よそ行きのようなスーツを着ていて……
そして、そのうちの1人の顔を見た時……ユキの目が驚きに見開かれた。
何せ……よく知っている顔だったのだから。
「え……!? げ……ゲリック……さん!?」
「やれやれ……余計なことをしてくれたな、ユキちゃん」
アシルスの副組合長……ゲリックが、スーツ姿でそこに立っていたのだ。
しかも……人質や捕虜として連れてこられた雰囲気ではない。むしろ……盗賊達に守られるようにしてそこに立っている。
どう見ても……悪い予感しかしない。
「もしかして、あなたが……今回の襲撃の手引きを?」
「おや、勘がいいなぁ……その通りさ、今回の襲撃は、俺が準備させておいたんだ。盗賊どもに必要な情報を流して、な」
その言葉に……周りにいる盗賊たちがひひひ、と下品に笑う。
ユキがふと見てみると、ウルカはショックなのか……先程から微動だにしない。
ひとまず彼は放っておくことにして、ユキは牢の中にいたまま……ゲリックに向き直る。ユキの顔を見ながら……ゲリックは得意げに話す。
「まあ、詳しいことを話す義務はねえが……そういうわけで今回の襲撃は、俺が計画してたことなんだ。プランもきっちり練ってな。当初のプランでは、盗賊はタイミングを見計らって、護衛のいない商隊を襲い、武器で脅すだけで荷物を奪い取れるはずだった……。双方に怪我人を1人も出すことなく……だ」
「そこに私が邪魔に入って……計画がズレたから、恨み言を言いに来たの?」
「まあ、近い」
やれやれ、とでも言いたげなしぐさと共に、ゲリックは言う。
そのゲリックに……不測の事態には多少慣れているユキは、余裕を覗かせて返す。
「お礼をいったほうがいいですか? 盗賊の捕虜に会うのに、そんな一張羅まで着てきてくれたんですし……」
「ははっ、これはこちらの方に会うためのもんだよ。まあ、もう用は済んだが……」
と、ゲリックはその横にいる、もう1人のスーツの男性を指差して言った。
ユキには見覚えのない男だった。その男性はユキを一瞥すると……
「では……私はコレで失礼する。ゲリック君、後のことは……予定通りに頼むよ?」
「ええ、わかっておりますとも。ハルネック=バリゲ卿」
その言葉を聞くと、バリゲ卿……と呼ばれたその男性は、護衛の盗賊を引き連れてその場を後にした。
地下牢には……ユキとゲリック、ウルカ、そして番兵の盗賊と、ゲリックが連れてきた分の盗賊数人が残る。
「さて……と。んじゃあ俺は……誰かさんのせいで起こっちまったアクシデントの後処理をしねえとな」
「? 私に……まだ何か用ですか?」
「ああ、捕虜の身柄はきっちり管理しておきたいんだ……おい、そいつを連れてこい」
「「「へい」」」
と、盗賊たちは返事をして……ユキと、ウルカの牢も空ける。
そしてユキの両手の鎖を壁からはずすと……もう1つの牢屋の中で、盗賊の1人がウルカの首筋にナイフを突きつけた。
「おとなしく言うことを聞かないと、殺すぜ」
「わかってるわよ」
素直に従い、首輪と両腕の鎖を引っ張られる形で先導されながら……ユキは歩く。すると……先程よりも広い牢屋に案内された。
広さ以外の造りは同じだが……部屋の真ん中に、跳び箱のような形の台が置かれている。
その部屋にユキは入れられ……再び3つの鎖をつながれた。ウルカに剣を突きつけて、ユキからよく見える位置に座らせると……ゲリックは口を開く。
「さて……まずは身体検査だ」
「? 武器なら取り上げたでしょ? そこに」
指差す先には……ユキが身に着けていた短剣と、腕輪が置かれている。牢の外だ。
「しかし、念には念を入れとかねえとな……まず、裸になってもらおうか」
と、ゲリックはニヤニヤと笑って、牢に入ってくる。その手には……1本のナイフ。
ゲリックはそれを鞘から抜くと、ユキの着ている服をつかみ……切り裂いた。
ザシュッ、ビリビリビリ……ビリビリッ!
(っ! せっかくオッドさんにもらった服なのに……)
「ふふふ……さて、コレでよし」
程なくして……ユキの体から衣服が全て剥ぎ取られ、全裸にされたユキが牢の中に立っていた。その綺麗な肌を見て、ゲリックは下品な笑みを浮かべる。
鎖を下げながら、全裸で、直立不動のまま立っているユキの姿は……男を惑わすよう円と言うか、淫靡な雰囲気が見て取れる光景だ。
「さて……よぉく調べないと、な。やれ」
カチッ、ジャララララッ!
「!」
ゲリックが合図をすると、部下が絡繰カラクリを作動させ……ユキの両手の鎖を上に引っ張り上げた。必然、ユキの手も引っ張られ……バンザイの姿勢のままで固定される。
そのユキの体を、ゲリックは端からまさぐり始めた。
胸に腹、太もも、尻……手汗で湿った手で、ユキを撫で回し、揉みしだく。
体をなぶられる気味の悪い感触に、ユキの口から声が漏れる。
「んっ、う……ん……っ!」
「んん~……隠し持っている武器は見当たらないな……じゃあ、ここはどうだ?」
そして、今度は……ユキの秘裂に手を伸ばした。
くちゅ……ぐちゅっ!
「んっ、あ……っ、は……!」
「おー、狭いなこりゃ。それに、いい具合に吸い付いてくる……」
ユキの膣内で指をうごめかせ、その感触を楽しんでいる。
女の体の作りゆえに……その刺激で、だんだんと膣内は湿り、水音がするようになってきていた。
それに気づいたゲリックが指を抜き取ると……やはり、そこには水あめのようにネットリとした愛液が付着していた。
「ふふふ……どうやら、武器は隠してないようだなあ」
「はあ、はあ……わかってもらえたようで、何よりです……」
僅かにでも息切れ気味のユキの反論に、ゲリックが次にとった行動は……
「それじゃあ……ご褒美をあげないとな」
瞬間、腕を吊り上げていた鎖が緩み……ユキの腕が自由になった。
脱力で座り込んだユキの顔の前で、ゲリックがズボンを脱ぎ……下半身を露出する。ユキの目に、すでに勃起して硬くなっているゲリックの肉棒が映った。標準的なサイズよりも、やや大きい……といった程度か。
「そら、しゃぶりな」
「……っ……」
高慢な口調に、ユキは思わず反抗的な目でにらんでしまう。が……ウルカを人質にとられていたことを考え……素直に従った。
自由に動かせるようになった手をつかってペニスをとり、口に含む。
むわあっ、とした汗の香りに混じって、男のペニスに特徴的な……女にとっては扇情的とも言える香りが口の中に広がった。
「んっ、んぅ……くちゅ……ちゅ……」
「うほぉっ、こりゃいい……」
言いながら、ゲリックはユキの頭に手を添えて押さえつける。そしてゆらゆらと左右に動かし……口の中でペニスがいろいろなところに当たる感触を味わっていた。
ユキは少しやりづらそうにしつつも、舌を這わせてペニスを嘗め回し……じんわりと快感を与えている。
気持ちよさそうにそれを味わっているゲリックの亀頭からは、すぐにトロトロと先走り汁が流れ出てきた。口の中で、オスの香りを撒き散らしながらユキの舌に絡む。
「んっ、あふ……ちゅぱ……っ! んじゅ……」
「おお、っ! うまいじゃねーか、ユキちゃん! こりゃあ、一流の娼婦になれるぜっ!」
(似たようなことやってたけどね……現実世界で)
ゲリックはよほど具合がいいのか、さらに快楽を求めて……ユキの頭を揺らすのに合わせて、腰を動かし始めていた。
そして、ペニスはぷるぷると震えはじめる。射精が近いようだ。
「おおぉおおっ! い、いくぜっ……ユキちゃん、射精するぜ! 俺のザーメン……全部こぼさずに……飲んでくれよっ!」
直後、
びゅるるびゅりゅっ! どぷびゅるるっ!
「んっ!? くふぅ……ん、ふぅ……っ」
ユキの口の中に、ゲリックの熱いねばついた精液が噴き出した。
のどの近くまで突き入れられたペニスは小刻みに震え、欲望の塊を吐き出し続ける。ユキはなんとかそれを飲み下し、のどに詰まらせないようにしていた。
「んっ、ふぅ……ごぇ、げほっ、げほっ……」
むせてしまったユキの目には、息苦しさからか……涙が浮かんできていた。口元からは……どうやら飲みきれなかったらしい分の精液が、わずかにぽたぽたとたれてくる。
その表情に、ゲリックは……余計そそられてしまったらしい。
「よし……じゃあいよいよ、本番だ!」
「ん、はあ……っ!」
ユキを立たせると……ゲリックは部屋の中央にある台にのせ、うつぶせに寝かせた。乱暴に扱ったため、鎖がじゃらん、と大きな音を立てる。
ゲリックはその両手の鎖を、台についている突起に引っ掛けて……ユキを台に伏せたまま、動けないようにした。
その時になって、ユキは思い出した。
どこかで見たと思った形状のこの台……これは、女性を寝かせて、バックで犯すためのセックスアイテムだ。ちょうど男性の腰の高さになるように高さを変えられる。
その台に伏せ、恥部を突き出す形で拘束されているユキの膣に……ゲリックは再び固くなったペニスをあてがい、一気に挿入した。
ずっ、ずぷ……ぷじゅ……ずずずじゅずっ!!
「っく、う、あ……はあぁあ――――っ!!」
「おおぉおぅ、すげえいいぜえ! こりゃ、すぐにでも出しちまいそうだ……っ!」
肉壁にペニスを圧迫される感触に、ゲリックは歓喜する。挿入と同時に彼のペニスから伝って、玉袋にまで快感の波が押し寄せた。
こらえきれず、すぐに腰を滅茶苦茶に振ってユキの膣内で暴れ始めた。
ぐちゅっ、じゅぶっ、ちゅぐ……ちゅ、ずっ……!
「はっ、ああっ、やん、あ……ううっ!!」
動けないユキが自分のペニスに陵辱され、声を上げている様子に、ゲリックはさらに気をよくする。力いっぱい腰をたたきつけ、ユキの子宮に届かせんとペニスを突いた。
「ひひっ、いいぜ……やっぱり見た目どおり、オマンコも極上だなあユキちゃんは! 中でウネウネ絡み付いて……よっぽどほしかったんだな、俺のチンポがよ!」
「やっ、そ、そんな……んぅうっ……」
「ははっ……こんな極上の体、『純系』とはいえ……あんなガキ共にゃもったいねえぜ!」
ぱんっ、ぱんっ! ぱんっ、ぱんぱんぱんっ!
ちゅぐ……ずりゅぐちゅっ! ごぷ……ずちゅぐちゅぐちゅっ!!
腰が尻に当たる快音と、淫靡な水音を同時に立てて息子を往復させるゲリックは、自分がつかんでいる桃のような綺麗な尻を見て、ふと思いついた。
「そういや……ここの身体検査はしてなかったな……今しちまうか」
そう言って、ユキの肛門に指を滑り込ませる。
「んっ!? ぐ……いぎぃっ! お、おひり……何ぃ!?」
「おうおう、そうか気持ちいいか、じゃあもっと検査してやろう!」
汗を流して喘ぐユキを満足げに見下ろしながら、ゲリックは笑う。そして、指と腰を同時に動かしてユキを追い詰める。
ぐにゅにゅ……ぐにゅぐりぐりっ!
ずちゅずりゅ……ぐちゅぶちゅずずずちゅっ!
「はぁっ、ああ……んああっ、いひぃ……っ!!」
「はははっ、気分がいいな! 職場の連中の憧れだったユキちゃんを、俺がこの手でよがり狂わせてるなんてよ!」
下卑た笑い声を響かせながら……ゲリックは腰を振る速度を速めた。
そして、何かがこみ上げてくる感触を感じ……ペニスがぶるぶると震え始める。
「うおおおっ、また、また出すぜっ! ユキちゃんの膣内に……俺のザーメンたっぷり出してやるっ!」
どぴゅるるるるるっ!! びゅちゅる……ぶぷびゅるるるじゅぷびゅっ!!
「は、あっ、やっ……あ、熱い……おなか……あああっ――――っ!!」
声と共に……ユキは僅かに浮かせていた体を完全に台に倒れこませた。
ゲリックはそれを心底爽快そうにして見下ろし……射精が終わるのを待って、ペニスを膣から抜き取った。ごぷっ、と下品な音がして、膣穴から注がれた精液がにじみ出る。
「ふぅ……よかったぜ、ユキちゃん。君も気持ちよくイけたようで、何より……ってもんだ」
「はぁ……はぁ……」
ユキの台への拘束を解くと、ゲリックはユキをそのままにして……ズボンをはいて牢の外に出た。どうやらコレ以降、ユキはこの牢屋にいれっれたままになるようだ。
一度振り返り、自分が行きも絶え絶えにしたユキを振り返って笑う。
そのユキは……息こそ乱れていたものの……
(私、まだイけてないんですけど……この早漏っ!)
自分が達する前に勝手に行為をやめられ……どうにも釈然としない気持ちであったことを、彼女以外に知るものはいない。
陵辱という屈辱的な仕打ち。普通なら、女性はそういった状況の中で、悲しみと同時に、快楽に屈しまいとして耐えるであろう。
しかしそれをユキはせず……逆に開き直って快楽以外のことを考えないようにすることで、精神的なダメージをおさえていたのだ。
もともとセックスが好きであるユキには有効かつ効果的な手だ。が……結果……寸止め状態で放り出された不満感が残った。
が……その心配が直後、悪い意味で杞憂に終わる。
「じゃあお前ら……あとは好きに犯れ」
「へい、旦那!」
「ひひひ……楽しみだなあ!」
「え……っ?」
いつの間にか、外にいた盗賊たちが牢の中に入ってきて……ユキの目の前で服を脱ぎ始めた。皆、漁色を眼に浮かべ……舌なめずりをしている者もいる。
何をしようとしているのかは……考えるまでもあるまい。
「ユキちゃん、俺からのプレゼントだ。牢屋にいる間、退屈しないように……盗賊どもにかわるがわる相手させてやるよ。ひひひっ」
「そういうこった、よろしく頼むぜ、お譲ちゃん」
「へへへへ……」
「あ、あははは……」
(なるほど……輪姦ルートね……)
ユキが上体を起こす間に……盗賊たちはその周りを取り囲む。直後……ユキの桃尻がガッとつかまれ、膣口に熱く、硬い何かが当たる。
「じゃあ、まずは俺からだ……おらっ!!」
ずず……ずぷぷぷっ!!
「んっ、あ、はぁ――――っ!!」
2度目の、そしてこれからしばらく繰り返されるのであろう挿入の感触を膣内に感じると同時に……ユキは声に出さずに決意した。
(っ……上等じゃないの……中1から『あの2人』の相手してきた私をなめないでよね。輪姦だろうと何だろうと……余裕で耐え切ってみせよーじゃない!!)