Twins Knight Saga ~双子の勇者の転生戦記~ 作:破戒僧
「えっと……何で?」
自問自答してみたが……ユキにとって、残念ながら現実は明らかだった。
そして……今まで、どこか引っかかっていた疑問点が解消される
彼が『寒くなるから早く帰れ』と言ったのは……夜、ユキがたまたまでも通りがかって、事件に巻き込まれる可能性をなくすため。
盗賊たちとは逆方向に走っていったにもかかわらず捕まっていたのは……こっそり自分から戻ってきて捕まったため。
そして、牢の中で後悔と謝罪を続けていたのは……責任を感じたため。
そう、全ては……ウルカの裏切り、というその結論で全てカタがつく。
「ど、どうして……?」
数多の陵辱に耐えうる精神を持っているユキでも、こればかりは驚きを隠せない。
しかし、それ以上に……本来は味方であるはずの、誰よりもアシルスのことを考えているはずのウルカが、なぜこのような事に手を貸したのか……それが不思議でならない。
そのウルカは……依然としてうつむきがちな、暗い表情を崩さずに言う。
「こうするしか、なかったんだ……。こうしないと、アシルスは……」
「そんなことはどうでもいい」
と、ゲリックが横から割り込んできた。
「必要だった、だからこうしただけだ……それよりも今はほら、ウルカ! そこの女、お前の好きにしていいんだぜ?」
つんつんと肘でウルカを突く。
「で、でも……それは、俺は……」
ウルカの視線は一瞬、盗賊に犯されているユキのほうへ向かうが……すぐに逸らされた。
何か彼の中で、葛藤している感情が存在しているかのように見える。ユキに興味はありつつも……犯したくない、乱暴したくない、と思っているように見えた。
その様子を見て……ユキは余計に不自然に思えた。
(やっぱり、何か変だわ……ウルカ君、なんでこんなことを……?)
「俺は、そんな、別に……」
「遠慮するなって! ずっと気になってたんだろ、ユキちゃんをよぉ?」
ウルカは、かたくなにユキを抱くことを遠慮していた。
が……次の瞬間、ゲリックがある一言をつぶやいたことをきっかけに……事態が変わる。
「どうせあの『純系』の愛人で、あいつらにいつもズコバコやられてんだ。今さら何にも遠慮するこたねえよ、な!」
「…………っ!!」
その言葉に……ウルカの浅黒い色の顔が引きつった。
ゲリックのその言葉は、単にあてずっぽうだったのだが……汗をたらりと流すウルカの脳裏には……先日盗み見た、ユキとアイクの生々しいセックスシーンがよみがえっていた。
ユキが……自分が想ってきた少女が、他の男と愛しあって乱れている光景に……見たくもなかったあの光景に、ウルカのタガが外れた。
ユキの目の前で……ズボンのベルトを緩め、パンツごと下に下ろした。
「えっ、ちょ……」
「おう、いいぞウルカ! やれやれ!」
飛んでくる卑猥な声援の中、戸惑うユキの目の前に……勃起したウルカのペニスが姿を見せる。反り返っていて、ゲリックと同等の大きさだ。
「ユキ、これ……なめて」
「え? あ……」
「ほら、なめてやれよ!」
「やっ……むぐっ!」
後ろから盗賊に膣内を突き上げられ、その拍子にウルカのペニスがユキの口に滑り込む。
演技とはいえ自分と同じくここに閉じ込められていたせいで、風呂に入っていないウルカの体臭が……ユキの口の中から鼻にまで届いた。
(っ……ここはひとまず……言われたとおりにしてた方が波風立たないか……)
状況の急変に困惑しつつも、ユキは相手が変わっただけだと割り切って、今までどおりにフェラチオでウルカに奉仕する。
「あ、ん……はぷっ、ちゅる……んふ……」
「ふ……あっ! ゆ、ユキの口の中……あったかくて気持ちいい……っ!」
娼婦も抱いたことのないウルカは、人生で初めてのフェラチオに、その予想外の快感に初々しい反応を見せていた。
と、その時……ユキの口の中で、ウルカのペニスがぷるぷると震えたかと思うと……異変が起きた。
「……ん……!? ぷあ、っ……」
異様な感覚に、ユキは思わずペニスを口から出してしまう。するとそこには……
(えっ……!? な、何この大きさ……うそ……)
「おぉ! ウルカお前……そんな立派なチンコ持ってたのか! 初めて知ったぜ!」
ウルカのペニスは……先程までよりも2周りほども大きく膨れていた。つまり……今まで、彼のそれは半勃ちの状態だったのだ。
やっとくわえられそうな大きさのそれは……ユキの目と記憶が正しければ……アイク達のそれともいい勝負である。完全に予想外だった。
ウルカはそれを再び、ユキの口に滑り込ませて口淫を要求する。
「んっ……ふ……ふくっ、ちゅる……えう、っ……」
ユキは抗わず、時々口の外に出して舐めるようにしながら、大きなペニスに快感を与えていく。動作1つのたびに、ウルカのペニスはぴくん、ぴくんと震えて反応していた。
……と、ふいに、
「……ぅ……っ!」
ぴゅる……びゅるるびゅるっ! びゅびゅるるっっ!
「ちゅる……えっ!?」
外にペニスを出して嘗め回していたユキの眼前で突如射精が始まり、ユキの顔と胸、髪に精液が降り注ぐ。
あまりにいきなりで、しかも早かったために、ユキの対応が遅れ、
「ユキ、飲んで!」
「え……んぐっ、ふぅっ!」
ウルカがそのユキの頭をつかんで、強引にペニスをくわえさせた。
まだ放たれ続けている精液の奔流が、ユキの喉の奥にびゅるびゅるとたたきつけられる。ユキはそれを、むせそうになりながらどうにか飲み下す。
「ん、ふぅ……はっ、あ……ごく、ぅうっ……」
「んおっ! こ、こっちも出すぜ!」
びゅるるるるっ! びゅるる……びゅるどぴゅっ!
と、挿入していたほうの盗賊も……限界に達して射精した。
「はぁ……はぁ……何だこいつ、ウルカの精液飲んだとたんに、締まりがよくなりやがったぜ?」
「ぎゃはははは、何だそれ。とんだ淫乱だな」
「おうウルカ、お前まだこの子のこと、あきらめるのは早いんじゃねーか?」
射精が終わったペニスを、盗賊がゆっくりと抜き取る。すると……ウルカもちょうど射精を終えて、ユキの口からペニスを抜き……今度は……
「ユキ、今度は……お、オマンコに入れるぞっ!」
「ぅ、え……っ……」
正常位にユキを押し倒して……その秘裂に突き刺した。
ずぷじゅぷぷ……ずずっ!
「ひっ、き、く、ぅ――――っ!」
この地下に来てから今まで挿れられたペニスの中で、間違いなく一番の大きさのウルカのペニス。その圧迫感に……ユキは一瞬頭が真っ白になった。
しかもその直後、
「うわぁっ、こ、これ、すご……ううぅうっ!」
びゅるるるっ! びゅる……びゅるるるぅっ!
童貞だったウルカは……その膣圧に耐え切れず、挿れた瞬間に絶頂を迎えてしまう。ユキの膣内に、先程飲み込んだそれと同じものが噴出した。
(うぁ……っ!? に、2回目なのに、多い……っ……!)
膣内を埋め尽くす量の精液。盗賊たちや……ゲリックの比ではない量だ。これを超えられる量の精液を出せる男性を……ユキは2人しか知らない。
そして……恐ろしいことに、その射精の後も、ウルカのペニスは萎えなかった。
「ユキ……動くぞっ!」
「えっ、そ、そんな……」
ずる……ずず……じゅぽっ、ぬぷっ、ぐぷっ!
「ひっ、い、ふぁ……はぁっ!? や、んぁ……くぅうっ!?」
2度射精しても全く衰えない剛直で、ウルカはでたらめにユキの中を突きまわす。
粘っこい水音が聞こえる連結部では、真円状に大きく広げられたユキの秘裂がよく見え、そこからはぼたぼたと愛液が掻き出されて床に染みを作る。
子宮の入り口にまで確実に届く長さを持ったペニスは、ごつごつとその壁を突き上げ、入り口をこじ開けて入って来んばかりの勢いだ。
「うぅっ、また……っ」
「え!? ま、まさか……」」
びゅるるるるっ! びゅる……どぴゅびゅるるっ!
「っ、くっ―――!?」
何の前触れもなく……3度目の射精が起こり、同じように膣内を満たす。
しかも、その最中もピストンをやめないその体力に、そして何より未だにペニスが硬いままのその精力に……ユキは驚いていた。
「ふぁあっ! や……そんな、射精しながら突くなんて……っ!」
「まだまだ……続けるぞっ!」
「ほぉー……3度出してこれか。こりゃ絶倫だな」
「若いねェ……」
周りでは盗賊たちがそんな事をいい……そして、壁に鎖で固定されているカナは……ユキが犯されるその光景を目に、先程からずっとわなわなと震えていた。
順番がウルカになってからは特にだ。おそらく……感じ方が違うのがわかるのだろう。
「ゆ、ユキさん……そんな……なんてことに……」
(……っ! か、カナちゃんを怖がらせちゃう……)
「だ、大丈夫……私なら、大丈夫だから……」
純情で気弱そうなカナを怖がらせないためにユキは言った。
実際は予想外の巨根の猛攻に、予想以上に疲弊してきているのだが……ユキは多少無理をして、余裕そうに振舞って見せ、カナの安心を誘う。
が……それが裏目に出た。
「へぇ……聞いたか、大丈夫らしいぜ?」
「それなら俺達も混ぜてもらおうか」
「―――――っ!?」
周りから聞こえた声に、ユキがはっとする。明らかに……藪から蛇をつつき出した。
盗賊たちは、回復したペニスを構え……今まさにウルカに犯されている最中のユキの周りを取り囲んだ。その中の一人が、ユキの口元にペニスを持ってきた。
「おら、しゃぶれ」
手で頭をつかまれ、口にペニスがねじ込まれる。と、同時に……別の手が胸をわしづかみにした。その間も……ウルカのピストンは続き、ユキを追い込む。
(こ、これ……ちょっとまずいかも……っ!)
すると、今度は……ユキの肛門に、誰かのペニスが張り付いた。
「そら……俺も参加だ、行くぜっ!」
ずぷ……ずじゅずずずずずっ!!
「んぐ……んぅうううっ!?」
掛け声と共に……ゲリックがそのいきり立ったペニスを挿入する。いきなりの快感に、ユキはその瞬間、軽く達してしまっていた。
「うおぉっ、確かに……こりゃ前とは別モンだっ! こりゃあよほどお前のチンポが気に入られたみたいだなあ、うらやましいぜ、ウルカ!」
歓喜の声と共に……ユキの排泄機関はゲリックによって陵辱され始める。太い肉棒が直腸に連なる壁を乱暴にこすり、裏返ってしまいそうな感覚を覚えさせた。
前をウルカに、後ろをゲリックに、さらに他の、口や胸をも同時に盗賊達にいじくりまわされ……しかもウルカの剛直によって追いつめられかけているユキは、その身に今まで多少なりあった余裕がなくなりつつあることを悟る。
(こ……これ以上は……ホントにヤバいっ!)
しかし、いかんせん拘束はされており……しかも、今は言ってみれば、人質がウルカからカナに変わった状態……抵抗も許されない。
そんなユキの体に、どんどん快感が蓄積されていき……それに伴って、女の性、膣や肛門の閉まりもきつくなる。
「ああっ、ゆ、ユキ……また、また出るッ!」
「え、あ……そ、そんな……」
これまでにない大きな射精欲求が売るかの下半身を包むと、心なしかそのペニスがぴくぴくと震え、先端が微妙に膨らむ。
「ユキっ! 俺の……受け止めろっ! そして、あんな奴じゃなく……俺と……っ!」
ピストンがひときわ激しくなり……子宮口を狂ったように蹂躙し、そして、
びゅるるるるるっ、びゅるる……どぴゅるるびゅるぶびゅるうう――っ!!
「ひっ、ぐ、ぁ、ああぁあっ! そ、んな……やぁ、ぅ――――っ!!」
コレまでと変わらぬ量の精液が勢いよく至急の壁にたたきつけられ、その熱さと勢いに……ユキは蓄積した快感が限界を超え、嬌声を上げて絶頂した。
体中がビリビリとしびれ、感覚が麻痺する強烈な快感。しかもそこに、
「おおっ、お、俺も限界だっ!」
「出る……出るぜっ!」
「うおおっ、ぶっかけてやるっ!」
ゲリックをはじめ……同じようにユキを犯していた者たちも、示し合わせたかのようなタイミングでいっせいに射精する。
直腸にしみこみ、口内に跳ね回り、肌にかかり、髪を濡らすその熱い感触に……絶頂の最中であるユキはさらに追い討ちをかけられる。快感が体を駆け巡り、行き場のないそれが脳に浸透していく。
「いっ、ふ、ぐ、あ、だめ……ぁやぁあああああああ―――――――っ!!」
大きく体を震わせ……ユキは一気に2度目の、より激しい絶頂に達していた。
体がガクガクと震え……そして、脱力。どさっ、とウルカの体に倒れこんだ。
そのユキから、満足そうにゲリックはペニスを抜き取り、他の盗賊たちも……すっきりした顔で下の衣服を身に着けていく。男達は皆、もう満足していた。
……ただ1人、ウルカをのぞいて。
「ゆ、ユキ……俺、まだ……できるから……っ」
「ぇ……!? そ、そんな……もう無理よ……」
ぎょっとするユキの表情を満足げに見下ろし、ゲリックは、
「ははっ、さすがだな。俺達はもう行くが……約束どおり、お前は好きなだけヤれよ」
そういい残して、ゲリックたちは牢屋を去る。
残されたウルカは、一旦ペニスを抜くと……体力を使い果たして動けないユキを抱えて台にうつぶせに乗せ……そして、再びペニスを膣口にあてがう。
台の上、という状況に……ユキはこの先の展開を悟る。
しかし……先程、ゲリックの言葉に……そして自らが見たことの記憶によって頭に血が上り、目の前のユキを自分が手に入れたいという思いで自制心を忘れているウルカに……それをやめるつもりは見て取れない。
「こ、これ以上は、無理……。も、もうやめ、て……」
「や、やめないっ! も、もっともっとユキを犯して……ユキを俺のものにするんだっ! アイク様じゃなく、イオン様でもなく、俺のものになってくれ、ユキっ!」
判断力の鈍った少年は、一途過ぎる思いに正直に……腰を突き出した。
ずぷぅっ! ずぷぷ……ずじゅぶっ!
「っく、あ、やあああっ――――――っ!!」
☆
夜も更け……時刻は午後8時前。
場所は、盗賊のアジトの正門付近。
数人の門番が立って、侵入者がいないかどうか見張っているその地点だ。
そこに……2人の見知らぬ人物が近づいてきていた。二人とも、マントを着ていて……服装も、表情もうかがえない。
それに気づいた門番が、警戒しながら声をかける。
「おい、何だお前ら?」
「迷子か? だったらさっさと帰れ」
しかし……その2人は、その言葉を聞いてはいても……取り合う様子は全く内容に思えた。表情が伺えなくとも……雰囲気から、そのように感じるのだ。
そして……
「おいどうしよう? 俺……こういう時に言う、なんかこう……気の利いたいいセリフが思い浮かばねーんだけど」
「別にいいじゃないですか。やることはどうせかわらないんだから」
「? お前ら何を言って……」
と、門番が言い終わる前に、
バキィッ!!
「「「!?」」」
その2人のうちの1人が不可視の速さで放った蹴りが……門番を一撃で吹き飛ばす。
驚く門番達が冷静に戻る前に……もう1人は詠唱を終えて、
「響け、魂をも凍らせる魔狼の咆哮……『ブラッディハウリング』!」
ズグアァァァアアアッ!!
「「「ぎゃああああああっ!?」」」
広範囲の地面から立ち上る、闇属性の魔法の波動に飲み込まれ……門番達は1人残らず、先に蹴り飛ばされたものも含めて……吹き飛んだ。
それを確認し……2人の不審者は……ゆっくりとマントを脱ぎ捨てる。
そこには、やはりというか……
「さて……想夜家家訓、その9……」
「ええ……『下衆ゲスに同情は欠片も不要』……!」
前を空けた学ランと、ネクタイをはずしたブレザーをそれぞれ身にまとい、
これまでに誰も見たことのない怒気を全身にたぎらせている……アイクとイオンがいた。
この数分後……盗賊達にこの世の地獄が訪れることを、まだ誰も知らない。