Twins Knight Saga ~双子の勇者の転生戦記~ 作:破戒僧
「はぁ……はぁ……はぁ……ううっ、お姉ちゃんのバカ……。皆の前であんなこと……」
イーラに手ひどい精神攻撃を受けてから数分後。
ミリスは家の裏手の川に来て、今にも泣きそうな顔でしょぼくれていた。
しばらく家には戻らないつもりで、ミリスはここでしゃがんでいる。当然だろう、あんなことをアイク達の前で暴露されて、ましてや想い人であるイオンの目の前で恥を書かされて……その心の傷は、ちょっとやそっとで癒えるものではない。
……その内容にあったこと全て、イオンには既に知られている(というか相手がイオン)ということを考えるとややこしいことになるのだが……。
(はぁ……とりあえず、ほとぼりが冷めるまではここに……ん?)
と、川岸に座り込んだミリスは……あることに気づいた。
今の自分が座っているこの場所、この川岸、ここは……
「……! こ、ここってたしか……」
そう、この川岸は……イオンとミリスが、アシルスに出発する前に……イーラも交えての3Pで熱く交わったあの場所だ。
先程、姉の口から『青姦』などという単語を聞かされたからだろうか……やけに鮮明に、あのときの感覚が思い出されていた。
全裸の肌に吹き付ける涼しい風、直接肌に感じる太陽の光、誰かに見られるかもしれない……という緊張感。そして……それゆえの快感。
思えば初めては、媚薬の効果で、イオンと……倉庫で交わった時に始まる。家でないとはいえ、あれを青姦といってもいいものかはわからないが……あの日から、ミリスは自分が明らかに変わった……と認識していた。
見せることが好きなわけではない。ただ……あの状況は……好きかどうかときかれれば、答えは明らかにイエスだった。
そのことは……セックスをした思い出の(?)場所に来て、自然と脈拍が上がってきている胸の高鳴りが証明している。
そして……今現在、ミリスの股間は……徐々に湿ってきつつあった。
(こっ、こんな時に……っ! これじゃまるで、私ホントにただのヘンタイじゃ……)
言いつつも……体はどんどん熱くなっていく。川岸でのセックスが、さらに……アシルスでの海辺のセックスまでもが鮮明によみがえってくる。いけないことだと考えれば考えるほど、ミリスの膣内は……蜜をあふれさせて来ていた。ごまかしようもない量だ。
履き心地が悪くなった下着をそっと脱いでみると……とろり、と糸を引いて、自分の股間とつながっている。
もうどうしようもない状態になってしまっている……と気づいたミリスは、イーラがいった通りになってしまっている自分を恥じつつも……
「も、もう、無理……ちょっとだけ……っ!」
川岸にしゃがみこみ……その股間に手を伸ばして、水音を立て始めた。
☆
その数分後、
(……まさかと思って来てみれば……ホントに何ですかこれ?)
「あっ、ふ……ひゃんっ! くぅ……!」
相も変わらず自慰に励んでいるミリスの背後に……心配になって探しに来たイオンがたたずんでいた。
いきそうなところの心当たりを探しつつ、この川岸に来てみると……そこにいた。
ただし……全裸で、木に片手をついて、もう片方の手を股間にやって一心不乱に自慰に励んでいる……という、あまりに突拍子もない恥女的な見た目で。
具体的に言うと……ミリスが自慰をやるうちに熱くなって上着を脱ぎ、
風が素肌に当たるのが気持ちよくて他の服も脱ぎ、
どうせならあの日イオンにしてもらったのと同じ体勢でやりたくなって、
今に至るわけだが。
そのミリスは、
「あんっ、はっ……! ひっ……い、イオン、さ……んっ、ああっ!」
先程からイオンの名をつぶやきながら……その秘裂から蜜を垂れ流し続けている。
否が応でも、イオンの男としての本能も刺激されるというもの。イオンは一瞬……この膣穴に、予告なく後ろから突き挿してみたい衝動に襲われた。おそらく……面白い反応が見られるだろう。何せ、想像の中で犯されている相手が……実際に犯してくるのだ。
もっとも……その後は普通のセックスに戻るのだろうが。
既にイオンのズボンはテントを張っており、自制心との戦いになっていたその時、
イオンの視界の端に……あるものが移った。
それは……
(……っ!! ヤバっ、あの子達は……!)
それは……カナと一緒にフローネに来た、元孤児院の子供達。今日仕事が休みの、2人の男の子たちだ。
手に釣竿をもっていることから、川釣りに来たのだと推測できたが……正直まずい。
この開けた場所では、このままだと……確実に見つかる。しかも、ミリスは自慰に夢中で気づかない。
(仕方ない……っ!)
イオンは考えるより早く、足に魔力を集中させる。
そして……凄まじい速さで前に跳び、自慰中のミリスとその服を引っつかんですばやく茂みに飛び込んだ。
当然……いきなり後ろからものすごい勢いで引っ張られたミリスは、
「―――――えっ? えっ!? えっっ!!?」
「し――――っ!! 黙って!(小声)」
困惑と驚愕に変な声を出すミリスの口を押さえ、イオンは体を小さくして茂みと木の陰に隠れ、少年達の死角をとってどうにかやりすごした。間一髪である。
「今日釣れるかなー?」
「つれるといいなー」
「……ふぅ……」
幸い……子供達は何も気づいていないようだ。先程までミリスが自慰をしていた場所は風下。イオンが飛び込んだここも然り。匂いも……流れない。
このまま隙をうかがい……彼らが何かに夢中になったタイミングでうまく抜け出せば全て丸く収まる。
「ふぅ、セーフ……『くちゅっ、くちゅ……』……じゃないっ!? な、何やってるんですかミリスさん!? (やっぱり小声)」
と、ありえないタイミングで聞こえてきた水音がしたほうに驚いて目を向けると……何とこの状況下で、ミリスはまたしても自分の股間に手を伸ばしていた。
どうやら……今の状況以前に、イオンに見られたこと、否……見られていたことに対しての羞恥心が凄まじいことになっているらしく、
以下、小声で、
「い、イオン、さん……い、いつから、見てたんですか……っ!? こ、こんな、恥ずかし……っっ!」
「いや、恥ずかしいと思うならその手止めてくださいよ!? ちょ……今どういう状況だかわかってるんですか!?」
「わ、わかってますよぉ……で、でも、あんな中途半端なところで……しかも、イオンさんに見られてたなんてわかったら、余計に……」
「き、気持ちはわかりますけど……ここは耐えてですね……」
と、動かしたくて仕方がなさそうなミリスの手をとってつかむイオン。
すると、ミリスは……つかまれていないもう片方の手で、なんとイオンのブレザーのファスナーを下ろして、既に大きくなっているペニスを取り出した。
「ちょっ――――――!?」
「も、もう私……だめです……! い、イオンさん、ので……」
そして、後ろから抑えられている体制を利用し……ミリスはそのまま、自分の中にイオンを滑り込ませた。
ずちゅ……ずりゅぷじゅ……ずっ!
「あっ……はあぁっ……っ!」
びくびくと震えるミリスの体。どうやら……今入れただけで軽くイったらしい。
この状況が……それほどまでにいいということだろうか。
一方のイオンは、目の前で次々と起こる理解も予測も不可能の事態の連続と、突如下半身を強襲した暖かくてやわらかい快感に……思考を冷静に保つことで手一杯の様子だ。
それでも、さすがにこれ以上動かすのはまずい……ということはわかる。
「? 今何か聞こえなかった?」
「そーかぁ? 気のせいだろ」
この子供達の会話からも、わかるように……だ。
そのため、イオンは手を押さえていた手を離し、深々とペニスが根元まで突き刺さったこの状況から、これ以上ペニスを動かせないようミリスの体をがっちりと抱いて固定した。
これなら、ミリスはこれ以上動けない。そして……水音も立たない。まずは一安心だろう……と、かなり無理な体勢のまま、イオンは納得して一息ついた。
……ついてしまった。
コレが甘い考えだと……知らずに。
じゅく、ぐにゅ……ぐちゅ、じゅちゅ……
「あっ、やっ、う、動けな……でも、気持ちい……っ!」
「……っ!!?」
(し、しまった……これは……っ!)
ここに来てムダに生きてきたのだ。セックスにおけるミリスの天与の才……ウネウネと動いて刺激を与える、変幻自在の膣壁が。
水音はほとんど立たないものの……それによる強大な快感のおかげで、ミリスの口から声が漏れ出始めたのがまずい。口を抑えてくぐもっているとはいえ……
「ふっ、んっ……んんぅっ!」
下手をすれば一瞬で気づかれかねないこの状況。
思えばあの瞬間『テレポート』で家に帰ればよかったのだが……あまりのことにさすがのイオンも頭が回らなかった。しかも今は……この状況。集中できないここで『テレポート』を使っても……成功する確率は限りなく低い。
すなわち、彼らがいなくなるのを待って移動するのがベストなのだが……
うにゅ、ぐにゅ……ずり、ず、じゅ……
それまで、この地味だが強力な攻撃に耐えられるかどうか……である。
イオンは声を抑えることくらいできるが……特にそういった隠密スキルを持たないミリスにとって……それはかなり厳しいそれだ。
動きがないおかげでそこまで厳しくはないが……それでも、着実に絶頂へと追い立てられ続ける。おまけに、ミリスは腕の中でもぞもぞと以後いて……どうにか快感を得んと動くのだ。
「は、ぁ……イオンさんのおちんちん、大きくて、硬い……っ!」
「そ、そういうことをだから、このタイミングで……!」
☆
その苦行のごとき状態の中で、1時間ほどが経過したころ……
「ここ釣れないな」
「ああ。全然ダメだ。場所変えようぜ」
そんな言葉を残し……子供2人はその場を去った。
そして、ようやくしのぎきった……という安心感と同時に……今まで押し殺していたいろいろな感情がわきあがってくるのがわかる。
目の前には、一応同じようにほっとした感じの雰囲気を漂わせる、全裸のミリスの姿。油断しきっているその背中を、いや性格には、その子宮を……
ずちゅずず……っどっ!!
「―――――――ぅっ!!?」
思いっきり突き上げ……ミリスをまたしても軽い絶頂へと追い込んだ。
「い、イオン、ひゃん……?」
「全くもう……ミリスさんは……いったい何を、考えてるんですかッ!」
ずちゅ……ずぐっ! ずちゅ、ずりゅ……ぶちゅつ、ずっ、ずっ……!!
「ひっ、あ、あっ……!? い、いきなり激しく……ひぅっ!? ん、あ……!?」
茂みの裏で四つんばいになるミリス。その股間を……今まで散々、結果的にだが焦らされてきたイオンの剛直が突き上げ、追い立てる。
「もうっ……! さっき、あんな風に、顔赤くして、逃げといて……っ! それなのに、こんな、ことして……っ! 正真正銘、青姦好きのムッツリじゃないですかっ!」
「ふひあぁっ! ご、ごめんなさ……っ! で、でも私っ、こ、こういうの……好きで……しょうがなくてっ! わ、私……っ、抑えられ……んああ!!」
「そんなにエッチなことがしたいなら、してあげますよ……っ! いっぱいかき回して、いっぱい突き上げて、いっぱい射精して……っ! お望みどおり、誰にいつ見つかるかもわからない……この外でっ!」
まるで責めるかのような口の利き方でミリスは追い詰められ、イオンのピストンを受け続ける。あの時と同じように……全裸で。
その膣は歓喜し、収縮と言う形でイオンのペニスをこきあげる。絞るために。
ずりゅっ! ずりゅ、ずちゅ、ずぅ、ずっ、ずっ、ずずず…………つ!!
だんだんとその勢いは増していく。
からみつく肉壁を、快感としては感じつつも、その妨害をものともせず……イオンのピストンは力強く出入りし、お仕置きのように子宮を突き上げる。
屋外でのセックスに感じるミリスを戒めるようにたたき付けられるその刺激は、だんだんと乱暴に、そしてテンポも短いものに変わっていく
そしてその正体に……ミリスは直線で、イオンのペニスがぶるぶるっ、と震えてか気づく。
「出しますよ、ミリスさん……っ! もう、限界だ……っ!!」
「はっ、あ、はいぃぃ……っ! い、いっぱい、中に……出……いっぱいいいっ!」
びゅるるるるるっ! びゅる、びゅ、びゅるぶびゅるるるっ!!
「んあ、は、ああっ、や、あああぁぁああ―――――っ!!!」
射精と同時に、それを吸い尽くすかのように動いてきた膣壁の中で……イオンは感情に任せ、内部にたっぷりと精液を注ぐ。
肌をなでる涼しい風とは対照的な灼熱の奔流が、ミリスの膣内の興奮と快感を最大限に高め……彼女を絶頂させた。
そして、そのペニスを膣にはめたまま……あまりの興奮と快感で頭がショートし、その日……ミリスは最早何も考えることができず、女としての幸せのみをかみ締めながら、意識を放棄した。
その体を……まだ射精の止まらないうちから、イオンはずっと支えていた。
自分の射精が止まり……頭が冷え、何をしたのかがよくわかるその時まで、だ。
「はぁ……はぁ……ひ、人のこと、言えないかもな……こんなに出して……」
膣からあふれ出し、砂利の地面に染みこんでいく自分の精液を見て、イオンはポツリとつぶやいた。
☆
「ほ、本当にすいませんでした……お手数をおかけしまして……」
深々と頭を下げながらそう言ってくるミリスだが……イオンの頭からは疑念が消えない。
「……本当にそう思ってます?」
「……う…………」
「全くもう……素っ裸でオナニーしてるミリスさんを見た時は驚きましたよ……恥ずかしがって逃げたのすら演技だったのかと思いました」
「そ、それはホントに……! け、けど……考えてるうちにやりたくなっちゃったというか……その……」
人差し指同士をつんつんとつつきあわせて言うミリス。
反省は本当にしているようなのだが……いかんせん同情できない。
まあそれはそうとして、これ以上掘り下げても仕方のないことなので、イオンは吹っ切って帰ろうとして……ふと思い出した。
「そういえばその……ミリスさんが僕の、ハ、『ハーレム』がどうの……っていう話は……あれは結局のところどうなんですか?」
「えっ!? あ、それはその……ですね……」
ミリスの顔に、ひいてきていた赤みが再びさした。
そして、反応を待っているイオンの目の前で、ミリスはかなり恥ずかしそうにしながら……こくん、とうなずいた。
「え、で、でも……それでいいんですか、ミリスさん……だって、ハーレムって……」
「は、はい、わかってます。愛人の女の人を囲っておくところ、ですよね?」
それがわかっているなら、と、イオンはなおさら不思議になった。
ミリスが自分のことを好いてくれているのはわかった。が、しかしだからといって……自分のハーレムにまで入りたがる理由は、まだいまいちピンと来ない。
ハーレムとは、少し汚く言ってみれば……歴史上、権力者達がその力に物を言わせてかき集めた情婦を囲っておくための施設だ。性欲を満たすため意外では、他人に自慢するくらいしか使用用途などない。ましてや女性が、そんなところに入れられることに好ましい感情を抱くはずもない……と、イオンは思っている。
そんな風に女性をないがしろに扱うような場所を作るなど……イオンやアイクの主義に反する。それゆえ、2人とも『ハーレム』の設立には消極的なのであり、それに入りたがるミリスの思考がわからないのだ。
それを話すとミリスは、意外な答えを返してきた。
「それはもっともです。けど……私、もしイオンさんがハーレムを作ることになったら……多分、そういうのとは違うものができるんじゃないか……って思います」
「? ……『違う』……もの、ですか?」
「はい」
そうして、ミリスはいくらか緊張が引いた様子で、
「だって……イオンさん、ハーレムの……というか、それ以前に、お互いに本気で相手のことを想いあえるような人としか、セックスしたいと思わないし……自分のそばにおいておきたい、とも思わないんですよね?」
「? ええ……まあ……」
まあ、仕事上の関係で娼婦を抱く時など、若干の例外はあるが、基本的にそれがアイクとイオンの信条であり、想夜家の家訓だ。
しかしそれが、ハーレムの設立とどう関係するというのか。むしろ反対材料にしかならないと思われるのだが……
「だからその……イオンさんがつくるハーレムって……そういう、たとえば……私とイオンさんや、イオンさんとユキさんみたいに……お互いのことを思いあえる人だけしか集まらないでしょ? だったらそこはもう……ただの性欲の発散場所じゃないです」
「えっ……?」
「ただ……イオンさんが心から好きで……イオンさんも心から好きな女性だけが集まってる場所になると思うんです。それなら、イオンさんが毛嫌いするような場所にはならないと思うし……ただ、名前が『ハーレム』ってだけで、何もやましいことないでしょう?」
それを聞いて、かなり無理やりではあるが……正論とも呼べるその話に、イオンはぽかんとしていた。
驚きはするものの……もっともな言い分だ。
「そういう……考え方か……」
イオンはそういう関係の女性なら特に拒んだりはしないし……そういった複数を同時に恋愛対象として見るということも……本気さと誠実さがあれば、気にはしない。アイクとイオンの兄弟の両方と付き合っているユキとの関係がいい例であろう。
それを考えれば……そう、ミリスやユキのように、自分と本当の意味で心を通わせている者だけを、一緒にいる目的でそばにおいておく場所……名前だけ変えずに、そういうものだと考えれば……『ハーレム』についての認識もだいぶ変わる。
世間にどう思われるかはこの際考えなくてよいとすれば……十分にイオンの許容範囲である……というか、特に反対する理由も見つからなくなる。
それを考えると……現金なもので、今まであった抵抗感もなくなる。
同時に、せっかくのこの雰囲気が消えないうちに……ということで、イオンはミリスのほうに向き直り、
「そうか……じゃあ、ミリスさん」
「はい?」
「いきなりで、なんですけど……」
一拍、
「それなら……僕の、初めての『ミストレス』に……なって……もらえますか?」
「は……はいっ! よろこんで!」
この瞬間、
イオンの『ハーレム』に入る1人目が決定したのだった。