Twins Knight Saga ~双子の勇者の転生戦記~ 作:破戒僧
「さすがにその時は、私ももうだめかと思った……汗水流して手に入れた物資だが、引き渡さねばならないのか、と……だがしかし! そうはならなかった! 我らのもとにいた、2人の勇敢なる戦士がさせなかったのだ!!」
『『『オオォオオオ―――――ッ!!』』』
(ははは……盛り上がってんなあ……)
ここは村の酒場。アイクがオッドに連れられてやってきた、打ち上げの会場である。
先ほどから話題に上がるのは、昼間にアイクとイオンが見せた大立ち回りの話ばかり。まあ、主役たるオッド本人がその話を中心に語っているからなのだが。
「ある時は風のように素早い拳を繰り出し、ある時は手から流星のごとき光弾を撃ち、またある時はその身に紅蓮の炎を……」
ずっとこの調子。
当然、その張本人であるアイクもずいぶんと村の連中にカラまれた。酒を勧められたり、料理をとってもらったり。まあ、好意から来るものであることはわかっていたため、悪い気はしなかったが。
現在も、語り部のごとくノリノリでその冒険譚を話すオッドの周りは人だかりである。夜も遅くはなってきたのだが、一向に彼らがクールダウンする気配は無しだ。明日の朝も早いというのに。
つい今しがたまであの輪の中にいたアイクは、さすがに少々の疲れを覚えていた。
そんなアイクへの配慮か、はたまた単にオッドの冒険譚が聞きたいのかはわからないが、今は一時的にでもアイクは静かにさせてもらっている。今、アイクの傍にいるのは、酔いつぶれて寝ている参加者数人と、酒場の女主人だけだ。
「ははははっ、どうやら英雄殿もお疲れのようだねえ?」
「そりゃまあ……2時間たっぷりあのテンションの中で揉まれちゃあ……」
「ははっ、違いない。けどまあ……あんだけ飲まされてつぶれないってのは、素直に感心するよ。若いのに大したもんだ」
腰に手を当ててそうアイクを褒めているこの女性……半袖シャツに7分丈のジーンズ、細身の体にエプロンをつけ、焦げ茶色の髪を後ろでたばねている彼女。
この酒場『ワイルドハウス』の女主人・ナズナである。
今年で29になるらしい。美人なうえに料理も上手、おまけに男勝りで気風(きっぷ)のいい性格ということもあり、酒場に集まる男たちの人気者なのだ。
「まあ……色々あって、酒には慣らされてるんで、このくらいなら何とか」
「そうかいそうかい。で、どうする? まだ飲むってんなら……」
「ああいや、もうそろそろいいっすわ」
と、アイクはやんわりと酒の勧めを断った。
帝王学の一環として酒の飲み方を教わり、さらに強い酒に対する耐性をつけさせられ、利き酒の技術も会得している。ゆえに、高校生ながらビールや果実酒くらいならいくらでも飲めるアイクだが、さすがに明日の体調のことを考えるとこれ以上は自粛のようだ。
「ああ、ならいいけど……ここにいるとまた酒をすすめられそうだねえ……」
「そうっすね。しかし……いつまで飲んでるんだか。日付変わりましたよね?」
「とっくに。けどコイツら多分、朝まで飲んでるよ? 最高の酒の肴があるからねえ」
その酒の肴というのは、恐らくアイク達の武勇伝だろう。さっきからそれしか話していないのにもかかわらず、下がることのないテンションで彼らはどんどん酒を飲んでいる。
となると、いずれまたアイクはあの熱気の中心に呼び出される可能性がある。落ちつける雰囲気では少なくともない。明らかに。
と、それを察してか、ナズナはこんなことを言い出した。
「それなら……上の部屋においで? ここよりは落ちついて休めると思うよ」
上の方向……恐らく2階を指差してナズナはそう言う。
ナズナの申し出は魅力的だった。確かに、このホールから出てしまえば、男達にカラまれもしないかもしれない。うまくすれば仮眠もとれるかも……と更にアイクは踏んだ。
「明日また護衛なんだろ? 休むんならしっかり休んでもらいたいからね」
「えっと……じゃあすんません、そうさせてください」
「よしきた、ついてきな!」
ちょっとカウンターを空けるよ、と店員達に一声かけてから、ナズナはアイクを先導して階段から上階に上がって行った。その際、『関係者以外立ち入り禁止』の札を階段のところにかけておくことを忘れない。アイクはその後について2階に上がった。
……その際、
一瞬だけ目があったナズナとオッドの間に、何かの合図のようなウインクがかわされたことに気付くものは……1人もいなかった。
☆
アイクが通されたのは、仮眠室のような部屋だった。
家具は大きめのベッドが1つの他に、本棚と食器棚、小さなテーブル程度。殺風景……ともギリギリいえそうな雰囲気。まあ、目的を考えれば必要ないのだろうが。
そしてこの部屋、驚くことに防音らしく、下の階のバカ騒ぎが全くと言っていいほど聞こえてこない。なるほど、休憩・仮眠にはぴったりの部屋のようだ。
「ま、ゆっくりくつろいどくれよ」
と、ナズナ。アイクに続いて部屋に入った彼女が後ろ手にドアを閉めると、音は完全にシャットアウトされた。科学技術が未発達のこの世界で考えれば、驚きの防音性能だ。
感心しながら、アイクはベッドに座った。柔らかい。押すと押し返してくる弾力があり、適度な硬さもある。高くはなさそうだが、休憩にはおあつらえ向きの良質なそれだ。
(これは……思ったより全然ゆっくり休めそうだな……)
と、アイクがナズナにお礼を言おうとして振り返ると……
ガチャリ
……どういうわけか、ナズナは部屋の中に残ったまま、内側から鍵をかけていた。
「さて、これでよし……と」
「? ナズナさん?」
何か自分に用でもあるのだろうか、と、アイクは彼女の意図が読めないままだ。
鍵をかけた理由に全く見当がつかないが、この部屋の使用に当たって何か注意事項でもあるのだろうか、と思い、アイクが尋ねようとしたその時、
「よい……しょっ」
「い゛!?」
唐突に……ナズナは、上に着ていた半袖のシャツを脱いでしまった。
着ていた服がそれ一枚で、しかも何と驚くことにノーブラだったらしい。シャツを脱いだナズナは上半身フルヌードで、細身の彼女にしてはかなり大きめの胸があらわになり、アイクの目の前で2つの乳房がたゆんっ、と揺れた。
「な……な……なななんっ!?」
「ん~? どうしたんだい英雄さま? 顔が赤いよ?」
意地悪っぽい笑顔でアイクを見つつ、頭の後ろで髪留めをはずしながらナズナは言った。はらり、とやわらかな茶髪が広がる。
ナズナはさらにアイクの見ている前で、ジーンズをも脱ぎ捨てた。これで彼女が身につけている衣服と言ったら、恥部をわずかに隠す、パンティという名の小さな布だけだ。
肌の9割以上を露出したその扇情的な姿に、否応無しにアイクの顔は紅潮する。
「ちょっ……な、何してるんですか!? き、着替えなら俺、後ろ向いてますから……」
「何言ってんだい。女が男の前で裸になって……やることなんて1つしかないだろうに」
言うなり、ナズナはベッドに腰掛け、ぎゅっ、とアイクの腕を抱いてくる。必然的に、アイクの腕にやわらかいバストの感触が触れた。
さすがにこれ以上は……アイクの理性が飛びかねないところである。
「あ……あの!? これって一体どういうことなんですか!? 何でこんな……」
「あははっ、その慌てよう……やっぱりオッドの旦那からは何も聞いてないね?」
「え?」
(何でここでオッドさんの名前が……?)
ナズナは一旦アイクの腕を離すと、
「この酒場……『ワイルドハウス』はね、ただの酒場じゃない。実は、娼館も兼ねてるんだよ。店の店員全員……ってわけじゃないけど、彼女らのほとんどは娼婦なのさ」
「ええ!?」
予想だにしなかった事実に、アイクの目は見開かれる。
「普段はああして普通に酒場やってるけど、『注文』が入ったりすれば、こういう仕事もするんだよ。指名の有無や好みにもよるけど……お店に勤めてる娼婦の娘を回したり、登録してるフリーの娼婦を紹介したりしてね。あたしは仲介屋もやってるから」
「ま、マジですか……!?」
「別に珍しいことじゃないさ。そこそこに大きな町や村なら、娼館や娼婦茶屋の1つや2つあるもんだ。そこで客引っかけるフリーの娼婦もいるしね」
そこまで言うと、ナズナはアイクの方にずい、と身を乗り出した。
「ま、そんなわけで……状況は理解できたかな? アイクさん?」
「ちょ……ちょっと待って下さいよ! 俺別に金とか持ってないし……」
「金ならオッドの旦那から貰ってるよ。昼間のお礼だとさ、よかったね?」
「……っ!? あ、ちょっ……!」
言いながら、ナズナはベッドに座っているアイクの足元にひざまずくと、困惑しているアイクのズボンのファスナーを下ろした。
既にズボンの中で膨らんでいたアイクのペニスは、チャックが開いて隙間ができるやいなや、パンツを破らんばかりの勢いで外に顔を出す。ナズナはそれを手に取り、アイクが何か言う前にさっさとパンツを押しのけて一物を取り出した。
「! へぇ~……結構大きいんだねえ?」
「あ、ちょ……」
「いいからあんたは黙ってどっしり構えてなよ。せっかくの機会なんだから、楽しんどきな……あむっ」
ぱくっ
「……っつ!」
何の抵抗もなく、ナズナはアイクのペニスをその口にくわえた。
「んあ……ふう……っ。んあ……ちゅぷ……」
音を立ててアイクのペニスをなめ、その断続的に快感を与えていく。さすがは娼婦というべきなのか、攻め方、テンポ、じらし方にいたるまで的確だ。イーラとは違う。
……まあ、イーラのそれも結構なテクニックではあるのだが、ナズナのそれはやはり年季の差というものだろう。
舌だけを使うのではなく口全体を使い、亀頭から竿までを同時に刺激するその技は、間違いなく熟練者のそれだった。そこに緩急まで加えられているのだ。波の男なら、これだけで絶頂してしまうところだろう。
……が、今回は少々事情が違う。というか、相手が違う。
「ん……ふ!? んくぅ……っ!」
(……っ! 驚いたね……コレ、まだ大きくなるのかい?)
ナズナの口の中で、受けた刺激により、アイクのペニスは更に大きさを増していた。
加えて、まだ射精する気配はない。ちょっとやそっとの刺激で射精するようにはできていないと見える。
それもそのはず……アイクとて、娼婦を相手にセックスをするのは、何も初めてではないのだ。
想夜グループの御曹司として生まれたアイクである。父親と一緒に行く先々で、裏社会では一般的である性接待をちょくちょく受けていた。その際、相手に無様な姿をさらさないように、父親の勧めでセックスのトレーニングも受けていたのだ。それも、まだ小学校を出ないうちから。
当然、講師となり、教鞭をとったのは世界トップクラスの娼婦たち。実技をふんだんに交えたその訓練により、アイクもイオンも、ちょっとやそっとでは射精しないだけの耐久力と精神力を養っていた。まあ……さすがに、初日のような不意打ちにはまだ弱いが。
(よ、要するに……向こうの世界でヤってたころと同じ感じでいい、ってことだよな……? なら、大丈夫……!)
妙な話だが、ペニスをなめられていくうちにアイクは感覚を取り戻し(?)、落ち着きが戻ってきていた。もう、困惑で混乱していることもない。
そして、アイクは今までとは違う行動に出る。ペニスを加えているナズナの頭を、両手でがっしりとつかんだのだ。
「……? へえ……何だい、やる気あるんじゃないか。初めてじゃないのかい?」
「え、ええ……まあ……そこそこ場数は」
「そりゃ結構。なら……あたしも本気出せるね」
言うなり、ナズナは舌の動きを一層激しくした。
せわしなく口の中を駆けまわらせ、アイクの敏感なところを的確かつ迅速に刺激して回る。そして、竿部分へも。
まるで、ペニスの上を蛇か何かが這っているような快感である。場慣れしているとはいえ、アイクもさすがにコレを食らうときつい。
「あ、す、すっげ……! 気持ちよすぎ……!」
座っているのに腰が震え、浮き気味になる。それでもアイクは、ナズナの頭を離そうとはしなかった。両手でしっかりとつかみ、局部に押し付ける形をとっている。
そこにナズナはトドメとばかり、開いた手で玉袋を揉む動きを足してきた。
射精寸前でせりあがり、ペニスほどではなくとも敏感になっている睾丸をもまれ、さらに優しくなでられる。快感が2重3重になり、アイクの限界も近かった。
「んじゃ、とどめだよっ! んひゅ……ちゅる……じゅるるるずずずひゅじゅずずっ!!」
と、震えだしたアイクのペニスに、ナズナの強烈なバキュームが決まった瞬間、
「もう出る……っ!! くぁあ……あふ……うあぁっ!!」
尿道を通り、大量の精液が先端から放出され、ナズナの口の中に押し寄せた。
「……ん……んむ!? ふっ……う……ぉ……ぁん……くぷっ!!」
予想を超える量の射精に、ナズナは驚きを隠せなかった。
あっという間に口の中にあふれ、口の端から外に漏れ出す。あわてて飲み込もうと喉を動かすが遅く、飲みきれなかった分の精液が口からあふれ出て、その胸にこぼれた。
この点においては、ナズナは完全に予想を裏切られた形になる。
「う、ん……ごくんっ……ぷはぁ……はぁ……はぁ……。な、何て量だい……飲みきれないほどの精液なんて……」
奉仕をした側であるにもかかわらず、ナズナの息は切れていた。
本来の成人男性の射精可能量を明らかに超えた精液だ。無理もない。
「こりゃまた……えらいもんだね……。しかも、まだカチカチのままときてる……」
「は、はは……そりゃどうも……」
「ふふっ……こりゃ久しぶりに燃えてくるねえ……よいしょっと!」
口の周りの精液をぬぐうと、ナズナは立ち上がり、アイクの体をベッドに押し倒す。そして、今度はアイクの上にまたがった。
「さて……オッドの旦那から貰った金額にゃ、まだ足りないからね……もうちょっと奉仕を続けさせてもらうよ?」
そう言ってナズナは、自分が身につけていた最後の衣類……パンティを脱ぎ捨てた。
脱ぐとそこには、すでに愛液でトロトロになっている割れ目があった。
ナズナも女……ということなのだろう。娼婦稼業を始めてからは、男の裸など数えきれないほど見てきたし、何千回も精液をその口で受け止めてきた。しかし……アイクのそれは、今までの男とは違ったのだ。
(やれやれ……年甲斐もなくワクワクしちまってるらしいね、あたしとしたことが)
「さて……と、準備はいいかい、アイク?」
「ええ、もう……いつでも」
いつの間にか呼び捨てになっていることは気にせずに、アイクはうなずいた。
「ははっ、いい返事だね。じゃあ……」
アイクに覆いかぶさる形で、ナズナはゆっくりと腰をおろしていく。
直後、アイクの肉棒の先端がナズナの秘裂の入口にぶつかり……そこをなめらかに通過する。とたんにアイクのペニスは、あたり一面から強烈な締め付けを受ける膣内へ侵入していった。
「うぁ……! な、ナズナさんの中、すげぇキツ……っ!!」
「はぁ……んっ! くぅ……ふ……」
ぴったりとアイクのペニスの形に変形した、ナズナの膣内。しかしながらそのあまりの大きさに、ナズナも息が詰まる思いだった。
「な……何年ぶりだろうね、こんな……大きいの……!」
「そりゃどうも……っと!」
と、アイクは開きかけていた口を閉じさせられた。何の前触れもなく、ナズナが腰を動かしたからだ。アイクのペニスは膣内で強烈にこすれ、体が驚いて腰が飛びあがる。
「さあ……天国は、ここからだよっ!」
言うと同時に、ナズナは膣に力を込めた。
ナズナの肉壁が強烈に収縮し、まるで生き物のように動いてアイクのペニスを締め上げる。これまで数多の男を骨抜きにしてきた、彼女の奥義ともいうべき技だ。
それに腰のスイングとピストンが加わっている、快感は半端なものではない。
「うわ……こ、コレ……すごい……!」
「ははっ……こんなの初めてだろ? あたしもね、自分がこんなことできるって知ったときはびっくりしたけど……あたしにゃぴったりの特技だよ!」
「ほ、ホントに、こんなの初めてっすっよ……けどっ!」
しかし、ここでアイクは簡単に骨抜きになどされなかった。
がしっ
「じゃ、今度は俺の方から……」
「え……? ……っ……あぁっ!?」
ここにきて、鍛え上げられたアイクの床技に火がついた。不意打ち気味にナズナの腰をつかむと、力いっぱいのピストンで彼女の膣を突き上げる。
―――パンッ! パンッ! パンッ!
「くぁ!? ひっ、ああぁ……!? こ、こんな……っ……大き……!」
巨根と呼べるアイクのペニスに突き上げられ、膣内はさながら大混戦である。肉壁はこすり上げられ、そしてその大きさと長さゆえに、子宮口がコツコツとつつかれる。
「なっ……き……ぅ……! ひあああっ! こ、こんな……!」
「はぁ……くっ……! どう、ですか……ナズナさんっ!」
「こんな、あっ! き、気持ちい……んああ!」
先ほどまでの攻めの姿勢が、勢いが完全に殺されかけていた。
予想外の反撃に、ナズナは困惑してピストンを受けるばかり。こんなことは、彼女が娼婦を始めて以来のことかもしれない。
しかし、やはりそこは意地か、ナズナは気合を入れてさらに膣を締め付けた。
「うっぁ!? き、きつ……っ!」
「はぁ……はぁ……っ! どう……だい! 若造……! あたしは別に……伊達に年取ってるわけじゃ……無いんだからね!」
そこにナズナはさらに追い打ちをかけた。一気に腰を動かし、締め付けたままでペニスを膣の中で暴れさせる。アイクのそれは全体をこすり上げられ、怒涛のごとく快感が押し寄せていた。
しかしそれはナズナも同じこと。快感の波に、今にも虎児が砕けそうになっていた。
そして……ほどなくして、2人に限界が訪れた。
「はっ……はっ……っ! も、もう……我慢、できな……ぁあああっ!!」
「くあっ……もう……出る……!!」
「あ、ああ……いいよっ! 膣内(なか)に……全部出しとくれっ……くぅう!」
直後、
びゅるるるるうるるっ!! びゅぶっ……どくびゅるるるっ!!
「くっ……っく…………!」
「ぅあ……ああああああ――――はぁああーっ!!」
先ほどと変わらない勢いで、アイクの精液がナズナの膣内に吹き出された。
量も、濃さも、勢いも……何もかも全く衰えた様子が無いその流動に、ナズナは膣内を直接蹂躙され、そして……当然のごとく、絶頂を迎えていた。
白い濁流は子宮口を通り、子宮内部にまで注ぎ込まれている。一応ナズナは、自前の避妊魔法で妊娠対策はしてあるが……その魔法も、快感までセーブはできない。
びくん、びくんと体を震わせながら……ナズナは余韻に浸っていた。
「ま、まだ……出てる……ホント、すごい量だ……ね……」
どくん……どくん……
(ホントに……こんなに全力でイったのなんて久しぶりだね……。オッドの旦那から貰った金額にはまだちょっと足りないけど……さすがに私もそろそろ……限界かも……)
と、その時、
――――ズンッ!
「……え……っ!?」
「まさか……今のでへばったりしませんよね……ナズナさん?」
突然……それこそ、まだ射精が続いているうちから不意に膣内を突き上げられた。
おどろいたことに……射精が続いているにもかかわらず、アイクは回復してきていた。いやむしろ、元気になってすらいた。
そのままの姿勢で腰を動かし、疲弊しきったナズナの膣にピストンをあびせる。
「じゃあ今度は……こっちの番ですかね……っ?」
「ちょ、ちょっと待っとくれ! さすがにその、やるのはいいけど……少し休……」
「よっこらせ……っと!」
途端に、天地が逆転した。セックスの後の疲労を感じさせない腕力でアイクが体を回転させ、自分が上になったのだ。必然的に、ナズナは下になる。
しかも、アイクはそこからバックの姿勢に持って行った。後ろからアイクがナズナに挿れる形に……だ。ナズナはベッドに四つん這いで、アイクのペニスをくわえこんでいた。
「じゃ……行きますよッ!」
―――パンッ! パンッ! パンッ!
「あっ! あっ! あっ……ああっ! す、すご……!」
後ろから怒涛の勢いで突き上げられる。アイクのそれは、驚くべきスタミナだといえるだろう。依然として硬いままの肉棒で、膣内を容赦なく攻め立てる。
体力も少なくなってきているナズナに、それは耐えがたい快感となって襲いかかった。
「んきぃっ! ひぎっ、あっ、あぁ……はあっ! あふ……すごい……っ! チンポが……アイクのチンポが、あたしの中で暴れて……んああっ!」
最初の強気な威勢は最早ない。形成は完全に逆転。
添えに加えてアイクは、胸を……そして乳首を同時に攻めるというおまけまでつけてナズナを追いこむ。アイクの本気の前に、ナズナはなずがままだった。
しかし、体はその場合の対処法を覚えていた。ほとんど意識せずに、ナズナは膣の収縮を強くし、アイクの肉棒を締め付けた。
アイクは一瞬ひるんだが、負けじと突き続ける。
(えっ……!? うそだろ、またちょっと大きく……ああっ!!)
わずかながらさらに膨張したアイクのペニスは、ナズナの子宮口を本当に突き破りそうな勢いで突き上げる。
そして、突如としてそれは起こった。ぶるっとペニスが膣の中で小刻みに震え……次の瞬間、その一番奥で3度目の精がはじけた。
「くああっ……出……ナズナさん! 全部、出します……っ……くぅあっっ!!」
「はぅあっ! 熱っ……だめ、こんなの、壊れ……あぅああああああああ―――――っ!!」
どびゅるるびゅるびゅびゅるうるるっ!! びゅびゅる……どびゅるるるる……っ!!
一瞬でナズナの膣内を満たした精液は、膣内のその圧力に押され、結合部のわずかな隙間からこぼれ、外に吹き出す。膣内も、子宮の内部すらも、アイクの精液でいっぱいになった証拠だった。
「はぁ……はぁ……もう、出ね……」
「あ、当たり前……だろ……。こんな、十分に……これ以上なん……て……」
最後まで言い切れずに、ナズナもアイクも手足から力が抜け、ベッドにどう、と倒れ込んだ。ほどなくして、静かに2人分の寝息が聞こえ始める。
2人とも限界を超えて、体力が正真正銘の空っぽになるまでまぐわった結果だった。
結局、精魂尽き果て相討ちの2人が目覚めたのは、東の空がほんのり明るみ始めてからだった。