万事屋3P 作:12345
「ごちそうさまアル」
そう言って神楽が箸を置いたのは五回目のおかわりをした後だった。
「もういいんですか??」
「そよちゃんの所でおやつ食べたから!」
その倍は腹に詰め込み、満足そうにお腹を擦るのが常にも関わらずの行動に、心配した新八が声をかける。
しかし、神楽はその言葉に取り繕う様な言い訳をして、慌てる様に席を立つ。向かう先は、自分の寝床兼部屋でもある押入れだった。
その走り去る後ろ姿を見ながら、銀時と新八は顔を見合わせた。
「何かあったんでしょうか?」
「大方喧嘩でもしたんじゃねーの? ガキの行動なんて無意味な事が多いんだから気にするだけ無駄、無駄」
味噌汁を啜りながらそう言った銀時に対して新八は「そーいうものでしょうか?」と首をかしげながらも、一応の納得はした様で、止まっていた箸を動かし始めた。
夕食の片付けも終わり、時計の針が九時を指す。そわそわと落ち着かない新八の様子を横目に見ながら銀時はジャンプのページを捲る。
「この女優演技下手くそアルナー」と悪態をつきながら、それでも見続けるのを止めないドラマが放送される時間になっても、神楽は押入れから出てくることはなかった。
どうにも進まないページに、銀時は捲る手を止め、諦め、ジャンプを机に置く。
「あーこれはアレだからね、心配とかそーいうんじゃなくて保護者の義務としてですね……」
「解ってるからさっさと様子見てきて下さい、ドラマ終わっちゃいますよ。今週楽しみにしてたんですから神楽ちゃん」
新八がほっとした様な表情を浮かべる。
そんな新八に対する立ってない建前を立てながら、銀時は押入れの前に立つ。
「神楽ァ、何かあったのか?」
「何でも無いアル!」
銀時が眉を潜める。焦り上ずった声の中に、わずかに掠れた様な、鼻につく様な、そんな声が混じっていた気がしたのだ。
「開けるぞ?」
「だ、駄目アル!」
ほらまただ。
神楽の制止を無視して、押入れの引き戸を開ける。
そこで見た光景に銀時は息を止めた。
「見ないで……銀ちゃん」
薄っすらと涙を溜めながら、服の上から胸を揉みしだくように動く左手と、太ももの間に挟み込まれた右手。その右手に何かを我慢する様に、腰が押し付けられる。
首筋に、頬に……甘い香りすら発しそうな汗を浮かび上がらせていた。いつもはキラキラと輝く様な青い瞳が、薄っすらと膜を張り、熱に煙る様な鈍い色に染まっていた。
雌。一瞬浮かんだ神楽には結びつかない筈の単語を思い浮かべてしまった己を銀時は殴りたくなった。
「あー……そーいうのはまだお前には早いからもうちっと我慢しようなぁー」
「ち、違うアル!」
間延びした制止。見られているにも止まらないそれが、そういう事ではないとどこか分かっているにも関わらず、見てしまった物が衝撃的過ぎて、上っ面だけの言葉だけが銀時の口から飛び出す。
案の定、苦しそうに、涙を流しながら神楽は否定する。無意識の内に頭を掻いていた右手を伸ばす。
「触らないで! 私変ネ! 銀ちゃん……」
威嚇するように、怯えるように神楽が体を震わせた。
コクリと銀時の喉がなる。「銀さんロリコンじゃないからね」とか、「俺これでもこいつの保護者だから」とかそんな事を唱えている時点でもうなんか駄目だけれど、放っておく訳にもいかず震える神楽の肩に銀時はそっと触れた。
「やっ」
ぎゅっと体を縮こませて耐えるように神楽の手が止まる。それを無視しつつ、だが鼻につくような甘い声に惑わされないよう、銀時は脱いだ着流しで、神楽を包み込み、抱き上げる。
「解ってるから心配すんな」
あやすようにポンポンと背を撫でると少しだけ落ち着きを取り戻した神楽は、スンスンと甘える犬の様に身を寄せてくる。
「新八ィ~。お前今日はもう帰れ」
どうしたんですか? と寄ってくる新八から神楽を隠してやりながら、いいから帰れともう一度、先程より強い口調で促すと、新八は納得しないままも是を意味する返事を返し、纏めてあった荷物を手に取り玄関を出て行った。
玄関の締まる音を聞きながら、抱き上げた神楽を和室に運ぶ。
こーいう時だけ物分かりいいのね。いつもは、糖分だ、仕事だと口喧しい癖に、いつもそうだと良いのにと、鋭いツッコミと共に飛んでくる小言を思い出し、銀時は気を逸らす。
「ぎんちゃぁん」
布団の上に座り込み、胡座の上で着流しから取り出した神楽はトロトロに溶けきった表情で、普段出すことのない甘い声を上げる。
華奢な肩越しに目に入ってきた、汗ばみ上気したうなじ。
口に含んだら甘い味がしそうだ……。という思考は嗜好繋がりで色がイチゴ牛乳みたいなんだよと、連鎖して三大欲求を思い起こし、そう考えるに至った理由を言い訳し無かったことにする。
「こんなんなる前、お前何か喰わなかったか?」
「そよちゃんから貰った飴玉」
夕食前に広げていた如何にも女子供が好きそうなガラス容器に入った色とりどりの飴玉。
あの
攘夷時代に良く目にした天人が持ち込んだ『媚薬』。神楽の状態はそれを使用した症状に良く似ていた。
「妙かババァ……」
「嫌!!」
悲鳴と言っても過言ではない声だった。姉と慕っている妙にも、普段は文句ばっかり口にしているものの実の孫の様に可愛がってくれているお登勢にも見せられる物ではないのだろう。
上がってきた熱に再び体を震わせ、何かをねだるように体に縋り付いてくる。
「媚薬っつってな、エロい気分なる薬。お前はそれに当てられてるだけだから」
「薬?」
「そう、薬の所為だから」
確信は持てないものの、いい聞かす様に口に出した言葉は誰に対してか……。
こういうたぐいの薬に解毒薬という物は存在しない。何故なら上り詰めて満足すれば終わるからだ。わざわざ高い金を払って解毒薬なんてものを買い求める人間なんていない。だが……。
擦り付けるように腰を震わせ、着流しに白くなる程掴まる手。宥めるために背中を撫でるとそれだけで「ン」と甘い声を上げる。
見ていられなくて、抱き上げて連れてきてしまったが……。コレ、どーしたらいいのと、銀時は思わず天を仰ぐ。
拙い手の動きを思い出し、あれじゃ……無理だよなと溜息をつきたくなるのを抑える。
「銀ちゃ、苦しいヨォ」
涙まじりの声に視線を落とし、覚悟を決める。大丈夫、銀さんロリコンじゃないから。これは治療治療と念仏の様に唱える。
「神楽ちゃん、誤解しないで欲しいんだけど……」
「何でもいいネ! 早くどうにかしろヨ! クソ天パ!」
鼻を鳴らしもう涙混じりというよりも、もう泣き縋りついている状態で神楽はそう叫ぶ。
分かったという了承の代わりに、銀時は、神楽の頭をぽんぽんと撫で、決めた覚悟が緩まない様にその勢いで体を反転させ、後ろから抱きしめる形で胡座の上に座らせる。
篭った熱が離れる一瞬「やっ」という声が立つ。
銀時は思わず息を止める。
誤魔化す為に叩きたくなる軽口も叩けないまま、銀時は大丈夫、大丈夫と胸の内で呟き、何がどこまで大丈夫なんだと一人ツッコミを入れる。
意を決する。
「触るぞ」
「ん」
神楽はこれが何を意味しているのかも分からないだろう。ただ体の熱を開放したくて、銀時の言葉に返事を返す。
もたれかかる体。汗ばんだ
そろりと、銀時は服の上から胸をさわる。
「ふわ」
思わず出た声が恥ずかしかったのだろう。抑えるように神楽は自身の人差指を口に咥えた。クチュッというリップ音。
その音を努めて聞かない様にしながら、銀時は僅かな膨らみ、それを撫でるようにゆっくりと動かす。
「んふ」
神楽の鼻にかかった声で銀時は己の行為を正当化し、既に服を押し上げる様に立ち上がっている胸の先端を、親指と人差し指で摘んだ。
ビクンッと背筋が反る。
「痛いか?」
「んっ」
どうにも加減が掴めないままそう聞けば、ふるふると横に振るわれる頭と、くぐもった声。ジュルッと指に吸い付く水音。
反応に、銀時は大丈夫だとそのまクニクニと薄い胸を愛撫する。
胸を愛撫する反対の手をチャイナ服のスリットの間から太ももの内側に滑りこませれば、もわっとした熱気を感じた。
そのまま揉み込む様に撫で上げると、太ももがピタッと閉じられる。
「そんなとこやぁああ」
「でーじょうぶだから、力抜け」
熱いほどの熱と、しっとりとした感触に包まれた手の平。
力任せに動かしたくなるソレを耐え、出来る限り優しく聞こえる様に、言葉を重ね、胸から離した左手で宥める様頭を撫でる。
戸惑うように、それでもゆっくりと神楽の体から力が抜ける。
よく出来たと言う代わりに、銀時はもう一度頭を撫で、挟まれていた右手を太ももの間から徐々に、中心に向ってそろりと這わす。
指で押せば、ジュクッという音が聞こえそうなほど濡れぼそっているのが分かる。
「や……銀ちゃんそこやぁネ」
両手で口を抑え、神楽は首を振る。けれど、ツーと撫で上げれば、瑞々しい桃を押しつぶした様に蜜が溢れ出る。
「あっ、やっやっやぁぁああ」
濡れた下着の上からでも分かるぷっくりと膨れ上がった
体を丸め、震える太もも。
「脱がすぞ」
「や、だっだめネ!」
頭を振るが、言葉だけの否定なのは分かっていたので銀時はそのまま、嫌がる様によじる神楽の腰を抑え、パンツのゴムの縁に指をかけ、引き抜く様に脱がす。
フワッと漂う匂い。べしょりと音を立てそうなほど濡れた下着。
時折戻ってくる思考をそらし、ただ機械的に、けれど傷つけないように銀時はそっと触れる。
陰りの感じられない幼い指先の感触に、舌打ちを堪えた。
唯一、この行為を肯定するかのような神楽の反応を頼りに、銀時は薄い肉の間に指を這わし、その付け根に存在する突起に蜜を絡め、そっと撫でる。
「んっンンン!!」
直接の強い刺激に涙をポロポロ落とし、神楽身を捩る。再び閉じられる太もも。
「大丈夫だから、気持よくなることだけ考えてろ」
すすり泣くような声と緩められた力。銀時はそのまま突起を押し込む様に、こねるように、摘み弾く。
抱きしめる様に回した手の平で、やわやわと同時に胸も揉む。
いつの間にか口を抑えていた神楽の腕はすがりつく様に着流しの袖を掴んでいた。
それはまるで銀時を求めているかの様で……。
「や、銀ちゃん! これやぁああ、変になンッ……」
「変じゃねーよ。薬の所為だから、気にせず気持よくなっとけ」
既に聞こえているかどうか怪しい神楽へ、銀時は刷り込む様に言葉を重ねる。
人差し指を、浅く差し込み、かき混ぜながら親指でクリトリスを撫で擦れば、嬌声は呼応して高く上がる。
そしてその音程に合わせ、柔かい胸を手の平に押し付ける様に、体は折り、逸らされる。
滲みでた愛液は手のひらを伝い、銀時のズボンに黒いシミをつける。
主張する胸の先を強く潰す様に摘めば、もうそれですら良いようで、高く高く鳴く。
「銀ちゃッあ、もっやっやっやっぁあああああ」
ぐちょぐちょともう聞かぬふりはできない程の水音が部屋に響く。
一際大きくはねた後、手のひらに熱い飛沫を上げ果てる。くたっと崩れる体を抱き上げ、いつもよりわずかに濃く見える青を覗きこむ。
「どうだ?」
それで終わらないことを経験から悟りながらも、願いを込めて確認すれば、オレンジかかった桃色の髪が、薄く染まった頬を打つ。いつの間にか片方だけ外れてしまったバランスの悪い髪飾り。もう一方も外してやりながら、「全部脱がすぞ」と銀時は確認を取る。
僅かに見えた逡巡に、もう一度「大丈夫だから」と声をかければ、コクンと首が縦に揺れた。
赤いドレスからほころび出る白い肌。柔らかな蕾を無理やりムシリ開くような罪悪感を抱きながら、ボタンを一つづつ外す。
肩から腕を脱ぎ、腰を通り、足から引き抜く。
一糸まとわぬ、完璧な体が銀時の前に横たえられる。
「ふぁ……銀ちゃ」
「……寒いか?」
見惚れてしまったとは口が裂けても言わないだろうが、銀時の返事は間が空いた。
「ぎ…ちゃ……熱いヨ」
吐息と共に吐き出された言葉通り、真実熱いのだろう。熱に潤む瞳が銀時を見上げる。
勘弁してくれ……。
思わず放り出したくなるのを全力で押し留め、伸ばされた神楽の腕を銀時は自身の首にかける。吸い付くようなしっとりとした肌の感触が直接的に肌に触れる。
もっとその感覚を味わいたいからなのか、求められるからそうしているのか分からないままに、銀時はソロソロと素肌を晒した背中から下へ手をさげていく。むずがるように、肩に神楽の顔が埋められた。
「もっと、銀ちゃん、もっと、やぁあぁ」
「はいはい、もっと……ね」
甘く誘うような声と、首筋をかく指の感触。
神楽ちゃんいつからそんなに淫乱になっちゃったの、300円に酢昆布もつけちゃうから、少しおとなしくしておいてくんない?
本能のままに求めているだけだという事は分かっていても、情欲が否応なしに掻き立てられる。つけ込んでどうこうするなんて事は新八
「……ちゃん……銀……ちゃん」
蕩けたミルクを無理やり流し込まれるような……声に銀時は、本当、勘弁してくれないかねぇ?と悲鳴にもに嘆息を吐く。
「膝、たてるか?」
武士は食わねどなんとやら――そんなモンは意地で底に押しこめ、神楽を引き上げ、膝立ちにさせる。
銀時の眼前に晒される淡色の切っ先。
甘そうに揺れるその口に含んだ。
「はっ、あっ……あっ」
拒んでいるのか、求めているのか――神楽の指が銀時の髪をかき混ぜ、押し付けるように掻き抱く。
その指先が銀時耳をかする。
「――ッッ」
衝動的に襲ってきた、酷くいたぶりたくなるような感情を銀時は必死の思いで押し留めた。
その思いとは裏腹に、太ももに這わせていた手の平を腰に添わせ、前に持っていく。
ぐしゅっ。
「やぁあああああっっ!! だめっ! だっ」
「今やめると、もっと辛ぇから我慢な」
逃げようとする腰を抑えつけ、仰け反り外れた胸を再び追いかける。ツンと立ち上がった先頭がクニクニと口の中で形を変える。
グミの様な食感だった。
「ヒグッ」
神楽の声。犬歯で潰した先端を宥める様に、舌先で転がす。強弱を付けて舐りながら、秘所に潜り込ませた右手で肉芽を押しつぶし、入り口をグリグリとかき混ぜた。
呼応するように声が甘く、強く響き、匂いが強くなる。
「銀ちゃんッッンンン!!」
人差し指と親指で肉芽を強く挟み潰すと同時に、ビクンビクンと痙攣するように跳ね、果てる。
同時に気を失った様で、神楽の体からくたりと力が抜け、しなだれかかるように、銀時の腕に身を預ける。
「寝た? 寝てる? 寝たよね? 神楽ちゃーん、戸棚の酢昆布食べちゃうけどいい?」
反応のない様子にようやく一息ついて、毛布に包み引き離す。
銀さん、ロリコンじゃない筈なんだけどねぇ…………立ち上がった分身にため息をついた。