エロバコ 作:ryou
アニメーターの仕事は忙しく、利に乏しい。朝から晩まで働いて何とか日々の食い扶持を得るという日々。契約内容によっては、生活苦から抜け出す道すら見えないこともあるだろう。夢を追いかけてこの業界に入りながら、道半ばにして去っていく者も珍しくなく、去ることもできずただ足掻くだけの者はさらに多い。
そう考えると、安原絵麻は比較的恵まれてはいるようだ。
業界ではそれなりに名の通ったアニメ制作会社に採用され、そこそこ順調に仕事をこなしている。正直に言えば悩むことのほうが多く、自分の思い通りの絵が描けないことに不満もあるが、何とかやっていけそうだという実感を得られたのは大きなことだ。
生活は変わらず楽ではないが、心が楽になったので仕事にも弾みがついた。
趣味は特になく、外を出歩く性質でもない。
今期分のアニメの作画が一段落した日。会社からの帰路に絵麻は携帯を開いた。メールアプリを起動し、何度か文章を推敲して、送信する。ほんの一行程度のメールに悪戦苦闘するのは、相手が男性だからだろうか。
親友たちにメールをするのであれば、こんなに苦労することもないというのに、相手が代わればどのように受け取られてしまうのかとか機嫌を損ねないかとか色々と考え込んでしまう。内容が内容だけに、絵麻自身も相当の勇気が必要だったということもある。
「今夜、取材させてもらっていいですか?」
ただこの一文に絵麻はかなりの精神的な疲労を強いられたのだ。
返事を待つ傍ら、絵麻は自宅に戻り簡単に食事を済ませ、作業に取り掛かる。みどりと作成している同人誌だ。大学生のみどりは時間に余裕があるが、社会人の絵麻はそうもいかない。僅かな時間を使って、少しずつ作画をしていくしかない。おまけに、みどりの持ってきた設定が中々にハードだった。
「はあ……こんなのどうやって描けば」
18禁ということで覚悟はしていた。その方面に縁はなかったが、興味は人並みにあったのだ。それでも、みどりが提出してきた設定資料からしてかなり過激。部活メンバーの中で一番年下のくせに、妄想は第一級らしい。
ともあれ、絵麻は下書きの段階で行き詰ってしまっていた。後輩からの細かい注文に答えるために、色々と動画を見たり、同人誌の先達の作品を見たりして自己研鑽に励んできたが、何にしても実感が得られない。
「ッ……」
唯一、以前みどりに誘われて澄司としたセックスだけが絵麻の実感だ。
あの一時の快楽に流される感覚は、なるほど確かに嵌るという言い方が相応しい。肉欲に支配され、何も考えられなくなる一瞬が、かつてないほど愛おしかった。
思い出すだけで顔が紅くなる。それだけならばまだしも、血流が加速して、思わず秘所を濡らしてしまいそうになる。
自分の中の淫らな雌の部分を曝け出してしまいそうだ。
あれから、そんな妄想に身を浸したして夜を過ごしたこともある。自分は男を知って、多少なりとも変わってしまったらしい。
絵麻の携帯を振動した。メールの返信が届いたのだ。
「あ……」
絵麻は文面を見て、小さく吐息を漏らし、生唾を飲んだ。
一時間ほどの後、絵麻はコンビニの前で澄司と落ち合った。
「澄司先輩。すみません、呼び出してしまって」
「いや、俺も明日休みだし。まあ、まさか安原から誘われるとは思わなかったけど」
そう言われて、絵麻は恥ずかしげに俯いた。
やはり、慣れないことはするものじゃないと今更ながら反省する。
澄司を取材に誘う。それは、以前みどりに誘われたときと同じく、身体を重ねるということだ。
絵麻とみどり、そして澄司を繋ぐ隠喩であった。
「あの、その、みーちゃんと作ってる本で行き詰ってるところがあって、それで」
「その取材を手伝ってってことな」
「あ……はい。お願いします」
絵麻は頷いて、澄司の横に並ぶ。
澄司はすべて分かっている。彼にとって絵麻はセフレでしかない。絵麻もそれで十分だ。恋愛は未だに分からないが、身体を重ねる快楽は知っている。澄司であれば、身体を預けても大丈夫だという根拠のない信頼感もあった。それは、絵麻の親友たちが挙って彼と身体を重ねているからだろうか。
二人は連れ添って近場のラブホテルに入った。絵麻にとっては人生で二度目になるラブホテル。今回は前回よりも落ち着いていられるので、室内のオプションにも目を向ける余裕があった。
「安原、シャワーは?」
「あ……浴びます。それで、お願いが」
「うん?」
「お風呂、一緒に入ってもらえませんか?」
みどりが突きつけた最初の問題は、キャラクターが一緒に入浴しているシーンであった。これを、実際になぞろうというのが今日の取材の一つ。
服を脱ぎ、皺にならないように畳んでから絵麻は澄司と一緒に風呂に入った。
「そういえば、安原が髪を解いたところを見るの初めてかもな」
「え、そうですか?」
「ああ。高校の時からおさげっていうのか、あの髪型だっただろ」
「そう言われてみれば、そうですね。あの時は校則もありましたから。今は慣れてしまったので、そのままにしてます。あの、変ですか?」
「いや。ただ、新鮮だなって思っただけ。どっちにしても似合ってることに変わりないからな」
「変なこと、言わないでください」
カッと顔を紅くして絵麻はそっぽを向いた。
それから身体を軽く流した二人は一緒に浴槽に入った。熱い湯が零れて派手に音を立てる。
思っていたよりも小さな浴槽は、二人で入るにはギリギリで自然と身体が触れ合ってしまう。
向き合った絵麻はみどりのシナリオを思い起こして、次にどういった行動をするのがよいかを考える。とりあえず、ラブホテルに来たのは取材という名目があってのことだ。
澄司の肉棒はまだ勃っていないようだ。これを何とかしないといけない。何をすればいいのかは、分かっている。
「先輩。キス、していいですか?」
「ああ」
澄司は自ら絵麻を抱き寄せ、彼女の頤に手を添えた。上を向かされた絵麻は目を瞑り、唇を差し出した。
「ん……ちゅ」
絵麻の唇を澄司は優しく吸った。弾力のある桃色の花弁がぴったりと吸い付いた。
「……ん」
最初は軽く唇を重ねるだけ。二度、三度キスを繰り返してから、今度は絵麻から澄司にキスをする。少しばかり強く押し付けて、身体も澄司に預けるようにする。開いた唇から舌を出して、澄司の唇を挑発的に舐めてみた。その挑発に澄司は易々と乗った。彼もまた舌を伸ばして絵麻の舌を絡め取った。
「ん! んぅ……れろ、ちゅぅ……れろ……ちゅぷ、ん、んん!」
舌と舌が蛇のように絡まって水音を発する。唇を離した絵麻は、澄司の股間に手を伸ばした。
「安原」
「はあ、はあ……ここ、少し大きくなってきました」
キスのおかげか湯の中で澄司の肉棒は固くなり始めていた。
「澄司先輩。そこ、座ってもらっていいですか?」
「ここ?」
「はい。えと、フェラチオ、しますから」
絵麻はそう言って、再び恥ずかしそうに顔を染める。
一介の男子である澄司は絵麻の提案を断わる理由はない。浴槽の縁に腰をかけると湯に浸かっている絵麻がちょうど跪いている姿勢になった。
絵麻は澄司の膝の間に身体を滑り込ませて膝立ちになり、両手で太ももを押さえて眼前の肉棒に唇を近づけた。
「それじゃ……行きます。れろ……」
恐る恐るといった感じに絵麻は舌を伸ばし、亀頭を舐め始めた。
「れろ、れろ、ちゅぷ、べろ……ちゅ、ちゅ、れろ……んちゅ」
ねっとりとした涎が潤滑油となって、絵麻の舌がぬるぬると亀頭を動き回る。経験不足からか拙い技術だが、可愛らしい後輩が奉仕しているというだけでも十分勃起するに足る。
「ん、じゅる、れろ、ぺろ……ちゅぷ……大きくなりましたね。れろ、ん……れろ」
「安原、咥えて」
「え、あ、はい……あ、んむぅ、ん。はむ、んぅ、ん…………んじゅる……じゅる、もご、ん、じゅぅ、れろ、んぶぅ、じゅ……」
絵麻は飲み込むように澄司の肉棒を頬張り、唇で棹を挟んで吸引を始めた。尿道から精液を吸いだそうとしているのだ。どこで覚えたのか玉袋を手で柔らかく包みこね回しながら、涎をたっぷり含んだ口内で肉棒を泳がせながら、頭を前後に揺らしている。
「んじゅ、じゅる、じゅる、じゅぶぶ、れろ、ん、ちゅぷ……はぷぶ、じゅる、ぶじゅるる、じゅる、ん、ん、んぅぅ!」
絵麻はとにもかくにも肉棒を咥えたままで激しく吸いたて、舌で舐め回す。やり方などほとんど知らない絵麻のフェラ。それでも今にも射精してしまいそうなくらい気持ちがいい。
「安原、この後はどうするんだ?」
「じゅぷ……ちゅ……あふぅ、ん……ちゅぷ……えと、次は……その」
絵麻は視線を泳がせて言うか言うまいかを悩んだ挙句、口を開いた。
今夜は絵麻の望むとおりにことを運ぶ。絵麻が次ぎに望んだのはベッドの上での互いに性器を舐め合うシックスナインであった。
絵麻にとってもこれはいたく羞恥心が刺激される行為である。何せ自分の秘所を相手の眼前に曝し、さらに舐められるのである。
「う、うぅ、恥ずかしい」
羞恥に震える絵麻は、それでも澄司の顔の上に跨って、四つんばいになった。
「もっと腰落として、安原」
「あ、は、はい……」
絵麻も自分から誘った手前、今更断わることはできない。言われるがままに腰を下ろす。そして、澄司は絵麻の尻を掴んで逃げられないようにして、秘所を舐め始めた。
「は、はう、ん!」
甘い刺激に絵麻の腰が跳ねる。それを澄司はしっかりと抑えて、小陰唇からゆっくりと舌を這わせる。
「ん♡ ん。あ、ひうッ。はふ、ん、あ……!」
澄司の舌先が秘裂を縦になぞり、膣口をつっぷりと突き刺す。かと思えばすぐに引き、クリトリスを舐りだす。
「んく、はふ、ん! あふ、あ、あ、そこッ、ん! あん、はあ、あぁ、はう……」
澄司はさすがに慣れているようで、絵麻の感じるところを丁寧に刺激してくる。舌のざらつきも相俟って、絵麻はさっそく翻弄され始めている。
(すごい、気持ちイイところばかり……うぅ、ダメ。わたしもきちんとしないと)
勝手に跳ねそうになる腰を何とか押し留めて、絵麻は眼前に突き立つ肉棒を握る。風呂場でフェラをしたおかげで、今でもギチギチにいきり立っている。
(やっぱり、男の人のって不思議。こんなに大きくなるなんて。それに、すごい臭い)
風呂場では気にならなかった雄の臭いが鼻を突く。先端から先走り汁が滲み出しているのが見て取れた。
絵麻はその先走りを舌先で拭った。
「れろ……うん、ちょっと苦い……れろ、れろ……れろ」
フェラをしていく中で、澄司が感じる場所も少し分かったような気がする。例えば亀頭の中央。尿道の入り口の裂け目は敏感な部分なようだ。舌先で弾くと肉棒がびくんと震える。例えば、カリと呼ばれる出っ張り部分に舌を巻きつけるようにして擦ると嬉しそうにする。棹も全体よりも先端に近いところが感じやすい。裏筋もよさそうだが、この姿勢では舐められない。「じゅろ、れろ……んあぁ……」
絵麻は涎をとろりと肉棒に垂らし、手コキで満遍なく広げる。同人誌やその手の動画で見たままだから正しいかどうかは分からないが、見当違いというわけでもないだろう。
「れろ、ちろちろ、じゅる……ん、ちゅぷちゅぷ、ん! んあ、あふ、ん、れろ」
絵麻の秘所を責める澄司も手を抜かない。両手の親指で大陰唇を左右に割って、絵麻の大事な場所を白日の下に曝した。ピンク色のほとんど使われていない柔らかい媚肉から滴る愛液が絵麻の興奮の度合いを示している。
「安原、お前のここもどんどん出てくるぞ」
「んちゅぅ、ん、言わないでくらはい、ん、れろ。先輩だって、こんなに苦いの出してる、れろ、ん、ちゅぷ」
「れろ、ああ、絵麻がけっこう上手いからな。負けてられないってことで、じゅるる」
「んふぅ!? ん、はあん、れろ、んあ、あふ」
思わず絵麻の声が漏れる。
澄司はクリトリスの包皮を舌先で器用に剥いて、露出した弱所を徹底的に虐め始めた。
「ああ、んああ、あふぅ、んれろ、ん、じゅる、んん! ん、んはあぁ、れお、あぉ、ん、れろ、じゅる、ふぅん、んふぅ、れろ、あふ……あえぁ、れろ、ん!」
絵麻も負けじとフェラを続けるが、当時に刺激されるとすぐに反応してしまうので澄司が優勢となっているか。さらに澄司は膣口に指を入れて膣内を穿り始めた。たっぷりと甘い刺激を与えられて焦らされた膣内は、二本の指に忽ちに征服されてしまった。狭い入口を押し広げる指を肉棒でもないのに膣肉が押しよって締め上げ始める。もはや何でもありだ。膣内に入ってくれるのであれば、どんなものでもいいとばかりに絵麻の膣内は餓えているようだ。
「あ、はあ! あふぅん♡ あ、澄司先輩。ダメ、です。そんなはげし、激しいの、んれろ、あ、舐められないから、んあ、あ、あ、あぁ! ふ、ん、くひあ、あ――――ああぁ!」
絵麻のフェラは止まった。もうそれどころではなかったからだ。澄司は絵麻の主張などお構いなしに膣内を責めて責めて責めまくる。
「ひ、ひ、ひあ、あん、んああ、しゅご、お、ん……あく、あ、あひ、ダメ、イッちゃ、あ――――……」
我慢しようと思ったときにはもう遅かった。
湧き上がってくる快楽の奔流に耐えることができず、絵麻はびくびくびく、と身体を震わせ、腰を跳ねさせた。
「あ、あふ、ぅ、イッた……ん、わたし……はあ、あう」
肉棒を右手で握りながら、絵麻は絶頂の余韻に浸る。
「安原、俺、まだだぞ」
「ごめんなさい、はあ……はあ」
余韻から抜け出せない絵麻の身体を横にどかして、澄司は体勢を変えた。
「安原、シックスナインの次は本番だろ。次はどうされたいんだ?」
それでも、今日の主役は絵麻だ。澄司は絵麻の望むとおりに身体を重ねる。
「次……次は……後ろから、あ、はあ……んく……バックで、激しくしてください」
絵麻もシナリオの通りに動く。キャラクターの行動を体験するのが今日の取材だ。
絵麻は膝を立て、両手で自ら尻肉を左右に分けた。秘所も菊門も曝け出し、顔を枕に埋める。
ゴムをつけた澄司は、言われたとおりに絵麻の秘所に亀頭を宛がう。瑞々しく潤んだ秘所が挿入を今か今かと待ち望んでいるかのようにひくついている。
「じゃあ、挿入るぞ」
「はい……」
絵麻はぎゅっと目を瞑る。相手の姿が見えないということが、一層の興奮を誘っている。何せ、澄司に秘所も菊門も見られている上に何をされているのか把握できないのだ。
使い込まれていない膣の中へ、澄司は自分の分身を挿入していく。愛液に濡れているとはいえ、絵麻の膣内は狭く、締め付けも強い。慣れていない所為もあって、かなり力が入っている。
「安原、力抜いて」
「はい、ん、でも……あふ、ぅ……はあ、あ、んく」
唾を飲み、絵麻は枕を抱きかかえるようにして身体を縮める。澄司は、そんな絵麻の尻を後ろから鷲掴みにして奥へ奥へゆっくりと挿入していく。太い肉棒が無理矢理膣口を開き、道を突き進む。
「う――――くぅ、あ……あは、あ、んくふぅ……はあ、はあ、はあ、あ、ぎぃ……お、きい」
絵麻は押し潰されそうな感覚に喘ぎながら、澄司の男を受け入れる。じっくりと焦らすように挿入される肉棒は、絵麻に苦しさとそれに勝る快楽を与える。自分の膣内に異物が押し込まれる感覚は、絵麻を酔わせるには十二分であった。
「う……ん、くぅ」
澄司は根元まで肉棒を押し込んで、動きを止める。絵麻の膣肉はみっちりと肉棒に張り付き、締め付けてくる。今、動かせばカリが内部を抉り、確かな快感を得ることができるのは明白であった。今すぐにでも腰を動かしたいという気持ちを抑える。
「安原、大丈夫か?」
「はい。ん、気にしないでください。大丈夫、です」
くぐもった声で返事をする絵麻。
絵麻がそう言うのならと、澄司は腰を引く。
膨張したカリが膣肉を引っ掛ける。波打つ襞が擦れて、粘つく愛液が肉棒を包み込む。
「んくぅッ、ん、ん、あ……ん、く、ふぅ、ふあ、ん、あふ、ん、く……あ、ふ、んん♡ あ、ん!」
前戯をたっぷりとしていたからか、絵麻はすぐに甘い声を漏らし始めた。この分なら、彼女が望むとおりに激しく責め立てても大丈夫だろう。
しかし、絵麻の膣内はやはり狭くキツイ。物欲しそうな強い締め付けは油断するとすぐに射精してしまいそうなくらいの快感を与えてくる。
顔に似合わず、非情に凶悪なものを持っている。とはいえ、経験豊富な澄司は自分が気持ちよくなるだけでなく、相手を喘がせることも難しいとは思わない。
ゆっくりと出し入れしていた肉棒を角度を変えて下のほうに押し付けるようにして押し込む。
メリメリと膣肉の形が変わり、亀頭が襞を押し潰す。
「んぅ、あああああああ~~~~~~♡」
絵麻が喉の奥から鈍い声を漏らす。
下腹に快楽を塗りこむように執拗に亀頭を押し付け、子宮に向けて突き上げる。浅いところを焦らすように細かな動きで責めた後に、捻るように肉棒でポルチオ付近を突く。緩急をつけた挿入は、次第に激しさを増していく。
「あふ♡ んふ、んあ、あ、あ、あ゛、ん、ふ、ぐぅ、ふあ……あふ、んひぃ……あ、ん、ぐ、ぎ、もち、イイ~~~~、あ、イイですぅ、ん、奥、奥が、イイ、すごくイイです、あ、んふぅ、ん、あ、あ、んんッ!」
パンパンと肉を打つ音が響く。愛液が泡立ち隙間からとろりと零れ下りる。全身から噴き出す汗がじっとりと絵麻の白い身体を濡らす。
澄司はそんな絵麻の身体を背後から抱きかかえ、体位を変えた。背面座位だ。肉棒を挿入しながら、澄司の股に座り込む形になった絵麻は、真下から突き上げられて背中を反らして嬌声を上げた。
「あひぃッ、あ、これ、りゃめです、あ、ん……違う、これ、んふぅ、んふぅ、あ、んほおあ、お、ん、とど、いて、かふ、ん、あへあッ! あ! 激し、い! ん、ふひあ!」
絵麻自身が自分で腰を上下に動かして肉棒を扱く。快楽でだらしなく開いた口から涎が零れ落ち、うっとりとした瞳は熱を帯びてとろけている。
澄司は絵麻の胸に手を伸ばす。決して大きいとはいえない乳房だが、ほどよく手に収まるサイズがちょうどいい。
「あん♡ そんな、突きながらなんて、ん、くひぃ、あ!」
「安原、乳首好きなんだな」
「ひ、ふぅ、ん! 変なこと、言わないでくださ、あ、あぁん♡ ん、ただ、両方というのが、あふ、ん、んんん! はう、ん、ふうあ!」
澄司は絵麻の返答には答えず、さらに手を増やす。絵麻の耳を舌で舐り、片手で乳首をコリコリと抓りながら、もう一方の手ではクリトリスを弄る。秘所も合わせて四箇所を同時に愛してやると絵麻は甲高い嬌声を上げて全身を痺れさせた。
「ああああああああああああああっ、あ、んあ、あひぃぃ! く、クリ、ダメッ、いっちゃ、イッちゃう、ふひ、ふひあ、ん、き、気持ちイイッ、あ、あぐ、んほあ♡」
「いいぞ。好きなだけイって」
「ひぎッ、んふ、くひあ、ふあ、あ! あ! ん、ふぇあぁ……ん、おおおお! あん、あ、あ、あ、あ、あ! んあああッ!」
じゅぶ、じゅぶ、じゅぶ、と肉棒が膣口から出入りする。クリトリスの膨らみを澄司が擦り、肉棒が膣内を抉る。イソギンチャクのような蜜壷は、絵麻の意思などお構いなしに肉棒に吸い付いて、締め上げる。
「きゃふッ、ふ、ひ、ひはッ、あは、ん、しゅごいぃ! しゅご、ひぃいん! はあ、ん、あ、これ、イイ。ん、セックス、はあ、はあ、ん♡ ふわあ、あ、やだ、やだ、んふぅ! ぎ、気持ちイイぃ~~~~!!」
絵麻は絶叫すると舌を突き出して身体を反らす。絶頂と共に膣内が激しく狭まって肉棒をメリメリと締め上げる。
「ぐ……すごい締め付けだ。だけど、まだまだ」
澄司はこみ上げる射精感を懸命に堪えて、絵麻を突き上げる。
「くひっ! あ、んあ!」
絵麻はがくんと身体を揺さぶられた。二つに結んだ髪が跳ね、汗の雫が飛び散る。
「あふ、んあ、あ……まっへ、くらさい、んひぃ! ひ、ひあ、今、敏感、うぎ、ぃ! んあ、ひ、んほぉおおおおおおお! 膣内、掻き回され、て、んんんんん!」
激しく息をしながら、絵麻は澄司の腰の上で淫らなダンスを踊る。ぐりぐりと腰を回し、快楽を貪る雌犬のように媚びたような嬌声を上げてしまう。
「安原、こっち向いて」
「はひ……」
絵麻を抱きしめながら、腰を動かし、後ろを向かせた絵麻の唇を奪う。絵麻は驚きもせず、自分から舌を伸ばしてディープキスをせがんだ。
「あふ、んちゅ、れろ、れろ、じゅる、んんん♡ あふ、あ、気持ちイイれす、れろ、もっろ、ちゅ、んちゅ、れろぉ……もっとぉぉお……」
舌を絡みつかせて、涎を味わいながら絵麻は腰を捩る。
粘つく腰つきを無理矢理打ち壊し、杭のように絵麻の膣内に打ち込んだ肉棒は絵麻の弱所を尽く貫き容赦なく快感を与えてくる。
キスをしながら子宮まで届こうかという肉棒を咥え込み、快楽に喘ぐ絵麻は肉棒の虜となってしまった。
「安原、もう俺も」
「はひ、ん、気持ちよくなってください! ん、ちゅ、ふ、ふ、んんぅ、ん! んんん!!」
絵麻は澄司の言葉に気を良くし、激しく腰を振る。一滴残らず絞りつくそうと膣肉が蠢き、肉棒を吸いたてる。
さすがに、澄司も限界であった。
これはヤバイと思った次の瞬間には、精子が解き放たれていた。二度三度の射精の後、落ち着いた澄司は絵麻から肉棒を抜いた。
ゴムの先には大量の精液が溜まっていて、ぷっくりと膨らんでいた。
「はあ、はあ、はあ、ふうぅ……いっぱい、出たんですね」
「はあ、ああ。まいった。かなりよかった」
そう言って、澄司は絵麻の頭を撫でる。
「あ、ふぅ……ん」
絵麻は背を伸ばして澄司に顔を寄せて、キスをした。軽く舌を絡めた後に、射精後の肉棒を手に取った。
「汚いぞ」
「はい。でも、ここまでやりますから」
そう言って、絵麻はゴムを取り外し、白濁液で汚れた肉棒に舌をつける。
「ん……あふぅ、ん、れぉ……れろぉ」
絵麻は棹についた精液をゆっくりと舐め取っていく。亀頭を咥えて、玉袋を軽く握って精液を搾り出す。
「ん、んんぅ……じゅぅ、じゅぼ、じゅる、んふう……れろ」
うっとりとしながら絵麻はフェラを続ける。
「あはぁ、ん、ちゅ、れろ、じゅる……れろ、ぴちゃ……」
根元に顔を埋めて、唇で愛撫し、舌で玉袋の皺を伸ばす。
「う、もう一回、出そうだ」
「ん……んぐぅ、ちゅぶ、じゅるるるる」
絵麻は澄司に宣言されても肉棒を離さなかった。それどころかさらに喉の奥まで頬張り、根元まで咥えてしまった。
そこで、澄司は力尽きた。
「ふむ♡ ん、んふぅうぅう! ん、んく」
口の中で飛び出す精子を、絵麻は余すことなく受け止める。出てくるたびに飲み干して、舌で亀頭の根元をさすって次の射精を促す。そうして次々に精子を飲んでから、やっと肉棒を解放した。
「んく……んはぁ……苦い……はあ……んちゅ、れろ」
ぼんやりとした表情の絵麻は、すっかり快楽の虜になってしまったようだった。
絵麻はさらにフェラチオを繰り返した。澄司もさすがにそう何度も射精できるものではないが、絵麻が求めるままに相手をしようと思ったのだった。