エロバコ 作:ryou
ピンク色と言えばいいのか、肌色と言えばいいのか――――結局のところ、いつもの展開ではある。澄司は、高校時代に才能を開花させて以降、異性に不自由したことがない。他人が聞けば人として最低な自慢話だが、実際そうだった。おまけに特定の個人とではなく同時に複数の女性を相手にしている。気が多いと言われれば否定はしない。澄司は傍目にはそうは見えなくとも、女好きなのは間違いなく、性に関して人一倍突出した才能があるのは紛れもない事実だった。
澄司はそういう星の下に生まれてきたのだろう。
一度は離れていった女も時を置いて再会して、かつてと同じように――――いや、かつて以上に肉体関係を深めている。
「ん……ん……」
下半身が熱い。
ベッドの上に澄司はいる。
広げた足の間に女が一人。くぐもった声を漏らして頭を上下させている。
「くぷ……くぷ……じゅぷ……ん、じゅる……ちゅぷ……んふっ……はあ、ぁ……大きくなってきましたね、澄司さん」
口から肉棒を取り出して、成果物の調子を見るように右手で扱く。
宮森あおいは、久しぶりとなる澄司との逢瀬にいつも以上に積極的に奉仕していた。
前回、澄司と交わったときには高校時代からの親友が五人もいた。生まれて初めての六人でのプレイは大変に刺激的だったが、二人だけでじっくりと……という雰囲気は皆無だった。しっかりと思う存分味わうのなら、やはり二人きりで行為に及びたいと思うのは自然なことだろう。
「宮森、うまくなったな」
「ちゅ……本当ですか?」
「ああ、本当」
「ふふ、なら澄司さんの所為ですよ……れろぉ♡」
あおいは憎まれ口を叩きつつ、笑みを浮かべて舌を伸ばした。
熱い吐息が肉棒に吹きかけられ、桃色を割って伸びた舌が裏筋を舐め上げる。
甘く痺れる感触に澄司の肉棒が堪らず揺れる。
「ん、ふふ……気持ちよさそうですね……はむ……んちゅ……れろぉ♡」
あおいは肉棒を責め続ける。
固くそそり立つそれを横向きにして、側面に吸い付く。それから、何とも小鳥のように表皮を啄みつつ、カリ首に舌先を押し込んでぴちゃぴちゃと音を立てて舐めまわす。
「ん……んふ……くぷ、ちゅぷ、れろ……れろ……れろ……れろぉぉ♡」
長く垂らした舌を肉棒の裏側に押し付けて、裏筋を通って先端まで。まるで舐めている姿を見せつけるようにゆっくりと舐める。澄司の反応を上目遣いで確認しながら、尿道を舌先でちろちろと愛撫し、先走りが出てきたら、今度は亀頭を咥えて強く啜った。
「宮森、そろそろ挿入するぞ」
「ちゅぷ……ぁ、はい」
放っておくと射精までさせられてしまう。
それでも別に構わないのだが、なんだか負けた気分になってしまいそうだったので本番になだれ込むとした。
あおいは立ち上がって、這うようにして澄司の身体を上ってくる。
身体を起こした澄司に枝垂れかかるように体重を預けて、澄司の肩に顎を乗せる。それから、あおいは手探りで十数秒前まで自身の口の中にあった一物を握ると、その先端を割れ目に導いた。
「ふう、ん……ッ」
あおいの身体にひと際強い痺れが走る。
それは澄司も同じ。
亀頭にぎゅっとした圧迫感を覚えた直後、温かくぬめる膣内に肉棒が飲み込まれていく。
「は――――ああん♡」
澄司の耳元であおいが鳴いた。
女の身体が締まる。強く澄司を抱きしめて、肉付きのよい太ももが澄司の両足を挟み込む。
「ふう……んふうあ……あ、全部、入った……あ、はあ……んッ」
対面座位で交わる二人。
あおいの形のよい乳房が澄司の身体でつぶれて変形している。あおいは澄司の首に両手を絡ませて、しっかりと体勢を安定させて腰を振り始める。
「はッ、んふッ、ああぅ……んん……あ……ひう……んあッ、んあッ、ん……くう……はあッ」
ちゅく、ちゅく、ちゅく、と淫らな水音がする。
あおい自身が腰を上下に動かして、澄司の肉棒を扱いている。
フェラだけでしとどに濡れた蜜壺から愛液が零れて肉棒を汚している。
ぬめる媚肉が肉棒に絡みつき、きゅっとしがみ付いてくる。
あおいの膣は澄司の肉棒を離したくないとばかりの吸い付きを見せながら、あおい自身の上下運動によって無理矢理引き離され、かと思えば深々と突き込まれるのを繰り返している。
「ふう、あ、はあ……んふあ……はあ……あう……んあ……ああん♡ はあ、はあ、はあ、ふんぁ♡ はあう♡」
「宮森の腰使い、いやらしすぎるな」
「変なこと言わないでください。それに、もしもそうなら、全部あなたの所為ですからねッ。ん、ふあッ」
顔を真っ赤にしたあおい。その動きが止まったところを澄司は逃がさず腰を軽く突き上げる。
あおいは急に突きあがってきた肉棒に膣奥を突かれて言葉を失った。
「はひゃッ!? あ、んんッ!?」
「宮森の膣内、めっちゃ絡んでくるな。そんなにセックスしたかった?」
「何、言ってるんですか。そんなこと……んふあッ……あッ、んあッ」
澄司の言葉をあおいは否定する。言葉の上では。身体はというと素直な反応を示した。言葉責めを受けて興奮しているようで、媚肉の締まりがよくなった。
「くひぃッ!?」
あおいは澄司の抱き着きながら喉を反らした。
下腹部から脳まで駆け上がる快楽は電流のようで、言語機能を焼いてしまったかのような衝撃を味わった。
「はッ、あ、やめッ、んあッ、それッ、そこッ……ひあぁッ!」
媚肉の襞という襞を肉棒が抉る。
あおいの膣は澄司の肉棒によって開発され尽くしている。長らく使い込まれた膣は、しかし、新品も同様の締まり具合で澄司の肉棒を扱いている。潤沢に愛液を吐き出して、ぷりぷりとした感触の肉が肉棒をまんべんなく包み込む。
「宮森はセックス、好きだもんな。チンポ入れて掻き回されるの堪らないだろ?」
「はあ、はあ、はあ、そんな、こと……ぉ、おおッ♡」
「好きじゃないなら、止めてもいいぞ?」
「へ、あ……」
「セックス好きな人としたいし、嫌いな人とするのはなあ……宮森はどうなんだ?」
繋がったまま問いかける。
あおいは肉棒の存在感を下腹部に感じたままで、悔しげに顔をゆがめる。
「ずるい、です。そうやって、恥ずかしいこと言わせようとするなんて」
「きちんと聞いたことがなかったからね」
「普通、そんなこと言わないと思います」
「俺たち、普通じゃないからな」
「……もう、本当にずるい」
会話をしている間、自然と律動が止まっている。
男女の交わりの最中、強い快感に溺れていた矢先だ。
(うぅ……あそこが切ない。今すぐ、滅茶苦茶にされたい……)
動いていない今のほうが、肉棒の存在をしっかりと感じられてしまう。じれったいと思えば思うほど、身体は欲望を加速させる。
「で、どうなの?」
とどめとばかりに澄司が問いかける。
「ああ、もうッ……嫌いなわけ、ないじゃないですかッ」
と、声を荒げる。
「セックス、好きです。澄司さんのおちんちんで滅茶苦茶にされたいんです!」
やけくそ気味にあおいは答えた。
あおいの答えに澄司は満足したようで、あおいを押し倒した。
体勢が逆転する。
あおいの片足を持ち上げて、澄司は強引に肉棒を膣口にねじ込む。
「んにゃあああああああああああ♡」
横倒しになったあおいは、いつもとは違う角度で押し入ってくる肉棒の感触に目を見開いて絶叫する。
肉棒を深々と打ち込んで、膣奥に亀頭を到達させる。
そして、しっかりと結合を確認し、小刻みに膣奥を刺激する。
「ふぐぁ……あ、あ……んあ……あひ……んお、お、んああ♡」
効果は覿面だった。
あおいはあっという間に表情を蕩かして、澄司の暴挙を受け入れる。のみならず、媚びるような嬌声を上げて、積極的に膣肉を引き締めてくる。
「ふお……んお……んあ……あう、んあ……お、奥、奥、ぐりぐりするの、い、イイ……んお、んあ……あふ、んああぁ……ッ」
澄司の肉棒はあおいの膣肉を押し広げて膣奥への道を確保し、そこから抜けることなく、容赦なく奥ばかりと集中攻撃した。
すでに開発されて久しいポルチオを的確に貫く。
「ひはッ♡ あ、あ、あ~~~~~~♡」
あおいは髪を掻き毟るように痙攣し、舌を出して涎を零す。
仕事も二年目に入り、後輩ができたというがこの姿を後輩には見せられないだろう。
「おち、おちんちん、気持ちイイ、です♡ あ、澄司さんのぉ、んふぉ、あ、あふあッ、あ、んああッ」
膣奥を責めに責めた後、不意に腰を引く。
ずるり、と膣から半分だけ肉棒を抜いて、角度をつけて再び奥に挿入する。
「ひぃん♡」
情けない声であおいが喘ぐ。
「ダメ、ほんとにダメ……ああ、気持ちイイとこ、全部、知られて……はひ♡ こんな、バカになっちゃ……んおおおおッ♡」
あおいの口から野太い嬌声が漏れ出る。
肉棒に押し出されるような声だった。
奥深くを掘り抉られて、空気が押し出されたかのようだった。
噴き出す汗でさらさらだった髪が頬に張り付いて煽情的な表情を作り出す。
澄司はぐい、と身体を前のめりにする。肉棒に負荷がかかり、あおいの膣を押しつぶすように抉り込む。
「んぐぉおおおッ、んお、おひッ、あ、あぐッ……んああ♡ あひッ、ふ、深いいぃ♡」
案の定、あおいは悦楽の声を上げる。
膣圧が強くなり、何度も震えるのを感じる。
あおいはこの時点で都合五回は絶頂を迎えている。
ベッドのシーツには結合部から掻き出された愛液が大きな染みを作っていた。
「ん、俺もそろそろ」
カリが襞に引っかかると肉棒を通じて腰が蕩けそうになる。
射精を堪えて何度も付きまくりあおいを絶頂させ続けたが、さすがに我慢の限界ではあった。
「宮森」
「はいッ、来て、くださいッ!」
澄司は抽挿をペースアップする。
あおいに快楽を与えるためでなく、自分が射精するための動きだ。ずんずんずんずんと肉棒を捩じり込み、射精感を高める部位を擦るようにあおいに媚肉を利用する。
「うあ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あああッ!」
「ん、ぐうッ」
「ぃあッ、あ、んひああああああああああああああああああッ!!」
どびゅるるるッ、と盛大に白濁液が溢れ出す。
精液の灼熱を膣内に感じてあおいもまた絶頂する。
肉棒と膣口の結合部から精液と愛液が混ざった液体が収まりきらずにこぼれ出る。
仰向けになったあおいは、はあ、はあ、と呼吸を整える。何度も絶頂したので体力が尽きかけている。
「う、あ、まだ固い。射精したのに……」
膣内に感じる澄司の肉棒はまだ勃起したままだ。射精した直後だというのに、依然として鋼鉄のような固さを維持している。
「宮森……」
「あ、ん……んふぅ♡」
覆いかぶさってくる澄司をあおいは抱きしめる。唇を交わし、舌を絡ませる。
「ん、んん……はう、はあ……はあ……あ……ん、んあ♡」
澄司の腰が小刻みに動き始める。
びりり、とした電流が再びあおいに快感を叩き込んでくる。
ゆさゆさと澄司の腰が前後する。
あおいは本能的に両足を澄司の腰に絡みつかせた。
この力強いオスを逃がしてなるものかとあおいのメスが希求している。
「はむ、ん、んん、んふう……れろ、れろぉ、ちゅぷ、ん、もっと、もっとぉ♡」
もはや、あおいは自分が何を言っているのかも理解していなかった。
快感に流されて理性も溶け落ちている。
口内を舐めまわす舌の感触と流し込まれる涎の味わいを堪能しながら、膣奥に打ち込まれる肉棒の感触に酔いしれていく。