エロバコ 作:ryou
仕事を終えて自宅マンションに帰宅した澄司を待っていたのはあおいだった。
「さっき来たところなんです。勝手に上がっちゃいました」
と、あおいは言う。
なんだかんだで長い付合いになる彼女には、合鍵を渡していた。気が向いたときに家に来ては、他愛のない話をして帰って行く。付き合っているわけではないが、単なるセックスフレンドというわけでもない。友人以上恋人未満。仕事の優先順位が高く、特別な相手を作るつもりもないが、身体が求めるときに関係を持つといった具合だ。
「仕事は終わったのか?」
「はい、どうにか」
「大変そうだな」
「いつものことですよ」
澄司も仕事柄、あおいの業界と無関係ではない。その過酷さは、度々ニュースにもなるくらいだ。あおいが努める会社は、比較的安定しているようだが、業界そのものは難しい課題をいくつも抱えている。夢を追いかけてアニメの業界に飛び込んだあおいも、現実の厳しさに直面し、それを何度も乗り越えてきた。そうした芯の強さが、あおいの長所であり魅力でもあった。
「明日は、仕事あるのか?」
「午後からですね。午前中はお休みをもらいました。最近、長々出勤しすぎてたので」
「それなら一日休んでもいいんじゃないか」
「仕事が溜まっちゃいますよ」
あおいは、座布団に座ってグラスを傾ける。中身は麦茶だ。明日の仕事もあるので、酒を控えている。学生時代から知っているあおいは、最近、成熟した大人の女になりつつある。夢や理想だけでない、現実への疲れや倦怠の綯い交ぜになった顔は、学生時代には決して見せなかった一面だ。それでもあおいはアニメが好きで、作品を生み出すことに全霊を注ぎ込んでいる。好きを仕事にして、貫いているのだから大した物だと思う。
あおいと他愛のない話をする。仕事の愚痴や、友人の近況、ムサニが担当したアニメの裏話などだ。世が深まって話題が尽きかけてきた頃、席を立っていたあおいが澄司の隣に腰掛けた。健康的な肌を桜色に染めていて、仄かにシャンプーの香りがする。
「澄司さん、今日も甘えていいですか?」
「ああ、もちろん」
あおいの身体を抱き寄せて、澄司は唇を重ねる。あおいの柔らかい唇を吸い、その隙間に舌でノックすると、あおいはそうするのが当然であるかのように自らの舌を差し出す。舌先同士が触れあって、感触を確かめるように軽く舐め合う。それから、お互いに舌を絡め合った。
「はむ、んむ、ちゅ……れろ……れろ……れろん……んちゅ、ちゅ……ん、ふう……んむ……ちゅ……れろ……れろ、れろ」
あおいは積極的に舌を伸ばしてくる。澄司の舌に絡みつかせて涎を行き来させ、また、進んで深々とキスをしてくる。
「んふ……ふう……ちゅ……ちゅ……ちゅ……んぁ、ぁ、れろ……ちゅ……んぁ……ふう……ぁ」
あおいとキスをしながら澄司はあおいの胸に手を伸ばした。愛らしいパジャマのボタンを外して、服を脱がせていく。
「ん……あッ、澄司、さんッ……ん、はう♡」
きゅ、とあおいの身体がこわばる。澄司があおいのショーツの中に手を入れて、クリトリスを弄ったからだ。
暖かいあおいの体温がより一層高い場所だ。おまけにショーツの中は蒸れていて、確認していないが染みができているに違いなかった。あおいの膣口はしっとりと濡れていて、キスをしながら感じていたことは明白だった。
「ますます感じやすくなってるな」
「澄司さんが、いっぱいするからですよ、ふう、あん♡」
小生意気なことを言うあおいだったが、軽くクリトリスを愛撫するだけで腰砕けになる。ヘロヘロと力を抜いてしまうあおいは、なすがままに喘ぐばかりになっている。
「ん、ん、ん……ふはッ、んあッ、あんッ♡ く、う……ああッ、んッ、ふう、ふう、んッ♡」
色のある声があおいの口から漏れる。
可愛らしい後輩に甘い声を出せていると思うとそれだけで滾るものがある。
あおいの膣内を虐めていると、あおいの手が澄司の股間に伸びる。
「わたしだけ、されるのは不公平です。澄司さんも、おっきくしてるじゃないですか」
「じゃあ、宮森もしてくれる?」
「はい、いいですよ」
あおいが頷いたので、澄司も服を脱いで裸になった。あおいが指摘したとおり、澄司の肉棒もはち切れんばかりに肥大化していた。それをあおいの眼前に突きつける。あおいは、臆することなく陰茎を手で掴み、顔を近づける。
「ん……はあ……男の人の臭いがしますね。さっき、お風呂入りましたよね?」
「そりゃ、勃てばするだろ。嫌なら無理しなくていいんだぞ」
「……別に嫌ってわけじゃないです」
あおいは少しむっとしながら、肉棒を握る右手を前後に動かす。滑らかなに手の平で棹を扱きつつ、亀頭の先端に唇を押しつける。
「ちゅ」
軽く鈴口を吸ってから、あおいは陰茎の側面から舐め始めた。
「ん……れろ……れろ……れろ……ちゅ……ちゅ……れろ……れろ……れろ……」
あおいの舌が音を立てて肉棒を撫でる。暖かい吐息とざらつく舌にくすぐられて、敏感な肉棒がピクピクと反応してしまう。
「ん……ふう……どうですか、澄司さん……ちゅ……れろれろ……気持ちイイですか?」
「ああ、なんか上手くなったな」
「澄司さんが仕込んだ所為ですね。ちゅ……れろぉ♡」
あおいは亀頭を握って扱きながら、ペニスの裏側を根元からねっとりと舐め上げる。緩やかな刺激が肉棒に快感を蓄積していく。
睾丸の皺を伸ばすように舌で舐り、小刻みに舌先を動かしてカリ首や裏筋を愛撫してくる。たっぷり肉棒を涎で濡らしたら、あおいは亀頭を口に含んで吸い出した。吸いながら唇で扱いてくる。ちゅぶちゅぶと水音を出しながら、フェラチオを激しくする。
あまりの気持ちよさに、思わず射精してしまいそうだった。
「宮森、ストップ」
「ん? どう、しましたか?」
「ベッドに移ろう」
ベッドの上で澄司とあおいは寝そべった。頭は互いに逆方向を向いて、相手の性器が目の前にあるようにしている。澄司はあおいの膣を舐め、あおいは澄司の肉棒を舐めた。横向きのシックスナインだ。あおいは自分の膣口を広げるように片足を立てていて、そこに澄司が顔を埋めている。
「は……ん……ん、ふう……はあ、あんッ、あッ、んんッ♡」
甘い声が聞こえる。クリトリスを舐める、膣口を吸う。指も使ってあおいを責めるとあおいはしっとりとした柔肌を震わせて膣肉を蠢かせる。
「宮森、口がお留守だぞ」
「わ、分かってます、あむ……んッ、んッ、んッ」
肉棒を口に含みながら、あおいは頭を揺らす。
「じゅぶ……じゅぶ……じゅぶ……ん、ん、んんッ、んむ……じゅる……じゅる……んあッ、あッ、はあッ、んん♡ んッ、んぁう♡ じゅぶ♡」
あおいは必死に肉棒に吸い付く。
歯を立てないように気をつけながら、ぬめる口内粘膜で肉棒を包み、強く先走り液を吸い出す。
負けてなるものかと澄司もあおいにクンニする。媚肉を広げて舌を伸ばし、快感を与えていく。クリトリスもしっかりと弄るし、指を挿入してGスポットも責める。あおいの膣肉が悦び、蠢き、指に絡んでくる。ここに肉棒を挿入したらさぞ気持ちイイことだろう。澄司はあおいの膣内に思い切り精を注ぎ込みたい衝動に駆られた。
「宮森、そろそろするか」
「ん……ちゅぱ……れろれろ……はい、澄司さん♡」
肉棒を口から出して、あおいは起き上がった。そして、仰向けになった澄司の上に跨がる。
「ふふ……澄司さんは、動かなくていいですからね」
あおいはそう言って笑う。
顔にかかる髪を掻き上げて、口奉仕でガチガチに固まった肉棒の先端を自分の秘所に押し当てる。
「はあ、はあ、んッ、あッ、んんん♡」
ずぶり、とあおいの膣内に肉棒が押し込まれていく。快感で腰が跳ね上がりそうになりながら、あおいは腰を下ろす。やがて、肉棒はすべてあおいの膣内に飲み込まれた。根元まで咥え込みながら、挿入を確かめるようにあおいは腰を前後にグラインドする。
「ふッ、んあッ、んッ……はあ、はあ、ふふ、澄司さんの全部、しっかり入りました。今、動きますからね」
あおいはそう言うや、腰をゆるゆると動かし始める。
前のめりになり、腰を上下運動する。
蜜で溢れる膣内は、簡単に澄司の肉棒を受け入れている。
「はあ、はあ、はあ、ん……あッ、んッ、んッ、んんッ、ふう、はあッ、あッ、んんんッ」
あおいが気持ちよさそうに顔を歪める。
にちゅにちゅ、と水音がしてあおいの蜜壺の中で肉棒がこね回される。
「は――――うッ、んッ、あん♡ あ、すご、大きい、んッ、澄司さんの、やっぱり、すごい♡ ん、ふう、気持ちイイ♡」
あおいはうっとりとしながらセックスを堪能している。
澄司の肉棒で膣奥を突くたびに子宮が下がってくるのを感じる。
目の前で感じているあおいの表情も上下運動に従って揺れる形のよい乳房も、雄の本能を刺激してあまりある。あおいの膣肉が肉棒を扱き、先走り液と愛液が混ざり合ってあおいの蜜壺で混合液となって泡立っている。ぐちゅぐちゅ、と卑猥な音が結合部から絶えず聞こえてきて、そのたびに肉棒は快感で溶けてしまいそうになった。
「宮森、気持ちイイ」
「本当ですか? ふふ、んあッ、ん、わたしも、気持ちイイです♡ はう、ん、あ、もっと、固く、ん、ああ♡」
快感であおいの表情が蕩ける。ふやけた笑みを浮かべながらあおいは腰を振る。肉棒の角度を変えて、膣壁を擦ってみるとあおいは大きく身体をのけぞらせた。
「ふ、ひゃあッ、あ、澄司さん、突き上げちゃ、ん、あん♡」
澄司からの予期せぬ攻撃にあおいは悲鳴を上げる。
重心を後ろに下げたので、結合部がよく見えるようになった。
ギチギチに肉棒を咥え込むあおいの肉鮑。そこから肉棒が出たり入ったりして、その動きに合わせてあおいは蕩けた声で喘いでいる。
「ふう、ふう……んふう♡ ひはッ、んふッ、ああん♡」
「声、すごい出てるぞ」
「だって、こんな、我慢できないじゃないですか。ふう、んんッ、んんッ、ああん♡ これ、すごい、ふうぁ♡ イイとこ、当たってます、あん♡」
あおいの腰が跳ねる。くねくねと変則的な動きをして、あおいは澄司の肉棒を貪る。媚肉が精を絞るように絡みついてきて、その状態で引っ張られたり捻られたりする。あおいの腰の動きは、さながら搾油機のようで、肉棒への圧力をかけながらしっかりと快感を届けてくる。
「はあ、はあ、はあ、んああ♡ 腰、勝手に動いちゃう♡ ん、はう、ああッ♡」
あおいは気持ちよさそうに快楽を貪っている。澄司もあおいの動きに合わせて腰を突き上げる。あおいは息を荒げて喉を反らせる。
「ひぐッ、あ、んあッ、ああ、ああ、ん、くう……あ、昇って、来る、ん、あ……あ……んん♡」
「いいぞ、宮森。俺も、そろそろ射精しそうだ」
「ん、あん、それなら、一緒に、一緒にイキましょう♡ ん、はう、ん、ん、んんッ、あん♡ ん、あ、イク、イキます、から♡」
あおいは腰の動きを早める。
前に倒れて澄司にしがみつきながら、腰を密着させて捻りを加える。ギシギシとベッドを軋ませて、あおいはラストスパートをかける。
澄司もまたあおいと同様に絶頂の寸前だ。射精欲が高まり、あおいの膣内へ放出間際になる。
「うぁ……ん、ん、ああ、イク、イク、あ、あ、あ、あ、あ、ふう、あああ――――♡」
あおいが耳元で絶頂する。ぎゅっと澄司の身体にしがみついて痙攣する。膣肉もオーガズム特有の震え方で肉棒を締め付ける。
それが最後の一押しになり、澄司の肉棒も精を解き放った。
「う、ぐ……射精する」
真っ白な粘液があおいの膣内に注ぎ込まれる。
「あ――――んん♡ あ、熱ッ、あ、んぉああああ♡」
膣内に注がれる精液の熱を感じて、あおいは二度目の絶頂を迎えた。
「と、澄司さんの精液が、わたしの膣内にいっぱい……ふ、あッ、んんん♡」
舌を突き出して、あおいはだらしないイキ顔を浮かべる。雄の精が注がれた膣はすっかり悦んでしまっていて、一滴残さず子宮に送り届けようと躍起になっている。
「あ、あああ……気持ちイイ……イク、また、あ、ん、ぁぁ……」
あおいは膣に肉棒を挿入したまま、オーガズムの余韻に浸る。
快感で頭が熱を帯び、狂ってしまいそうになっていた。
「澄司さん……気持ちよかった、です……ん、ちゅ……ふうむ♡」
あおいはうっとりとした表情を浮かべて澄司にキスをする。
甘えるような口付け。舌を絡めながら、腰をゆるゆると動かす。
「ちゅ……れる……んぁ……はあ……ぁ、あの、澄司さん……わたし……」
「明日仕事じゃないのか?」
「午後ですから、れろ……」
あおいは澄司の唇を舐める。男を誘う女の香りがする。射精したばかりの澄司の肉棒に血が巡る。
「ふッ、ああッ、また、大きくなって、んん♡」
膣の中で肉棒が膨らんだのをあおいは感じた。このままぐりぐりと膣奥まで肉棒が伸びてきて、ポルチオに届く。そのときの熱く深い快感は何にも代えがたい。
「宮森が満足するまで付き合ってやるよ」
「ん、ふあッ、あ、澄司さん♡」
あおいを下から突き上げる。
「あ、あ、突いてください、んあ、あ、あッ、ん、はうッ、あ、もっと、イキたいです♡ もっと♡」
あおいは激しく腰を振り、貪るようにキスを求める。普段の真面目に仕事をこなす制作進行の姿はそこにはない。愛欲に溺れてセックスを堪能する一匹の雌となったあおいは、欲望の赴くままに澄司と交わり続けたのだった。