※この作品はR-18です。

エロバコ   作:ryou

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二十六話

 大晦日。

 一年の総括とも言うべき一日である。

 クリスマスから大晦日は、イベントが目白押しで世間が浮き立つ。テレビのCMも一ヶ月前から続いていてクリスマス一色の宣伝から、瞬く間に正月関連に切り替わり、世の中は一年の終わりと始まりに向けて、忙しく動いている。

 澄司は幸いにして、年末年始にばたばたするような仕事ではない。

 担当する作家も実家に帰省しているし、急ぎでこなさなければならない仕事もない。

 とはいえ、新年の挨拶に実家に戻るというのもタイミングを逸してしまった。澄司の親は今が忙しい職種についている。子どもの頃まで遡っても、大晦日から新年三が日は祖父母の家で過ごした記憶はあっても親がそこにいた記憶はないのだった。

 吐く息が白い。

 コンビニからの帰り道だ。

 手には酒の缶を詰め込んだビニール袋をぶら下げている。

 東京の冬は、実家の冬に比べたら温かいほうだ。雪はあまり降らないし、生活する分にはずいぶんと楽である。田舎に移住とか最近よく聞くが、田舎の雪のこととか人間関係とかを考えたら、とても戻りたいとは思わない。コンクリートジャングル万歳、地球温暖化万歳だ。雪などというのは、ないに越したことはない、と雪がなくても困らない澄司は身勝手に思う。

「はあ、今日は冷えてんな」

 空は曇天。

 残すところ、今年は後七時間弱といったところか。

 寒気が入り込んでいるとかで、今日は全国的に真冬日なのだとか。

 引っ越ししてそれなりの時間が経ち、この辺りでの生活にも慣れてきた。

 マンションのエレベータを上がっていく。

 自宅のドアを開ける。

 温かい屋内の空気にほっとする。

「ただいまー」

「おそーい、どこほっつき歩いてたの?」

「コンビニ行ってたんだよ。誰のせいだよ」

 げんなりして言い返す。

 澄司の自宅に我が物顔で居座る女。宮森かおり。モトカノである。

「すみません、澄司さん。外、寒かったですか?」

 と、かおりと正反対に澄司を気遣うのが妹のあおいだ。今日は姉妹で澄司の家に遊びに来ているのであった。

 もともとかおりが東京旅行の帰りにあおいと合流して実家に帰省する手はずになっていたのに、転向の急な悪化で新幹線が運転を見合わせたのが原因だった。

「かおり、宮森を見習え」

「わたしも宮森ですが?」

「へりくつ言うな」

 ビニール袋から取り出したビールの缶をクッションに座るかおりの頭に押しつける。

「あん、ひどい。せっかく、遊びに来てあげたのに」

「……そもそも呼んでないんだが?」

「もー、この寒空の下に女子を放り出すつもり? まさか、そんな酷いことしないよね?」

「妹の家に行けばいいじゃんか」

「あおいもここにいるじゃない」

 プシュ、と軽快な音がする。

 ビールの缶をかおりが開けたのだ。

「あー、おいし」

「モトカノとはいえ、こんなんになって俺は悲しい」

「何言ってんのよヤリチン誑しにとやかく言われる筋合いないっての」

 かおりは、頬杖をついてチャンネルを回す。

 引っ越し後、かおりが来たのは今日が初めてだがすっかり馴染んでいる。

「ねいちゃんがご迷惑をかけます」

「慣れてる」

「そうですか。そうですね」

 あおいが苦笑する。

「納得しないで、あおい」

 憤慨したとばかりにかおりが口を挟む。

 テレビでは大晦日恒例のバラエティ番組がついている。

「あ、これでいい? 紅白にする?」

 と、かおりが聞いてくる。

「これでいい。紅白はちゃんと見たことないんだよな」

「わたしもこれで」

 澄司とあおいが同意したので、チャンネルはそのままになる。

 だらだらとコンビニから買ってきた酒を嗜みながら、あおいが持ってきたドーナツを食べる。年越し蕎麦を見越して早めに夕食を取ったので、小腹が空いてきたのだ。

「澄司君、澄司君」

「ん?」

 呼ばれて振り返ると、かおりがホッキーを咥えていた。

 クッキーの部分を咥えていて、チョコでコーティングされている部分を澄司に向けている。

「んー、チョコのほうあげる」

 器用にホッキーを上下させて澄司の口元をつついてくる。

「ちょっと、ねいちゃん、はしたない」

 と、あおいが抗議の声を上げるのを澄司は聞き流す。

 だらだらと駄弁る関係になってしまったが、かおりは澄司にとって人生のターニングポイントになった女だ。別れたのも進路の関係が大きく、嫌いあってのものではない。こうも挑発されれば、応じるのは当たり前の反応である。

 チョコレートの甘みを感じるまもなく、お互いに食べ進める。

 途中でホッキーが折れたが、関係なかった。

 ごく自然にキスをして、そのまま舌を貪る。

「ん……は……ぅ……んちゅ……んん」

 チョコレートの甘みが残っている。かおりの口の中を舌で舐める。かおりも澄司の舌に自分の舌を絡ませて、唾液を交換する。

 ちゅぱちゅぱと何度も唇と舌を吸い、舐める。

「ん……ぁ……んはぁ♡ はあー、キス、久しぶり。甘い」

 はにかみながら、かおりは澄司に密着してくる。

 花のような香りがして、澄司の頭をくらくらさせる。

「ね、ねいちゃん、ちょっと、妹がいるんですけど?」

「いいじゃない。昔もこんなんだったでしょ」

「……そうだけど」

 あおいは反論できない。

 高校時代を思い出すと、確かにそうだった。

 それに普段の生活を見返してみても、かおりの指摘を覆すことはできない。

「澄司君、ベッドいこ?」

「今日はしょっぱなから乗り気だな」

「キスしてたら、我慢できなくなっちゃった」

 澄司の家に来た時点で、何もしないで帰るつもりはまったくなかったのだろう。

「ねいちゃん、ちょっと!」

「あおいも来なよ」

「えー」

「澄司君もどうせならハーレムしたいでしょ?」

 と、かおりが話を振ってくる。

「もちろん」

 澄司は悩むことなく答えた。

「澄司さん、もー」

 あおいは呆れながらも姉の誘惑に抗えない。

 すっかり、セックスへの忌避感はなくなり、澄司と身体を重ねることに抵抗感がない。複数人での爛れたプレイも経験済みで、姉を交えた3Pなど序の口というのがここしばらくの澄司とあおいの関係だった。

 当たり前のようにセックスの準備を始める澄司とかおり。雑に服を脱ぎ、ベッドの上や床に脱ぎ散らかす。

「下着黒とか、狙ってんの?」

「そりゃ、男の部屋に来るんだし。まあ、脱いじゃうけどね」

 かおりは、澄司の反応をにやつきながら見つつ、黒いレースのブラジャーを外す。

「脱ぐのかぁ」

「今日のは汚したくないヤツだから。買ったばっかだしね」

 話をしている間に、かおりは裸になった。

 そして、澄司の身体の上を跨いでベッドの窓際に横たわった。

「あおい、何してんの? 来ないの?」

「ねいちゃんがあっさりしすぎてて入りにくいんだって」

 あおいもかおりを追って服を脱いだ。

 ピンク色の下着を脱いで、すっかり見慣れた均整の取れた裸体を曝し、ベッドの上に登ってくる。

 かおりが澄司の胸に頬を乗せ、胸板を手で撫でてくる。指先で乳首を弄られると、弱い快感が身体をその気にさせてくる。

「あ、テレビどうする?」

 かおりが思い出したとばかりに唐突に聞いてくる。年末恒例のバラエティ番組が付けっぱなしになっている。

「今、いいとこ」

 あおいが答える。

「じゃあ、そのままでいい」

 このセックスに雰囲気を求める気はなかった。

 かおりも澄司とのセックスを特別視する気はなく、場違いなお笑い番組が流しっぱなしになっていても、気にしないようだった。

「澄司君、こっち向いて」

「ん……」

「んちゅ……ん……ん……」

 かおりが唇を押しつけてくる。

 柔らかいかおりの唇の間から、熱い舌が伸びる。澄司の唇の間を探り、口内に滑り込んでくる。

 澄司はかおりの舌に自分の舌を絡みつかせた。

 舌の表と裏を交互に丹念になぞる。

「ん、ちゅぱ……ちゅぱ……ちゅぱ……れろ……ん、ん、んあ……はあ、はあ、はあ……」

 唇を離してからも名残惜しそうに舌を絡め合う。

 かおりの瞳は熱っぽく潤み、吐息も熱い。

「澄司さん、こっちも」

 二人のディープキスに当てられたあおいも、負けじと澄司にキスを強請る。

 姉が吸い付いていた唇にあおいは口づけ、舌を押し込む。

 ちろちろと口の中で挑発的に舌先を弾くあおいの舌を澄司は吸った。

「んッ! んッ! ちゅ……ん……んはッ、ん、んむ……んちゅ……れる……」

 あおいはそのまま舌を動かして澄司とのディープキスを継続した。しっかりと唇を合わせて空気の逃げ道すら塞ぐ。息苦しくなって口を離しても、すぐに塞いだ。

「わぉ……あおい、激しい」

「ちゅ……ん……ねいちゃんに言われたく、ない……れろれろ……ちゅぱ」

 すっかりキスに嵌まった様子のあおいの傍らで、かおりは澄司の股間に手を伸ばす。

 二人の美女とのキスで興奮している証に澄司の肉棒はずいぶんと固くなっていた。かおりは肉棒を掴み、ゆるゆると扱く。

 さらにかおりは澄司の乳首にキスをして、ペロペロと舐める。

「ちゅ……れろ……れろ……ん……」

 胸を舐めるかおりの頭を澄司は撫でた。何となく昔を思い出すと、こういうこともしていたなという懐かしい感覚がした。

 一方で、あおいのほうはさらに深いキスをする。

 あおいの後頭部を押さえて逃げられないようにして、澄司のほうから今度はあおいの口内を舐め回す。舌の付け根や歯茎、上顎、頬の内側と舌の届く範囲はすべて愛撫する。

「んふッ、んふぅ♡ ちゅぷ……あ、ん……あふ……れろ♡ はぁ、んちゅ……れろ……れろ……ん、んんぅ♡」

 あおいは鼻息も荒く、澄司の口付けに対抗する。

 かおりの手淫にあおいの手も加わる。

 二人の手が肉棒を擦ってくる。かおりが亀頭を包み、あおいが棹を扱く。姉妹の手の平で、澄司の肉棒は瞬く間に硬直化して、ガチガチになってしまった。

「あはは、もう固くなった」

 かおりは面白そうにして肉棒を弄る。

 澄司は口をあおいに塞がれているので文句を言えないし、かおりの様子を見ることもできない。

 澄司があおいの舌を貪っている間にかおりは身体の位置を変えていた。身体を起こして、肉棒を手で擦り、それから髪を掻き上げて澄司の股間に顔を埋める。

 澄司は肉棒が熱くぬめる何かに包まれる感覚を味わった。

 それが、かおりに口なのだとすぐに分かった。

「ん……んぅ……んん……」

 かおりは肉棒を咥えると、そのまま飲み込むように根元まで頬張った。

「んあう……んむ……ん……ん……じゅるる」

 口を大きく開けて、肉棒を咥える。

 口の中だけでなく、喉まで届きそうな肉棒だ。これを根元まで咥えて奉仕するのは大変だが、かおりはそれを苦もなくやってのける。 

「んじゅぷ……んちゅ……れる……ん……んん……んふ……んあう♡」

 口の中で咥え直し、肉棒の位置を調整してから強く啜る。

 涎が溢れてきて、その都度嚥下しつつ、フェラチオをする。

(澄司君のおちんちん、久しぶり♪)

 かおりは澄司の肉棒を咥えることにも慣れている。昔、散々しゃぶってきた一物だ。数ヶ月間程度のブランクなど、どうということはない。 

「ん……ん……ん……じゅるる……ちゅぷ……ん――――んふあ……はあぁ♡ 固い……れろれろ……ちゅ」

 かおりはカリ首を舌先で舐り、裏筋にキスをして、鈴口を舐める。

「はあ、はあ、ん……ちゅ……れろ……れろ……あは、カウパー出てきた。ちゅ……れろぉ……これも、久しぶり……ん……れろ、れろ」

「ちゅ……ん……はあ……かおり、いきなりがっつきすぎ」

「だって、澄司君こんなにしてるんだもん……れろれろ……舐めたくもなるよ」

 悪びれずフェラチオを続けるかおりは、肉棒の先端を舌先で愛撫しながら澄司を見上げる。

「澄司君、あれして。髪、掴むヤツ」

「マニアック」

「誰のせいよ……んあ♡」

 かおりの希望のとおり、澄司はかおりの髪を掴む。

 柔らかくさらさらとした手触りのいいセミロングの髪を雑に鷲掴みにし、肉棒をかおりの口内に突き立てる。

「んッ! んんんんんッ!」

 かおりは自分で咥えるよりもさらに深く肉棒を押し込まれた。

 喉奥に達する肉棒に軽くえずく。

 涎が溢れて口から零れる。

 ぐじゅぐじゅと口内を蹂躙する肉棒にかおりは相好を崩した。

「んじゅる……じゅる……じゅる……じゅる……ん……ん……んふ♡ んぐ♡ ん……あふ……じゅるる……じゅるる……んじゅるる♡」

 かおりは熱心に肉棒を啜りながら、苦しげに呻く。

 髪を掴まれ、イラマチオをされる。当然、苦痛もあるのだがかおりは悦んでそれを受け入れる。

「かおり、イクぞ」

「ん」

 ぐい、と腰を突き上げ、かおりの頭を固定する。

 喉奥に突き立てる肉棒は、かおりを支配しているという高揚感から強い射精欲求に苛まれている。

 精液が大量生産されて、かおりの口の中に放出される。

「んぐッ! ん――――んんッ、ぐ、んぉ……ん、んッ!」

「そのまま飲め」

「んッ……んッ、じゅる……んく……んぐ……んふ……んんぅ♡」

 かおりは流し込まれる精液を喉を鳴らして飲む。

 さらに、尿道に残った精液も頬を窄めてしっかりと吸い出した。

「ん……ん、ふはぁ♡ はあ……はあ……はあぁ……澄司君、濃いってぇ」

「自分が頼んできたことだろ」

「そうだけど」

 かおりは髪を指で梳いて整える。

 澄司にイラマチオをされて、かおりの心臓はバクバクと音を立てていた。息苦しさに頭がぼうっとして、そこに精液の味を叩き込まれて参ってしまう。

「あおいー」

「え、あ、何?」

「いる?」

 肉棒を握ったかおりがあおいに尋ねる。

「ええと、その、お先に」

 あおいは遠慮気味に姉に言った。

「あ、そう。まあ、あおいは普段から澄司君としてるしね」

「そういうことじゃないんだけど。あと、別にわたしはそんなにしてないし……」

 あおいの言葉は最後に尻すぼみになる。

 今の自分の姿を見れば、その発言が空しいだけだと分かる。

「嘘つき。すごく自然に服脱いだじゃない。毎日とは言わないけど、ちょくちょくしてるんでしょ?」

 断定的にかおりが言う。

 澄司もあおいも仕事があるし一緒に住んでいるわけではないので、そう頻繁にセックスしているわけではないが、確かに気分と日程が合えば、高確率で会う。そして、顔を合わせた日は間違いなくセックスをしていた。

「まあ、いいや。お先に……ん♪」

 あおいが澄司と関係を持っていても、かおりはそれを理由に怒りはしない。何年も前にあおいを引きずり込んだのはかおりなのだから。

 かおりは澄司に跨がって、腰を落とす。

 膣をこじ開けて、肉棒が飲み込まれる。

「あう……あん♡ はあー、ん、これ……この感じぃ♡」

 潤んだ膣が肉棒に悦ぶ。 

 ビク、ビクとかおりの膣内が痙攣しているのが肉棒を通じて伝わってくる。

「かおり、動いて」

「うん……んッ」

 かおりは腰を上げた時の刺激だけで震えている。

 それでも、ゆっくりと腰を上下運動させる。

 吸い付いてくる膣肉に肉棒を舐られている。かおりは大人しめの腰使いで弱い刺激を味わいながら、肉棒のポジションを調整する。

「ん……はぁ……はぁ……んん……んん……う……あ……ふう……んふぅ♡ あ、あ、あ、ん、んんふぅぅ♡」

 じゅく、じゅく、じゅく、水音がする。

 膣から零れる潤滑液で結合部がとろとろに濡れる。

 前傾姿勢になったかおりは腰をくねらせて、切ない声を漏らした。

「かおり、今日は大人しいな」

「ん……バカ、久しぶりなんだから、ん……仕方ないでしょ? ふう……ん……あ……澄司君の、いきなり感じ過ぎるから……ん……んん!」

 何ヶ月ぶりかのセックス。

 澄司の肉棒をかおりの身体はしっかりと記憶していた。挿入と同時に全身が深い快感と多幸感に包まれるのが分かった。 

 いきなり激しく交わるとそのまま流されてしまう。本能がかおりにそう訴えている。

「じゃあ、俺はこうする」

 澄司はかおりの腰を掴み、肉棒を突き上げる。

「あッ――――!」

 かおりが腰を落とすのとタイミングが重なった。

 澄司が動くとは思っていなかったかおりにとっては不意打ちだった。

 今まで刺激が強すぎるとあえて避けていた膣奥に強烈な一撃が決まった。

「はッ、ふはぁッ♡」

 がく、とかおりが脱力する。

 一撃で絶頂し、堕ちてくる。澄司はそんなかおりの身体を受け止めて、さらに腰を突き上げる。

「んああッ! ちょっ、待ってッ、あ、それッ、んん、あ、これ、ヤバい……ひあッ、んッ、ふおぉ♡」

 かおりは悶えて、逃げるように腰をくねらせるが、澄司がそれを許すはずがない。しっかりと膣に肉棒を挿入して、ガンガン突く。

「おッ、あッ、んんッ、あッ、んぐッ、ひあッ、あ、あ、ひ、久しぶりって、言ったのにッ、んあぁ……激しい、あうう♡」

「こういうの好きだろ?」

「う、うるひゃい♡ 知ったようなこと、おッ♡ ひ、んふ♡ あ、ダメダメ、あ、あ、ああッ♡」

 澄司の耳元でかおりが激しく喘ぎ、嬌声を上げている。

 汗とシャンプーの混ざった香りが興奮を加速する。

 膣肉に扱かれて、肉棒は溶けてしまいそうなくらいの快感に襲われている。射精を堪える必要はまったく感じない。

「かおり、射精する」

「ん♡」

 かおりは頷いて、力んだ。膣圧が高まって肉棒がぎゅっと締め付けられる。

「ん……あ、イク」

 どびゅッ、と肉棒から精液が噴き上がる。

 痛みすら伴う射精に澄司の脳が焼け付きそうだ。

「は――――う、んん♡ あ……膣内♡」

 かおりは唇を噛み締めて、膣から伝わる快感を堪能する。

 絶頂の余韻に浸りながら、かおりは腰をゆるゆると動かす。

「あぅ……気持ちイイ」

 じゅぽん、とかおりの膣内から肉棒が抜ける。

 かおりは充足感に満ちた表情で澄司にしがみついている。

「……あの、澄司さん」

 と、おずおずとあおいが声をかけてくる。

「宮森も我慢できなそうだな」

「あおい、交代する?」

「うん」

 今度は迷わなかった。

 澄司とかおりのセックスを間近で見てしまったあおいの身体はすっかり火照ってできあがっている。

 かおりが澄司の上から下りた。

 身体を起こした澄司があおいを抱き寄せる。あおいは抵抗することなく、澄司の腕の中にすっぽりと収まった。

「あ……んッ、ん」

 そして、そのあおいの唇を澄司は強引に奪った。

 舌を吸い出して、キスをしながら押し倒す。さらに、右手をあおいの股の間に入れる。

「んッ、んんんん――――ッ」

 あおいの呻き声を口を塞いで封殺し、手マンで軽くイカせた。

 ビクビク跳ねるあおいの腰を押さえて、膣の中を指でかき回す。Gスポットをひっかいて、上顎から内頬を舐めるとあおいはすっかり大人しくなった。

「あ……ふはぁ♡」

 唇を離すとあおいはうっとりとした表情を浮かべていた。深い口付けとGスポットとクリトリスへの愛撫が彼女の理性をすっかり崩してしまったのだ。

「宮森、びしょびしょ」

「いちいち、言わないでください」

「悪い悪い。入れるぞ」

「はい」

 澄司は勃起した肉棒をあおいの膣に挿入する。

 かおりの膣とは違う挿入感。

 ここ最近、最も親しんだ膣内だ。手慣れた様子で膣奥に到達する。

「あッ、ん……んくぅぅ♡」

 あおいは挿入時の快感と圧迫感を堪えて全身を強ばらせる。

「あく……ん、ふう、ぅあ……ん」

「落ち着いた?」

「はい、あ、もう、動いて大丈夫です」

「了解」

「んあッ」

 あおいの膣が挿入に馴染んだところで、澄司は腰を動かし始める。

 小刻みに膣内をマッサージ。熱い膣肉をさらにセックス向けに解していく。

「んふ、んあ……んあ……ん……ん……ふう……あう……んあ……んあ……ん、ん、ん、あッ、んッ、ふあ……ぅ、ぅ、ん、ん、あん♡」

 あおいは時折、昂ぶったような声を上げつつ、澄司の抽挿に合わせて不随意に声を漏らす。

 あおいは広げた股を閉じて澄司の身体を挟み込んだ。

「澄司君、わたしに射精したばっかなのにガッチガチ。あおいの膣内にばっちり入ってるよ」

 かおりが間近で二人のセックスを眺めている。

「ねいちゃん、変なとこ見ないで」

「あおいだって、わたしたちのセックス見てたでしょ。お互い様」

「そんな、恥ずかしい……あん♡」

「気持ちよさそうな声出すね、あおいは」

「んく……ふう……んんッ」

 あおいは恥ずかしがって口を手で塞いだ。

「かおりが余計なこと言うからあおいが乗れなくなるだろ」

「えー、そんなことで乗れないような娘じゃないって」

 羞恥心は性欲を増加させることもあれば、減少させることもある。人それぞれ、状況ごとに違うし、あおいはかおりとの3Pなど慣れているはずだ、というのは澄司とかおりの共通認識ではある。

 澄司はあおいの腰を掴んで、挿入の角度を深くする。腹部側から膣の内部を擦り上げるように挿入する。

「んあッ♡ ふあッ♡ あ、ん、それッ、あ♡」

「ふふ、あおい、感じてる。ちょっと、手伝ってあげようか?」

「え、何、ねいちゃ、あッ」

 かおりはあおいの乳首を舐める。舌先でペロペロと、わざと音を立てて弾く。

「きゃ、あん、それ、ダメッ、澄司さんのと同時、くあッ、んあッ、ひあッ」

 膣奥から響く深い快感と姉が乳首に与える浅い快感が同時にあおいを襲う。

「あおい、可愛いー、ちゅぱ……ちゅぱ……れる……れる……れる」

「んく……んあ……ひはッ、あッ、あッ、あッ、んひあッ、ああうッ、んんッ、これ、ん、あ、ぃ、ぃぃ♡」

 あおいが感じるたびに、膣の締め付けも強くなる。

 とろとろの愛液で滑りもいい。

 澄司の肉棒は十分に快感を得ているし、あおいの膣もそれは同様だ。

「あおい、そろそろイクぞ」

「んあッ、あ、ぃ……イッて、ください、あッ」

 澄司はあおいの返事を待たず、膣の中でラストスパートをかける。

 肉と肉をぶつける音が激しく響く。

 パンパンパンパンパンとそれは金槌で釘を打つように乱暴で激しい打ち込みだ。

「あッ、あッ、あッ、あッ、あッ、ふあッ、あ、あ、ああッ、く、来るッ、んはッ、はあッ!」

 ずぶり、とあおいの膣奥に肉棒を抉り込む。そして、湧き上がってくる快感に従って、思い切り射精する。灼熱が膣内で迸る。あおいは、声にならない嬌声を上げて喉を反らす。

「あッ――――かはッ、あ、ひあッ、あ、イッて、る、わたし……熱い、ぅ、んへあ♡」

 びく、びく、とあおいは絶頂の余韻に浸って痙攣する。そして、幸せそうな笑みを浮かべてベッドに沈み込んだ。

「はあ、はあ、はあ、はあ、はあ……あう……すごい、気持ちよかった」

「本当に気持ちよさそうにイクね、あおいは」

 目の前で思い切りオーガズムを味わった妹にかおりは苦笑しながら話かける。

「だって、それは……仕方ないっていうか」

 ばつが悪そうにあおいは視線を逸らした。

 積み重なる快感と絶頂。

 家族にすら見せることのないはずの恥部を曝すことに抵抗がないのが問題だ。冷静に考えれば異常なのだが、だからこそ興奮する。

 あおいが味わった絶頂の熱が引かないうちに、澄司とかおりは第二ラウンドに突入する構えを見せる。事前準備ということなのか、濃密な口付けで高め合い始めた。

 

 

 

「あふッ、あ、まっへ、それ、すご、い、イッてる、イッるって、あん、あん、ふぁん、あ、あ、んああ♡」

 ベッドの上でかおりが髪を振り乱して悶えている。舌を突き出し、壮絶なイキ顔を曝す。かおりは今、バックから責め立てられている。SM用の黒革のベルトで後ろ手に縛られて、自由を制限された上に一方的に蹂躙されているのだ。

「んぉ……ふあッ、あ、んあ、深い、深いの、あう、すごいの、来てるのぉ、あぉ♡ ふあッ、あ、あぁ……い、イグってば、あ、んんん♡ ぃ、イグッ、おッ、ふあ、あッ♡」

 さっきからイク、イクと叫んでばかりの姉をあおいは傍目から眺めている。

(気持ちよさそうにセックスするって、ねいちゃんほどじゃないよね)

 普段の姉の姿をベッドの上で見ることはできない。

 かおりは澄司の肉棒に貫かれると恥も外聞もなくイキ狂う。それはあおいも同じではあるが、比較的セックスの回数が多く、性欲は定期的に発散しているあおいと違い、かおりは数ヶ月ぶりだ。澄司との相性が身体に刻み込まれているかおりには、この数ヶ月は辛かっただろう。

 澄司がかおりの尻を掴んで、膣奥を容赦なく蹂躙する。

 かおりは愛液の染みをシーツに作り、激しく悶絶する。

「ふぐ……んくぅうぅ♡」

「相変わらず、バックが好きだな、かおりは」

「ひふ……らって、これ、んぐ……すご……ひ……ああッ、澄司君に一方的に、犯される感じがして、ひぎッ、あ、興奮する、あッ♡」

 マゾヒズムに支配されたかおりは、この台詞を口にしている間ずっと膣肉を痙攣させ、ギチギチに肉棒を締め付けている。

「一人じゃバック、できないし♡ 澄司君にしてもらわないと、い、イケないし♡」

「他の男にしてもらってんの?」

「あは、妬いてる?」

「んなわけない」

 と、言いつつ澄司はかおりの膣奥を突くのを止めてしまう。入り口を軽く擦る程度の小さなストロークに変えた。

「あ、何、ちょっと、いきなり焦らしはダメだって」

「なんで」

「なんでって、だってこんな、イキそうなのに、んあ、ごめんて、他の男なんていないって」

「本当か。かおり、セックス好きだしな」

「意地悪言わないでよ。澄司君のセックスが好きなだけなんだから。ほんとに、これしか知らないの。本当だって。早くイカせてよぉ」

 切なさに耐えきれないとばかりにかおりが自分から腰をふりふり強請ってくる。

 澄司も別にそこまで強く嫉妬しているわけではない。もちろん、他の男を匂わされると気にくわないと思う感情はあるものの、かおりに相手がいないことは承知していた。

 かおりの求めに応じて、澄司は膣奥に肉棒を滑り込ませる。

「んああああ♡ 来たぁ♡」

「いきなりイッたな」

「だ、だって、焦らされて、お、お、んあッ、あひぃ♡ ああ~~~~♡」

 子宮口をノックされる度に頭のネジが緩んでいくような錯覚に陥る。

 かおりの身体は敏感に肉棒を感じ、悦んでしゃぶりついてしまう。このまま、絶頂しか考えられない脳みそに作り変わってしまうのではないかとすら思った。

 澄司のほうも羽目を外してしまったから、その勢いのままにかおりの膣に精を吐き出す。

 かおりは射精の熱でまた果てたらしい。

 ぜえぜえと荒く息を吐いている。

「二人とも、そろそろ年越すよ?」

 澄司とかおりに、あおいが声をかけた。

 セックスに没頭しているうちに、カウントダウン間際になっている。

「年越し蕎麦も、お湯入れたからね」

 いつの間にかカップ麺に湯を注いでいたおあい。Tシャツだけ着て、テーブルに着いている。

「ん、分かった。あ、でも、もうちょっとで、またイク、から」

 かおりは貪欲に性を貪ろうとしている。

 絶頂を味わいながら、まだ後一押しでもう一回イケると考えたのだ。澄司の絶倫肉棒はまだ固く、かおりを貫ける。彼女の膣内にまだがっちりとした圧迫感が残っている。

「あん、澄司君、あと、一回だけ」

「分かった。かおりはほんと、セックスの時はケダモノみたいだな」

「んんッ、そんな酷いこと、あう♡ はうぅ、感じる、んああ♡」

 かおりは情けなく舌を突き出し、アヘ顔を曝す。言葉で責められて、興奮が止まらない。

「んふぅぅ♡ はあぁ♡ あ、ん、あああ、イイッ。子宮、全体がイッてるみたいぃ♡」

 かおりは背中を反らして絶頂する。

「おッ、おッ、んぉ゛、あッ、ああぁ♡」

 気持ちよさそうに脱力して喘ぐかおり。

 ちょうど、そのとき、年を跨いだ。近くの寺から除夜の鐘が聞こえてくる。

「あけましておめでとうございます」

 年越し蕎麦を啜っていたあおいが律儀に挨拶する。

「あけましておめでとう」

「はふ、おめ、でとう」

 かおりのほうはまだ呼吸が整っていない。年始の挨拶も息絶え絶えだった。

 

 

 澄司とかおりの年越し蕎麦は結局、伸びてしまった。

 あまり美味しくない伸びた蕎麦を食べて、だらだらと過ごしてから、今度はあおいを抱く。

 対面座位であおいの膣を味わう。

 ぐちゅ、ぐちゅ、と股から音がする。あおいの匂いを感じながら、しっかりと抱きしめる。

「あ……ん……んふ……あん……大きい、です。やっぱり、ふぐ……はあ……ん、あん」

 あおいは自分からも腰を振った。

 動きは最小限にしながらも、しっかりと感じる場所を刺激する。

 単純な上下運動ではなく、腰をくねらせて動きを複雑化している。

「ふう、ふう、んふう……はあ、年、明けたばっかりなのに、んん、こんなことして」

「宮森から誘ってきたんだぞ。かおりばかりずるいって」

「そうですけど。あん……ふう……あ……あ」

「気持ちよくない?」

「気持ちイイです。ん……く……はあ……んッ」

 あおいは澄司の首に腕を絡めてキスをする。

 柔らかい唇から熱く滑る舌が伸びて、澄司の口内に滑り込んでくる。

「んふう……んふう……んちゅ……れる……れる……んあッ、あッ、ん、ちゅ……あむ……んちゅ、んんんん♡」

 あおいは両手と両足で澄司にしがみつく。

 全身を密着させて、快感を堪能している。

 このままだとすぐに射精してしまう。それくらい、あおいの腰使いは上手い。

「ん、ん、ん、ん、ん、んん、んちゅ、んふう――――んあッ」

「宮森、激しい」

「名前で、名前で呼んでください」

「名前で?」

「ねいちゃんと、ややこしいから。あ、ん……ん」

「そうだな。じゃあ、今度からあおいって呼ぶ」

「ん♪ あッ、んん、今のちょっと、恥ずかし」

「あおいって言われるの恥ずかしいのか?」

「ちょっと不意打ちっていうか。んく……あッ♡ ふう、んんッ、くう」

 名前を呼ぶとあおいの膣内が強く締まる。

 羞恥と昂揚。その双方が彼女の肉体を責め苛んでいるのだ。

「あおい、射精していいか?」

「ひ、んあ、あう、い、イイです。ん、そのまま、出してください」

 汗の雫を流し、あおいは腰を上下する。

 肉棒が擦り上げられ、子宮に吸い付かれているかのようだ。

 あおいの肉壺は貪欲に精を求めて、澄司の肉棒を咥え、啜っている。

 あおいの身体の訴えに、澄司は応える。

 尻肉を掴んで、欲望のままに膣奥に精を流し込む。

「ん、はあああああああああ♡」

 あおいの身体が弾む。絶頂した瞬間に雌の匂いが噴出したような気がした。

 あおいの膣内で吐精した肉棒を抜く。あおいと澄司の分泌液で汚れた一物を、かおりが咥えて綺麗にする。尿道に残った精液もかおりが吸い出してしまった。

「はあ、さすがに疲れた。ちょっと休憩」

 澄司は大の字になってベッドに寝転ぶ。

 気づけば年が改まりさらに二時間が経っていた。

「このままじゃ年越し早々徹夜だな」

「いいじゃん。初日の出、見ようよ。このマンションからなら朝日見えるんじゃない?」

 かおりは簡単に提案する。

 確かに、東向きの窓がある好立地。爽やかな朝日を拝むことはできる。

「あと何時間だよ。今からだと全然寝らんないだろ」

「朝まで起きてる?」

「ちょっと、無理。少し寝る」

「じゃ、わたしも」

 かおりは澄司の隣に横たわる。澄司の腕に頭を乗せた。

「澄司さん、わたしも隣、失礼します」

 あおいも姉にならって反対側に寝転ぶ。

 何時間もだらだらと続けてきたセックスで体力を使い果たし、すっかりぐったりしてしまった。

 かおりとあおいの姉妹を両手に抱きながら、澄司は夢の世界に旅立っていった。

 結局、三人とも寝過ごして初日の出を見ることはできなかった。

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