エロバコ 作:ryou
なぜこのようなことになったのか。
ベッドに腰掛けて気まずい思いをすることになろうとは。
「これ、大丈夫かよ」
「いや、ど、どうでしょう」
おどおどとした様子の美沙がいる。
桃色に染まった部屋は異国情緒どころか異世界感すら醸し出している。
「お、こんなのもあるんすかー」
陽気な第三者の声がする。
ガチャガチャと音を鳴らして、棚の引き出しを漁るのはトウジと美沙の後輩、今井みどりであった。
窓の外はいまだ大雨。雷も鳴っている。
休日に外出していたら、ゲリラ豪雨に曝された。雨宿りの真っ最中ではあるが、よりにもよってラブホテルとは。
女性陣はバスタオルに身体を包んでいて、トウジもそこまでではないにしても上半身だけ脱いでいる。
「あのー、みーちゃん。さっきから何してるの?」
「もちろん、資料になりそうなものを集めているところっす」
と、いいながら手にとっているのは卑猥な形の桃色のバイブだった。
「最近のアニメには下ネタでこういうの出しますし、モザイクかけますけど。やっぱり実物を見てみたいと思ったんす」
みどりは脚本家志望の大学生だ。現在はバイトでアニメの資料作成に関わっているという。着々と夢に向かって歩を進めているところだが、如何せん学生である。同好会のメンバーは皆社会人としてやっているのに、一人だけ学生というのは彼女にとってもプレッシャーであった。
「お前、ここ選んだのもそれ目的か」
「せっかくだからと勢い勇んできて来てしまったっす。あ、でも……」
みどりはトウジと美沙を見比べて笑みを浮かべた。
「お二人はもうこういうところ入りなれてるっすよね?」
「ちょ、みーちゃん何を?」
「え、だって付き合ってなくともエッチする仲なんすよね。何ていうか爛れた大人の関係ってヤツ。まさか、みーちゃん先輩とトウジさんがそんなことになっているとはこの今井みどりまったく気付かなかったっす」
「そもそも今井は俺のことあんま覚えてなかっただろ……」
トウジとみどりは同じ高校ではあるが同じ時期に通っていたことはない。トウジが卒業してから入学したのがみどりである。同好会の活動に中学生の頃から参加していたから、顔見知りではあるが、そこまで親しい間柄でもなかった。
トウジとみどりが再会したのは、トウジが担当する原作がアニメ化するに当たって武蔵野アニメーションに顔を出したときであった。
「これとか、どうっすか?」
みどりは美沙に大人の玩具を見せる。
「どうって?」
「いや、使ったことないかと思って」
「さ、さすがにないよ」
「えー、ほんとっすか?」
みどりはトウジに視線を向ける。トウジは頷いて肯定する。
「使用感とか聞いてみたかったんすけどねー」
「仮にあったとしても説明しないでしょ、そんなことは」
「じゃあ、ちょっと試してみます?」
「は?」
美沙は何を言っているのだとばかりにみどりを見る。
「まあ、せっかくラブホに来たし、ちょっとばかり大人の経験をしてみるのもいいかなと思ったりなんだり」
「ぁ、あのね、りーちゃん。そういうことはきちんと考えてしないとダメっていうか、さすがにこの状況はおかしいよ」
「いや、アニメにはよくある展開っす。脚本作りの足しになるのなら、多少の羞恥心は擲つ覚悟っす」
「そこは擲たなくていいから」
ガッと二人は取っ組み合いを始めた。
バイブを片手に美沙を襲うみどりとみどりの手首を掴んで抵抗する美沙がベッドの上で暴れる。
「トウジ先輩、ちょ、これ助けてくださいよ」
「お前の後輩だろ」
「あなたの後輩でもありますからね!」
と、美沙は言って体重をかけてくるみどりを受け流してひっくり返す。
「うわッ」
「そんなに資料の足しにしたいなら、まず自分で試したら」
「え、あ、それは、なんていうのか」
「さっき羞恥心は擲つとか言ってなかったっけ」
「い、言ったっす」
美沙はみどりからバイブを取り上げて、スイッチを入れた。
「うわ、こんな振動するんだ」
「あ、ちょ、みーちゃん先輩!? だ、ダメっすよ!?」
「ん」
徐に美沙はみどりの胸にバイブを押し当てた。
「ひあ、く、くすぐったい!」
「あれ、くすぐったいの?」
「は、はい。なんだか、くすぐったい感じでした」
「何か、思ってたのと違うけど、そんなものなのかな。それとも別のとこに当てれば別なのかな?」
「べ、別のとこ?」
「こことか?」
美沙はみどりのバスタオルを肌蹴させ、ふとともを撫でる。美沙がどこのことを言っているのか明確だった。みどりは顔を紅くして首を振った。
「そ、それはさすがにマズイっすよ、ほら、トウジさんもいるし」
「連れ込んだ人が言うんじゃないよね」
にやり、と笑った美沙は振動を続けるバイブをみどりの秘所に宛がった。
「んんん!」
みどりが身体を痙攣させた。
「りーちゃん、どう。気持ちいいの?」
「あ、や、んん、だ、ダメっす、こ、こんな……やあぁ」
後輩を虐めているようでぞくぞくする。
自分が女だから、気持ちのいい場所も大体分かるのだ。このバイブがどこに当たれば背中を駆け抜けるような快感が得られるのか。
「ん……きゅぅ、んあ、あ、み、みーちゃん先輩、あ、ダメ、もう、もう来ちゃ、ああああ~~~~~~!」
一際激しく腰を浮かせたみどりははあはあと息を荒げてベッドに沈み込んだ。
「あ、ごめんりーちゃん」
「ご、ごめんじゃないっす……」
さすがにやりすぎたか、と思って謝る美沙の手をみどりが引っ張った。
「こうなったら、行き着くところまで行ってやるっすよ! 覚悟してくださいね、みーちゃん先輩! それから、トウジさんも!」
「あ、俺も?」
「当然っす。わたしの恥ずかしいところ見たんですからみんなで恥ずかしいことしないとフェアじゃないっす!」
「フェアって……あ、ちょ……んん」
みどりは美沙の胸に手を伸ばして揉み始めた。
「みんなでエッチなことしましょうよ。みーちゃん先輩だって、なんだかんだで好きなんすよね」
「いや、そ、んん、く……」
「わたしにも教えて欲しいっす。みーちゃん先輩のエッチな技」
それで、結局トウジも参加する羽目になった。
男としてはこの上ない幸運なのだろう。そうでも思わなければやってられない。
むき出しになったペニスがすっかりいきり立っているのは、目の前で美少女が睦みあっていたのだから正常な反応だ。
「うわぁ、これすごいっすね」
ギンギンになったペニスに興味津々と言った様子のみどりは、間近でまじまじと観察している。
ちょんちょんと細い指で亀頭に触れる。
「どうすんだよ、これ」
「そう言われても、りーちゃんすっかりやる気ですし……」
美沙もとまどってはいるものの拒否する様子ではない。すっかり色を知ってしまった女の表情をしている。
「みーちゃん先輩は、まずはどこからどんな感じにしましたか? 胸でしますか、それともいきなりフェラっすか? それともそういう前戯はなし?」
「あ、えと、どっちかって言うと口でする、かな」
言って美沙は紅くなる。
「へえ、……こことか舐めればいいんすかね」
みどりは亀頭の裏を人差し指の腹で優しく擦った。
「れろ……」
「うわ」
みどりは指で触れた場所に舌先を伸ばした。突然の生暖かい刺激にトウジは思わず声を出してしまう。
「ん、れろ……ん、ちゅ……はあ、なんか変な味がするっす……」
「あの、りーちゃん。その、あまり無理しないでいいよ、ね」
「大丈夫っす。なんか、ふわふわした気持ちになるような感じで……んあ」
見せ付けるように口を開いたみどりはなんとそのままペニスを頬張ってしまった。
ぬるりとした口の中に飲み込まれたペニスをみどりの舌と唇が舐る。
もごもごと口の中でペニスを弄る。初めてだから拙いものの、だからこそペニスの反応を確かめるように探り探りで刺激を与えてくる。
「ん、ん、ん、んご、じゅる、ちゅ……ちゅるるる」
こくこくと喉を鳴らして唾を飲みながら、みどりはペニスを吸う。唇を窄めて頭を前後に動かし、棹を扱くのも気持ちがいい。
「ぷあ……どうっすか。わたしのフェラ」
「ん、ああ、結構いい」
「本当っすか? じゃあ、みーちゃん先輩とどっちがいいっすか?」
「え、いや、それはなあ……」
興味本位に本人は聞いているのだろうが、すぐそこに本人もいるのだ。答えられるはずがない。美沙のほうに目を向けると機嫌を損ねたようにむっつりとしている。
その美沙を見てみどりはクスクスと笑った。
「じゃあ、みーちゃん先輩に手本を見せてもらうっす」
「へ? あ、きゃ」
みどりは美沙の手を引っ張って、ベッドの上にうつ伏せに倒した。
トウジの太ももに横から倒れ込む形になったのだ。
「あ……」
目の前にみどりのだ液に濡れたペニスが現れて美沙は固まる。
生唾を飲み、それから引き寄せられるように先端にキスをした。
「ん、ちゅ。ちろちろ、んむ、れろ……ちゅる、ちゅ……」
棹にキスを落とし、舌で裏筋を舐め上げる。
頬を染め、取り付かれたかのように舌を這わせる姿にペニスを悦びに震える。
「うわぁ、すご……」
みどりが視線を釘付けにする。
ただ舐めているだけなのに、ペニスは露骨に反応する。的確に弱いところを刺激しているだけでなく、視覚的にも責めているからだ。だ液をたっぷりと乗せた舌をだらりと出して、その腹を裏筋に押し付けると、ゆっくりと先端まで舌を這わせる。
「んぶ、んじゅぶ……んぐ……」
それからペニスを咥えるとその根元まで飲み込んでいく。
「んぐ、じゅぶるるるる、じゅる……んぐぐ、ん……」
咥えたまま舌を動かして亀頭を刺激する。上下左右から絶え間なく、さらに尿道口を舌先で押し広げるように。初心者のみどりにはないテクニックで美沙はペニスに奉仕する。
その美沙がぴくんと身体を揺らし、背後を盗み見た。
「みーちゃん先輩、フェラしながら濡れてるっすね……すごい」
みどりが美沙の秘所に触れていたのだ。その指は美沙が流した愛液で濡れている。
「はぐ……み、みーふぁん!? ふぁ、あむ、んん……」
弄られたのに口は吸い付いたまま離れない。
すっかり身体が官能に酔い痴れている。与えられる刺激をそのまま受け入れてしまうのだ。
「じゃあ、これ、入りますかね」
そう言ってみどりがバイブに電源を入れた。
美沙はもう処女ではないし、準備もできているようだから。
対する美沙はみどりがしようとしていることを察してぞくりと震える。
(ま、待って。今そんなのされたら……)
フェラによって美沙の肉体はすっかり興奮しているのだ。そこに、バイブの刺激を加えられたら容易く決壊してしまう。
だというのに、叫べない。拒否できない。恐ろしいまでの官能の魔力にすっかり蕩かされて、これから起こることに期待してしまうのだ。
みどりがバイブの先端を美沙の割れ目に宛がった。
「ふうんんんんんんんん!? ん、ん、あぁ……ん、ふむぅぅぅううう!?」
電流が全身を駆け抜けたような気がした。
バイブがクリトリスに触れて、信じ難い快楽を押し流してくる。
「はあー、はあー、んん、ふああ、あああ、り、りーちゃん、だ、めぇ、それぇ、ふ、あ!? あ、い、いれ、たら、はあああああああああああああああ!?」
ペニスから口を離した美沙は、自分の膣内に押し込まれるバイブの感覚に絶叫を上げた。
「かはぁ、は、ああああ、う、うご、動いてる、こ、こんあ、膣内から、変になるぅ!」
出来上がった膣内は押し込まれたバイブに肉壁を進んで絡みつかせている。そうすると細かに振動するバイブによって徹底的に擦り上げられてしまい、激しい快楽が発生する。
「いぃやあああ、ああ、ぬ、抜いて、抜いて、りーちゃん……これ、やばすぎるからぁ!」
「み、みーちゃん先輩、すごいっす。シーツびしょびしょ……気持ちいいんすね。どこが、いいんすか? ここっすか?」
みどりは悪戯心が刺激された子どものように笑みを浮かべてバイブを捻り、差し入れし始める。まさかのドエスだった。美沙は後輩にバイブで貫かれ、感じさせられているということに恥じ入り、目尻に涙すら浮かべている。
「今井」
「へ」
みどりを引っ張って、美沙の隣に寝かせる。
「藤堂に教えてもらうんだろ。遊んでないできちんとしろよ」
「あ、そ、そうでした……」
みどりは申し訳なさそうにして美沙の反対側に回った。ペニスを二人で挟み込む位置を取る。
「はあ、はあ……ふあぁ、トウジ先輩ぃ……ん……」
美沙の頭を撫でると嬉しそうに頬を綻ばせ、今度は玉袋に吸い付いた。
「ふむ、あむ、ん……ちゅ、れろぉ……りーちゃん、ん、先っぽ吸ってあげて」
「は、はいっす……あむ、じゅ、ちゅる……」
美沙とみどりのダブルフェラだ。みどりの舌が亀頭を撫で回し、だ液を塗りたくると美沙は棹を伝ってきたみどりのだ液を舐め取る。ざらざらとした二人の舌と柔らかい吐息がペニスを盛大に膨らませる。
「あ、ヤバイ、出るぞ」
一応宣言する。
美沙は玉袋を舐めていた美沙は収縮する玉袋の変化に気付いた様子だった。
「わッ」
「ああ……」
勢いよく白濁液が飛び出る。至近にあったみどりの顔にべっとりと白い液体がかかる。
「あ、こ、これ……精液っすか……臭い」
顔についた精液をみどりは拭う。
手に付着したものを舐めると顔を顰める。
「苦いっす……美味しいものじゃないっすね」
「慣れだよ、みーちゃん」
「そうっすか? これ、慣れそうにないんすけど……」
「そんなこと、ないよ。わたしも最初はそんな風に思ってたけど、今は普通だし」
そう言って、美沙はみどりの顔について精液を指で拭くと、その指を舐める。
本当に最初の頃に比べると驚くべき変化だ。
セックスをすることにも、こうして奉仕することにも悦びしか感じない。すっかり、このペニスに女を教え込まれてしまった。
「きれいにしますね」
だから、精液に濡れたペニスを咥えるのにも、さしたる抵抗はなく口内に広がる苦味すら彼が悦んでくれる証だと思うと体が燃えるように熱くなる。
「んむ、ん……じゅるるるる、ん……ちゅる、じゅるる」
美沙はペニスを激しく吸いたてる。
綺麗にするというよりも、残った精液をすべて吸いだそうとしているかのようだった。事実、射精したばかりのペニスは新たなフェラに耐え切れず暴発してしまう。
「ん、……ん、ふぅぅう、ん、じゅるる、じゅる、ちゅる、ちゅ、んく、んく、……じゅるる、じゅる、ちゅぷ、んぐ、じゅる……」
美沙は精液を飲みながらペニスを吸っている。まるで赤子が母の乳房に吸い付くが如く、精液を味わっているのだ。
「あふぅ……まだ、結構出ましたね」
うっとりとした顔で美沙はペニスから口を離した。
口元からだ液の糸が滴り、淫らな顔が露になる。
「おまえ、エロ過ぎ」
「トウジ先輩の所為ですよ……」
美沙のことが愛おしくなって抱きしめる。美沙の甘い匂いが鼻腔をくすぐり、性欲が果てることなく湧いてくる。
「むぅ、ここにはわたしもいるっす。二人の世界に入るのは早いっすよ」
と、みどりが抗議してくる。
バスタオルを取っ払ったみどりの体は実に見事だった。均整の取れた肉体美と豊満な胸が、視線を奪う。美沙の胸もなかなかだが、みどりのそれは一回り大きい。
「トウジさん、こうなったら最後までして欲しいっす。まさか、途中でお預けなんてしないっすよね」
みどりが自分の股を開いてトウジを誘った。
みどりの女陰も美沙のそれと同じく愛液で濡れている。フェラとこの異様な雰囲気に当てられてしまったのだろう。
「分かったよ。後悔するなよ」
「しないっす……これも、資料のためっすから」
「まったく」
トウジはゴムをつけてみどりの秘所に亀頭を当てる。
「初めてなんだろ、力抜けよ」
「は、はい……」
トウジはゆっくりと押し広げるようにしてみどりの膣内にペニスを挿入していく。
「ふぐ……ッ、ん、く、くぅぅぅぅッ!」
みどりは唇を噛み締めて入ってくるペニスに耐える。
(おなかの中が、苦しい……広がる、ん、ん……)
処女膜が破れて血が出てしまう。刺すような痛みにそれまでの快楽が吹っ飛んだ。
「ひい、い、痛いっす……うごいちゃ、ダメっす」
「分かってるよ……」
美沙も言っていたが、これは相当痛いらしい。
しかし、挿入したままとまっているというのも男としてはかなりの苦行だ。みどりは痛みを感じているのに、みどりの膣内は関係ないとばかりに蠢いているのだ。不規則に様々な方向から温かい肉壁がペニスを締め付けてくる。
一分ほど、それが続いただろうか。
「と、トウジさん。大丈夫みたいです……わたし、いけるっす」
「そうか。ダメなら言えよ」
そう言って、トウジはゆっくりと腰を引く。
「ふぅ!」
刺激に慣れていないみどりはそれだけの動きで反応する。初々しい反応にトウジも気分をよくする。
半分ほど抜いたところで再び前身。ずぶずぶと蜜壷を犯していく。
「はあぁ、ん、ふぅうう、んあ、ん……ひぃ、あ……くは、あ……ぁぁ……」
みどりは自分の体の中で蠢くペニスの感覚に不可解な安堵の感情を抱いていた。どことなく満たされるような幸福感と破滅的な衝動が渾然一体となった感じ。このまま激しく刺し貫かれて、刻み込まれたいという被征服感が鎌首を擡げる。
「あはぁ、ん、く……んひぃ! はあ、んあ、あ、あ、なんか、気持ちよく、なって……きたっす……ふわふわする、ふんん……! くひぃ、はひ、はあぁ! あ、こんな、初めてっす……すごい、すごいぃ!」
あっという間だった。
もともと嫌悪感がなかったからだろうが、みどりは瞬く間にペニスが与える快楽に嵌った。
快楽を声に出し、憚ることなく喘いでいる。
「りーちゃん、すごいね」
思わず、美沙は声に出してしまう。
目の前で自分が体を重ねた男と親友である後輩がセックスをしているという異常をおかしいと認識できなくなりつつあった。
それでも、なんだか気に入らないという感情はある。そして、トウジに犯されて淫らな表情を浮かべる後輩を羨ましく思い、胸が痛い。
(わたしもされたい……)
思いは自覚すると止まらない。
みどりの嬌声と水音がさらに美沙の性欲を掻き立てる。
「ん、ふぅ……あ、ん、んん……んあ……」
美沙はセックスをする二人を見ながらオナニーを始める。自分がかなり淫らなことをしている自覚はあるのだが、それももうどうでもよかった。ここはラブホテルだ。こういうことをするためにある。クリトリスを摘むと体が弾む。指で女陰を広げ、中をかき回す。普段するよりも明らかに激しく指を動かす。愛液が粟立つほどで、空いた手は乳首を摘み、捏ね繰り回すのに使う。頭の中が真っ白になりそうな気持ちよさに酔い痴れる。
みどりがさらに喘ぎ声を高める。口の端からだ液を垂らし、トウジに乳首を吸われてアヘ顔を曝しているではないか。
「やへ、こんな、すごしゅぎてぇ、わけわかんないっすぅ! やあぁ、ん、ひぃいい、き、ちゃう、ああ、ん、イクイク、んんんんん~~~~~~~~!!」
みどりが盛大に果てた。
ぐったりと脱力するみどりからトウジがペニスを引き抜く。
ゴムを外すと、白く粘ついた汁で汚れたペニスが現れる。
「あ、ん。き、きれいにするっす」
熱に浮かされたような表情のみどりが恐る恐るペニスを口に含み、精液を舐め取っていく。
「と、トウジ先輩……あの、わたしも……」
美沙がトウジのもとに引き寄せられるように向かう。みどりにしゃぶられた肉棒は何度も絶頂しているにも関わらず未だに元気なままだ。
「もう、我慢できなくて……い、入れてください」
美沙はすがるように強請る。
頭の中が茹っているようにぼうっとしている。
美沙はうつ伏せで腰を浮かせる。両手で自分の尻肉を左右に引っ張って、そこが見えるようにアピールした。
「い、れてくださいぃぃ……」
犬のように尻を振って美沙はトウジに求める。
割れ目からは汁が溢れていて、女の発情した匂いがする。彼女の言うとおり体は限界ギリギリにまで昂ぶっているらしい。
「藤堂。お前は自分の後輩を気持ちよくしてやれ」
そう言って、トウジは美沙の肉壷をペニスで一息に抉った。
「んんん、ひ、あああああああああ!?」
美沙は自分でも驚くくらいに派手に絶頂を迎えた。たったの一突きで昂ぶりの限界を突破してしまったのだ。
「はひぃ、んん、んくわぁ……はああ、んん、きひぃ、あひ、ふぅん♡ ……あひぃ、先輩のおちんちん、気持ちいいー……わたしぃ、また、あひ、あ、ぎぃ、んひぃ、ひぇ、んになりゅぅ♡」
悦びの体中を痙攣させながら前後に揺さぶられる美沙は、喘ぎながらも目の前のみどりの股に顔を埋めた。
「あ、ああ、みーちゃん先輩!? あ、ふぅん!? そんなとこ、舐めたら、ダメっす、ああ、ん、いやぁあん!」
「はあはあ、あ、はあ、りーちゃん、ここ、先輩のが入ってた、場所ぉ、はあ、ちゅう、ちゅる、れろ、んあ、ひ、ひぃ♡ あは、ん、れろ、じゅるるるる」
「あ、そこ、クリはヤバイッす! き、来ちゃうっす、んんん、み、みーちゃん先輩ぃぃい!」
「い、いっへ、いいよ、りーちゃ、あ、ひ、わたしも、ダメ、あ、んんん、はひ、いひ、んおおおお、はあはあ、ぴちゅ、じゅる」
前後に揺さぶられながら美沙は必死になってみどりの秘所を舐め、吸う。溢れる愛液を音を立てて啜り、そのたびにみどりが腰を動かし悶える。
トウジの肉棒を覚え込んだ美沙の蜜壷は、馴染みの肉棒に悦び全力で奉仕してくる。肉襞が絡みつき、奥へ奥へといざなってくるのだ。本人がどう思うかは別として、体のほうはトウジのために改良されてしまったといってもいいのではないかというくらいに馴染んでいる。
どこを責めれば美沙が悦ぶのか、トウジの体は知っている。
角度を変えて側面を押し広げるようにする。すると、美沙は背中を逸らして叫ぶ。
「んあああああああああ、ひぃいぃああああああ、そこぉ、イイですぅ♡ はひぃ、はへえぇ♡」
「あ、みーちゃん先輩。もっと、してくださいっす。離さないでぇ」
「おぶぅ、ん、ちゅ、じゅるる……んふぅぅ、じゅる、れろ……あむぅ」
みどりが美沙の頭を押さえて自分の股に彼女の顔を押し付ける。おまけに自然と腰が動いてしまうので、美沙の顔で自慰をしているかのようになっているではないか。
「はあはあ、み、みーちゃん先輩、気持ちイイっす。すごいっす。わたし、イッちゃうっす。あ、は、は、んん~~~~~~」
みどりが果てた。
潮を噴き出して体をそらせる。
顔に潮を吹きつけられた美沙は避けることもできずに受け止めてしまう。
「あ、す、すみません、みーちゃん、先輩……はあ……」
みどりはすっかり体力を使い果たしたようで脱力する。
美沙のほうも限界が近い。
「今井がイッたし、そろそろこっちも限界だな」
「は、はいぃ! 激しくして、先輩! んお、んん、おほぉ、お、あ、が、んんんん、あひぃ、は、はひ、ひああ、あ、あ、あ、んあああああああああああああああ!」
そして、美沙も突き抜けるような快楽の波に押し流されて絶頂してしまった。
膣内から引き抜かれるペニス。
トウジも射精していたのだ。ゴムを外せば白く濁った液体がその中に溜まっているのが分かる。
美沙は疲れた体に鞭打って上半身を起こす
「先輩、しゃぶり、ますよ」
うっとりとした顔で座り込むトウジの膝に手をかけて身を乗り出す。
連続射精でさすがに萎えたペニスを手に取り、口に含む。苦味に脳が痺れるようだった。精液を啜り、ちゅるちゅると音を立ててペニスをしゃぶる。一滴たりとも零さぬようにだ液と絡めて飲んだ。
「トウジさん、わたしもしたいっす」
みどりも倦怠感を露にしながらトウジに抱きついた。そしてキスをする。上と下からむしゃぶりつかれて、トウジは為す術もなく快楽に流されていく。