エロバコ 作:ryou
はあはあ、と荒く息を吐いて男に体を預ける後輩を見て、絵麻はいいようのない戦慄に襲われていた。
もちろん、絵麻も二十を過ぎている。セックスの何たるかは心得ているし、知らないわけもなかったが、生憎と男性経験は皆無だった。それに、あったとしても他人がしているところを生で見る機会などまずありえない。
それこそ、AVの中の話であって非現実的な状況ではある。それが、たった今目の前で起きた。それも後輩と先輩という知人同士の激しい絡みだ。誘われて覚悟はしていたが、その衝撃は極めて大きなモノだった。
(みーちゃん……すごい、エッチな顔……)
汗に濡れたみどりの顔はすっかり蕩けきっていて、口元は緩み涎が零れ出ている。それが、キスによるものかみどりが自分で垂れ流したものかは分からないが、いずれにしても卑猥な表情をさらに艶めかしく彩っている事に変わりはない。
普段のみどりを知っているから、余計に非日常的な空間を意識させられる。
あのみどりが、男のペニスで嬌声を上げて身を捩っていたなどと、この目で見なければ信じられなかっただろう。
(すごい臭い……)
何と表現したらいいのか。
男の臭いなのか、女の臭いなのか分からないが独特の臭気がうっすらと漂ってくる。気のせいだろうか。
そもそも、絵麻がここにいるのはみどりに誘われたからだ。エロイ同人誌を一緒に作ろうという提案に乗ったのがそもそもの発端であり、その取材としてホテルまでやってきた。協力してくれる先輩が澄司だという事も知っていたし、みどりが澄司とする事も知っていた。すべて織り込み済みでここに来たというのに、想像以上の光景に逃げ出したくなってしまった。
しかし、表に絵を出すからには、中途半端な取材はしたくない。先輩にもアドバイスを貰ったとおり、きちんと実物を見て自分の絵に落とし込むようにしなければならない。人体を生で見る事のできる好機ではないかと絵麻は自分を奮い立たせる。
「はあ、はあ、んふぅ……澄司先輩、交代します、ね。ちゅ」
名残惜しそうにみどりは澄司の唇にキスをする。
それから、ベッドを降りて絵麻のところまでみどりはやってきた。
「ほら、絵麻先輩。取材の時間、ですよ」
にこりと笑うみどりからは、艶美な女の色香が漂ってくる。
「え、でも、わたし、ここからでも十分に」
「十分? そうですか? よく見えたんですか? 先輩のおチンチンがわたしの膣内をぐちゃぐちゃにするところとか、わたしの顔とか。ふふ、もっと細かく見たほうがいいっすよ」
そう言って、みどりは絵麻の手を掴む。
「ちょ……」
及び腰になっていた絵麻を勢いよく引っ張って、みどりはベッドの上に絵麻を投げだした。
絵麻はバランスを崩して、澄司の肉棒まで数センチのところで受身をとる。顔を上げれば、半勃ち状態の肉棒が眼前にあって、絵麻は固まってしまった。
「あ、あわわ、あ」
顔を真っ赤にして、絵麻は顔を逸らす。
その絵麻をみどりは背後から抱きしめた。
「み、みどり! ちょっと、これは!」
「ちゃんと取材しないと、先輩にも迷惑っす。せっかく時間を作ってもらったのに」
「そ、そんな事言っても。わたし、こんな……」
「ここまで来ておいて何を言ってるんすか。よく見て、先輩のおチンチン」
「う、うぅ」
恥ずかしそうにしながら、絵麻は肉棒を見る。
根元から天辺まで。
「これは表現に関わる問題っす。見た目だけじゃなくて、書き手側の知識が求められるんすからよーく観察してください」
そんな当たり前の事は絵麻とて分かっている。これが、ペニスでなければ観察もきちんとしていただろう。
「ん……」
しかたがない。引き受けたのは絵麻自身である。生唾を飲んで、絵麻は澄司のペニスを眺める。
みどりの涎でぬらぬらと光るペニスは、その先端から雫が滲み出ている。その臭いがまた強い。悪臭と言ってもいいだろう。
(こんなものをみーちゃんは咥えてたの)
フェラチオなど映像と画像でしか見た事のない絵麻だ。臭いだって想像する事しかできていないので、実物の衝撃といったらない。
多少萎えているが、それでも大きさは中々のものだ。グロテスクな見た目もあって、嫌悪感すら抱いてしまう。
「ちょっと触ってみたらどうっすか、絵麻先輩」
「い、いや、そこまでは。わたし、もう十分見たから」
「えー、全然っすよ。エロイシーンを描くのに、感触も何も確かめてないじゃないっすか」
「感触って言ったって、そんなの無理」
「無理じゃないっす」
絵麻の手を取ったみどりが無理矢理その手をペニスに押し付けたのだ。いきなりの事に絵麻は反応できず、固まってしまった。
「あ、ひゃ、ひゃああああ!?」
絵麻はやっと現実を飲み込んで、悲鳴を上げて飛び上がる。
「わ、わ、わ! いや、わたし……今ッ!」
耳まで顔を紅くして、絵麻はペニスに触れてしまった手を震わせている。この手をどう扱ったらいいのか分からず、混乱しているのだ。
「まだ、ちょっと柔らかいっすね。本当なら、もっとガチガチなんすけど、絵麻先輩が余計な時間を使ったから、萎えちゃったっす」
「今井。お前、人のもんで遊ぶな」
「えへへ、すいません」
ちろり、と舌を出したみどりはまるっきり反省の色を見せない。
「絵麻先輩」
さらにみどりは背後からまた絵麻に抱きつき、スカートの下から彼女のパンツに触れた。
「あひゃッ」
絵麻はびっくりしてまた固まる。
そして、すぐに焦ったような顔になる。
「んふふー、絵麻先輩。やっぱり思ったとおりっす。ここが、こんなに濡れてるじゃないっすか」
みどりは絵麻の女性器に直接触れていたのだ。くちゅ、という水音がして絵麻が小さく声を漏らした。
「絵麻先輩ってむっつりさんですよね。実は前々からそうじゃないかと思ってたっす」
「ち、違……別にわたしは……」
「ここはラブホですし、もっと大胆になってもいいじゃないっすか? ねえ、澄司先輩も付き合ってくるっす」
みどりの指が絵麻のクリトリスを引っ掻いた。
「ひゃ、あ!」
ぴくんと絵麻は背中を震わせる。みどりは指を膣の浅いところで激しく動かして、愛液を搔き出す。そうしながら、決して奥には触らず、焦らすように絵麻に刺激を与えていく。
「あ、あ、あ、あ! 待って、みどり、ん! それ、あ、ぁ!」
絵麻はガクガクと膝を揺らし、体を支えていられずベッドに崩れ落ちる。
「むっつりな上に感じやすいんすね。絵麻先輩は」
「う、あ」
みどりにクリトリスを責められて、軽くイキそうになってしまった。
恥ずかしくて泣きそうになっている絵麻をみどりはさらに責める。くちゅくちゅと音をわざと立てるようにして、絵麻に自分の股の音を聞かせているのだ。だというのに、絶頂までは届かない。ギリギリのラインを維持している。
「はあ、ん、はあ、あ、あん、あん、ん。んぅ……くは、あ。み、みーちゃん……もう、終わって、んあ」
「ほんとに終わっていいんすか? 絵麻先輩」
「はあ、ん、え?」
「ほんとはイキたいんじゃないんすか? 澄司先輩のおチンチン欲しくないっすか? こんなにここを濡らしておいて、このままお帰りでもいいんすか?」
耳元で妖しくみどりは囁いた。
「わたしは、別に……んあ!」
絵麻が否定しようとするとみどりが指を動かす。刺激で言葉が出なくなり、絵麻の体に熱が蓄積されていく。
絵麻はシーツを握り締めて、股の刺激に耐えようとするがそれを分かっているかのようにみどりが指を動かすものだから我慢しようとする意思も長続きしない。
「はあ、はあ、はあ。ん、あ、はあ、ん……」
心臓がバクバクと鳴り響く。
「ちゃんと取材しないと、ダメっす。一緒に取材しましょうよ、絵麻先輩」
「取材、ん、はあ、一緒に?」
「はい、一緒っす。一緒にここに来たんですからね」
「あ、ん、ふう……あ……わたし、ど、うすれば……」
みどりは笑みを浮かべて、絵麻の愛液に濡れた手をパンツから引き抜く。
「まずはエッチの基本から教えてもらえばいいっすよ」
絵麻はみどりに促されるままに姿勢を変える。ゆっくりと上半身の服を脱ぎ、ベッドの上に腰掛けて様子を見ていた澄司の傍らにやって来た。
「あの、澄司先輩」
絵麻は視線を極力澄司に合わせないように逸らしながら、意を決して唇を差し出した。
澄司も据え膳を食わぬ男ではない。絵麻にその気があるのならば断りはしない。彼女の頬に手を添えて、絵麻に口付ける。
「ん……」
唇が触れ合った瞬間に、絵麻は全身を強張らせた。
(ファーストキス。こんな風にしちゃうなんて……)
そんな事をうっすらと思いながら、絵麻は澄司の唇の感触を確かめるようにキスを続ける。初めてのキスだ。イメージ通りには進まず、絵麻はこの先をどうすればいいのか分からずに澄司の出方を窺う。
その澄司は、絵麻の唇を自分の唇で挟み込むようにして揉み解し始めた。
「ん、ふ。ん、ちゅ……ん」
柔らかい唇に包み込まれる感じがして、絵麻は心地よくなってきた。基本的に澄司に合わせるだけで、絵麻からアプローチをかける事はないのだが、それでも与えられる刺激だけで頭がふわふわしてしまう。
(これが、キス。なんだか、気持ちいい)
心が昂ぶりながらも、不思議な安らぎを感じる。溶けていくような奇妙な一体感に、絵麻はぼうっとしてしまう。
「はあ……」
息を止めていたために、絵麻は息が続かなくなって口を離した。
「澄司、先輩……」
「安原、次、口開けて」
「え……あ……」
澄司が何を要求しているのか、何となく分かってしまった。しかし、絵麻はもう現状を受け入れるように体がなってしまっている。言われるがままに、口を開けた。
「あむ、ん、ちゅ……んむ、ん、んん!」
頤を上に向けられて、二度目のキス。今までよりも深く結びついた澄司と絵麻。案の定、絵麻の口内に澄司の舌が入り込んでくる。
「あ、ん。んふぅ……れろ、れろ、じゅる……ん、じゅる、ちゅぷ、れろ……」
澄司の舌が絵麻の舌に絡みつく。思わず身を引きそうになったが、澄司が逃がすまいと絵麻の両手を掴んだ。
ぬるりとした感触に続いてざらつくしたの表面が、絵麻の上顎をなぞる。
「んく、ん、じゅる、れろ……んぅ、ちゅぷ、れろ、んふぅ……んあぁ、んちゅ」
澄司の舌が内頬や自分の舌の裏側、歯茎などを這い回る。
他人の舌が自分の口の中を蠢くことなど想像もしたことがなかっただけに、抵抗感があったが、それも次第に薄れていった。
絵麻は解き解されたかのように体の力を抜いた。緊張は解けてなくなり、キスという行為に耽って行く。
「ん、ちゅ、れろ、れろ、ちゅぷ。ん、ちゅ……はふ、あ、えろ、ちゅる、れろ。んん、ちゅる、ん、ちゅ……ふぅ、はあ、あ、んん」
口を離し、呼吸を整え、そしてまた唇に吸い付く。
澄司から口を離せば、絵麻は澄司を追いかけるように舌を伸ばした。ぴちゃぴちゃと舌と舌が絡まって、涎が混ざり合う。
うっとりと惚けた表情の絵麻は、澄司の舌を唇で挟んで吸った。
(これ、気持ちいい。こんな、初めてなのに……)
すっかり嵌ってしまっている自分を絵麻は客観視する。
止めなければと思っても、舌が勝手に動いて澄司の舌を追いかけてしまう。流し込まれる涎を喉を鳴らして飲んでしまう。
後輩の言うとおり、自分はこんなにも淫らだったのだろうか。ただのキスですっかりできあがってしまっている。
「ちゅぷ……ん、ふあ、はあ、はあ……」
だらしない表情をしている事を自覚して、羞恥に震える。
「すっごい、キスっすね。絵麻先輩」
さすがに驚いたとばかりにみどりが苦笑いを浮かべる。
「今ので先輩のココ。固くなりましたよ」
みどりは、澄司の隣に寝そべり、手でペニスを摩っている。絵麻とのキスで復活したペニスを柔らかい手の平に包み込んでいるのだ。
みどりは手コキをしながら、澄司の胸に舌を這わせた。上目遣いで澄司の様子を見ながら、ゆっくりと味わうように乳首を舐めてくる。
「れろぉ、ちゅぷ……えへへ、れろ、絵麻先輩、準備いいっすよね。れろ、澄司先輩も我慢できないっすもんね」
びくびくと反応するペニスは今にも破裂寸前だ。
「今井のせいでもあるけどな」
澄司はやや乱暴にみどりの顎を掴んで真上を向かせ、覆いかぶさるようにキスをしてやった。
「はむ、ん、じゅる……んんん! ん、ちゅ、ん、ん、……んはぁ……先輩、無理矢理すぎっす」
「嫌いじゃないだろ、お前は」
「それは、まあ……」
みどりは顔を紅くして口篭る。
それから、絵麻を抱き寄せてた澄司は、彼女のパンツの中に手を入れる。
「あ、んん! そこ、は! ダメ……」
ダメと言いつつ抵抗はしない。ベッドに寝かされ、澄司の手によって膣の中をかき回されると、絵麻の膣からは愛液が滴り落ちてシーツを汚した。
みどりの言うとおり、すっかり出来上がっているようだ。
「初めてなんだって?」
「そうです……」
「そう。でも、これだけ濡れていれば、大丈夫。最初は痛いだろうけど、すぐに慣れる」
絵麻のパンツとスカート脱がせ、完全に生まれたままの姿にした。
立ち位置が入れ替わる。
絵麻が下になり、澄司が上になった。枕に頭を預ける絵麻は、腕を十字に組んで胸を隠した。
「あの、あまり見ないで……みどりみたいに大きく、ないし」
絵麻の胸はみどりの豊満な双丘に比べれば、幾分か小ぶりだ。だが、それがどうした。
「大きさとかじゃないだろ。それも含めて、綺麗だと思うぞ」
澄司は絵麻の太ももの内側をなでる。くすぐったさに絵麻は身じろぎする。
「安原、入れるぞ」
絵麻は唇を噛んで、目を瞑った。それを肯定と受け取った澄司は、コンドームをつけて、亀頭を絵麻の割れ目に押し当て、ゆっくりと中に押し込んでいく。
「あ、ん、んくぅ……んん~~~~!」
絵麻が呻き声をもらす。初めての挿入だからか、絵麻の膣内はきつく挿入も一苦労だ。半ばこじ開けるように腰をぐいと突き出して、ペニスを根元まで挿入した。
「ふぐ、ん、ぐぅぅぅ! う、ああ、痛ッ、う!」
絵麻が目尻に涙を蓄えて、歯を食い縛った。
処女を失い、その痛みが絵麻を襲っているのだ。
この状態で犯すのは、痛みを継続させるだけだ。
「安原、体の力抜け」
「う、力、ん、くぅ……ふぅ」
絵麻は深呼吸して痛みを和らげようとしている。どこまで効果があるのか分からないが、絵麻が落ち着くまで澄司はペニスを動かせない。
本来であれば、今も前後に動かしたい。絵麻の媚肉をペニスで穿り返し、快楽を味わいたいところであった。事実、すでに絵麻の膣肉は澄司のペニスを締め上げて、しゃぶりついている。体は速くペニスを動かし、早く精液を放出しろと騒いでいる。
だが、しない。それでは絵麻が楽しめない。彼女のような大人しいタイプはセックスに一度苦手意識を持ったら、しばらくは男にも近付かなくなる。澄司は可能な限り優しく絵麻を抱きしめて、首筋にキスをする。
「ん、ふあ」
くすぐったいのか絵麻は小さく声を漏らした。
ここから絵麻の首から耳たぶまでは舌先でくすぐって、頬にキスをする。口での愛撫を何度か繰り返した後で、絵麻の手を下からすり抜けて乳房に触れる。
「あ、あの……」
「大丈夫」
耳元で囁き、絵麻の手を胸から引き剥がす。抵抗もしないで絵麻はあっさりと胸を澄司に曝した。
絵麻の乳房を捏ねるように揉み、乳首を摘む。
「あ、ん……ん、くふぁ、あ、あん」
「ここ、気持ちイイ?」
「あ、ん、そこ、あ、ん。ふぅ、あ、胸、そんなに揉んだら、ん」
絵麻の顔が痛みを忘れて、惚けてくる。
快楽で痛みをかき消して、安心感を与えるのだ。
「痛みはどう?」
「あ、……多分、大丈夫、です」
「じゃあ、動くから」
うん、と絵麻は頷いた。
奥まで押し込んでいたペニスを、澄司は半分くらいまで引き出す。ずりずりと膣肉が擦れて、愛液が隙間から零れる。
そして、再び根元まで押し込んでいく。ゆっくりと絵麻の膣内がペニスに慣れるようにじっくりと責めていく。
「ん、ふ、く……はあ、ん、あ……あ、く。んぅ」
亀頭が奥まで達したら、後ろに腰を引く。それを何度か繰り返すうちに、すべりが良くなってきた。少しずつペースを速めて、力も強くしていく。
ずちゅ、ずちゅ、ずちゅ、と音を立てて絵麻を犯していくのだ。
「あ、あ、あ、あ、あ、あっ、ん、ふあ、あ、つ、よい……澄司、先輩の、ん、あ、感じ、はあ、ん」
絵麻は澄司の両肩を握り、喘ぎ始めた。膣内を犯すペニスが動くたびに言い知れない快楽の波が絵麻を襲うようになっていた。
声を我慢できなくなっている。少しペニスが動くだけで、意志とは関わりなく声が漏れてしまうのだ。
「もう、大分慣れてきたか?」
「は、い……ん、ありがとうございます」
「別に例なんていらないよ」
澄司は絵麻の膝を広げてスペースを作り、腰の稼動範囲を確保する。
それからさらに激しくペースを上げて絵麻の膣内をかき回し始めた。
「あう、ん、くふぅう、ふああ! あ、んあ、く、ん、ぐ、ああッ! あ、あ、気持ち、イイッ! あ、ん、くふ、あ!」
ついには大きな声で快楽を口にするようになった絵麻は澄司の腰に自分の両足を絡めて、自分から腰を振るまでになった。
初めてにしては、かなりの乱れようだが男にとっては好都合ではある。
より深く繋がり、より快楽を貪りたい。
澄司も絵麻も、その一心で肉をぶつけ合っているのだ。
「あ、んあ、あ、あ゛あ゛! ん、澄司先輩、あ、ん、くあ……わたし、ん、何か、来て、あ!」
「気にしなくていい。流れに身を任せて」
「は、い……あん、そこ、おあ! あ、ん、くふあ、あ!」
背中から這い上がってくるような快感。澄司のペニスが一撃を加えるごとに絶頂に導かれ、そして絵麻の脳が完全に快楽に染まりきってしまった。
「あ、あああ! あ、んあああああ!」
びくんびくんと絵麻が腰を震わせた。
昇るところまで昇りきってしまったのだ。
「かは、あ、は、あ、……こんあ、すごい、初めて……」
焦点の合わない視線を澄司に向ける。
「あの、キスしてください」
甘えるようにそう言った。
「あ、あ、あああ! んあ、これ、すごいです! あ、んああ、ん、おチンチン、イイ! あ、はあ、んああ!」
澄司の上に絵麻が跨って嬌声を上げている。
汗で髪が顔に張り付くのも気にしないで、絵麻は自分から腰を振っている。強く激しく、性欲の求めるままに絵麻はペニスを求めた。
「あ、んあ、ふああ! あ、ああ! 奥まで、届くのぉ! お、おああ! 抉れて、あふん、ふああ、気持ちイイぃ!」
じゅぶじゅぶと絵麻の股から水音が響き渡る。
もう何度射精を導いたか、そして何度自分が絶頂したのか数えていない。
初めてのセックスから何時間経っただろうか。みどりは呆れたような表情を浮かべて、絵麻を見ている。
「絵麻先輩、嵌りすぎじゃあないっすか? そりゃ、澄司先輩のは気持ちいいっすけどぉ」
「だって、ん、みどりがもっと取材をって、言うから、あ、ん、ああ!」
澄司が絵麻の尻肉を鷲掴みにして、腰を跳ね上げる。
「んきゃあ、あ、それ、イイ! あ、こ、擦れる! あ、んあ、すごい、んああ、もう、わたしイクッ、あ、んああ――――!」
目の前がチカチカとする。
絵麻は絶頂の余韻を全身で味わい、恍惚の表情を浮かべる。
脳みそから蕩けてしまいそうで、体が快楽を覚えてしまった。
「あふ、ん、んああぁ……また、イッたぁ、あ、ん、あぁ」
ぐったりと絵麻は澄司の体の上に倒れ込む。
その絵麻を抱きしめて、澄司は挿入したままのペニスを動かし始めた。
「あ、あぁ! また、そんな、は、ひ……い゛ま、イッたばかりで、敏感なんで、あ、今、されたら、ん、ふくあ、わたし、あ、また、あ、ああ、い、イイ。気持ちよすぎて、く、あ、変に、な、あ、ああああッ!!」
絵麻はだらしのないアクメ顔を曝して連続絶頂を迎える。
体も心も元には戻れそうもない。
体力の限界まで、絵麻は快楽に溺れ続けた。