やはり、私の青春ラブコメがまちがっているはずがない。 作:夏ノ雪
ザーザー
雨が降っている。
その音が池の水面にに当たり耳に響く。
今僕は、とある公園にいる。
傘をさして立っている。
公園の中の池に掛かっている橋の上で。
僅かに顔にあたる雨。
目の前には制服姿の少女。
彼女は顔を赤くし、思いつめたような顔をしている。
僕はその少女を見ると心が沈む。
何度も感じた既視感。
それを今、再体験している。
「ごめん。君の思いには答えられない。でも、君は素敵な子だからきっといい人が見つかるよ」
僕は慣れたようにこのセリフを言う。
心がこもっているように。
まるで本心から言っているかのように。
細心の注意を払って口から言葉をだした。
何度いったか分からないこのセリフを。
「え、な、え、、なんで・・・・・・」
言葉にならない声を出す目の前の少女。
目からは涙を流し、顔は真っ赤になっている。
膝は震え、手に持っている傘を落とす。
「大丈夫かい」
とっさに僕は自分の傘で彼女を雨から守る。
「いやっ」
そういって僕を突き飛ばす少女。
不意をつかれて僕の傘が宙を舞う。
「いや、、、いや、、、、いや」
そう言って彼女は僕の前から走り去っていく。
◆◇◆◇
冷たい。
気づくと僕はびしょ濡れになっていた。
額から水滴がたれ、目の中に入る。
僕は全身濡れてる。
服が体にはりつく。
下着までぐしょぐしょだ。
靴下も濡れているだろう。
ぬるぬるとした感触がする。
傘をささないと。
僕は周りを確認する。
だが橋の上にはない。
もしかして・・・・
僕は池をみる。
そこには傘が開いたまま浮いていた。
浮きながら僕から徐々に遠ざかっている。
橋は池の水面から2m程上に駆けられている。
ここから取ることはできない。
傘は諦めよう。
そう思い、鞄をもち歩き出そうとすると、
「どうしたの?傘もささずにこんな所で」
聞き覚えがある声が聞こえる。
冷たくも美しい声。
振り替えると雪乃が傘をさして立っていた。
「傘を池に落としてしまってね」
僕は水面にプカプカと浮かぶ傘を指さす。
その傘は水花のようだ。
「そう。それなら」
彼女は僕を傘の中に入れる。
雨が体にあたる感覚が一瞬でなくなる。
そして、代わりに柑橘系の香りがする。
その香りをたどって先を見る。
美しい顔・
彫刻の様に美しいその顔。
雪乃の顔。
雨の中に現れたその姿に、僕は何故だか救われた。
その顔はいつもと違い力強い。
いつものように、強さの陰に弱さが見えない。
そんな彼女。
彼女の髪が湿気で濡れたのか、その美しさを蜃気楼のように後押ししている。
そんな雪乃が近づいて、僕を傘の中にいれていた。
「大丈夫だよ。コンビニで傘を買って帰るから」
なんとか言葉をだす。
とっさに離れようとするが、彼女は僕の腕をとる。
「あなたの家に行くには電車に乗る必要が有るでしょ。その格好では無理よ。私の家によって着替えて行った方がいいわ」
服がぬれているせいか、彼女の手の感触を強く感じる。
温かいその手を。
「そんなお世話にはなれないよ。僕なら大丈夫だよ」
「いいえ、大丈夫じゃないわ。あなた風邪ひくわよ」
彼女は引きそうにない。
それに僕を傘に入れているためか、彼女の制服が僅かに雨でぬれていることに僕は耐えれなかった。
「分かった。ありがとう。でもあまり僕に近寄らない方がいい。雨でぬれてるから」
「それは無理よ。この傘、それ程大きくないのだから。それにほら」
彼女は鞄からタオルを取り出して僕に渡す。
僕はそのタオルを受け取って顔をふく。
雪乃の匂いがするタオルで髪の毛、顔をふく。
◆◇◆◇
それから僕たちは体を寄せ合って二人で歩いた。
雪乃の家に向かって。
どうしても体が触れあう。
僕が傘から外れようとすると彼女がすぐに気づいてよってくる。
何も言わないでよってくる。
だから僕は諦めた。
僕の制服の水分が雪乃の制服に移る。
そして雪乃の制服も濡れる。
僕の液体が彼女を濡らす。
濡れた制服越しに僕と雪乃のにの腕がすれ合う。
雪乃の肌の感触が伝わってくる。
息をのむほど程美しいその肌の感触が。
何度も触れ合う。
触れ合いを通して僕の体温が雪乃に伝わり、雪乃の体温が僕に伝わる。
まるで求め合っているかのように混ざり合う。
とても気まずい。
でも僕は何事も無いように世間話をした。
時折、僕の腰と彼女の腰が僅かにぶつかる。
そしてにの腕以上に高い体温が僕に伝わってくる。
生命の源が近いからか。
その体温には温かさ以上の何かを感じる。
何か絡みつくような淫靡な体温を。
なるべく接触しないように注意したが、一つの傘に二人が入る以上しかたがない。
腰が触れ合う。
そのたびに僕は僅かに興奮した。
雪乃の骨盤は思ってたよりしっかりしているようだ。
すらっと伸びた姿から、腰は細く脆いのではないかと思っていたが、それは違った。
スリムながらも豊満な印象を受ける。
濡れたにの腕を摺合せながら、腰を触れ合う。
そんな行為。
何故だか分からないがぼくのペニスが反応した。
むくむくとペニスが動き出す。
僕はそれを抑えた。
大丈夫。
自制をすれば抑えられる。
肌が触れ合うたびにペニスに血液が流れる。
だが、それをすぐに精神力で戻す。
その繰り返しだった。
◆◇◆◇
コンビニ。
僕はコンビニの屋根の下で突っ立ている、
雪乃は店内で僕用の衣類を買っている。
靴下とトランクス、それに白シャツだ。
僕は自分で買おうとしたが彼女に反対された。
どこか陽乃さんを思わせるそれに僕は逆らえなかった。
情けないと自分でも思う。
靴下や白シャツはいい。
でも、雪乃にトランクスまで買ってもらうなんて。
僕のペニスを包む衣類を。
雪乃が僕のペニスを包む衣類を買う。
それは恥ずかしい。
そして情けない。
でもそれが現実だ。
僕は雨の中、屋根の下で彼女を待った。
◆◇◆◇
買った商品を鞄の中に入れたのか、彼女は店内に入った時と同じ格好で出てきた。
僅かに濡れた彼女は、どこかいつもと違い色っぽかった。
歩いていた時に濡れたであろう髪。
その髪が濡れ、いつも以上に艶をましている。
怪しくも光るその髪は、僕を魅了してやまない。
僕はその髪に包まれたいと思った。
僅かに濡れた制服。
二人で一人用の傘に入ったためか、片方の肩は濡れている。
そしてほんの僅かにブラヒモが見えている。
水色のその線。
その線を見た瞬間、僕のペニスは反応する。
むくむくと動き出す。
だが勃起するようなものではない。
精神を満たすそれは、勃起とは違い、心を満たした。
数秒間僕の意識はない。
僕は雪乃に見惚れてしまっていた。
「どうしたのかしら?」
雪乃が僕の顔を伺うように体を屈めながら言う。
「なんでもないよ」
いつもの調子で返事をする僕。
こういう演技は得意だ。
こうして僕たちは再び雨の中を歩き出す。
肌をすり合わせながら、体温を交換し合いながら、雪乃の家に向かった。
◆◇◆◇
雪乃の家。
風呂場。
僕は風呂場でシャワーを浴びている。
雪乃は高校生では珍しく一人暮らしをしている。
しかも高級マンション。
そのため、トイレと風呂場が分かれている。
流れ出る温水で、雨で濡れた体を洗う。
冷えていた足先、指先が徐々が温まっていく。
温水で包まれた僕は蘇っていく。
ふと、足元を見た。
長い髪の毛が落ちている。
僕のではありえない程長い髪の毛。
それを手に取る。
雪乃の髪の毛だろうか。
徐に臭いをかぐ。
無臭。
僕はその髪の毛を指に巻いてみる。
髪の毛が長いからか、巻いた箇所はその髪の毛で黒く覆われる。
指を包む髪の毛。
その映像を見てふと考えが浮かぶ。
この髪の毛でペニスを包むとどんな感じがするのだろう?
雪乃のあの美しい髪の毛でペニスを包むと・・・
僕は徐に雪乃の髪の毛でペニスを包もうとする。
待て。
僕は何をしているんだ。
雪乃の家の風呂場で、雪乃の髪の毛を使ってなんてことをしようとしているんだ。
一瞬で我に返る。
シャワーの音が風呂場に響く。
だが次の瞬間、僕の手は動く。
雪乃の髪の毛で、ペニスを包みこむ。
一周一周ごとに僕のペニスは雪乃の美しい髪の毛で包まれていく。
そう、僕のペニスが雪乃に包まれていく。
それはいいようのない満足感だった。
僕はその光景に目を奪われた。
好奇心に心を動かされた。
主体性のない僕の心が、こんなにも動くとは思わなかった。
一周ごとに僕のペニスは大きくなる。
血液が心臓から送り込まれて勃起する。
それが続く。
むくむくと動き出すペニス。
わずかな快感が行き来する。
だが、そこで終わりだ。
ペニスを雪乃の髪で巻き終わった。
だが、そこで終わりだ。
勃起して終わり。
エネルギーが満たされたまま。
出口を提示されていないエネルギーはそこで止まる。
吐き出し先を求めて迷いだす。
自制して勃起を収めようとするが収まらない。
その時、
トントン
ノック音がする。
そして、
「タオルと着替えをここに置いておくから」
雪乃の声が聞こえる。
風呂場の前の洗面所に着替えとタオルとおいてくれたようだ。
「分かった。ありがと」
僕は返事をする。
雪乃の髪の毛をペニスにまきつけ勃起しながら、僕は返事をする。
雪乃の声で僕のペニスはさらに勃起した。
ペニスがピクピクと震えだす。
すりガラス越しに見える雪乃の輪郭。
扉一枚の先に彼女がいる。
その事がさらにペニスを勃起させる。
もはや精神で抑え込むことはできない。
いや、できたとしても時間がかかる。
僕は決心した。
これしかない。
遠ざかる足音が聞こえた。
雪乃は洗面所を出ていったのだろう。
僕は右手でペニスを握り、上下にさする。
徐々にスピードを上げながらさする。
早く出してすっきりするんだ。
そうしたら、何事も無かったのようにこの後も雪乃に接することができる。
気持ちいい。
気持ちいい。
そんな思いとは裏腹に、僕は湧き上がってくる快感に身を包まれていく。
上下にペニスをさする。
普段雪乃が使っているであろう風呂場で、雪乃の髪の毛に包まれながらペニスをさする。
気持ちいい。
気持ちいい。
雪乃の家の風呂場。
彼女が全裸で、その髪の毛を、その体を洗っている場所で。
僕は雪乃の髪の毛でペニスを包み込みながらオナニーする。
気持ちいい。
気持ちいい。
だが、足りない。
まだこれでは発射できない。
ペニスはますます膨張し、エネルギーをため込んでいる。
このままではまずい。
僕は考える。
早く抜く方法。
その方法を。
この室内にはパソコンも携帯もない。
だから僕は記憶を使った。
先程の雨に濡れた雪乃を思い出す。
僕はその姿を思い出しならが右手でペニスを上下に摩る。
雨にぬれ、僅かだが水色のブラジャーの紐が見えていた雪乃の姿。
普段では決して見ることができない姿。
僕はその姿を思い浮かべる。
妄想は加速する。
雪乃の服は徐々に濡れていく。
服が濡れ、水色のブラジャーの全体像があらわになる。
陽乃さんに比べるといささか分が悪い雪乃の小ぶりな胸。
僕はその胸を揉む。
その瞬間、頭の中に電撃が走る。
ドビュシュ
ペニスの先からザーメンが勢いよく飛び出す。
それが風呂場の壁にかかる。
その壁模様をみて、一瞬で冷静になる僕。
なんてことをしてるんだ。
僕は雪乃がすぐ近いる中、風呂場でオナニーしてしまった。
その事実を直視する。
僕はすぐにシャワーでザーメンを洗い流す。
匂いが残らないように入念にボディソープを使って洗い流す。
◆◇◆◇
その後、僕は扉の外に用意されたバスタオルで体をふく。
雪乃がコンビニで買った黒のトランクスと白シャツを着る。
下はジャージ、上にはトレーナーをはおる。
どちらも雪乃のものだろう。
少しサイズが小さい。
僕はそれを着た。
弱冠体をしめつけるような感覚。
その感覚がなんとも心地よい。
雪乃の服が僕の全身をつつみ刺激する。
特にジャージ。
股間と太腿を圧迫する刺激。
まるで雪乃の柔肌にペニスを包まれているような感覚を受ける。
雪乃もこの服を着ながら同じような事を感じているのだろうか?
一瞬、頭の中に雪乃が浮かぶ。
その少女は、何かを耐えるような表情をする。
いつものポーカーフェイスを必死に崩さないようにしながらも、唇をかみしめて耐えている雪乃の姿。
顔を赤らめて歯を食いしばる雪乃。
収まったはずのペニスが徐に反応しだす。
僕は精神力で抑える。
だが、不意に衣服から匂いがする。
洗剤の良い匂いが香るその衣類。
だが僅かに香る隠しきれない雪乃の匂い。
それが僕の頭を惑わす。
◆◇◆◇
その後、僕はお礼を言って雪乃の家を後にした。
濡れた服を持って帰ろうとしたが、彼女が洗って帰すと言ってきかなかった。
僕は勃起を抑えるので精一杯だった。
その思いのせいか、何故か僕の心は言いようのない焦りを覚えていた。
だから僕はしぶしぶそれを受け入れ、家を後にした。
俺ガイルのアニメみました。
一色さん出てましたね。