※この作品はR-18です。

やはり、私の青春ラブコメがまちがっているはずがない。   作:夏ノ雪

16 / 19
感想欄にて質問がありましたのでこちらでも記載致します。
メッセージでの感想も受け付けています。

真摯に作品に向き合い、熱量溢れるメッセージを送って下さった方、感謝致します。
本作を時間通りに書くことを優先しているため、返信が遅れております。
順次返信をしていく次第になりますので、暫らくお待ち下さい。

------------------

視点変更。
雪乃視点です。


7 パズル ◆

私は雪ノ下雪乃。

高校一年の女子高生。

 

私は動揺することが嫌いだ。

常に心を落ち着かせておきたい。

同級生の年頃の女の子は一般的に感情豊かだ。

特に私の友達の由比ヶ浜さん。

彼女は明るく、子供の用に表情を変える。

私はそんな彼女が好きだ。

私ができないことを自然と体現している彼女に憧れているのかもしれない。

 

でも、私は常に心を落ち着かせておきたい。

心が乱れると、私はとても不安になる。

何か間違ったことをしてしまうのではないか。

失敗してしまうのではないかと。

様々な不安に襲われる。

だから私は感情を表に出さない。

だから私は積極的な人づきあいを控えている。

 

人づきあいをすれば自ずと私の感情はでるだろう。

想定外のこともたくさん起こるだろう。

私の見たくない面を自分で見ることになるかもしれない。

他の人に見せるかもしれない。

私が管理できない世界が広がっていく。

私はそのことに恐怖し、忌避している。

 

いつからこのようになったのかは分からない。

昔はもっと子供らしかったと姉さんは良くいう。

そうなのかもしれない。

でも、今の私は違う。

 

私は落ち着いた世界で、何事も無く生活していきたい。

そう、何事も無く。

何事も無く生活したかった・・・・・

 

でも、現実は思う通りにはならない。

 

あるきっかけで奉仕部に入部した。

そこで比企谷君と由比ヶ浜さんと出会った。

私は彼らと共に時間を過ごし、仲を深めていった。

私が求めた結果ではない。

でも、私たちの仲は深まっていった。

温かい空間。

久しぶりに感じる人の温かさ。

それが心地よかった。

 

比企谷君は世間に斜に構え、自身の事を卑下している。

しかし自意識は強く、自分の考えの通りに行動する。

そんな彼が私にとっては興味深かった。

 

私は内にこもっている。

彼も内にこもっている。

だけど彼はそれだけに留まらず、その立場を活かして周りの人々を救う。

私には何故彼がそんな事をするのか分からない。

 

でも、彼の行動を見ていると私は自分の事が哀れに見えてくる。

私は一見優等生のような行動をしているが、それはただの我儘。

自分の内にこもり、ただ自分が傷つかない範囲で頑張っているだけ。

 

彼は傷つくことも恐れずに行動する。

その姿は私が嫌いな姉を思い出させる。

自信満々で、何にでも挑戦して成功する姉。

私が昔憧れ、その姿に挫折した姉を。

 

私はいつしか、彼に特別な物を感じていた。

これが恋心というものかもしれない。

でも、私は恋をしたことがない。

だから分からない。

私は彼に特別な興味を持っていた。

知らず知らず彼に期待し、彼を見るたびに心が満たされる。

 

これは恋だろうか?

 

分からない。

 

 

◆◇◆◇◆◇

 

 

今、私は戸惑っていた。

常に心が乱れていた。

なんでこんな事になっているのか分からない。

私らしくない。

私らしくない。

 

私は数日前葉山君と初体験をすませた。

何故そうなってしまったのか・・・・・

私には分からない。

 

ここ数日、私は心に衝撃を受けることが多かった。

表にはださないが、心は深く動揺していた。

それで葉山君といけない関係になっていた。

私は抵抗しようと思ったけど、何故だかできなかった。

 

彼に触れられるたびに私の心は沸き起こり、満たされていく。

キスをされるたびに頭が真っ白になる。

胸を触られるたびに心が躍る。

ショーツの上からクリトリスをなでられ度に、幸福感に満たされる。

そして心の動揺から解放されていく。

 

私は嫌がる素振りをしながらも、彼の行為で癒されていた。

彼も本当に私が嫌がるとその先には踏み込まなかった。

 

そんな彼に私は心が動いていた。

でも、彼はどこか様子がおかしかった。

昔から知っている葉山君。

最近はすっかりかっこよくなり、まるで姉の様になろうとしている葉山君。

そんな彼の様子がおかしかった。

 

 

◆◇◆◇◆◇

 

 

そんなある日。

私は比企谷君が由比ヶ浜さんとキスした場面を見た。

その映像は鮮明に脳裏に焼き付いている。

心にさすような痛みを与えるその光景。

その光景を思い出すたびに、私の心に刺すような痛みが走る。

私の好きな物が二ついっぺんに離れてしまうのでないかと不安を抱かせる。

彼、彼女と触れ合い、私は充たされていた。

その温かさを失う事を考えるとぞっとする。

 

私は、その光景の後の記憶がほとんどない。

あるのは断片的な記憶。

 

葉山君に手を握られた歩く私。

公園を出る。

開くマンションの入口。

上がっていくエレベータ。

そしてベッドルーム。

葉山君の手に引かれて歩く私。

 

私の上に覆い被る葉山君の姿。

上下に揺れる彼の姿。

私を見てペニスをしごく姿。

裸の葉山君の姿。

何か、温かい棒のような物が私の口につっこまれる感触。

そして上下にゆれる私。

悲しみと快感の感触。

それらが合わさり充たされた気分になる私。

よく覚えていない。

断片的な記憶。

 

でも、目覚めた時の記憶はある。

私は体中から淫靡な匂いを発していた。

 

顔。

口の中。

胸。

お腹。

マンコ。

 

すべてから匂う。

まるで肌にその匂いが刷り込まれているような感覚。

 

少し動くとマンコの中から何やら白い液体が出てくるのが分かった。

それと同時にマンコ内に感じる痛み。

 

あ、私したんだ。

したんだ。

葉山君とセックスしたんだ。

 

その瞬間に悟った。

 

私は体のいたるところに彼を感じる。

ここ数日彼としていた行為で覚えた彼の匂い。

彼の感触を体全身で感じる。

 

口の中。

顔。

そして一番はマンコに。

 

まだ何かが入っているような感覚がある。

それを感じ、思い出すと自然にマンコに愛液がわき、ポタポタと股の間から出てくる。

彼の白いザーメンと混ざり合った愛液が出てくる。

 

下腹部がじんじんし、頭の中に快感が沸き起こる。

だが、同時に胸に湧き上がってくるものがある。

 

私はとっさにトイレに向かう、

そして便座に顔を向ける。

 

ゲボッ

 

吐いた、

 

ゲボッ

 

吐いた。

 

マンコから愛液を垂れ流しながら吐いた。

消化液が体内を逆流し、喉を焼く。

ヒリヒリする。

 

そしてすぐに薬を飲む。

姉さんが気まぐれにおいていったアフターピルを。

こんなものを使う機会がくるとは思わなかった。

 

それからシャワー浴びて体を洗い流した。

洗われていく私の体。

 

でも、匂いや感触がなかなか取れない。

肌に刷り込まれているような、私の頭を惑わせる匂いと感触。

それを思い出すだけで、マンコから愛液があふれ出る。

 

マンコにどれだけのザーメンが注ぎ込まれたのか。

愛液に紛れて白いザーメンがあふれ出てくる。

その光景はなんとも淫乱だ。

まるで自分が娼婦にでもなったようだ。

 

私は指を入れて掻き出そうとする。

昨日までなかった空洞。

葉山君のペニスの形に広がった空間。

その空洞が私にある映像を思い起こさせる。

 

葉山君のいきりたったペニス。

その瞬間、下腹部がじんじんする。

そしてさらにマンコ内から愛液がわき出る。

 

私の指がマンコの中に入る。

人差し指と中指を入れて慎重にザーメン掻き出す。

マンコの内壁を摩りながら。

 

頭の中の葉山君のペニスと私の指が連動する。

まるで、葉山君にペニスをマンコに挿入されてるかのような感覚。

私は頭の中で腰を振る葉山君に合わせてマンコ内で指を動かした。

壁内をするたびに沸き起こる快感。

 

私の中のもやもやとした気持ちをすべてどこかに吹き飛ばしてくれる。

何もない快感だけの世界。

 

私は指を動かし続けた。

 

クチュクチュ

 

「あああぁん、、、、あ、、、あん」

 

媚びるような声色の声が聞こえる。

一瞬誰の声かと思ったが私の声だ。

その声がさらに私の快感を上げていく。

 

自分の指でマンコをいじりながら声を上げる。

 

クチュクチュ

 

「あん、、、、ああぁぁん」

 

快感の波が何度も頭の中を駆け巡る。

私のマンコがひくひくと何かを求めるように震えだす。

腰から徐々に力が抜けていく。

 

私はなんとか踏ん張りながら指でマンコの中をいじる。

 

クチュクチュ

 

「ああ、、、、、あぁん、、、、、やん、、い、、、、、、、、いく、、、、、、いく」

 

もう限界が近い。

頭の中は真っ白。

足腰も震えている。

もう立っていられない。

 

クチュクチュ

 

「ああああぁん、、、、、、、、、、い、、、、、いや、、、、、、、、だめ、、、、、、あ、、、、、ああぁ、、、、、、、あぁん、、、、、、、い、、、、、、、、、いく、、、、いく、、、、、、、、、いやぁああああああああああああああああああああああ」

 

ジュバ

 

マンコの中から勢いよく愛液が流れ出る。

 

そして私は風呂場にへたり込む。

あまりの快感に腰を抜かしてしまった。

立とうとするが・・・

 

だめ、

 

立てない。

 

だめ。

 

全く立てない。

 

体がいう事聞かない。

まるで鉛でもつけているかのように腰が重い。

足に力が入らない。

私はただマンコから愛液とザーメンと垂れ流していた。

 

シャワーの温水にあたりながら溝にながれていくザーメンと愛液を眺めていた。

それらは混ざり合い、穴に吸い込まれていく。

まるで出会うべくして出会った一組の鳥が、空高く飛んでいくように。

 

その後、私は何度も何度も体を洗った。

シャンプー、ボディソープを一本まるまる使い切った。

それでも口の中やマンコに残る感覚はとれなかった。

体中に残る葉山君のザーメンとペニスの感覚。

 

私はその感覚を思い出すたびにマンコから愛液を垂れ流していた。

そして快感に震えた。

それは私を揺れている心を救ってくれた。

 

 

◆◇◆◇

 

 

部室。

 

由比ヶ浜さんを見る。

どうしてもあの光景が頭に浮かんでしまう。

比企谷君とキスをしていたあの姿が。

 

「どうしたのゆきのん?私の髪型おかしい」

 

髪を触りながら答える由比ヶ浜さん。

恥ずかしそうにそうする彼女はとてもかわいい。

女性の私でもそう思うのだ。

比企谷君は私以上にそう感じているだろう。

 

「いいえ、どこもおかしくないわ。ごめんなさい」

「そう・・・・あはは」

 

表面上はいつも通りの部室。

でも何か違う。

これまでとは違う空間。

別につらくない。

こうして由比ヶ浜さんといるだけで心が温かく満たされていくのだから。

でも何か変わった。

決定的に変わった感覚。

それが何なのかは私には分からない。

 

 

◆◇◆◇

 

 

廊下。

 

私は隣の校舎の廊下を見る。

友達と話している葉山君。

良く見ると、どこかつらそうな雰囲気だ。

そんな彼を見て思う。

 

やはり最近の葉山君はおかしい。

 

彼は私を犯した?

 

いいえ。

私が抵抗しなかったからそれは違うのかもしれない。

あのあたりの記憶は曖昧でなんともいえない。

断片的にしか思い出すことができない。

 

彼は私をレイプした?

でも、私は彼を受け入れていたようにも感じる。

実際に断片的な記憶でも私の体と心は満たされいた。

それにその記憶を思い出すたびに頭と体に快感が沸き起こる。

そして、すべての悩みから解放される。

 

真相は分からない。

そんな彼はどこか焦っているように見える。

やむにやまれず動いているように。

そんな彼はどこか空虚で哀れに見える。

 

彼が友達と別れて急に隣の空き教室に入る。

そして頭を抱えて蹲る。

端正な顔が苦しみで歪む。

体中から汗を流し、両手で髪をかき回しながら苦しんでいる。

顔は赤くなり、歯を食縛っている。

 

私はその光景に目を奪われる。

やっぱりおかしい。

あんなに苦しんでいる

尋常じゃない苦しみ方だ。

何が彼をそこまで苦しめているのか。

今にも叫びだしそうな彼を見ながら私はそう思う。

 

彼の苦しみ。

様子がおかしい彼。

一体どうなっているのか?

私はそのことがとても気になった。

 

 

◆◇◆◇

 

 

街。

 

学校からの帰り道。

他の学生やサラリーマン、主婦など、多くの人が歩く中、見知った顔を見つけた。

ケーキ屋で比企谷君といっしょにいた女子生徒。

確か名前は・・・・一色いろはさん。

彼女は私を見つけると近づいてくる。

駆けつけてくるが、あの時のような明るさを感じない。

何かを悩んでいる様子にも見える。

最近どこかで感じたことがある雰囲気。

どうしたのだろうか?

 

「ごめんなさい」

 

彼女は開口一番そういった。

とても申し訳なさそうな顔をしている彼女。

私に向けて頭を下げている。

何かの冗談や新しい挨拶ではなさそうだ。

それは彼女の心からの言葉に見える。

 

私は意味が分からなかった。

思考が止まった。

ただ彼女を見ていた。

 

暫らくすると彼女は頭を上げて再度口を開く。

そして私は話を聞いた。

彼女、一色さんの話を聞いた。

一生懸命話す彼女の話を。

 

 

話を聞き終わった。

それは驚くべきことだった。

私の想像を超えていた。

だが、同時に私の中にあったパズルのピースが動き出す。

その存在を主張し始めた。

そして、私にある考えを浮かばせる。

 

一色さんは私に謝る。

私は謝る彼女を受け入れた。

そして許した。

別に彼女は悪くないのだから。

 

 

◆◇◆◇

 

 

部室。

 

私は自分から動いた。

こんなこと初めてかもしれない。

でも私は動いた。

そうしなければいけないと思ったから。

これまで通り内にこもり、自分の殻の中に隠れているわけにはいかなかった。

自分が傷つくことを恐れずに動くしかなかった。

 

その結果、今、目の前で由比ヶ浜さんが泣いている。

私と由比ヶ浜さん、双方の心が傷ついた、

でもそうしなければいけないと思った。

逃げるだけではいけないと。

ちゃんと正面から向き合わないといけないと。

 

由比ヶ浜さんが私に謝っている。

泣きながら謝っている。

そんな彼女を私はやさしく慰める。

別に彼女が謝る必要などないのだから。

彼女のその姿は私の心をえぐる。

心に突き刺さる痛み。

チクチクと刺すような痛み。

でもこの痛みから逃げてはいけない。

ちゃんと受け止めて自分自身に取り込まないといけない。

その痛みが私の決心を強くする。

私はそう思う。

 

 

◆◇◆◇◆◇

 

 

それから私は考えた。

 

なぜ彼はこんな事をするのか?

 

なぜこんな事を?

 

どうして?

 

なぜ?

 

私の頭の中にその疑問が沸き起こる。

 

優等生の彼。

 

私を貪る彼。

 

苦しみに震える彼。

 

何かが頭の中で閃く。

 

私はその光を逃さないように辿っていく。

決して逃がさないように慎重にたどる。

慎重に。

 

私はある可能性を思いついた。

あまり嬉しくはない考え。

でも、その考えは強く私の中で自己主張する。

 

 

◆◇◆◇◆◇

 

 

 

それからとある場所に行った。

 

あまり当たっては欲しくない考え。

外れてほしい希望。

見たくない現実。

それを打ち消すために。

 

しかし、私の願望は叶わなかった。

 

私はこれまでの日々の真相を知った。

 

知りたくなかった真実を。

 

私の心は深く落ち込んだ。




探偵ゆきのん登場!!

何故こうなった・・・
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。