やはり、私の青春ラブコメがまちがっているはずがない。 作:夏ノ雪
ここまでお読み下さった最精鋭の皆様、ありがとうございます。
雪乃に呼ばれて池のある公園に行ったのは覚えている。
でも、それからの記憶が思い出せない。
いや、その以前の記憶もいくつかあやしい。
最近の僕の記憶は曖昧な点ばかりだ。
でも、一ついいことがあった。
頭痛がしなくなった。
あの命を破壊するような頭痛から解放された。
何故解放されたか分からない。
でも、雪乃に呼ばれて公園に行った日から頭痛はしなくなった。
その点はとても嬉しい。
あの頭痛が続いていたら、僕はどうなっていたか分からない。
最悪死んでいたかもしれない。
正直あの頭痛に耐えることの限界を感じていた。
もう少し。
もう少し続いていたら・・・・・・
その考えにぞっとする。
何であれ、僕は頭痛に解放されたことに感謝した。
どこかの女神が直してくれたのかもしれない。
なんとなくそんな気がする。
公園に呼ばれて雪乃に合った。
その次の記憶は、雪乃の家だった。
僕は目覚めると雪乃の家のソファで横になっていた。
目の前の机には紅茶とお菓子が置かれていた。
それを雪乃がつまんでいる。
文庫本を読みながら。
文学少女という言葉が似合う姿だった。
僕が起きたのに気付いたのか、雪乃は僕の分の紅茶を持ってきてくれた。
紅茶を僕に渡す雪乃からは、強いシャンプーの匂いがした。
風呂にでも入ったのだろうか。
そして何故か僕自身からも同じシャンプーの匂いがする。
それに僕は今、雪乃のジャージとトレーナーを着ている。
あの雨の日の様に。
あれ?
いつのまに僕は着替えたんだろうか?
思い出せない。
雪乃に聞くと、僕はソファで寝る前にシャワーを浴びて今の服に着替えたそうだ。
あの公園で服をぬらし、雪乃の家に着替えを取りに来たついでに。
なんで僕は服をぬらしたんだ?
思い出せない。
でも、雪乃がいうのだからそうなんだろう。
それにしても今日の雪乃はいつもと違って見える。
何がといわれると明確には言えないが。
何かすっきりした顔で、以前感じていた弱さが消えたように見える。
そしていつも以上に彼女は美しく、妖艶に見えた。
小さい頃は仲が良かったが、最近疎遠な幼馴染の少女。
そんな彼女に僅かに女性を感じた。
その瞬間ちょっと恥ずかしくなった。
僕たちはただの幼馴染だ。
◆◇◆◇◆◇
ある日。
良く晴れた休日。
僕は雪乃についてとある墓参りに来た。
僕が知らない人の墓。
「どうしても一緒にきて欲しい」と、珍しく雪乃に誘われた。
そして僕は彼女に続いて、とある墓の前でとまる。
目新しい墓。
墓には花やお菓子が供えられている。
よく掃除された墓。
頻繁に来る人がいるのだろう。
墓の名前は女性の名前だった。
おばあちゃんのような古い名前ではない。
今の子のような若々しい名前だ。
雪乃が線香をあげて手を合わせる。
僕も雪乃に合わせて線香をあげ、手を合わせる。
この少女の事は知らない。
でも冥福を祈る。
どうか天国に行ってほしい。
風の音が聞こえる。
鳥の声が聞こえる。
その自然の音が僕の心に響く。
僕はその音に身を任せていた。
「行きましょ」
隣から雪乃の声が聞こえる。
目を開けると心配そうな顔で僕を見ている雪乃。
僕が何かしたのだろうか?
「どうしたんだい?そんな顔をして」
彼女はすぐにいつものポーカーフェイスに戻る。
「いいえ、なんでもないわ」
そういうと彼女は出口に向かって歩き出した。
僕はその美しい後ろ姿についていく。
僕は彼女の後ろを歩いていく。
ゆっくりと・・・・
いろんな意味で終わった・・・・
色々つたない誰得作品でしたが、ここまでのお読みいただき、誠にありがとうございます。
真摯な感想やメッセージ、とても嬉しく思っています。
今作の感想(ネガティブ、ポジティブ)&評価、そして次回作の要望(こんな作品読みたい!)受け付けております。
余力がありましたら、お願い致します。
次回作のエネルギー源なります。
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◆まとめ的な事。
想定以上のアクセス数、感想などの反応数に驚きました。
※「アクセス数に比べ、反応が大きいハーメルン」というサイト特性を体験できました。
平均2千UAと、本サイトの18禁ランキングでトップ10に入れたこと嬉しく思います。
又、読者様の反応(特にメッセージ)がアクセス数に比べて大きく驚いております。
データだけまとめると以下になります。(本日の予想も含みます)
8日間(数字は概算)
総UA 1万7千
平均UA 2千
◆感想返しについて
明日中(5/6(木))には全てのメッセージに返信致します。お待たせしてすみません。
又、私用の関係上、5/6(木)21時以降に書かかれました感想&メッセージにつきましては、一旦返信を停止させて頂きます。
真に申し訳ございません。
◆次回作について
今のところ白紙です。
今回のフィードバックを受け、次回作では色々直したいと思います。
今作は早書きすぎて色々粗がありましたので。
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20150506 誤字脱字修正