やはり、私の青春ラブコメがまちがっているはずがない。 作:夏ノ雪
学校。
俺は結衣を意識しないようにした。
意識的に接触しないように。
だがそこは学校だ。
いくらそうしても目に入ることはある。
そのたびにあの妄想が頭に浮かぶ。
俺はそれを精神力で振り払った。
◆◇◆◇◆◇◆◇
放課後。
俺は部活の用事で少し遅くなった。
学校を出る時。
「あれ、はじめ。今帰り?」
その声に振り返ると結衣がいた。
「あぁ、ちょっと部活でな」
「なら私と同じだね。久しぶりに一緒にかえろっか?」
疑問系なのが結衣らしい気遣いだ。
特に断る理由がない。
「そうだな」
俺はぶっきらぼうに言った。
◆◇◆◇◆◇◆◇
歩きながら話す。
結衣は奉仕部というよく分からない部活に入ったらしい。
活動内容は「持ち込まれた他人の悩みや問題を解決すること」らしい。
なんだその部活。
それって部活なのか?
そんな俺の疑問は結衣の笑顔によって消えて行った。
楽しそうに話す結衣にそんなことは言えなかった。
久しぶりに見た気がする結衣の本当の笑顔。
いつも見せている仮面用の笑顔ではない。
よく分からないけど楽しい部活なんだろう。
その部活はあの美少女雪ノ下とヒッキー?という男がいるらしい。
ヒッキー?とかいう男は俺の知っている男だった。
あいつだ、結衣が話しかけている所をみた事がある死んだ目をした男。
俺は、何かいいようのない焦燥感を感じた。
なんだかもやもやした。
◆◇◆◇◆◇◆◇
駅のホームについた。
電車が事故で遅延した成果、ホームには人、人、人の波。
俺は結衣を守るようにして、囲みながら電車に乗り込む。
満員電車のため、物凄い圧力で俺は押される。
ちょうど電車の角にいる結衣を覆うような形だ。
「はじめ大丈夫?その、物凄いつらそうだけど」
「だ、大丈夫だ」
全く大丈夫じゃないが、俺はそう答える。
顔には汗が浮かぶ。
後ろの太ったおばさんの圧力がやばい。
本当にやばい、このおばさん。
「その、私なら問題ないからもっとつめてもいいよ」
結衣はそう気遣う。
その顔は笑いながらも俺を心配していた。
愁いを帯びている。
「大丈夫っていってるだろ」
俺は強がってそういう。
これ以上、結衣に近づいたら自分を抑えられる自信がない。
今でさえ、俺と結衣の距離はかなり近い。
結衣の匂いが俺の頭を惑わす。
電車が動き出す。
俺は体中に力を入れて耐える。
すぐ目の前には結衣。
向かい合うようにしている。
ガタン。
電車が揺れる。
俺は耐えきれずに結衣がいる方向に倒れこむ。
結果、俺が結衣を抱きしめるような形になる。
すぐに離れようとするが後ろからの圧力でどうにもならない。
「悪い」
俺は結衣に抱きつきながらそういう。
俺の顔は今、結衣の右肩の上にある。
顔に結衣の髪の毛があたる。
くすぐったい。
そしてとてもいい匂いがする。
甘い匂い。
「いいよ。別に、それぐらい」
言葉とは裏腹に、恥ずかしそうに答える。
俺の耳元で聞こえるその声は、ちょっと色っぽかった。
俺の胸に結衣の胸が当たっている。
制服越しにブラジャーの感触がする。
その大きな結衣の胸に、俺は感覚神経は集中していた。
俺の太ももがズボン越しに結衣の生の太ももと触れ合う。
体温が伝わってくる。
結衣の体温が。
俺は思わず勃起した。
勃起したペニスが結衣の下腹部に当たる。
やばい。
だが遅い。
顔を赤くする結衣。
「その、本当にごめん」
俺は顔を真っ赤にしながら謝る。
だが、勃起は収まらない。
「・・・・・うん」
結衣は頷く。
それから俺たちは10分ほどその姿勢で過ごした。
電車が揺れるたびに、俺のペニスは結衣の下腹部をこすった。
ちょうど俺のペニスは結衣の足の間に入り、結衣のマンコがあるであろう部分をこする。
その刺激が気持ちよく、おれのペニスはどんどん大きくなっっていった。
電車を降りて家までの帰り道。
俺たちはずっと無言だった。
そして分かれ道。
「その、本当にごめん」
「いいから、別に。その、気にしてないから」
そうして俺たちは分かれた。
◆◇◆◇◆◇◆◇
その夜、俺は電車での出来事を思い出して抜いた。
その妄想で俺は結衣のショーツにペニスをこすりつける。
満員電車でめくり上がったスカート越しに、俺はペニスをマンコにすりつける。
そんな妄想をずっとしていた。
俺は4回抜いた。
◆◇◆◇◆◇◆◇
それから俺は、毎日結衣で抜いていた。
もはやそれなしでは生きられなかった。
結衣は俺の妄想の中の偶像だった。
性欲の具現化だった。
だが、俺は結衣を穢したくない。
結衣は幼馴染で友達で。
俺が小さい頃から守ってきた女の子だ。
そんな背反した思いが俺の中で渦巻いていた。
やっと前戯終了。
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2015/4/30/4:00 誤字脱字修正