二次選考進出者が集った風呂場に現れなかったあの人が
夢か現か
式神グレードマッチの初日が終了し、眠りについた開斗は真夜中に目を覚ました。覚ましたと言っても意識もおぼろげで本当に起きているのかは定かではない。ただ心地よい快感に体が反応していた。
「ちゅぱちゅぱ」
かすかな水音が耳に届く。尿道がムズムズと刺激に悶え、カリ首が何かに引っ掛かるのを感じる。それが何であるか開斗は気付いていない。
「ずばずば……」
次第に水音は激しさを増していき、吸い出されるかのような感覚は肉棒をピクンピクンと脈打ちさせる。いままでオナニーの際に想像していたものとはまるで違う、本物のフェラチオであることに気が付くまでにかかった時間は長い。
夢心地に落ちていた開斗はなされるがままに己がペニスをもてあそばれて、ついに果てた。
「うっ!」
思わず声をあげると、それに伴う形で白濁液が噴水となって湧き出した。尿道からあふれる精液は開斗の腰を震わせるが、その行先は彼も知らない。暗がりの中、眼帯の少女が小さく開けた口の中に流し込まれており、何処にも飛び散ることは無い。
「んん」
開斗は射精してもなお覚醒しない。夢と現実の区別がつかずこの快感もまた夢だとしか思っていないからだ。どうせ夢ならもっと気持ちよくなりたいと、股間をたたせて腰を上下に動かす開斗の動きに少女は生唾を飲む。
「早く起きないと、初めてを頂いちまうぞ?」
少女は股間に問いかけるが開斗が返事をすることはない。ただ勃起の状態は完全にピークまで回復し、張り詰める竿の引き締まりは尿道に残った精液の残りを先端から溢れださせた。鼻につく磯の匂いに少女は興奮して、眼前の開斗に対する征服感も加えることで見た目に似合わないかわいらしいぱんつの中を濡らしていた。
「俺の前で呑気に眠りやがって」
少女は自らを俺と名乗る。そのまま大きくも艶やかな右手でペニスを握り上下に擦った。しこしこと上下運動する右手は掌の柔らかさと精液に濡れたことによる潤滑で音を立てはじめ、泡立った精液の刺激も加わると開斗の童貞ちんぽを射精させるには充分な刺激となる。
「はうっ!」
二度目の射精をしてもなお開斗は返事をしなかった。飛び散った精液は少女にかかり、特に右手は泡立った精液とあふれ出た精液でべとべとである。少女は着ていたシャツとぱんつを脱いでその布で右手の精液をぬぐう。一糸まとわぬ姿になった少女はついに開斗を襲うことに決めた。
「そろそろ頂くぜ」
少女は馬乗りに開斗に跨り、そそり立つ肉棒を掴んで己が肉壺の入り口に押し当てた。少女の肉壺は既に受け入れる準備は万端であり、ゆっくりと腰を落とすと肉棒は少女の下のお口に飲み込まれる。少女は初めての挿入に目元にはうっすらと涙を貯めつつも、開斗を制圧したという満足感でそれを隠す。
痛みに耐えながら少しずつ少女は肉壺を慣らしていき、ついに開斗の先端が膣の奥まで届いた。深々と刺さった肉棒の根元は少女の大陰唇が咥えこんでおり、二人の股はぴたりと密着していた。少女は快感に悶えながらも、処女をささげても起きない開斗のデリカシーの無さに自分を棚に上げて怒った。
「いくらなんでも眠り過ぎだろテメー。こうなったら、何があっても責任だけは取らせろよ」
少女は開斗に腹を立てつつも、その肉壺は開斗の肉棒に虜になっている。上下に腰を動かしながら絞るようにきゅうと締まる少女の膣はさながら搾精液器である。少女は入り口と奥で肉棒を堪能し、膣の形は開斗の肉棒と一緒になる。普段の少女は開斗には険悪な態度を取っているのだが、体の相性はとてもよく少女は快楽に溺れる。激しい腰つきに少女の貧しい乳も揺れて、声を殺していてもつい喘ぎ声が小さくこぼれる。
「ほら、早くイケよ」
少女は絶頂の限界になり開斗に射精するように呼びかけた。無論ここまでしても開斗は都合のいい夢としか思っていないため返事はない。それでも少女は必死に気落ちを我慢して、開斗より先に果ててたまるかと意気込む。その意気込みはついに開斗を屈服させることに成功した。
「でる……」
開斗はついに三度目の射精を迎えた。グレードマッチに向けてため込んでいた精液は三度目でも衰えることは無く、少女の膣を満たして子宮まで届くのには充分な量が放たれた。
「皇が……あふれてくる……」
射精の勢いに少女も我慢していた絶頂を迎えて、口からよだれを流して恍惚の表情を浮かべた。危険日なら妊娠確実なほどの射精は少女の膣からあふれ、少女が仰向けに倒れて肉棒が引き抜かれると白い液体となってあふれ出た。
三度目の射精をしたことで気絶した開斗はこの気持ちいい体験を夢としか思っていない。開斗は翌日以降、この夢を思い出しながら自慰に耽ることが多くなるが、少女が何者なのかはついぞ知らない。
少女とは誰なのか、それともこの体験自体が完全に開斗の夢なのか、真相は闇の中である。