タグ違いは今後こっちのネタが増えたらオイオイ対応で
夏の深夜、公園にテントを張った若い男女はその中で抱き合っていた。
先ほどまで通りすがりの迷探偵に覗かれていたのだが二人はそれを知らない。
この二人、夜科アゲハと雨宮桜子はちょっとした有名人ではあるが、一部界隈の話でありそれを知る者はこの街にはいなかった。先ほど覗いていた迷探偵も彼らの素性は知らない程である。
「オチちまったか?」
先ほどの膣内射精の快感のせいか桜子は気絶していた。普段のゴム付きセックスでも絶頂一回で気絶することが多々あるほど敏感な娘であり、ましてやこの日はナマなのだからさもありなん程である。
アゲハは硬さを失わない肉棒を刺したまま、正常位の姿勢で桜子と顔を合わせる。こうしてしばらく顔を見つめ、いつもながら彼女の寝顔は可愛いと思っているともう一人の子がやってくる。
「まったく、いつもこの子はこうなんだから。アゲハは今日の為に貯め込んでいるんだから、一回で満足できるわけないのに」
「そういうお前は耐えられるのかよ、同じ桜子だってのに」
桜子の肌は薄明かりではわかりにくいが褐色に変化していた。彼女の持つ裏の人格、アビスが出てきた証拠である。元が心のストレスを切り離して奥底に貯め込んだ末に生まれた人格のせいなのか、表の桜子が清楚なのに対して裏の桜子は阿婆擦れである。
同じ桜子のため本質は変わらないとはいえこのアビスはいわゆる照れの気持ちが弱いのだ。桜子が恥ずかしがって抱き付けない状況でも平然と抱き付いて、待ち行く通行人に見せつけるほどである。愛の告白すらアビスが先に済ませたほどなので、桜子としては嫉妬している面も大きい。
それは普段体の主導権を握られており、肉体的に一緒にいる時間が長いことを嫉妬するアビスもお互いさまではあるが。
「あら、アタシの方がこのカラダをうまく扱えるんだから」
「お前には聞いていなかったから一応言うけれど、これはいつものスキンシップの延長じゃなくて、本気の子作りだ。判っているよな?」
「あの子も言ったでしょう? 奥手なアナタを待っていたのはアタシたちの方なんだから。さあ早く、壊れるくらい激しくしてよ」
「このまま……一気に動くぜ」
腰の動きが再開され、肉棒は再び桜子の膣を擦る。人格が異なると言っても同じ桜子であり、体の感じる部分も一緒である。いつもの具合から感じる位置は解っており、アゲハも執拗にそこを責める。
「はぁ……はぁ……」
「あふっ! あふっ!」
アゲハは息を荒くして腰を動かしアビスは息を吸いながら同時に吐いているような喘ぎ声を立てる。膣内で混ざり合う二人の精液はカクテルとなり、刺しっぱなしのアゲハを襲う。
面妖な液に包み込まれながらアゲハは必死に射精を我慢する。気持ちのよさに負けてしみったれた発射などしようものならこの日までいのちの精を貯め込んだ甲斐が無い。表と裏、二人の桜子を満足させ、そして孕ませた時にやっと彼の願いは成就する。
最初はこの裏の人格に戸惑うこともあった。その違いのあまり、別人と言う感覚が抜け切れず、拒絶してしまう時もあった。でも今は違う。人格が二つあっても今抱いているのは雨宮桜子と言う一人の女である。幼馴染で一時は疎遠になったこともあるが、ずっと好きでずっと支え合って、そして愛を誓った愛しい人である。
「くぅ!」
射精を必死に我慢してアゲハの顔は赤くなる。それを見ているアビスは膣内でピクピクと動く肉棒の感触を感じているため、事態を察してにやけた顔をする。表の桜子ならば気持ちよさに飲まれていただろうなと思いながらアビスは膣穴をきゅうきゅうと締め付ける。うねうねと膣がうねって肉が絡みつき、肉棒を果てさせようと必死になる。
一心不乱に正常位で腰を振る姿は傍目に見えれば先ほどの焼き直しである。
だが中身が違う、相手の桜子は人格まちがう。
その差が如実に表れているのかアビスは執拗に膣を絞める。
まあ、表の桜子であっても軽い絶頂に悶えながら体が反応して同じことをするので大差はないのだが。
「そろそろイキそうなのね。さあ、早くアナタの精子を注いで」
「まだまだ……出すのはお前をイカせてからだ」
「我慢しなくていいのよ」
「いいや、我慢しているのはそっちさ」
ここでアゲハは体位を替えた。
大股を開いてM字に開いていた足をひざ裏から持ち上げて前に押し倒す。
桜子の腰は丸まり二人の顔は近くなり、肉棒が擦る位置もまた変わる。
「あっ! あぁっ!」
刺激の変化にアビスはあえぐ。
アゲハは膣の絞め付けを強める時ほどアビスは限界が近いのだと経験で知っている。桜子の場合ははしたなくヨガりながら絞めてくるが、アビスはリードして俺をイカせたいという気持ちが先走って意識的にやっていると態度で振る舞う。
デートでは奥手な桜子の方がえっちでは体は正直で、逆に赤裸々に攻めるアビスがえっちでは奥手な反応を示しているのがやはり別人格とはいえ同じ桜子なのだとアゲハに毎度ながら確信させる。
「アビス……お前はこうするのが好きだよな」
「バカ! アタシは騎乗位の方が好きよ。これが好きなのってあの子の方……」
「素直になれよ」
アビスが騎乗位好きなのは確かにそうでも、彼女もまた桜子である以上は表の桜子が好きなこの姿勢を嫌いなはずがない。
アゲハはそのまま唇を重ね、舌を絡ませる。そのまま腰の動きは衰えず、二か所同時の前後運動の前にアビスの我慢も限界である。
「どくん!」
唇を重ねたまま腰を振るアゲハはこの日二度目の射精を迎えた。貯め込み、必死に我慢した末の射精は二度目ながら勢い衰えず、どくどくと効果音をつけるにふさわしい勢いでまた桜子の肢体に注ぎ込まれる。
キスだけでもイキそうになるくらいだから、このコンボ攻撃には耐えられない。
キスで大声をあげることも出来ないままたっぷりと膣内に射精されてアビスは気をやった。
アゲハは余韻に浸りながら姿勢を崩さずキスを続ける。
流石に二度射精したせいか衰えていく肉棒もそのままに、押し倒す姿勢のまま好きだと念を籠める。
絶頂の末に人格がまた戻ったのか桜子の肌は元に戻っている。
「二人の子供が欲しい」
まるで願いをかなえるかのように、もうすでに途絶えたと思われた今年最後のペルセウス流星が一条の光を切り裂いた。
「そろそろ本気で行くわ」
姿勢を解いた二人はしばらく互いの性器をまるだしにしながら隣り合って眠った。
軽い休憩を終えると、今度はこちらのターンとばかりに桜子は動く。
「久々のダブルアーツ、今日という日にはもってこいだわ」
テントの中にはアビスも含めて三人が同衾していた。
このアビスは実体化する能力があるため、こうしてアゲハの前に二人そろって立っている。二人ともたっぷりと出された白濁液を膣穴から垂らし、もっと気持ちよくなりたい、もっと射精して二人の子供が欲しいと懇願するように挟み込む。
青姦という場をわきまえて服こそ脱ぎ捨てないが、両手に華のアゲハはここで勃たねば男が廃る。
「よし、第三ラウンドだ。二人とも四つん這いになれ」
起き上がったアゲハは二人の桜子に命じる。普段ホテルでするようなセックスならまさにダブルアーツな連携性技でアゲハを攻めるところだが青姦では出しにくい。それにしょせんはこの雄にメロメロな一人の雌である。強く命じられたらしたがってしまう。
「さっきまでがアビスだったから、今度は桜子の番だ」
アゲハは四つん這いになった桜子のスカートをめくり、愛液と精液を垂らす膣穴に硬い肉棒を差し込む。アビスは桜子の正面に回り込み陰核を苛めて気持ちよくなりながら眼前の自分にキスをする。
桜子はセルフレズに妙な感覚を覚えつつ精神世界ではよくあることと切り捨てる。それだけ今は獣のように体を求める愛しい彼の動きが大事である。
二人の桜子は互いの感覚を共有させて快感に溺れる。アビスは後ろからガンガン突かれる感覚を感じているし、桜子は陰核を苛める感覚を感じている。元よりこの桜子という娘はイキやすい子である。これでは相手を喜ばせるどころか気持ちよさの前に屈服するのは当然である。
「そろそろイクぜ」
その体の興奮具合は膣穴に肉棒を刺すアゲハにも肌で感じ取れている。それに三度目とはいえ愛する桜子の体はいくら味わっても飽きない。むしろ精液の残量が減った方が我慢が効かないのかもしれない。
じゅぽじゅぽとはしたない音を立てる肉棒の動きは、桜子の前についに止まる。この日は二度はアゲハのおちんちんが優勢だったが、最後の最後では桜子のまんこが勝る。
「あああ!」
まるで我慢が効かないとばかりに情けない声を出したアゲハは膣内に思い切り射精した。どぷどぷと注がれる精液も流石に三度目となると膣には入りきらない。桜子のおなかはパンパンに膨れ、まるで早くも妊娠して新しい命が息づいているかのようにすら錯覚する。
三度の射精の末、きんたまに溜まった精液を空っぽにしたアゲハはついに気絶した。実体化していたアビスも絶頂の末に分裂が解けて桜子の中に帰り、テントの中は愛液で性器を汚す若い二人だけとなる。
いつの間にか夏の早い夜明けは早朝の朝日が昇ったのか周囲に光が落ち始める。
これで妊娠出来たのかは運任せだが、これは二人が子供を求める第一歩となった。