この日の二人は疲れていた。協会から依頼される連日のタスクで休む間もない日々が続き、当然ながら性欲を発散する間もなかった。
ちょうど立て込んだ仕事を片付けて、事務所に戻って部屋で一息つける二人であるが、気のゆるみは抑え込んでいた欲を溢れ出させた。
「久々にいっしょにお風呂に入ろうか」
「はい」
真子の誘いに恭介は二つ返事で答え、二人は服を脱いで裸の姿で風呂場へ向かう。精神的な疲れはノスタルジックなフラッシュバックを誘い、初めて二人がまぐわった時のことをふと心に思い起こさせる。
きっかけは欲望に負けて自慰に耽ったことで充満した精子の匂い。イカ臭い異臭は二人にとっては心を狂わせる雄の香りだった。
過去を振り返り自然と怒張する恭介の肉棒は張り裂けんばかりに自己主張し、カリ首の先からは透明なお汁を漏らす。カウパー線液、いわゆる我慢汁である。
「こっちも久々だからって、なにもしていないのにもうこんなにしちゃったの?」
「はい。ずっと真子さんとこういうことが出来ないから、必死に我慢していたから……」
「じゃあ最初はお口でしてあげようか」
「いえ、それよりも!」
恭介はそのまま真子に抱き付き、これから流そうとしていた汗を舐め取りながら頬を胸に押し当てる。谷間に溜まる汗を味わいながら真子が恥じらうのなどお構いなしに匂いを嗅ぐ。
ツンとした汗の匂いは鼻に刺さるがその刺激は心を掻き乱す。真子の肢体すべてが今の恭介には興奮を促す性欲剤となっている。
肉棒が自然と触れる真子の太ももにはベタベタと我慢汁が付着し、擦る動きは匂いを立ち込めさせて風呂場を包む。
がむしゃらにしがみつく恭介の攻めと雄の匂いは真子の性欲を加速させる。
「そんなに焦らないで。お姉さんがリードしてあげるから」
そういうと真子は浴室の床に腰をつける。横になり、そのまま恭介に押しかかるように促しているのは明白である。
恭介もそれを察して再び真子の胸に顔を押し当ててのしかかる。足を交互に絡めて肉棒を太ももで擦る。
ピクピクと蠢く肉棒は我慢汁だけでは飽き足らずに本気の白い汁まで滲みだしはじめ、本日の一番搾りを放とうといまかいまかと待ちわびている。
「そう……そのまま右の乳首をしゃぶって」
「こうですか?」
「ああん」
真子は目をグルグルと回しながら攻め立てる恭介に指示を与える。真子の声には従い、性欲の塊となった恭介は言われるがままの場所を舐める。
今の恭介は真子の胸に包まれているだけで満足なのだ。それさえできれば他は問題ない。肉棒を太ももで擦るのも腰が勝手に反応しての結果であり、性感帯が快楽を求めての行動ではない。
だがそれでも限界はある。
「う……うわあ」
「でちゃったの?」
「ごめんなさい。太ももにべったりかけてしまって」
「いいから、つづけましょう」
精子の匂いで我に返った恭介は急いでシャワーで流そうとするが、真子はそれを止める。これまでも風呂場以外では服に着いた精子などお構いなしもおおかったのだ。今更気に留めるほどでもない。
「……恭介君がこないのなら、わたしから行くわよ」
「え?」
真子は恭介のほうけ顔を見て攻守を入れ替えることにした。射精の快感で腰が抜けているのなら自分から攻めようという魂胆である。
仰向けになった恭介に真子は胸を体を押し当てる。やわらかく押し付ける肢体と汗と精子の匂いは肉棒をたぎらせるに充分だが、姿勢が悪くて動きが取れない。
「恭介君の為に勉強したんだから」
真子はソープランドのお姉さんが得意とするマットプレイを馳走する。恥ずかしながら見たAVで勉強した我流ではあるが、稚拙であろうと達者であろうと恭介には関係ない。
ただ真子のカラダが自分を性的に攻める。その一点さえあればどんなプレイもギンギンなのだ。
「ん……んんん」
触れ合うだけでギンギンなのは真子も同様であり、これまでの攻めで肉壺からは蜜があふれていた。汗と互いの性器からあふれる汁でべとべとの二人はローションなど無くてもぬるんと体を擦り合う。
二人の体は全身が性感帯であり、擦り合うことでオーガスムスをなんども迎える。がくがくと震える腰はその震えで相手を刺激し、互いの蜜をあふれさせる。
「真子さん、そろそろイキそうです」
「わたしも……でも先にイカせてあげる」
真子は体を滑らして恭介の肉棒を包む。ピクピクと蠢く肉棒は射精寸前で、下手に刺激をすればすぐに発射しそうである。
「真子さん、姿勢を逆にしてください。一緒にイキましょう」
「こうかな?」
「そうです」
真子は恭介が言うように向きを変えて腰を恭介の前に移動する。蜜があふれる肉壺が恭介の眼前に迫り、肉棒を包むおっぱいの向きが変わったことは刺激するスポットを変化させて余計に射精に近づける。
「そのまま腰を落として、僕の顔に乗せてください」
「い、いくわよ」
真子は腰を落として股を恭介に押し当てた。恭介はふごふごと息をしながら舌で陰核をつつき、そのまま入り口を侵略し始める。
挿入する舌の動きは溢れる蜜を舐め取り、その動きは絶頂に誘おうとしている。このままでは逆に先にイカされてしまう。そう思った真子は亀頭を口にくわえる。
「オイタはそのくらいにして。イクのは当然わたし主導じゃなきゃダメなんだから」
「うわ、まこさん」
おっぱいとフェラのコンビネーションは恭介の関を破る。恭介の射精を遮るのも、真子の絶頂を遮るのも残るは薄皮一枚である。
きっかけさえあれば二人はすぐに果てる。
そのとき、結露の露がぽちゃんと落ちた。
「出る!」
わずかな刺激は恭介の決壊した堤防からあふれる濁流を呼んだ。
噴水のようにあふれる白濁液は真子の口からあふれて胸にまで飛び散る。
「イク!」
その時の舌と腰の動きで真子も絶頂を迎え、腰をけいれんさせながら膣から汁をあふれさせた。
二人の性器はとめどなく液体を放ち、尋常じゃない量の汁が風呂場を濡らす。
シャワーではないく精液でぬれた二人は異臭に包まれるが快楽の海に落ちた二人は気にも留めない。
久々の性行為は量より質なのか、この深い絶頂で満足した二人はそのまましばらく気をやった。