ある日、美好探偵事務に一通の手紙が届いた。書留で届き差出人はテレビ局である。
「もしかして出演依頼かな?」
式神協会の仕事をつづけたことで収入も安定しているので取材が来るようになったのかなと真子は浮かれて封を開けた。
ご当選おめでとうございます
中身は真子が予想したようなものではなく当選通知だった。
当たったのは以前真子が気まぐれで応募した旅番組の懸賞で、筑波山温泉への一泊二日の旅行チケットだった。
恭介と出会う前の話なので一発当てて転売でもしようと思っていたものだが、今となってはその必要はない。なので有効活用することに真子は決めた。
それからしばらくして恭介の休日に合わせて二人は筑波山温泉に向かった。
電車とバスで乗り継いでホテルに向かいチェックインを済ます。
「折角ですしハイキングにもいきましょう」
「温泉旅館なんだからゴロゴロしたり温泉に入ったりしていたいわ」
真子に断られてしゅんとする恭介のうなだれる姿は可愛かった。その顔をみて真子も申し訳ない気分になりすぐに訂正する。
「ゴメン……やっぱり行ってみようかなあ」
「ありがとうございます」
真子が考え直したことで恭介の表情は一気に明るくなった。
このハイキングは恭介なりのデートの誘いであり一緒に山道を歩くというだけでドキドキしていた。
ホテルは山中にあるので登山というよりは散歩に近いが森林浴でマイナスイオンを取りこんだ二人の体はみずみずしくなっていた。
環境を変えたことや恭介自身の意気込みもありただ並んで歩くだけで二人の胸は鼓動する。えっちなことをしていないのに、まるでその最中のように高鳴る二人は顔が赤くなっていた。
ハイキングを終えてホテルに二人が戻るといよいよ温泉TIMEになる。出来ればこの興奮のままに二人きりの混浴としゃれこみたいが、ホテルには男女別の大浴場があるだけでそのようなことが出来る個室風呂はない。
ただ汗を流さないと流石にちょっと匂うかなと真子も思っているので先に温泉に漬かることは示し合せて同意した。
それぞれ分かれて大浴場で汗を流す。
体を清め湯船につかり温泉を堪能する。
アルカリ性の温泉はハイキングや日頃の疲れを癒すが、疲れが抜けていくことで余計に高ぶった興奮が止まらなくなる。
真子は女なので乳首や陰核が固くなったところで目立たないが、恭介の方は必死に勃起を隠して湯につかっていた。
そして温泉を堪能し終えていよいよ準備は整う。
「いい湯だったね」
「そうですね」
浴場前の広場で合流した二人は浴衣姿のまま部屋に戻る。
浴衣の上からでもはっきり判る真子の乳房は大きく、身長差からしたから眺める恭介にはいつも以上に大きく柔らかそうに感じた。
このとき真子はブラジャーもぱんつも着ていない。だから一枚浴衣を脱げばその下は紅潮した肌しかない。
すれ違うおじさんたちもちらっと見ただけでドキドキしてしまうほどの冷静に考えたらはしたない格好に並ぶ恭介が気付かないわけがなかった。
「なにこれ」
部屋に戻ると気前よく布団が敷いてあったのだがその並びに真子は驚く。
当たり前のように二つ並んで敷かれた布団、ちゃぶ台の上には夜のおやつと赤マムシドリンク、まるで新婚旅行のようなセッティングがなされていた。
布団だけなら意識のし過ぎだがサービスのドリンクまで入れたらこれは狙ったものとしか思えない。
「なんだか新婚旅行みたいですね」
「そうね……担がれたみたいで癪にさわるけど、でも旅館の人グッジョブ!」
二人はハイキングで雰囲気を高め、温泉で興奮を高めていた。
部屋に戻ったら特に示し合せずとも肌を重ねる気まんまんだったのだから、おあつらえでも都合がいい。
「折角だし飲んでからにしましょうか」
二人はホテルが用意した赤マムシドリンクを飲み、そのまま唇を重ねた。
なんとも表現しにくい味が口の中に広がって体にしみ込む。
ドリンクの効能がすぐに回ってきたのかドキドキが早くなり顔が緩む。
「ふおふへふん」
「ふぁほはん」
二人は激しく舌を絡めながら互いの名を呼び合った。
そのまま真子は恭介を押し倒してディープキスを続ける。
押し倒されて体を押し付けられただけで恭介のジュニアはやる気まんまんとなり剛槍と化す。硬くて熱い肉の塊を押し当てられて真子も興奮し汗をかいて膣を濡らす。
二人の間に本番禁止のお約束が無ければこのまま膣に入れて騎乗位のまま腰を振りたいと真子も思うが染みついた習慣と言えばいいのかそこまでは自制出来ていた。
ドライオーガスムスにも似た境地に二人は既に到達している。
だから挿入しなくてもそれに匹敵する興奮をこの本番をしないセックスで出来るようになっていた。
「へはいほうへす」
浴衣越しに押し当てられる乳房と腰の刺激を受け続けて剛槍は濡れていた。
浴衣の下で我慢汁があふれてべとべとになっており、コレが終わったら浴衣を変えなければいけない程に恥ずかしい染みができる。
キスをしながらなのではっきり聞こえにくい声でもあるが、真子もその声を聞き取って唇を解いて体を起こす。
「もうでちゃうの?」
「あのドリンクのせいなのか、いつもより我慢が効かないみたいで」
「でもこのまま発射じゃ味気ないし……そうだ!」
真子は浴衣を半脱ぎにはだけさせて乳房の谷間を露出させる。恭介はその淫らな姿に更に肉棒を硬くした。自分も帯を解いて羽織るだけの全裸になり、露わにした肉棒はクスリの力もあっていつもの限界を超えた大きさを見せる。
「このままおっぱいでしてあげる」
真子は柔らかな乳房の谷間で恭介の肉棒を包んだ。真子もまたクスリが効いているのだろう。乳房は血流が巡って熱くなっており汗も溜まって滑りもいい。
元より発射寸前なだけはあり、真子がその剛槍を味わいきるよりも先に恭介は果ててしまう。
「でる!」
まだ上のお口で味わうよりも先にいのちの精を放った恭介は「うっ!」とうなる。
フェラチオしようと近づいた真子の顔が白く染まり谷間も精液でベトベトになる。
白化粧してイカ臭い匂いを纏った真子の姿は恭介には眩しい。
自分のいのちの精で染まる真子の顔はいつ見てもいやらしいと思っていた。
「ごめんなさい」
「いいよ。でもまだまだ元気だし続けるよ」
そういって真子はパイズリフェラに戻り亀頭を口に含んだ。
竿の管に残った精液をバキュームで吸い出して舌の上で亀頭を舐めながら転がす。
真子も恭介のいのち汁味にはだいぶ慣れてきたがコメンテーター泣かせの味にはもう「理屈なんてどうでもいいから美味しい」としか表現できない。
恭介の肉棒は硬さも熱さも衰えない。胸で挟んで肉棒の鼓動を乳房で感じるだけで真子には膣を攻められるくらいに気持ちがいい。
さらに膣は裾をはだけさせて露わにした状態で恭介の脚に擦りつけている。二点攻めで真子も果てるまでの刻は近い。
「真子さん! なんだか脚も気持ちいいです」
「私も恭介君の脚で……あっ!」
女性器を脚に擦りつけて真子は激しく乱れる。
一度射精して次弾発射まで余裕ができた恭介と違って真子はまだ絶頂していない。
だからか次第にパイズリがおろそかになり擦る動きが激しくなる。
「はぁ……はぁ……はぐう!」
真子は脚に擦りつけるだけでついに果てた。
恭介の脚は愛液と潮でベトベトになる。
「少し休ませて……ごめんね」
「いいですよ。今日はお泊りですし、時間はたっぷりありますから」
少し余韻に浸って休んでから真子は再びパイズリを再開した。
互いに一度果てたことで条件はイーブンになる。
肉棒は胸マンコをめちゃくちゃに犯して真子をよがらせる。真子のパイズリフェラは恭介のいのちの気を吸い取って快楽に狂わせる。
互いに求め合い体を重ねる愛の行為は挿入こそしていないがそれに匹敵する快感を二人に与えていた。
そしてタイミングを合わせて二人は果てる。
「でる!」
「イク!」
再び吹き出す精液は真子の体をべとべとに白く染める。
愛液に濡れる恭介もおまんこ汁の温泉に溺れたように錯覚を覚える。
二度目の本気絶頂で精根尽きた二人はならんで横になり天を眺める。
見知らぬ天井を見つめながら余韻に浸る。
「今度来るときは新婚旅行にしようよ。それなら子作りだってオッケーだよ」
「僕と真子さんの子供―――」
これだけ体を重ねていても挿入行為をしていないからか、避妊しているという意識はえっちしたら子供ができるという常識を薄れさせていた。
その常識を不意に戻されて恭介はドキドキとしてしまう。
「とりあえず恭介君が成人するころが頃合いかな? せめて高校は卒業してからじゃないと」
あと二年と少しという未来を夢見ながら恭介は絶頂疲れで夢心地に落ちていった。